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鳳翔「あゝ栄光の、空母機動部隊!」 【お題募集】
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207 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/05/30(土) 15:28:59.46 ID:GBYctETYO
鳳翔さんともっとイチャラブして欲しいけど、空母6人娘も気になる…いやあ、このSS俺好きだわ
208 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/05/30(土) 17:27:33.10 ID:/O47PSoaO
????「夜戦!?」ピクッ
209 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/05/30(土) 17:54:57.04 ID:FSDClj/l0
ハーレムもの嫌いな俺だけど、この空気は最高に好物だ
>>1
乙としか言いようがない
210 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/05/30(土) 17:55:24.23 ID:FSDClj/l0
ハーレムもの嫌いな俺だけど、この空気は最高に好物だ
>>1
乙としか言いようがない
211 :
◆GoPzFNH1CI
[sage saga]:2015/06/04(木) 16:42:40.90 ID:CDjlfiS50
お疲れ様です、川内小話投下です。
乙コメありがとうございます
SSの空気感や雰囲気が好きと言って下さると本当にうれしいです。
212 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/04(木) 17:14:47.45 ID:CDjlfiS50
第2.2話 〜スペリオル・キャリアーズ〜
川内「……」モグモグ
神通「――あれ、姉さん!? どうしたんですか、熱でもあるんですか!!」アワアワ
川内「……朝ご飯食べてるのがそんなに珍しい?」
那珂「そんな早起きして大丈夫なの!? 体溶けたりしてない!?」
川内「ドラキュラか私は」
神通「今日はお休みなんですか?」
川内「そうだよ、ビンゴの景品の。有給とか貰っても特にすること変わんないし、適当に取っちゃったよ」
213 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/04(木) 17:16:48.41 ID:CDjlfiS50
那珂「せっかくのオフなのに、嬉しくないのー?」
川内「嬉しくないワケじゃないけどさ。出撃がない日とか、普通に暇だし」
川内「提督に、景品交換してってお願いしてみようかな……間宮さんのチケットを、夜戦許可チケットかなんかに」
神通「あるんですかそんなの」
那珂「あったとしても、あの提督が他の子を危険にさらす個人の感情、優先してくれるわけないじゃん」
川内「最近は正規空母が昼戦で大活躍して、夜戦の機会あんまりないんだもん」
神通「ウチは機動部隊メインですからね。提督も、夜戦突入の判断は慎重ですし」
214 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/04(木) 17:18:45.92 ID:CDjlfiS50
川内「神通と那珂は? 今日は予定無いの?」
神通「そうですね、演習も遠征もありませんが」
那珂「私もー。皆のオフが被るってあんまりないね」
川内「よーし、それじゃ、もらった金券で久々にお姉ちゃんが……」
川内「……ん」
川内「待てよ? 3人か……」
215 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/04(木) 17:20:09.26 ID:CDjlfiS50
神通「どうしました? 姉さん」
川内「今の私たちの練度なら、その辺の敵艦隊なんて鎧袖一触だよね」
那珂「突然どうしたのー? まあ流石に負けないとは思うけど」
川内「ちょっと提督に3隻で出撃させてって言って来る!!」ドギューン
神通「」
那珂「」
加賀「なるほど、3隻なら昼戦で敵を全滅させるのはまず不可能。確実に夜戦突入出来るというわけね」
神通「いたんですか加賀さん」
加賀「呼ばれた気がしたわ」
那珂「大盛り朝ご飯に夢中だと思ったら、意外と聞いてるんだね」
216 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/04(木) 17:23:07.42 ID:CDjlfiS50
神通「加賀さんも、今日はご予定はないのですか?」
加賀「ええ。最近は備蓄メインだそうだから」
那珂「空母の人たちは大食らいだかrイタッ!! 顔はやめてよ顔は!!」
加賀「弩級戦艦よりはマシよ」
神通「その分駆逐艦の子たちにはすごく働いてもらってますが……」
加賀「実戦での負担を減らせるよう、私たちは航空爆撃や雷撃の腕を磨かないとね」
那珂(磨き過ぎて毎回MVPとってくのはどうかと思うんだけどな……駆逐の子がちょっと不憫)
217 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/04(木) 17:24:29.78 ID:CDjlfiS50
川内「(´・ω・`)」
神通「あ、お帰りなさい」
那珂「なんて言われた?」
川内「提督がいなかったから、鳳翔さんに言ってみたら……」
鳳翔『神通さんと那珂さんに迷惑がかからないよう――』
鳳翔『夜偵と探照灯と照明弾を、全部自分で持っていくなら許可してあげましょう』ニッコリ
川内「だって(´・ω・`)」
那珂「観測射撃も雷撃も出来ないじゃん」
神通「夜戦突入出来ても、それじゃ意味がありませんね……」
218 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/04(木) 17:26:42.57 ID:CDjlfiS50
加賀「……川内、夜戦がしたいのね」
川内「したいです(ノД`)」
加賀「じゃあ、夕方から演習しましょうか。今日は演習海域の使用予定はないし」
川内「ホント!? いいの加賀さん!!」
加賀「休みが続くと、私たちも妖精さんたちも勘が鈍るから。同僚との演習もいい経験になるでしょう」
川内「やったね!! それじゃあ、こっちは神通と那珂とあと3人、声掛けておくから!!」
神通「結局私たちも付き合うんですね……」
那珂「那珂ちゃんもー!? 寝不足はお肌の大敵なのにぃ」
加賀「せっかくだから、会敵まで編成はお互い伏せておきましょう。
情報が遅れたときの練習に……まあ、なるかもしれないわ」
219 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/04(木) 17:28:51.92 ID:CDjlfiS50
加賀「それじゃ、私も僚艦を集めてくるから。演習の申請は、私がおか……鳳翔さんに言っておきます」
川内「うん、ありがとね!! よぉぉし夜戦だぁああああ!!!!」
那珂「はぁーあ、オフはしっかり休むのが那珂ちゃんのモットーなのに」
神通「加賀さん、休みを使って付き合って下さるなんて優しいですね」
那珂「優しいのかな。加賀さんもじっとしてるのが嫌になっただけじゃないの」
神通(でも……正規空母の加賀さんが、苦手な夜戦の話を持ちかけてきた所が引っかかりますね)
神通(何をお考えなのでしょうか……)
220 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/04(木) 17:33:31.73 ID:CDjlfiS50
川内「――演習の開始は一八〇〇、範囲は鎮守府正面海域。東軍と西軍に分かれて、艦隊の初期位置は不明でスタートする」
神通「お互いに偵察機を飛ばして、早く発見するほど有利になりますね」
那珂「でも、開始が一八〇〇かー。すぐ夜になっちゃうから飛行機飛ばすのは危険だね」
川内「まー、いざって時には鎮守府の滑走路に降りてもらえばいいんだけどさ。
一応演習って名目だし、作戦行動でも応用できるように……」
那珂「普段通り、夜間航空戦は流石になしか」
神通「では、砲雷撃が得意な子にお願いしましょう。それから対空戦闘の用意も……いいですね、姉さん」
川内「う、うん」
那珂「神通ちゃんまっじめー」
神通「那珂ちゃんも真面目にやって下さい。やるからには勝つんですよ」
那珂「わ、わかってるよう」
川内「あと分身は禁止だって」
那珂「あ、やっぱり?」
221 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/04(木) 17:36:08.56 ID:CDjlfiS50
◇
川内「――よし、時間だ。摩耶さん、那珂、よろしく!!」
摩耶「よっしゃ。偵察機飛ばすぜー」
那珂「那珂ちゃんの飛行機、現場入りまーす!!」
川内「私たちは輪形陣でこのまま進むよ」
吹雪「でも川内さん、いくらなんでも、正規空母の皆さんと索敵合戦して勝てるとは思えないんですけど」
時雨「こっちは夜偵を合わせても5機……向こうは偵察機の他に、足の長い艦攻も使えるしね」
川内「うん、わかってる。もともと水偵は長距離索敵に向いてないし……
だけど、先に見つけられることは織り込み済みなんだ」
川内「演習海域に居ることはわかってるんだから、まず間違いなくこっちが先に発見される。
時間によっては、日没前に攻撃隊が来るかもしれない」
川内「でも着艦の時間を考えたら、規模はそれほどでもないはず。
対空戦が得意な摩耶さんと吹雪がいれば、そんなに被害を出さずに対応できると思うんだ」
222 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/04(木) 17:38:07.12 ID:CDjlfiS50
川内「そして、攻撃隊が帰っていく方向に向かって全力突撃。相手が着艦中、日没と同時に――」
川内「やせぇえええええんんん!!!!」
吹雪「」ビクッ
川内「――ってワケ。おーけー?」
吹雪「は、はい。その頃には飛行機は飛べませんもんね」
時雨「……くっ」
吹雪「時雨?」
時雨「くふふ……久々に僕の5連装酸素魚雷が唸るよ……」
吹雪「」
川内「期待してるよー。この中で雷撃が一番強力なのは時雨だからね」
時雨「任せておいて……酸素魚雷とか、うん……ばっちり積んできたよ、ふふふふ……」
吹雪(時雨も私みたいに、対空戦得意なはずなんだけどな……なんで魚雷大好きになっちゃったんだろ)
223 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/04(木) 17:40:05.87 ID:CDjlfiS50
神通「――姉さん、敵の艦載機です!! 触接されました!!」
川内「了解――攻撃隊が来るよ。全艦対空戦闘!!」
時雨「あの飛行機はどうする? 撃ち落とすかい」
川内「放っておいていいよ、もう位置は打電されただろうし。攻撃隊を誘導してもらった方が、逆にわかりやすくて助かる」
那珂「――むっ、那珂ちゃんの偵察機が敵編隊を発見――10時方向から来るよ!!」
川内「隊列維持のまま進むよ。連携を忘れずにね!!」
224 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/04(木) 17:41:59.98 ID:CDjlfiS50
◇
那珂「――攻撃隊が退いていくよ。しのぎ切ったね」
川内「損害報告!!」
摩耶「アタシが小破だ」
吹雪「私もです。戦闘航行に支障ありません!!」
川内「よしっ、単縦陣に組み直すよ。――神通!!」
神通「――夜偵からの報告来ました。敵の編成は……正規空母2、重巡2、駆逐2です」
川内「空母と重巡が2隻ずつか。先に重巡を潰せばこっちの勝ちだね」
川内「私が先頭で、探照灯は責任持って照射するよ!! 各艦は砲雷撃、それぞれよろしくね!!」
225 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/04(木) 17:44:06.36 ID:CDjlfiS50
神通「――距離20000。敵艦隊、単縦陣で転舵しました」
川内「早いね。こちらも合わせて、同航のまま距離を詰めよう」
神通「――て、敵一番艦と二番艦に発砲炎です!!」
陸奥「もう撃ってきたか。重巡の主砲でも射程ギリギリのはずなんだがな」
那珂「こっちの夜戦火力を少しでも減らそうとしてるんじゃない?」
神通「水柱の大きさから見て、重巡の20.3cm砲のようですね」
川内「なんにせよ、夜間にこんな距離でそうそう当たるもんじゃないからね。時雨は魚雷、吹雪は照明弾を確認だよ!!」
時雨「了解」
吹雪「了解です!」
226 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/04(木) 17:52:48.99 ID:CDjlfiS50
川内「さて、私も探照灯を用意してっと」
摩耶「最初の目標はどうする?」
川内「一番艦と二番艦が先に撃ってきたから、敵の重巡はその2隻だろうね」
川内「先にその2隻を撃破できれば、夜戦火力の差で勝てるはずだよ!!」
神通「距離5000!!」
川内「砲雷撃戦、用意!! 目標、敵一、二番艦!!」
「「「宜候!!」」」
川内「探照灯、照射!! 敵重巡に集中こ――」
赤城「うおっまぶしっ(/-\)」
川内「げぇっ、赤城さん!! なんで!?」
227 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/04(木) 17:53:50.03 ID:CDjlfiS50
川内「摩耶さん、那珂!! 水偵から吊光弾を――」
摩耶「だ、ダメだ。もう落とされちまった」
神通「私の夜偵は行けます。吹雪さんも照明弾を!!」
吹雪「了解、撃ちます!!」
那珂「――見えた、重巡は三、四番艦だよ!! 先頭は正規空母2隻!!」
川内「まさか、正規空母が巡洋艦並みの火力を……予定通り、先に重巡に……」
時雨「川内、危ない、魚雷が!!」
川内「え――」
228 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/04(木) 17:55:08.65 ID:CDjlfiS50
◇
川内「……」タイハ
川内「ぬわーっ!! 何も出来ずに魚雷直撃なんて!!」
那珂「まさか、正規空母が20cmクラスの主砲を使えるとは思わなかったよ」タイハ
赤城「いや、普通は使えないんですけどね……艦載機を満載した方が明らかに強いですし」チュウハ
加賀「戦艦として生まれた私たちの、昔取った杵柄と言いますか。二航戦や五航戦の子たちにはちょっと無理かもね」
神通「重巡の砲撃より先に撃ってきたのは、私たちの目標を引きつけるためだったんですね……」チュウハ
229 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/04(木) 17:56:26.85 ID:CDjlfiS50
摩耶「くっそー、全部作戦かよ。やられたなぁ」タイハ
那智「ああ。赤城と加賀が攻撃機を最小限にして、主砲を積んできたときは驚いたが」
妙高「その分私たちが、砲撃と雷撃に集中することが出来たんです」
時雨「そう悲観したものでもないよ、川内。僕の魚雷はしっかりと駆逐を仕留めたからね」
叢雲「」タイハ
満潮「5連装魚雷を扇状に……お、覚えてなさいよ……」タイハ
吹雪(あれ、私あんまり活躍してない!?)
230 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/04(木) 18:04:58.54 ID:CDjlfiS50
赤城「それにしても、加賀さんが積極的に演習に誘って来るなんて、珍しいこともあったもんですね」
那智「そうだな、いつもは自主鍛錬が主の加賀がな」
妙高「川内さんのためですか? 優しいですね、加賀さん」
加賀「え、ええ、まあ」
川内「――おーい加賀さーん。はいこれ、負けたから約束の間宮チケットね」
加賀「ちょ、ちょっと!! 帰ってから母港で渡しなさいとあれほd」
赤城「加賀さーん?? 私、聞いてませんけど??」ニッコリ
加賀「……」
加賀「ここは譲れません」ダッ
赤城「あっ、こら!! 半分寄越しなさい!!」ダッ
那智「……司令官は全員分渡してたはずだろう」ヤレヤレ
妙高「もらった次の日に使っちゃってたわよ。まあ、許してあげましょう」
231 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/04(木) 18:14:41.84 ID:CDjlfiS50
川内「あーあ、負けちゃったなぁ……」
神通「残念でしたね、姉さん」
那珂「かえってストレス溜まっちゃったかな?」
川内「……ううん」
川内「皆私のわがままに付き合ってくれて、嬉しかったよ。普段とは違う戦いも経験できたしね!!」
神通「姉さん……」
那珂(あんな型破りなこと、何度もされちゃたまんないけど)
232 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/04(木) 18:16:17.11 ID:CDjlfiS50
川内「よしっ!! このままその辺の哨戒でもして行こうか、2人ともついてきて!!」
那珂「ちょ、何言ってんの!? 今は演習用装備だし、しかもほとんど空っぽなのに!!」
神通「大丈夫よ那珂ちゃん、探照灯は私が引き継ぎますから」
那珂「」
那珂(わ、忘れてた。神通ちゃんも川内ちゃんに負けず劣らず、夜戦大好きだった……)
川内「ほらほら那珂、遅れてるよ〜」
神通「那珂ちゃん、夜偵の収容お願いしますね」
那珂×8「「「いい加減にしろ!! 強引に連れて帰るぞ!!」」」
233 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/04(木) 18:17:21.85 ID:CDjlfiS50
◇
鳳翔「――ただ今戻りました。勝手に出てしまって申し訳ありません」
提督「いやいいんだ、お疲れ様。どうだった?」
綾波「えーと、日没直前に鳳翔さんの艦載機が、敵のはぐれ潜水艦2隻を発見」
敷波「演習海域に迷い込みそうになってたから、急行して――」
雪風「撃沈しました!! 危なかったです、しれぇ!!」
提督「そうかそうか、頑張ってくれたね。はい、ご褒美の間宮チケット」
アリガトウゴザイマスシレェ!! チョットヒトリデモッテカナイデー ア、アタシハベツニゴホウビノタメニヤッタワケジャ……
234 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/04(木) 18:19:49.41 ID:CDjlfiS50
提督「――よく気付いてくれた。助かったよ」
鳳翔「いえ、演習海域とはいえ、はぐれ艦の行動は読めませんし。
演習弾しか持ってないあの子たちが心配になってしまいまして……」
提督「これからも、気になることがあったらどんどん言ってくれ。演習で損害を出すなんて笑い話にもならない」
鳳翔「はい、あなた」
提督「それにしても、そうやって艦隊を心配する君を見てると……」
鳳翔「?」
提督「あの子たちが君のこと、お母さんと呼ぶ理由がわかるな」
鳳翔「……あなたにだけは、お母さんって呼ばれたくないです」プイッ
提督「ごめんごめん、拗ねないでくれよ……」
提督「私の奥さんだろ?」
鳳翔「////」
鳳翔「も、もうっ、しょうがない人ですね!!」
235 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/04(木) 18:23:44.90 ID:CDjlfiS50
川内小話は以上です。
けっきょく ほうしょうさんが いちばん つよくて すごいんだよね なお話。
戦闘描写へのツッコミは……あまりいじめないでください
次は鳳翔さんとイチャラブです。
これの後にまたお題消化に戻る予定ですので、よろしくお願い致します。
236 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/04(木) 21:37:27.48 ID:JZ5cv+/1o
乙です。面白かったです。
演習や3-2-1で空母や軽空母に副砲はよくやりますね。
史実でも龍驤や隼鷹が搭載砲で敵艦に損害を与えてますね。
237 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/05(金) 16:56:02.23 ID:1qvFUWFg0
乙です
最後分身してくれて嬉しかったわwwww
238 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/05(金) 16:56:41.27 ID:1qvFUWFg0
乙です
最後分身してくれて嬉しかったわwwww
239 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/05(金) 16:56:41.27 ID:1qvFUWFg0
乙です
最後分身してくれて嬉しかったわwwww
240 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/05(金) 17:05:50.24 ID:dCIbKxJZo
お前が分身してどうすんだよ
241 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/05(金) 20:38:31.79 ID:JYZH1RtMO
内容と相まって高度な自爆レスになってやがる
242 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/06(土) 06:50:17.78 ID:5P3nUlEc0
乙です
お題まだ締め切ってないならそこそこの地震がきて赤城のトラウマが爆発
243 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/08(月) 23:45:47.67 ID:OE+00IPaO
さすがに笑う
244 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/09(火) 22:48:32.97 ID:oBwjYTQi0
第2.3話 〜ラヴァーズ・コンチェルト〜
鳳翔「――あなた、ちょっと」
提督「うん? どうした」
鳳翔「蒼龍ちゃんとデートしたって、本当ですか」
提督「えっ……あ、ああ、この間の買い物のことか。あれはデートと言うよりはな……」
鳳翔「本当なんですね……まったく。いきなりプレゼントだと言って、洋服を渡されたんですよ」
提督「蒼龍が空母の皆に、って選んでたやつだな」
245 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/09(火) 22:49:36.72 ID:oBwjYTQi0
鳳翔「蒼龍ちゃんと飛龍ちゃんがニコニコしながら渡して来たから、何かと思って問い詰めたら」
提督「あんまり言ってやらないで欲しいな……その、ちょっと真面目な話もしたし」
鳳翔「何ですか真面目な話って!! 私には隠し事しないって約束ですよ!!」ガクガク
提督「う……そう、なんだけど……今はダメだ。隠し事というか、大事な話だから、また改めて機会を」
鳳翔「浮気ですか」ボソッ
提督「そんなわけないだろ。私の一番はいつも君だよ」
鳳翔「……い、いきなり真顔で見つめないでください」
246 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/09(火) 22:50:57.98 ID:oBwjYTQi0
提督「時期が来たら必ず話すから。ちょっと待ってくれ、頼む」
鳳翔「そんな表情でお願いされたら何も言えませんよ……わかりました、信頼してますから」
提督「うん、ありがとう」
鳳翔「今日は私に1日、付き合ってもらいますからね!」
提督「ああ、わかってるよ」
鳳翔「それじゃ、まずは間宮さんのお店です。行きますよ、さあ!!」
提督「お、おい、引っ張らないでくれよ」
247 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/09(火) 22:52:28.98 ID:oBwjYTQi0
◇
間宮「いらっしゃいませ提督、鳳翔さん」
鳳翔「間宮さん、これ!! 2人分のチケットです、お願いします!!」
間宮「わ、わかりました。そんなに慌てなくても大丈夫ですよ」
伊良湖「……どうしたんですか提督? 鳳翔さん、あんなに鼻息荒くして」
提督「うーん、大体私のせいだな。すぐ落ち着くと思うけど」
鳳翔「ほらあなた、こっち座って下さい!!」
提督「わかったわかった」
248 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/09(火) 22:54:06.82 ID:oBwjYTQi0
間宮「――お待たせしましたー、抹茶パフェになります。ごゆっくりどうぞ」
提督「ありがとう、間宮」
鳳翔「ありがとうございます」
提督「……君とこうして、ここへ来るのも久しぶりだな」
鳳翔「そうですね。最後に来たのはケッコンカッコカリの前……もう、1年近くになりますか」
提督「そんなになるのか」
鳳翔「はい。まだあなたが、私に敬語を使ってた頃ですね」
提督「2人の時間も、もっと取れればいい……いや、取りたいんだけど」
鳳翔「ふふっ、お互い覚悟してたじゃありませんか。この戦争が終わるまで、ですよ」
提督「……そうだね」
249 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/09(火) 22:55:33.34 ID:oBwjYTQi0
提督「しかしそれも、何時になることやら」
鳳翔「あらあら、軍人さんの言葉にしては弱気が過ぎるんじゃありませんか?」
提督「そうだな、皆には聞かせられないな……こんなこと、君の前でしか言えない」
鳳翔「いいんですよ? 弱音吐いちゃっても。私しかいませんから」
提督「だ、だめだだめだ。あんまり君の優しさに甘え過ぎるのは良くない」
鳳翔「……むう。もっと頼ってくれていいですのに」
250 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/09(火) 23:03:48.69 ID:oBwjYTQi0
提督「いつも頼らせてもらってるって。出撃も演習も、この間の対潜哨戒だってそうだ」
鳳翔「いえ、あの、それもそうなんですけど」
提督「ああ、それだけじゃないよ」
提督「普段から君に頼るというか、私が助けられていることはね」
提督「こうして2人で話をしたりとか、ご飯を作ってくれたりとか、いつも一緒に寝たりとか」
提督「……私の前で、笑っていてくれること、とか」
提督「それだけで十分なんだ。傍に居てくれるだけでいいんだよ」
提督「指輪を渡した時にも言ったけれど、君の喜んだ顔を見るのが、私は一番幸せなんだからね」
251 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/09(火) 23:12:32.50 ID:oBwjYTQi0
提督「それから……こんな関係になっておいて、すごく今更なんだけどね?」
提督「お互いまだ軍属だし、ケッコンした仲とはいえ仕事上での特別扱いが過ぎるから、おおっぴらには言えないけれど」
提督「その、なるべく、私の近くにいてもらいたいというか、危ない目に遭って欲しくないというか……」
提督「この間の出撃だってな、君が無事戻ってくるまで私は……」
提督「って、流石にエゴが過ぎるな。これは忘れてくれ」
提督「とにかく、だな。この先戦い続けるためには、私は君に支えてもらわないとだめなんだ」
提督「頼るにも、君が居てくれないとどうしようもないんだから」
提督「しっかり私の傍に戻って来てくれ。頼む」
252 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/09(火) 23:14:03.90 ID:oBwjYTQi0
鳳翔「……」
鳳翔「……〜〜〜〜!!」
鳳翔(か、顔が火照って……前が見えない)
提督「鳳翔?」
鳳翔「ちょっと待って……こっち見ないで下さい……」
提督「大丈夫か? 気分でも」
鳳翔「あ、あなた!! あーんして下さい、あーん!!」
提督「どうしたんだ、いきなり」
鳳翔「いいですから、ほら、はい!!」
提督「あ、あーん……」
253 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/09(火) 23:17:03.74 ID:oBwjYTQi0
間宮「…………」[壁]ω・)チラッ
伊良湖「…………」[壁]д・)チラッ
間宮「……がはっ」
伊良湖「ま、間宮さん! 大丈夫ですか!?」
間宮「うう、私はもうダメ……砂糖吐きそう……」
伊良湖「お、落ち着いて下さい、吐くならこのボウルに!! お砂糖は高いんですから!!」
間宮「……それは突っ込んだ方がいいのかしら……」
254 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/09(火) 23:17:46.78 ID:oBwjYTQi0
提督「この後はどうする? どこか出掛けるか」
鳳翔「そうですねぇ、外に出ると、またゆっくりしたくなっちゃいますから。今回は鎮守府の中で過ごしましょうか」
提督「……私は外出でもいいんだけどな」
鳳翔「また長門さんに迷惑かけちゃいますからね。ほどほどにしてあげないと」
提督「そういえば遊園地デートの後は大変だったみたいだな。やはり君がいないとダメみたいだね」
鳳翔「赤城ちゃんもすごく頑張ってるんですけどね」
255 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/09(火) 23:25:40.21 ID:oBwjYTQi0
赤城「はい私頑張ってます、はい!!」
飛龍「赤城さん、右舷から雷撃来てる!!」
赤城「はい、赤城は大丈夫です!!」
朝潮「……演習で慌てる赤城さん、珍しいですね」
村雨「最近鳳翔さんのお手伝いで、遅くまでお弁当作ったりしてるみたいだよ」
綾波「あ、今日のお弁当楽しみですねぇ」
春雨「なんでそんな悠長に話してるんですか!! 演習中ですよ!?」
村雨「あ、ほら危ないよ春雨」
春雨「え? ――きゃぁっ!!」ショウハ
朝潮「だめですよ、爆弾は最後まで諦めずに迎撃を試みないと」
綾波「隊列維持に気を取られ過ぎずに、爆撃機と雷撃機の動きによく注意してくださいね」
春雨「は、はいっ」
春雨(なんか納得いかない……)
256 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/09(火) 23:27:45.66 ID:oBwjYTQi0
◇
鳳翔「今日は暖かくて、心地良い陽気ですねー……」
提督「そうだねー……」
鳳翔「あなたの膝に乗るのも久しぶりですねー」
提督「うん……」
提督(この体勢だと鳳翔の髪のかほりが……絶対口には出せないが)
鳳翔「あの、重くないですか?」
提督「それ前も聞いただろう? 全然大丈夫だって。もっと寄りかかっていいよ」
鳳翔「あ、はい。それじゃ……」
提督(ああ……幸せだな、今)
257 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/09(火) 23:29:08.32 ID:oBwjYTQi0
鳳翔「そういえば、あなた。私、しばらくキスして貰ってません」
提督「え? そ、そうだっけ」
鳳翔「そうですよ。確か観覧車の中でしてもらったのが最後です」
提督「そんなにしてなかったか……ごめんよ」
鳳翔「まあ、あれから忙しかったですし、寝台は一緒でしたけどね」
提督「……よし、わかった。今日は夜戦しよう」
鳳翔「夜戦ですか。そうですね、今日は早めに執務を――んむ――」
提督「――ふう。これは前哨戦ね」
鳳翔「い、いいですよ。受けて立ちましょう!」
258 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/09(火) 23:35:15.51 ID:oBwjYTQi0
飛龍「……」
飛龍(執務室でイチャコラはやめろとあれほど)
赤城「どうしました、飛龍? 演習の報告書を提出に……」
飛龍「い、いや、今はダメです。その……都合が悪いんです」
赤城「でも、勝利の報告を、早く提督にしたいんですっ」
飛龍「ダメなんです。今執務室は戦場ですから」
赤城「はい?」
飛龍「赤城さんや蒼龍、翔鶴……それに私たちの戦いはまだまだ続くんだから。被害は最小限に抑えないと」
赤城「よくわからないけど……」
飛龍「後で一緒に報告しに行きましょう、ねっ?」
赤城「は、はあ。それじゃあ、先にごはんを食べましょうか」
259 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/10(水) 00:01:53.82 ID:+JPa1veX0
短いですが、鳳翔小話は以上になります。
大変お待たせしましたが、これにて第2話のパーティとビンゴのお題は終わりです。
95さんの言うとおり、ビンゴの展開は予想以上に盛り上がっていました。一人で。
ただ手間と時間を考えるともうやりたくないです。
それでは、また希望のお話がありましたら、お題を書き込んで頂きたいと思います。
1、2話のような、50〜100レス近くの中編では進みが遅すぎなので、1題10レス前後に纏めていきたいです。
これまで頂いたものも、なんとか消化したい……
98さんには後付で本当に申し訳ありませんが、艦娘は1種1人設定でお願い致します。
・浮気 ・財布なくした ・甘える空母 ・ダブルデート ・母の日 ・地震 ・(前スレから)空母寮の朝
では、よろしくお願い致します。
>>242
ありがとうございます、お題はいつでも歓迎ですよー
260 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/10(水) 02:15:30.30 ID:sm0GZOn/0
鳳翔は私の母になってくれないだろうか
261 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/10(水) 08:21:15.07 ID:Y4dTjJVA0
鳳翔無双
262 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/10(水) 08:57:46.28 ID:OrSDJypOO
うちの鎮守府に大鳳ちゃんください(唐突)
もしくは、新規着任して正規空母組が鳳翔さんをお母さん扱いするのに戸惑うも、結局骨抜きにされて誰よりも甘えるようになる大鳳ちゃんください
263 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/10(水) 09:48:04.52 ID:iVjahgQfO
超乙
亀レスだけど、遊園地の鳳翔さんの艦載機がが赤城さんの艦載機撃ち落としたのめっちゃ好きだわ。引退させてるSS多いけど鳳翔さんはやっぱこうでなくっちゃ
264 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/10(水) 18:31:55.59 ID:nF4Z3kzm0
>>1
見ているか!私の望みは鳳翔さんの浮気だ!だがそれでも…書くのは貴様だ(正直どれも捨てがたい)
265 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/11(木) 08:13:53.68 ID:rs6OH0WG0
>>264
うわぁ…ないわぁ…
鳳翔さんと提督の喧嘩(くだらない理由での)
266 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/11(木) 12:20:49.92 ID:FO9CxOvbO
浮気に(未遂)とか(勘違い)をつけ忘れてるぞ
267 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/11(木) 18:40:16.87 ID:JJb8zdt60
鳳翔さんが浮気!?→鎮守府大荒れ→やっぱり提督LOVEじゃねーか
の流れなら読んでみたい
268 :
◆GoPzFNH1CI
[sage saga]:2015/06/13(土) 12:16:34.01 ID:bGgb/8Dx0
お疲れ様です、短編投下です。
ええええええなんで皆浮気大好きなんですかね……純情な2人なんですが……
まあ勘違いネタか夢オチか、あるいはガチ浮気のIFルートでいくつか考えてみます。
269 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/13(土) 12:21:51.20 ID:bGgb/8Dx0
幕間1 〜今日は何の日?〜
飛龍「父の日だよ提督!! プレゼントあげる!!」
提督「お、おお。唐突だな」
飛龍「結構選ぶの苦労したんだー。普通のお父さんと違っていつもジャケット着ないから、定番のネクタイはダメだしね」
提督「――万年筆!? すごいな、高かったんじゃないか?」
飛龍「そこそこね。でもまあ、普段の感謝の気持ち」
提督「いやあ、嬉しいな……大切に使うよ、ありがとう」
飛龍「うふふ、いいんだよぉ。……他に、誰かからもらった?」
提督「いいや? 君が最初だな」
飛龍(あ、そっか。赤城さんや蒼龍、翔鶴が父の日って変だし……加賀さんと瑞鶴には退役後の話、まだしてないもんね)
飛龍「提督のお父さんには、何か渡した?」
提督「一応ね。もう定年してるから実用品じゃなく、父が好きだった日本酒を送った」
飛龍「都市部以外じゃ、手に入りにくい銘柄もあるもんね」
270 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/13(土) 12:24:22.15 ID:7E2v6FB/0
ガチ浮気を望んでるのはほとんどいないと思うで
271 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/13(土) 12:25:36.13 ID:bGgb/8Dx0
提督「そういえば、父の日で思い出したけど……母の日には、鳳翔に何か渡したのか?」
飛龍「…………」
飛龍「……ははの、ひ?」
提督「先月だから今更だけどね」
飛龍「……て、提督は渡した?」
提督「渡したよ、ワインを赤と白一本ずつ。前に花を送ったら、私も父と同じく酒の方がいいと言われてな……」
飛龍「そうじゃなくて、鳳翔お母さんにだよ!!」
提督「私が送るのは変だろう、奥さんだぞ」
飛龍「あ、そうだった……って、それどころじゃないっ!! おーい、赤城さぁあああん――」
提督「……余計なこと言っちゃったかな」
提督「まあ鳳翔も先月は忙しくて忘れてるみたいだし、また仲良く治まるだろ」
272 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/13(土) 12:28:19.98 ID:bGgb/8Dx0
瑞鶴「――なぁーーーんで6人が6人とも忘れてんのよ!! 年頃の女がこれだけ揃ってみっともない!!」
赤城「5月10日といえば……大規模作戦の直前、備蓄で大忙しだった頃ですね」
翔鶴「で、でも、それじゃ言い訳になりませんよ」
蒼龍「飛龍、父の日はなんで思い出したの?」
飛龍「提督と蒼龍にくっついて街に行った時、6月21日は父の日ってポスター見たのよ」
加賀「……私たちも、父の日さえ今思い出したからね。これは全員の落ち度よ」
翔鶴「ど、どうしましょう赤城先輩。謝って許してくれるでしょうか」
赤城「許すも何も、お母さんはそんなことで怒ったりなんかしませんよ。ただ……」
瑞鶴「が、がっかりさせちゃったかもしれないわね」
蒼龍「それじゃ、ええと、皆でプレゼントを選ぶ?」
加賀「それはもちろんだけれど、他に何かないかしらね」
飛龍「遅れちゃったのを埋め合わせできるような、ね」
翔鶴「あ、そうだ!! いいことを思いつきました、やっぱり提督と――」
273 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/13(土) 12:30:55.51 ID:bGgb/8Dx0
鳳翔「――The hills are alive――With the sound of music――」
鳳翔「With songs they have sung――For a thousand years――」
提督「随分懐かしい歌を歌ってるね」
鳳翔「あらあなた。ご存知でしたか? これ」
提督「映画のだろ? 学生の頃、英語の勉強をした時に見ていたよ」
鳳翔「私、あの映画大好きなんです……今度一緒に見ましょう」
提督「そうだね、今度借りてこよう」
鳳翔「――よしっ、これでお洗濯終わりですね」
提督「結局、君の仕事は楽になったのかな」
鳳翔「なりましたよ? 時々小さい子たちも手伝ってくれますし……楽になったというか、楽しくなりましたね。うふふ」
提督「それならいいんだけどね」
274 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/13(土) 12:35:07.53 ID:bGgb/8Dx0
鳳翔「さてと、次はお昼ご飯の……」
翔鶴「――あ、お母さんここにいらっしゃいましたか。お昼ご飯なら私と瑞鶴で、間宮さんたちを手伝ってます」
鳳翔「あら、本当? それじゃあ、お風呂掃除を」
翔鶴「それは赤城先輩がやってくれました」
鳳翔「……遠征から、帰ってくる子たちのおやつを」
翔鶴「それは加賀先輩が。つまみ食いの分もしっかり作られてます」
鳳翔「じゃ、じゃあ、お夕飯の仕込みを……って」
翔鶴「ご想像のとおり、蒼龍先輩と飛龍先輩がやってくれてます」
鳳翔(このパターン、少し前に見たような……)
275 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/13(土) 12:38:26.95 ID:bGgb/8Dx0
鳳翔「どうしたんですか? 最近は皆演習で忙しいから、お手伝いはいいと言ったのに」
翔鶴「あのですね、私たち、先月の母の日をすっかり忘れていまして」
鳳翔「えっ、母の日?」
鳳翔「……ああ、そういえば先月でしたっけ」
翔鶴「えー!? お母さんも忘れてたんですか!?」
鳳翔「先月は皆忙しかったし、作戦の準備もあったし」
提督(やっぱり忘れてたのか……私が一声かけてもよかったかな?)
276 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/13(土) 12:40:01.02 ID:bGgb/8Dx0
翔鶴「いや、まあ、それは良いんですけど。遅めのプレゼントで、はい! これ、私たち6人からです」
鳳翔「まあ、ありがとう……お食事券?」
翔鶴「最近、近くに出来たレストランのです!! 提督と一緒に行ってきて下さい」
提督「鳳翔の時間を作るために皆で家事を……優しいな」
翔鶴「忘れちゃってたほんの償いです、お2人でごゆっくりなさって下さい!
――それじゃあ、私は厨房に戻りますので」
鳳翔「…………」
277 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/13(土) 12:42:31.59 ID:bGgb/8Dx0
鳳翔「……ねえ、あなた?」
提督「うん? ……ああ、そうだな。そうしようか」
鳳翔「翔鶴ちゃん。レストラン、8人で行きましょう?」
翔鶴「えっ、でも、これはお詫びで」
鳳翔「そんなこと気にしないでいいの。全員で集まれるのもあんまりないし、たまには皆で甘えちゃいましょう。ね?」
翔鶴「――はいっ!! ありがとうお母さん、皆呼んできますね!!」
鳳翔「……いいですよね、これで」
提督「ああ、もちろん」
278 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/13(土) 12:45:01.07 ID:bGgb/8Dx0
提督「……いいなこれ、週末の家族みたいで」
鳳翔「ふふっ、随分子沢山な家族ですけどね。……ところで」
提督「うん?」
鳳翔「最近パーティやらお出掛けやら、色々出費がかさんでると思いますけど……大丈夫なんですか?」
提督「大丈夫じゃない。赤城と加賀には自重するよう言っておいてくれ」
鳳翔「あらあら? 娘に、いっぱい食べちゃだめなんて言うお父さんがどこに居ますか」
提督「…………」
鳳翔「甲斐性見せて下さいね、お父さん?」
提督「甲斐性って食費のことだっけか……」
<お題:母の日>
279 :
◆GoPzFNH1CI
[sage saga]:2015/06/13(土) 12:47:48.38 ID:bGgb/8Dx0
試験的に、短編はこんな感じで。お題ありがとうございました。
基本的にいいオチが浮かんだ順に書きますので、順番通りが難しいですがご了承のほどを……
特に浮気は難産っぽいですが、頑張ります。
それでは、よろしくお願い致します。
280 :
◆GoPzFNH1CI
[sage saga]:2015/06/13(土) 12:51:23.69 ID:bGgb/8Dx0
>>270
そ、そうだと信じたいですね(白目
というかガチは誰得だと思うのですがね……264さんの思惑とはいったい
281 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/13(土) 13:19:43.00 ID:bevM4jYjO
ガチで書くなら注意書きなり他スレでやるなりしてくれると助かる
心の準備も無しにそんなの読んだら俺らの胃に穴が空いてしまう
282 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/13(土) 17:13:24.23 ID:iR3qCNlDO
>あるいはガチ浮気のIFルート
全力でお断りします(切実)
夢オチならまぁ…
283 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/13(土) 17:27:13.62 ID:l4ETqSqIo
一部の声のデカイ人が言ってるだけなんだよなぁ…>浮気
284 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/13(土) 18:38:16.33 ID:Puv0Ydn90
修羅場好きはどこにもいるし、一定以上の需要はあるからね
285 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/13(土) 22:49:54.88 ID:7WCNVIuvO
>>264
だが言葉足らずですまんかった。ガチ浮気じゃなくて勘違いオチが大好きなんだ
286 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/14(日) 06:55:17.75 ID:h7ougBcWO
浮気ネタなんてここでやったら全力で閉じて閲覧履歴消したるわ
287 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/14(日) 07:43:30.27 ID:hwc3ehA10
というか、なんでここで浮気ネタを望むのかわからない…
288 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/14(日) 10:34:22.56 ID:88cWLBu0O
那珂ちゃん今日も可愛い!
289 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/14(日) 10:55:26.32 ID:PNM3FqGko
286はいくらなんでも言い過ぎかもと思わないでもないけれど
これだけ深い絆と信頼を積み上げてきた経緯がある分確かに浮気なんかは疑惑のエピソードであれ浮くかもね
夫婦間に浮気のつきものみたいに取り沙汰されることはあるけれども、そんなものは浮気する人達の言い分であって、実際には信頼厚い夫婦には騒動自体が発生しないないしなあ
290 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/14(日) 18:54:50.83 ID:xjKc8dpT0
とりあえずガチ浮気じゃなくて浮気疑惑でイチャコラ望んでるやつしかいないってことでもういいだろ、流石に荒れすぎ
あと那珂ちゃんはこっち来ようか
291 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/14(日) 19:03:23.66 ID:hdNyoWCOo
空母娘達と連続で買い物とかに付き合ってるのを見て鳳翔がちょっとふくれる
くらいソフトなので良いのよ?
292 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/14(日) 23:43:38.32 ID:CL5ecKMIO
そろそろ夏だし、水着回とかどうよ。肌の露出多めの娘達に戸惑いつつ、自分はどんな水着にするか混乱したり。
たゆんたゆんなボデェで提督誘惑しようとする空母勢、内心焦る鳳翔、しかしアイアンハートの提督、これだ…!
293 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/15(月) 07:23:46.82 ID:prRNw6P10
「甘える」と聞いて、125航戦が鳳翔さんにしなだれかかる様子が浮かんだ。あと鳳翔さんが提督にしなだれかかるのも捨てがたい
294 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/15(月) 12:55:49.03 ID:RSpZNwXE0
鳳翔さんは実は着物で胸が並に見える可能性
295 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/15(月) 15:43:56.59 ID:/zYXGCpdO
水着姿で正規空母勢を撃沈する鳳翔さん
296 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/16(火) 18:19:53.84 ID:cCowrYj9O
>>288
で思い付いたが、那珂ちゃんとの絡みとか。関連性全くないけど
297 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/17(水) 17:00:28.09 ID:vzzB/h4E0
幕間2 〜母と娘と姉と〜
赤城「――いただきます!!」パンッ
蒼龍「おはよう赤城さん。今日は早いんだね」
飛龍「そんなに張り切って、何かあったの?」
赤城「今日は久々に、お母さんと一緒の艦隊で演習なの」
赤城「旗艦として、日ごろの鍛錬の成果を見てもらうチャンス!」
赤城「一航戦赤城!! 頑張ります!!」パクパクモグモグ
298 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/17(水) 17:01:39.06 ID:vzzB/h4E0
蒼龍「気合い入ってるねー。演習も、どんぶり飯の盛り方も」
飛龍「胃袋の鍛錬はいつも見てもらってるんじゃない?」
飛龍「…………」
飛龍「……消化最高練度……く、くくく……」
蒼龍(自分で言って笑ってるよ)
赤城「ほっといて下さい!! 提督はいっぱい食べる私が好きって言ってくれてます!!」
蒼龍(先週のレストランの後、財布見てため息ついてたのは黙っててあげよ)
飛龍「お母さんも、赤城さんが来ると何も言わずにご飯大盛りにしてくれるもんね」
蒼龍「加賀さんの食べっぷりといい、同じ正規空母でよくも変わるよねー」
299 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/17(水) 17:03:07.13 ID:vzzB/h4E0
鳳翔「赤城ちゃん、今日はよろしくね?」
赤城「はい、こちらこそ!!」
鳳翔「私の艦載機は、貴女の指示で動かしますからね。自由に使ってもらっていいわ」
赤城「ええと、それでは、艦隊の直掩はお母さんの戦闘機隊に。
一次攻撃隊は私の、二次攻撃隊は私とお母さんの残りで編成します」
鳳翔「了解よ」
赤城「対空戦闘の指揮は鳥海さん、お願いしますね」
鳥海「お任せ下さい!」
長門「この2人が攻撃隊を出せば……ふむ。この長門の出番も無いかもしれんな?」
鳳翔「うふふ、流石にそれは無理ですよ」
300 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/17(水) 17:08:04.78 ID:vzzB/h4E0
赤城「では行きます。第一次攻撃隊、発艦してください!」
鳳翔「――うん、発艦も随分早くなりましたね。鍛錬の成果が良く出てます」
赤城「…………」
赤城(お母さんに褒められた! 嬉しい!)
赤城「うふ、えへへへへ」
長門「おい、気を抜くなよ。そろそろ敵方の攻撃隊も……」
「「「……………」」」
敷波「……全然来ないね」
雪風「あっ、鳳翔さんの直掩機が!! 敵編隊をすごい勢いで叩き落してます!!」 ←双眼鏡
長門「相変わらず凄まじい技量だな。数の上ではどう考えても劣勢なのに」
鳳翔「――鳥海さん、4機抜かれました。迎撃お願いしますね」
鳥海「あ、は、はいっ」
鳥海(わざと抜かせたように見えたんだけど……) ←熟練見張員
鳥海(もしかして私たちの演習のために……? まさか、ね……)
301 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/17(水) 17:09:43.64 ID:vzzB/h4E0
鳳翔「そろそろ、第二次攻撃隊を出しますか?」
赤城「あ、はい、そうですね。――装備換装を急いd」アタフタ
鳳翔「赤城ちゃん」肩ガシッ
赤城「ひゃいっ!?」
鳳翔「この時期にそのセリフはやめて頂戴。お願いですから」ハイライトOFF
赤城「は、はい、わかりました……」ナミダメ
鳳翔「まったくもう。演習で対地爆弾なんか、持ってきていないでしょうに」
赤城「すみません、何か勝手に、口をついて出てしまって」
鳳翔「まあいいでしょう、では攻撃隊を――」
――ドォオオオオ……――
鳳翔「……?」
鳳翔(今の音……戦闘音ではない?)
302 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/17(水) 17:11:11.08 ID:vzzB/h4E0
提督『――演習艦隊、聞こえるか!?』
赤城「提督? どうされました、演習中に」
提督『鎮守府沖合の海底で地震だ、演習は中止!!』
赤城「え……」
提督『規模は不明だが、津波の恐れもある。艦隊を纏めて、直ちに帰還せよ。向こうの艦隊とは話を付けた』
赤城「……じ、じしん……」
鳳翔「!!」
303 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/17(水) 17:11:59.71 ID:vzzB/h4E0
鳳翔「長門さん、聞きましたね!? 先に皆さんを連れて退避を!」
長門「了解だ。皆行くぞ」
赤城「また……地震が……」
鳳翔「赤城ちゃん、落ち着いて。大丈夫だから、ね?」
赤城「……はっ、い、いえ、私はなんともありません!」
鳳翔「膝が震えているわ、無理しないで」
鳳翔「第一次攻撃隊は、鎮守府の滑走路へ着陸!! 燃料が少ない機は、私の方へ着艦して下さい!!」
赤城「…………」
304 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/17(水) 17:12:42.41 ID:vzzB/h4E0
提督「――これで全員戻ったか。良かった」
鳳翔「はい。地震の情報は入りましたか?」
提督「ああ、先ほどから津波注意報が出てる。これから余震も続くかも知れないそうだ」
鳳翔「そうですか……あの、あなた」
提督「ああ、わかってる。周辺住民への対処は、今いる人員で十分だから……赤城についていてやってくれ」
鳳翔「ありがとうございます」
提督「先に自室へ戻らせておいたから」
鳳翔「はい、それでは失礼しますね」
305 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/17(水) 17:13:35.17 ID:vzzB/h4E0
鳳翔「――赤城ちゃん、入りますよ?」
赤城「お母さん……ごめんなさい、全部任せちゃって」
鳳翔「いいのよ。妖精さんは全員点呼を取りましたから、安心してね」
赤城「ありがとうございます……だめですね、私。自然現象なんかに狼狽えて……まだまだです」
鳳翔「そこまで気に病むことではないわ。私たちの、艦船としての記憶がそうさせているんだもの」
赤城「でも、今回は演習だったからいいようなものの……有事の際に、体が動かなかったら」
鳳翔「そう、ね。少しずつ、慣れていくしかないわね」
赤城「はい。皆の足を引っ張るわけにはいきませんから!」
306 :
◆GoPzFNH1CI
[saga]:2015/06/17(水) 17:16:29.26 ID:vzzB/h4E0
鳳翔「……でもね、赤城ちゃん。自分の記憶を否定するのは、いけないと思いますよ」
赤城「えっ?」
鳳翔「面識は無かったかもしれないけれど……貴女の姉になるはずだった艦の意思を、貴女は継いでいるのですから」
鳳翔「船として生まれながら、海の上を一度も走れなかった無念は……如何ほどのものだったでしょうね」
鳳翔「前世の艦船や姉妹艦の魂を受け継いでいる……」
鳳翔「貴女が地震を苦手なこと、私は決して責めたりなんかしませんよ」
赤城「ありがとう、ござい、ます……お母さん」
鳳翔「これから先は、私や他の皆……あの人にも、頼っていいんですよ」
鳳翔「一緒に頑張っていきましょうね?」
赤城「はい、お母さん!!」
<お題:地震、鳳翔に甘える(赤城編)>
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