千奈美「ようせいさんとおねえさん」

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159 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/03(金) 03:35:35.27 ID:iuNyMouN0

――――

【追記】

尚、今回『カフェ&バー グラジオラス』で頂いたメニューは下の二種類。

・ハヤシライスセット(1000円/サラダ・スープ・コーヒー付)

・ケーキセット/抹茶のシフォン(700円/コーヒー付)

珈琲はコク深い水出し、薫り高いエスプレッソの二種類を堪能させていただいた。


フード、ドリンクとも季節や仕入れ状況、気まぐれ等で変わるということだ。

ティータイム以降はアルコール類も出しているので、改めて足を運びたい。

また、ライブとは違った、シックな雰囲気のステージも度々開催されている。


純粋に、雰囲気、料理、ドリンクとも良質のカフェで、満足度は高かった。

今回インタビューさせていただいたお三方と木場真奈美さんのファンであるなら勿論、

シンデレラガールズファンなら、足を運んでおきたい店舗と言えよう。

――――

レギュラーはアヤ志保千奈美です。

ふわっとした設定はあるので、適当に出していきます。
リクエストを受けて書いたり、リクエストとは関係ない話を書いたりします。

だけど許されるなら、インタビューはもうしばらくやりたくない。

>>141
そのレスは、我が友、CuPではないか?(正解です。ありがとうございます)
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/10/03(金) 07:09:26.03 ID:9ULGo+Ut0
やだ、木場P優秀・・・
乙です
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/03(金) 08:22:57.71 ID:ChPFxCURO
悪くない説明回だった
インタビュー形式のSS、もっと読んでみたいけど少なくてなー

存在は示されているのに観測されないシュレディンガーの木場さん
162 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/03(金) 09:52:42.22 ID:lli/WudJ0
>>105
【修正】
× ジムなら夜行きますよ。先輩も来るっていうんで。はい。所長も行くんですか? じゃあ仕事終わったら一緒に。

○ ジムなら夜行きますよ。先輩も来るはずなんで。はい。所長も行くんですか? じゃあ仕事終わったら一緒に。
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/03(金) 20:33:22.71 ID:KzkvV+f7O
>>159
如何にも自分は前川のCuPである(フリーでアイドルやってるみくにゃんとか如何でしょう?)
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/03(金) 21:11:48.80 ID:Ij/w4zIwo
インタビュー系はまさに自分語りだからちょっと苦手に感じてしまう
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/03(金) 23:17:31.23 ID:FV2nqhsqO
可愛いのは認めてやるから、インタビューとか固有名詞とか寒い設定はいいから、日常系のほのゆり書くんだよ
おうあくしろよ
166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/04(土) 04:03:44.58 ID:VyvyqSLkO
いや結構大事だぞ今回の話。
物語を進める上で設定の確立は欠かせないからな。
ほのゆりさせようがイチャラブさせようが、これで
ストーリーに一本バシッと筋が入った。次回楽しみにしてます。
167 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/10(金) 01:37:39.75 ID:Anjib6b50

アヤ「どう?」

志保「大丈夫、綺麗だよー」

アヤ「志保は…… ん、だいたい平気か。背中見るから髪の毛上げて」

志保「先々週エステ行ったから大丈夫だと思うけど。くくっちゃお」

アヤ「はいよ。そうだね、綺麗なもんだ」

志保「アヤちゃん、いつ見ても腹筋綺麗だよねー」

アヤ「絞れって言った手前、サボれないからな。でも志保はここまでやらないほうがいいと思う」

志保「そうなのかな。……これなら、どこに出しても恥ずかしくない?」

アヤ「恥ずかしくない恥ずかしくない」

志保「わー、ありがとー♪」
168 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/10(金) 01:38:25.81 ID:Anjib6b50

千奈美「ただい…… ……私お邪魔だった? もう少ししてから帰ってきたほうがいい?」

志保「きゃっ♪」

アヤ「おかえり。風呂はあるよー。晩メシ食った?」

千奈美「報告ついでに食べてきたわよ。そっちは明日の撮影のチェック?」

志保「水着グラビアだし。こないだメイクさんが『お手入れ日ごろから丁寧なの助かるー』って言ってたから」

千奈美「季節感ゼロね」

アヤ「屋内プール施設のプロモーションだからな」

千奈美「ところで、下着でベタベタしてたら、イチャついてるようにしか見えないわよ」

アヤ「ベタベタまではしてないし、イチャついてもいねーよ!」

志保「そうだそうだ! ベタベタとかイチャイチャっていうのはこういうのを言うんですー!」

アヤ「え? あっ、わーッ!?」

千奈美「……お風呂入って来よ」
169 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/10(金) 01:39:27.92 ID:Anjib6b50

――――

千奈美「脱衣所にいるの、アヤ?」

アヤ『そうだよー洗濯機回すー』

千奈美「よろしく。明日、結局どういう予定なの? 夕方からでしょ?」

アヤ『志保もアタシも、大学から現場に直行。終わりがわからんから、店は休んでいいって』

千奈美「お疲れ様ね。二人で大丈夫そう?」

アヤ『所長が途中で顔だけ出すって言ってたから、まあ平気だろ。中央からも数人来るっていうし』

千奈美「珍しいわね。急な話だったしあんまり話聞けなかったんだけど、何かあったの?」

アヤ『単純に中央直轄の仕事なのと、あとはフリーとか個人事務所とか多いからじゃねーかな』

千奈美「ふーん…… まあ、うちも個人事務所みたいなものだわね」

アヤ『あひたのひへふぁん、よほひうー』

千奈美「歯磨き終わってから喋りなさいよ…… あ、私の歯ブラシ頂戴」

アヤ「ん」

千奈美「ありが…… いつまで下着でいるのよ!!?」

アヤ「っぺ…… ブラトップは寝間着だろー」

千奈美「下!」

アヤ「う。ちゃんと履くよー。んじゃ明日の店番よろしく」

千奈美「はいはい……」

170 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/10(金) 01:41:01.91 ID:Anjib6b50

――――

志保(アヤちゃんは少し遅刻。学校の都合じゃしょうがないよね。一人で行くのは久しぶり)

志保(現場には連絡したって言ってたけど、早めに行って、私からもスタッフさんには謝っておこう)

志保(メンバーは……名前しか知らない子もいるなあ。……これだと、編集さんが和菓子持ってくるかな?)

志保(ライターさんも初顔だ。名刺は…… ある。アヤちゃんの分もある。お店の新しいパンフとイベントのフライヤーもある)

志保(さて。水着撮影だし、ピンあるよね。それだと時間かかりそうだし、差し入れ持ってもいいか。メールしてみよっと)
171 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/10(金) 01:42:46.98 ID:Anjib6b50

――――

To:アヤちゃん のりかえるー [お土産何にしよ? 多分和菓子は持ってくる人いるね(・ω・)]

To:槙原志保 Re:のりかえるー [菓子なら屑の落ちないやつ プールだから]

To:アヤちゃん するどい [さすがーあいしてるー! プリンにしようそうしよう♪(・ω・)]

To:槙原志保 Re:するどい [スプーンもらえよ あと油性ペンとかウェットティッシュとかおやつ用の小物も補充しときな]

To:アヤちゃん なんで [油性ペン? ペンケースにあるけど(・ω・)なんでー]

To:槙原志保 Re:なんで [名前書くだろ]

To:アヤちゃん おお [さすがはお姉様です!(・ω・)]

To:槙原志保 Re:おお [ウェットティッシュはいつも持ってる小さいのでいい わざわざボトルまではいらん]

To:アヤちゃん はーい [ボトルのは現場にあるよね。。(・ω・)]

To:槙原志保 Re:はーい [だね それじゃまたあとで]
172 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/10(金) 01:46:45.34 ID:Anjib6b50

――――

志保「おはようございます、オフィス・グラジオラスの槙原です」

ちひろ「おはようございます。グラジオラスの槙原さん…… ああ、欠員補充で来てくれたんですね、助かります」

志保「お互い様ですから♪ 補充で来ておいて申し訳ないんですが、桐野が少し遅れます。連絡は来てます?」

ちひろ「ええ、いただいてますよ。今日は撮影人数少し多いですし、まだ準備中なので、多少遅れても問題ないですから、ご心配なく」

志保「すみません、ご迷惑かけます。木場も後で来ますので。これ、お土産です」

ちひろ「あら、ありがとうございます♪ 今アシスタントさん来ますから、中に持って行ってあげてくださいな」
173 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/10(金) 01:48:07.69 ID:Anjib6b50

――――

みく「ウチのカバンに おひさんひとつ〜♪ ……うにゃっ、オハヨーゴザイマスにゃ?」

志保「はい、おはようございます♪ ……まだあんまり来てないですね」

みく「そうにゃね。……初めて会うにゃ?」

志保「ん……そうですね。でも私はみくにゃんさん知ってます!」

みく「むむっ、ちょっと待つにゃ、みくも知ってるにゃ! 木場チャンのところの…… どっちだっけ…… こないだインタビュー読んだ……」

志保「うふふ。……んんー、このクーラーボックス使っていいのかな? プリンお土産に持ってきたんですよ」

みく「ん? プリン…… あっ、パフェ食べるほうだにゃ! 槙原志保ぉ!」

志保「正解です! ちゃんと読んでくれてるんですね♪」

みく「そりゃ、同僚で商売敵だからにゃ。情報くらい抑えておくもんだにゃ」

志保「それは光栄ですねー。お礼にプリンどうぞ」

みく「何が光栄なんだにゃ。プリンは貰うにゃ、後で食べるにゃ」

志保「だって、あのみくにゃんに名前覚えてもらってて、商売敵って言ってもらえたらやっぱり嬉しいですよ」

みく「……」

志保「……?」
174 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/10(金) 01:48:42.96 ID:Anjib6b50



みく「……それで喜んでるようじゃ、少なくとも志保さんが勝つ目はないですよね」


175 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/10(金) 01:49:25.94 ID:Anjib6b50

志保「……?」

みく「……な、なんでそこで首傾げるんだにゃ!!?」

志保「……?」

みく「え、えぇー……」

志保「ところで、プリン何味にします? バニラにチョコ、バナナにマロン」

みく「思いっきりスルーされたにゃ……!? んー、どれにしようかにゃ……」

志保「あ、みくちゃんはこっちのほうがいいですか? おやつ小魚」

みく「ふぎゃーーーッ!! みく イズ フィッシュ ノーサンキュー にゃ!!」
176 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/10(金) 01:51:41.27 ID:Anjib6b50

――――

渚「うおッ、志保さん脱ぐと凄いッ……!」

仁美「うーん、プロポーションはちょっと負けてるかな?」

翠「数値上は数cmずつなんですけどね……数値以上の差がある気がします」

仁美「大丈夫っしょ! それだけでアイドルらしさが決まるわけじゃなし! どーんとひっくり返して見せようじゃないの!」

翠「どうやって逆転します?」

仁美「……なんか、画期的な、すごい知略? 一夜城みたいな?」

渚「なんら具体性がないよッ!?」
177 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/10(金) 01:53:45.25 ID:Anjib6b50

――――

志保「お疲れ様です♪ 久しぶりですね」

翠「お久しぶりです。名古屋で会って以来ですか?」

志保「はいっ。そうだ、後でいいんですけど、マネージャーさんかプロデューサーさんにも挨拶させてもらいたくて」

翠「プロデューサーならまだいるはず…… あっちで編集さんと話してますね。マネージャーは入りと出だけ来るって」

志保「ちょっと前に、うちでトークショーやりたいって言ってくれたから、案内も渡したくて♪」

翠「そうでしたね。まずは一度、客としてお伺いしたいです」
178 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/10(金) 01:54:27.61 ID:Anjib6b50



渚「あァッ、前川さんも凄いよ!」

仁美「小兵ながら、大振りの見事なものを持っておるのう……! 敵ながら天晴よ!」

渚「その表現はアイドルとしてどうかと思うよッ!?」

仁美「しかもあの顔! きっと『野良犬相手に表道具は用いぬ』って考えてるね……」

渚「えっ……えっ?」

仁美「いやーほら、自信満々じゃない? 私たち三人とか、眼中にない感じする」

渚「はッ! これは負けられないね!」

仁美「よし。渚っち、脱ごう」

渚「えっ……えっ、私も仁美ちゃんもそういうキャラじゃないよね?」


179 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/10(金) 01:55:06.31 ID:Anjib6b50

志保「なんだか、凄いですね」

翠「……お恥ずかしい……!」

志保「そ、そうじゃなくって! ……ちゃんと見てるんだなーって」

翠「見てる……?」

志保「今、仁美ちゃんに言われて気付きました」

翠「……? ……」

志保「……脱がないですよ?」

翠「……お恥ずかしい……!」
180 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/10(金) 01:56:18.51 ID:Anjib6b50

――――

アヤ「お疲れ様でーッす、スタンバイできましたーっ。……って、志保撮ってるんだ」

周子「おっ。桐野ぱいせん、おっつおっつばっちしー。相変わらず隠れ巨乳だねー」

アヤ「塩見さんもお疲れ」

周子「いやーホント疲れちゃったなー、ついさっきまで編集さんと喋ってたから、疲れちゃったなー」

アヤ「んんんーーーー…… 疲れてるってんなら、付き合う?」

周子「ヨガ?」

アヤ「そんな感じ。ストレッチともいう」

周子「そこまでじゃないかなー」

アヤ「そっか。その和菓子は?」

周子「編集さんの差し入れよん。働かずに食べる水まんじゅうは最高に美味しいよねー。好みもばっちり押さえてくれるしー」
181 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/10(金) 01:57:28.81 ID:Anjib6b50

アヤ「よ、余裕だなあ……」

周子「まあ、今日のグラビアのメインはみくにゃんだからさ。あたしは後でチョイチョイッと」

アヤ「ちゃんと撮っとかなくて大丈夫かぁ?」

周子「編集さんもカメラさんもお得意様だからねー。あたしがツーと言ったらスリーと返してくれる仲なのさー」

アヤ「……ツッコんだほうがいいの?」

周子「どっちでもー。まあそんなわけで、シューコさんと編集さん達の間には、強いシンライカンケーがあるのです」

アヤ「事務所の関係で?」

周子「いやいや、これはシューコちゃんのミリキとプロデューサー殿のジンリョクですよー」

アヤ「……ふーん」

周子「桐野パイセン達も、ご贔屓が見つかるといいねー」
182 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/10(金) 02:01:37.09 ID:Anjib6b50

――――

真奈美「お久しぶり」

みく「木場チャン! 久しぶりにゃっ」

真奈美「顔見せ、様子見だけだがね。さっき、写真見せてもらったよ。可愛く撮れてるじゃないか」

みく「ふっふーん。そう言ってもらえると、ライターさんに売り込んどいた甲斐があったにゃ」

真奈美「相変わらず、一人なのかい」

みく「マネジメントはお願いしてるよ?」

真奈美「セルフプロデュースなんて、高校生には茨に過ぎると思っていたが」

みく「みくは、なりたい自分になるの。前も言ったにゃ」

真奈美「そうだったな。今日はキミが主役だ、立派なものさ」

みく「随分褒めるにゃあ…… 今日はみくを口説きに来たにゃ?」

真奈美「いや。今は特にその気はない。未練がないかというとまた別だけどね」

みく「そういう大人の言い方をするのはズルいにゃ」

真奈美「フフ…… さて、もう少し挨拶してくるよ。また機会があったら」

みく「にゃ。……ッあ、待つにゃ!」
183 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/10(金) 02:04:27.73 ID:Anjib6b50

真奈美「うん? どうした」

みく「チケット買って欲しいにゃ。来月末の市立小ホール単独ライブ。キャパ250、日曜昼で一枚2000円」

真奈美「何枚ある」

みく「20くらい買ってくれたら嬉しいにゃ」

真奈美「馬鹿言うんじゃない。5だな」

みく「25!」

真奈美「増やすな」

みく「じゃあ15でいいにゃ」

真奈美「……10買い取り、10預かりで。そのくらいなら、うちの客からも行く人いるだろうさ」

みく「もっと来ると思うよ? 今をときめく猫チャンアイドルのみくだよ?」

真奈美「キミがうちの所属なら、100でも200でも500でも営業してやるさ。はい、料金」

みく「ぶーぶー。毎度ありがとうございますにゃ。こっちが預け分で」

真奈美「……ん、10枚ずつ確かに。それじゃ、改めて、また」

184 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/10(金) 02:06:51.26 ID:Anjib6b50

――――

志保「思ってたよりは早く終わったね♪」

アヤ「ん。ところで店に連絡したら、びっくりするほど暇なので、客を連れて来ないならアタシたちは遊びに来るなと」

志保「あらら。じゃあのんびり帰ろーう」

アヤ「そしたら、ちょっと買いたいものあるなー」

志保「水着?」

アヤ「なんでだよ! 撮影に使ったヤツ貰っただろ! ……ビキニとか、仕事でしか着ないけど」

志保「そもそも今年は、水着を仕事でしか着ていないような……」

アヤ「いやいや、ジムで着てるだろ」

志保「あれはスイムウェアって感じ! カワイイが足りない!」

アヤ「ジムのプロモーションとかしたいな」

志保「木場さんがやってたね」

アヤ「もう先任がいたかァー」
185 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/10(金) 02:08:06.92 ID:Anjib6b50

――――

志保「渚ちゃんたちと話できた?」

アヤ「少しね。水野さんが大変そうだったな…… トークショーって言ってたけど、テーマどうするんだ?」

志保「仁美ちゃんが回していくんじゃないかな」

アヤ「それもう話題が迷子になるの目に見えるぞ」

志保「でも、仁美ちゃん、あれでよく見てるみたい。私、見ない振りしてたかなー」

アヤ「何が?」

志保「みくにゃんさん」

アヤ「あー。……シンデレラになってすぐくらいの合同練習で一緒の班だったよな?」

志保「そうだね。でも、みくにゃんは私たちのこと覚えてなかった。初めまして、だって」

アヤ「……眼中になかったとか、印象に残らなかったとか」

志保「同じこと、仁美ちゃんも言ってた。『みくにゃんは自身満々で、私たちのこと眼中にない顔だ』みたいなこと」

アヤ「悔しい?」

志保「そう思うことから、目を背けてたかも、って。……みくにゃんさんとは立場が違い過ぎて、解らないんだ」

アヤ「しょーがねーだろ。一人で上京してセルフプロデュースでアイドルやるだけでもネジ飛んでる」

志保「ネジ…… た、確かに高校生がやることじゃないけど……」

アヤ「高校生じゃなくたって厳しいよ。アタシ達ですら、四人で相談してるのに」

志保「水野さんたちやしおみーさんには、プロデューサーさんついてるしね」
186 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/10(金) 02:09:49.74 ID:Anjib6b50

――――

アヤ「そういえばさ、今日の撮影」

志保「うん?」

アヤ「抱き合って撮るのは、あれは需要あるのかな……」

志保「しおみーさんと? かっこよかったねー」

アヤ「あれは…… 抱き合うっていうかくっ付いて、だな。髪の毛とか顔立ちとか対比になるからいいんじゃないの?」

志保「カメラさんと編集さん、しおみーさんと仲良いからね」

アヤ「やっぱそうなの?」

志保「旅ロケとか一緒に行ったって聴いたよ。やっぱりさ、選ぶ段階でも現場でも『知り合いかどうか』って決め手になるのかな?」

アヤ「そりゃあ…… 店でもそうだろ。知り合いが来てればサービスしてもいいかなって思うし」

志保「そうだよね、そうなっちゃうよね。……製作側へのパイプ、かあ」

アヤ「ゼロではない……と思いたいけど。具体的に出てこないなー」
187 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/10(金) 02:13:35.03 ID:Anjib6b50

――――

アヤ「あ、なんか話題摩り替わってたよ。抱き合って撮った話。志保とだよ!」

志保「楽しかったよ?」

アヤ「だから、需要があるのか、って話をだな」

志保「私にはあるよ!」

アヤ「……」

志保「うわーっ無言で距離を取らないでー」

アヤ「いいんだけど。いいんだけど……なんかさ!?」

志保「捕まえたっ」

アヤ「えー…… 腕組むのー……」

志保「アヤちゃんが私の腕に捕まる?」

アヤ「じゃあいいです…… ……うぉいっ、指! 指!」

志保「恋人握りー」

アヤ「……志保はどうしてそうなっちゃったの……?」

志保「あんまりべたべたしたら千奈美ちゃん怒るかなあ」

アヤ「あいつあれですげぇマイペースだぞ」

志保「そうだよね。よし、今日はギリギリまでデートするよー!」

アヤ「……せめてアタシの買い物だけ先にさせてな……」

――――


レギュラーはアヤ志保千奈美です。

ふわっとした設定はあるので、適当に出していきます。
リクエストを受けて書いたり、リクエストとは関係ない話を書いたりします。
188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/10(金) 03:21:30.36 ID:i593ME6Do
ぼくは頼子とか泉とかみたいです!(ロング大好きCoP感)
189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/10(金) 04:20:58.95 ID:z8hHug46O
愛知3人娘出たかw となると、千奈美も出たし最後は
鞭とセーラー服がよく似合うあの方しかいませんよねw
190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/10(金) 07:38:22.74 ID:Anjib6b5o
基本ほのゆりコメディっぽくしてるけど、これアイドルごとに立ち位置結構シビアに分けてるな
他の子に比べて競争心の薄いアヤ志保がくすぶってるぽい流れ
191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/10(金) 08:22:27.93 ID:yjL2x5+Wo
くそ、前川の分際で・・・!
チケットの話とか生々しいな。
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/10(金) 08:31:38.33 ID:x4qCQ+WHO
手売りとか失望しました
みくにゃんのチケットください
193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/10(金) 10:03:55.33 ID:XWI4OmM5O
>>163の前川のCuPです。
そう、可愛い顔してギラリと獣の目が光る、気高い野良猫みくにゃんが見たかった!ありがとう!
194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/10/10(金) 16:25:14.23 ID:LXOHqd4B0
奏とか沙紀とかみたいです
195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/10/10(金) 17:30:48.76 ID:QGzX8lvE0
リクエスト出すやつ勇気あるな
ふわっとしてるかもしれんが序列がわかるくらいには格付けされてるぞ

あ、いぶきちください
196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/10(金) 18:03:23.16 ID:Graaqy1ro
なんか俺のリクエストばかり通って申し訳ない気持ちになるわww
>>42で音葉とふみふみリクエストしたら次の回で登場して、>>57で仁美翠渚リクエストしたら
また書いてくれて。それでいてただ出ただけじゃなくてSS内で元気に動いているから嬉しい。
次回も楽しみにしています。
197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/10/10(金) 20:10:06.60 ID:+OuEHUx/0
毎度楽しみにさせてもらってますー

飛鳥ちゃんみたいです
ひいてはダークイルミネイト周りとか気になっちゃう
198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/12(日) 19:45:07.38 ID:gZhe6DrHO
みくの単独ライブがキャパ250。
舞浜や中野が2000、リキッドルームが900だから、みくにゃんでもディープなアイドルファン以外には知られてないかもしれん。
それでもグラジオラス組からはだいぶ遠いとなると、かなりキツイ格差があるよなぁ。
逆に上に突き抜けるとどうなんだろ。デレマス最初期を支えた杏、きらり、蘭子あたりが気になる。
199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/12(日) 23:13:45.39 ID:FSN2jL4sO
微妙なとこだなー。
2000円だから時間短めのミニイベントだと思うんだが、これがみくにゃんのフルスペックかどうかが気になる。

この世界で、あんきら蘭子とときん辺りのトップクラス、
ひいてはシンデレラ勢力がどのくらいを占めてるもんなんだろう。

765は劇マス後で確定だから、横浜アリーナ12000を埋めてるんだよな…
200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/13(月) 20:14:20.41 ID:dH8Aj4XAo
142'sとインディビ見たい
あのあたりだとまだジュニアの区分なんだろうか
201 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/19(日) 01:42:39.72 ID:MfPsPtco0

真奈美「アヤと志保。少し先だが、私と一緒に収録が入った。『おしえて!ティーチャー☆ミズキ』のワイド特番だ」

千奈美「ああ。だから見ておいて、って言ってたんですね。よかったわね。凄いじゃない」

志保「……えっ? うわっ、地上波!? えっ!??」

アヤ「所長も一緒…… ゲスト解答者チームとか? え、なんで?」

真奈美「パネラーではない。改変期用の特番だから、ゲストは基本的に番宣だよ」

アヤ「ですよね。……ってことはゲストコーナーか何かですか?」

真奈美「ご名答。ワイド特番だと、話題の飲食店をスタジオに招いて立食パーティするコーナーがあるだろう?」

志保「あ! 『給食』ですか!」
202 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/19(日) 01:43:43.40 ID:MfPsPtco0

真奈美「そこに加えて貰う事になった。出演というよりは出張かな。担当はデザートとドリンクになる」

千奈美「あれって、名店とか単価高い店舗多かったと思いますけど」

真奈美「インパクトがある、メニューとして目立っているのはそういう店だが、そればかりでもないよ」

アヤ「共演は?」

真奈美「番宣枠にはガールズ以外もかなりいるな」

千奈美「765さんもいますね。オールスターズ映画で一枠、あとゴールデンのドラマのチームに一人混じってる」

志保「わ、わ。大御所の女優さんとか冠持ちの芸人さんとかいる!」

真奈美「加えて、通常版のレギュラー陣が、パネラーではなくアシスタントやコーナー担当に回る。まあ、知っての通り、CGジュニアクラスの子たちだ。売り出し中だとか売れっ子だとか、そういうランクのな」
203 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/19(日) 01:44:33.85 ID:MfPsPtco0

アヤ「うわー。……メニュー決めてあるんですか?」

真奈美「ソフトドリンクは一通り。デザートは、制作さんを招いて一度試食会を開くが、ミニパフェ、揚げバナナ、マンゴープリン、あとはケーキを二、三種類かな」

志保「……それだと、パフェだけほとんど仕込めないですよね?」

真奈美「志保が作ってる姿を撮ってもらいたいんだ」

志保「きゃー!」

千奈美「何食くらいいるんですか?」

真奈美「出演者は50人超だが、全種類100食程度は準備するように依頼されてるね」

アヤ「え、えーと…… 必ず全員に行き渡るように、と言ったって多過ぎないですか」

真奈美「スタッフや関係者は出演者より多い。余ることは心配しなくていいとさ。ミニかハーフで出すとして、50か60人分くらい作っていくことになるかな」
204 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/19(日) 01:45:52.78 ID:MfPsPtco0

志保「仕込み凄いことになる……!」

真奈美「というわけで二人。今週と来週の土日に、中央のワークショップに顔を出してくれ。何人かと面通しをしてもらう」

志保「なるほどー。ジュニアクラスの子たちは接点ほとんどないですよね」

アヤ「了解です」

真奈美「報告は以上だ。それでは、二人はキッチンとフロアのクローズを。千奈美は上で伝票を手伝ってくれるかな」

千奈美「はい。レジ閉じたら上行きますね」

真奈美「よろしく。今日は発声の日か。終わったら軽く流そう」
205 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/19(日) 01:46:41.80 ID:MfPsPtco0

――――

千奈美「私は、出演ではないんですよね。……店番ですか?」

真奈美「難しいな。臨時休業になるんじゃないか」

千奈美「じゃあ、私の予定は?」

真奈美「未定だ」

千奈美「三人出るなら、付いていくことになるかも?」

真奈美「そうなるかもしれない。もちろん別の仕事が入るかもしれないし、前日までの仕事の兼ね合いによっては、オフにしてもいい」

千奈美「なるほど、未定ですね」

真奈美「出たいなら、交渉するが」

千奈美「別に、そういうわけではないです。別の仕事が入れば、それはそれでいいでしょうし」

真奈美「……ふむ。解ったよ。ではいつも通りでよろしく」

千奈美「よろしくお願いします。あとこれ、発注確認終わりました」

真奈美「ありがとう。こっちももうすぐ終わるから、着替えて、二人と交代してやってくれ」
206 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/19(日) 01:47:23.64 ID:MfPsPtco0

――――

志保「お店の宣伝出来るね!」

アヤ「そうだな。……嬉しい?」

志保「えへへ♪ お客さん増えるかな、忙しくなっちゃうかな?」

アヤ「そうだな」

志保「そうだよ! ……嬉しくない?」

アヤ「嬉しい。と思う」

志保「ん。水出し仕込む?」

アヤ「明日の朝でいいんじゃね。あとで聞けばいいよ」
207 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/19(日) 01:50:39.13 ID:MfPsPtco0

――――

アヤ「――♪  ―――♪」

真奈美「OKだ。今日はこのくらいかな。アヤは相変わらず歌い出しが安定してないぞ」

アヤ「……」

真奈美「対策は色々あるさ。それと、肺活量は充分だからブレスのタイミングを考えて。声は出てるしリズムも取れてる」

志保「……♪」

真奈美「志保、リズムが難しくなると声がフラフラし出す。また改めて練習しよう」

千奈美「……」

真奈美「千奈美は…… 基本的な問題は特にない。表現の幅は広げてもいいかと思うが、どうだ」
208 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/19(日) 01:51:44.60 ID:MfPsPtco0

千奈美「そうですね、レパートリー増やせたら嬉しいです」

真奈美「ミンミンミン ミンミンミン」

志保「えっ」

アヤ「えっ」

真奈美「冗談だ」

千奈美「こわい」
209 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/19(日) 01:52:36.99 ID:MfPsPtco0

――――

志保「地上波のお仕事させてもらえるんだー♪ 嬉しいなー!」

千奈美「本当にね。頑張ってよ」

志保「ツアーのセレクションとか番組アシスタントのオーディションとか、軒並み落ちちゃったからねっ」

アヤ「今月、外で何やったっけ…… 千奈美が音楽サークルのボーカル、アタシと志保がエスニックフェスでトークゲスト?」

志保「それだけだったんだ。お店忙しかったから気付かなかった」

千奈美「私は即売会にも出るわよ。サービスだけど」

アヤ「同人即売会ってやつだろ? コスプレとかすんの?」

千奈美「……しないわよ」
210 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/19(日) 01:53:24.46 ID:MfPsPtco0

志保「ちなみんパワーでメルヘンチェンジ……?」

千奈美「しないわよッ!?」

アヤ「キャハッ☆ って」

千奈美「しない!!」

志保「今のかわいい」

アヤ「手と顔の角度は、こう。キャハッ☆」

志保「キャハッ☆」

千奈美「……いや、しないわよ?」
211 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/19(日) 01:54:08.52 ID:MfPsPtco0

――――

志保「ワークショップ、いつ以来だろう……?」

アヤ「アタシは夏前に来たッきりだな」

志保「あれ? フェスのときは?」

アヤ「委員会主催の合同練習は何回か行ったけど。逆に基礎トレなんて来てる暇なかったぞ」

志保「それもそっか。ねーね、ちょっと緊張しない?」

アヤ「そうか?」

志保「だって、中学生と話すなんて、この業界入らなかったらレア体験だよ?」

アヤ「接客は?」

志保「接客と会話は違うものです」

アヤ「だな。まあアタシも、とんと話した記憶がない。……だーいじょうぶ、五つちょいしか変わらねー」

志保「そわそわしてきた」
212 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/19(日) 01:54:41.37 ID:MfPsPtco0

――――

幸子「グラジオラスの、槙原さんと桐野さんですよね? お話は伺ってます。輿水幸子です」

アヤ「初めまして。学級委員長」

幸子「『フフーン! 今日もカワイイボクと一緒に、先生のご指導を賜りましょうね!』」

志保「すごい」

幸子「素人さんじゃないんですから、いきなり振らないでくださいよ! モチロン、ボクは応えますけどね!」
213 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/19(日) 01:56:06.90 ID:MfPsPtco0

――――

美玲「おーっす、さち…… ……ハジメマシテ」

幸子「おはようございます、美玲さん。ご紹介しますね。こちら、早坂美玲さんです」

美玲「お、おぅ…… 早坂美玲、です」

アヤ「桐野アヤです。よろしく」

志保「アヤちゃんと一緒に、今度の『ティーチャーミズキ』の特番で共演させてもらいます。槙原志保です。よろしくね、早坂さん」

美玲「あー、インディヴィのプロデューサーから話聞いてる。トレーニングのアシスタントさんかと思った」

幸子「ちょっと美玲さん! 同じシンデレラガールズですよ!? すみません、うちの早坂さんがとんだ失礼を!」

アヤ「あはは…… 気にしないでよ。ガールズ自体人数が多いし、ジュニアとは接点ないし。ましてアタシたち、露出も少ないほうだから」
214 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/19(日) 01:57:54.53 ID:MfPsPtco0

幸子「共演者だと、今日はボクの142'sと美玲さんのインディヴィジュアルズは集まりますね! あとはお聞きしてないですが」

美玲「ウチのリーダーがユニット掛け持ちだからな、ワークショップはだいたい五人揃って参加だぞッ」

志保「やっぱり、ユニットで活動すると、基礎練習も一緒にやるものなの?」

幸子「ボクは、土日しか東京でのアイドル活動が出来ないので、自然とそうなりますね。貴重な時間は効率よく使わないと!」

美玲「ウチなんかは上京してきたけど、幸子と乃々は実家だからな! 遊ぶ時間もいっぱいいっぱいだ」

アヤ「へー。実家どこなの?」

幸子「甲府です」

アヤ「……え、あれ? どこだっけ、群馬?」

志保「振っといて解らないのやめようよ! 山梨だよ!! だとすると、新幹線で通ってるんだよね?」

幸子「そうです! よくご存知ですね!」

志保「大変だねー!?」
215 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/19(日) 01:58:40.81 ID:MfPsPtco0

――――

志保「中高一貫! どうしようアヤちゃん、すっごいお嬢様だよ!?」

幸子「たまたまそういう家柄に生まれついただけですよ。ボクがカワイイのと同じように、環境がそうだったんです」

アヤ「う、うん…… でもさ、受験勉強要らないけど結局こっちには住めないわけだろ? ……アイドル続けるの?」

幸子「モチロンです! 最初に相談したんですが、皆さん快諾してくれて、協力してくれていますからね! ボクは幸せ者ですよ!」

美玲「それ、幸子のプロデューサーに言ってやればいいのに」

幸子「嫌ですよ!!? ……そ、そういうのは自然と伝わるものです。両親とも話してますし」

志保「ふふ、幸子ちゃんはテレビで見る様子とあんまり変わらないんだね」

幸子「そうですよ? ボクは作ったりはしないのです! ……勿論、仕事中かどうかで意識は変わりますけど」
216 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/19(日) 01:59:52.50 ID:MfPsPtco0

――――

美玲「うーん、喜び、怒り、哀しみの演技…… どうすんだ、わかンないぞッ!?」

輝子「フ、フヒ。落ち着こう、落ち着こう……」

乃々「即興劇は苦手なんですけど…… 思い付かないんですけど……」

輝子「あ。フヒヒ、思いついたぞ…… 乃々が最近読んでるっていう漫画。お姫様と、首なしの王子様の話」

乃々「え、好きですけど…… どうしました?」

輝子「あれ、私も買ったぞ」

美玲「ウチに見せてくれたアレか! 面白かったな!」

輝子「そ、そう。それ。……あのセリフ、引用してみよう」

乃々「それなら、出来るかもしれないですけど……」
217 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/19(日) 02:00:40.46 ID:MfPsPtco0

小梅「……しょーこちゃん、頼りにされてる……」

幸子「フフーン! さすがボクたちのお姉さんですね!」

志保「ところで、良かったの? 行き掛かり上とはいえ、私たちと同じ班で」

小梅「だ、大丈夫…… リーダーの方針、だから」

幸子「リーダーのボクがフォローしてみせます!」

志保「二人とも、ありがとうございます♪」

アヤ「演技も一応レッスン受けてるけど、また感覚違うなあこれ」

幸子「どんな話にしましょうか? あんまり即興にしちゃうと、小梅さんに偏りが」

小梅「つ、ついつい、ホラー映画の台詞使っちゃう、から…… ふふふ……」

志保「どんな状況からも一寸先が闇に! ……それはそれで面白いかも?」
218 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/19(日) 02:02:45.46 ID:MfPsPtco0

――――

アヤ「森久保さん、お疲れ様。スポドリでいいかな。……今度の特番で一緒になる桐野アヤってんだ」

乃々「はい、さっき美玲ちゃんから聞きました。森久保乃々、ですけど……知ってるんですね」

アヤ「そりゃ、ガールズでも有名だからね。よろしく。実家から通ってるって聴いたけど、大変じゃない?」

乃々「愛知なので、新幹線で二時間ですけど…… 来年からはこっちの高校なので、もう少しだけですけど」

アヤ「愛知かー。ああ、高校はこっちに通うんだ」

乃々「寮生活が不安…… というか何もかも不安ですけど…… そもそも今度の特番が不安ですけど……」

アヤ「レギュラーと違うから、かい?」

乃々「……受験を控えたもりくぼは、今度の特番で、いったん番組を離れるのです……」

アヤ「心残りを作って離れたくない?」

乃々「……本当に、よろしく、お願いします。こういうの、子どもが出しゃばるの、良くないかもですけど……」

219 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/19(日) 02:04:45.72 ID:MfPsPtco0

アヤ「アタシたちは、一コーナーしか出番ないけど。そこはちゃんとやるよ。わざわざ伝えてくれて、ありがとう」

乃々「……もりくぼは、まだアイドルやってての、怖いので……」

アヤ「そうか、怖いかァ」

乃々「……」

アヤ「新幹線で片道二時間かけて、大人に振り回されるんだからな。楽しめる子がタフなんだよ、恐れがあって普通さ」

乃々「……説得もしないんですか?」

アヤ「もっと頑張れるよ、楽しいよ、って?」

乃々「……」
220 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/19(日) 02:05:23.65 ID:MfPsPtco0

アヤ「森久保さんの背景が解らないからなあ。とりあえずあの四人とは仲が良いんだな、ってことしか」

乃々「確かに、仲は良いですけど……」

アヤ「じゃ、折角だし遊んできたら?」

乃々「……はい。ありがとうございます」

アヤ「んーと。アタシの事務所、カフェやっててさ。森久保さんの地元みたいなメニューも出来るよ」

乃々「それは…… ちょっと、気になりますけど……」

アヤ「友達とかご両親とか事務所の人とか、一緒に来てくれたら嬉しいかな?」

乃々「……はい。わざわざ声掛けてくれて、ありがとうございます。あと、飲み物も」

アヤ「また今度、ね」
221 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/19(日) 02:08:54.50 ID:MfPsPtco0

――――

アヤ「ということがあってだな」

千奈美「収穫あったのなら、よかったじゃない」

志保「で、千奈美ちゃんはこれからオーディション? なんでしょ?」

千奈美「急な話になっちゃったけど、帰ってきてくれて助かったわ」

アヤ「みんな昼過ぎから仕事だってことでなー。まあ、そりゃそうなるよ」

志保「撮影とか収録とか。土日も遊べないんだねー、大変」

千奈美「忙しいだけなら私たちも忙しいじゃない。それじゃ、行ってくるわね」

アヤ「おう、頑張ってな」

――――


レギュラーはアヤ志保千奈美です。

ふわっとした設定はあるので、適当に出していきます。

真奈美と千奈美が会話に並ぶと目が滑る、ということに書いてて気付きました。
222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/19(日) 04:35:16.65 ID:dOQjHDVQO

なんか好きで1から一気に読んだわ
223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/19(日) 07:54:24.75 ID:l9tHCerLO
(乃々は神奈川だよ)
224 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/19(日) 09:02:35.04 ID:MfPsPtco0
>>223
指摘ありがとうございます。これはなんらかのケジメがひつようです。

まずは下記に訂正。


>>218

アヤ「そりゃ、ガールズでも有名だからね。よろしく。実家から通ってるって聴いたけど、大変じゃない?」

乃々「橋本なので、ちゃんと電車乗れれば一時間半ですけど…… 来年からはこっちの高校なので、もう少しだけですけど」

アヤ「えーっと、神奈川だっけ。高校からは寮使うの?」

乃々「毎日ではないですけど、寮生活が不安…… というか何もかも不安ですけど…… そもそも今度の特番が不安ですけど……」


>>219

アヤ「片道一時間半かけて来たら、大人に振り回されるんだからな。楽しめる子がタフなんだよ、恐れがあって普通さ」


>>220

アヤ「んーと、番組から聴いてるとは思うけど、アタシの事務所、カフェやっててさ。良かったら来てよ。サービスする。かも?」
225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/19(日) 09:22:09.19 ID:GUN3oXpjO
森久保の初登場が名古屋だったからなぁ。でも橋本とかなぜそんなローカルな場所にしたしw
都心まで1時間半かかるということは、実際は相模線沿線とかのさらにローカルな町かもしれんが。
あと、幸子の山梨にはリニア実験線しかないぞ……w
226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/10/19(日) 09:25:44.52 ID:CF+pJH8S0
けじめか。ならば時子様を出してもらおうか。
そしたら愛知アイドルコンプリートしちまうなw
227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/19(日) 10:50:25.57 ID:wmX5mIbCO
手羽先のこと森久保っていうのやめてほしいんですけど…

ティーチャーミズキ…いったい何島さんなんだ…
228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/19(日) 14:51:10.12 ID:wmX5mIbCO
今回は珍しく取材が甘いかー
甲府だと特急か高速バスだけど、中学生なら電車が無難かしら

このアヤと志保は、面倒見いいけど競争心とか意識とかはあんまりないよね
そういうとこも含めて、乃々との会話が味わい深くて好き
229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/19(日) 16:01:02.82 ID:ugxNoIhco
出身地と登場場所が違うキャラって
スカウト時に住んでた場所は登場した場所って考えもありとは思うが
230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/19(日) 18:11:23.03 ID:HuBkQiBDO
>>214
インディビジュアルズって美玲ちゃんがリーダーじゃないの?

そして142は幸子
231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/23(木) 00:40:38.22 ID:YBDjwHGfO
142は幸子リーダーって描写あったけど、インディヴィは特定の誰かとは明記されてなかったと思う
232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/10/23(木) 18:32:45.84 ID:9HaCFfUn0
木場さんがメルヘンデビュー歌い出したら、そら困惑ですわ

福岡出身のきりのんが、なぜ甲府がわからなかったのに橋本がわかったんだろーと思ったけど、京王線使ってると目に入るな…
233 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/25(土) 00:24:08.65 ID:/OOXgEf/0


To:小室千奈美 おめでとう [先日のオーディション、合格しました。詳細は明日のモーニングで話します]

234 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/25(土) 00:31:45.45 ID:/OOXgEf/0

――――

志保「はいっ♪ というわけで、ドラマの話に移っちゃいたいと思います!」

美里「お願いしまぁす」

志保「今回、お三方が出演されたように、アイドルメインのドラマは、本人のキャラクターをそのまま使うものが多いですよね。ここ3、4年からの流行だったと記憶してるんですけど、印象に残っているものはありますか?」

法子「名前そのままの役柄ですよね。765さんとかで流行ったんですよね!」

美里「そうそう〜。うんうん、やっぱりお客さんにも見てる人いますよねぇ。ファンタジーとか特撮とか色々ありましたけどぉ、私は『眠り姫』かなぁ」

法子「私も『眠り姫』は見ましたね! 言ってもあたし中学生だし、ドラマはあんまり見てないんですよ。『キサラギ』は一応ちょっと見たけど…… あ、『スペースウォーズ』は見ました!」

志保「ワイヤーアクションなんかもあって、本格的でしたよね! 財前さんは、何か見てましたか?」

時子「……『雷王学園生徒会』は見たわよ」
235 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/25(土) 00:34:11.70 ID:/OOXgEf/0

法子「Jupiterさんかー! 色々面白いって聞いたから、DVD借りたことありますね!」

美里「参考に私も見たなぁ。時子サマは、リアルタイム派だったんですかぁ?」

時子「そうなるかしら。ニュースのまましばらく点けっぱなしにしてたら始まっただけで、偶然ね。ま、いい暇つぶしにはなったわ」

美里「その時は、まさか自分が学園物のドラマやるなんて思いませんよねぇ」

時子「そもそもアイドルなんて想像もしてなかったわよ」

法子「まさかセーラー服着るなんて?」

時子「……スプモーニ! スプモーニを持ってきなさい! 五秒で!」
236 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/25(土) 00:35:25.61 ID:/OOXgEf/0

法子「はいっ。撮影の日程って、関わる人のスケジュールも場所の手配もあるから結構カツカツで、全然話の順番通りにならないんですよね」

時子「私たちには当たり前のことだけど、下僕どもにはピンと来ない連中もいるかもしれないわね」

法子「その日は学校借りてて、校庭と教室で撮影の予定だったのに、朝からざあざあ降ってて。止まないし次に校舎使える日までは待てないし」

美里「法子ちゃんの大事なシーンだったものねぇ。一応先に教室だけ撮ったんだっけぇ?」

時子「そうだったわね。よく覚えてるじゃない。誉めてあげるわ」

法子「で、結局その日はもう雨のまま撮るしかない、ってことで脚本を直してもらって撮ったんだけど、直した後のほうがドラマチックになっちゃったねーって!」

美里「脚本さんと演出さんが柔軟な人で良かったですよねぇ。きっちりやるのが悪いわけでもないんですけど」

時子「……あの場では良かったんじゃないの。貴方の泣く演技、本当にダメだったもの」

法子「そうなんだよねー! だから、雨で髪の毛とかぐしゃぐしゃになってるほうが雰囲気あったの!」

美里「小説版だと晴れてるのは、そのせいらしいんですよねぇ」
237 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/25(土) 00:36:26.63 ID:/OOXgEf/0

――――

志保「トークショーも佳境に入りまして、チャリティオークションのコーナーです! 売り上げは、シンデレラ基金を通じて子どもたちのために使われます。まずは椎名さんからお願いします!」

法子「はーい! あたしは実際にドラマでつけてたシュシュとヘアピン! これは何話だったかな……たぶん最後のほう!」

時子「ちょっと見せなさい。……9話よ」

法子「解るの!? その手帳? スマホ? 凄いね時子さん!?」

美里「衣装とか現場とか、小まめに撮ってましたよねぇ、マネージャーさんが」

法子「手帳にも台本にもいっぱいメモしてたし!」

時子「そんな話をする許可、与えた覚えはないわよ」

美里「凄く真面目に取り組んでたよねぇ、っていう話ですよぉ」

時子「……カーディナル! カーディナルを持ってきなさい! 五秒で!」
238 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/25(土) 00:38:56.71 ID:/OOXgEf/0

法子「っと、では9話にあたし演じるノリコが付けてたシュシュとヘアピン二つです! ……じゃあ3つだし300円から?」

美里「私が仕切っていいんですかぁ? はいはぁい、それじゃあ300円から、スタートでぇす」

\500円!/ \900円!/ \1000円!/ \3000円!/

\4000円!/ \8000円!/ \イチマ\15000円!/

\20000円!/

\25000円!/

美里「はい、25000円、他にいないですかぁ?」


\30000円!/


美里「30000円! いいですかぁ? ……いいみたいですね、30000円でぇ、ハンマープラぁイス!」

法子「え、えぇ!? い、え、いいの!? シュシュとかですよ!? 駅ビルの雑貨屋でも似たようなのありますよ!?」

時子「いいのよ。くくっ、豚はそういうのが喜びなんだから、せいぜい笑ってやりなさい!」

法子「う、うわぁありがとうございます! ……じゃああの、真奈美さん! 色紙とペンありますか? わーどうもどうも。サインつけますね。お名前は?」
239 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/25(土) 00:39:55.03 ID:/OOXgEf/0

――――

美里「それじゃ、私ですねぇ。……同じく小道具なんですよねぇ。眼鏡なんですよぅ」

法子「あ、しかも壊れてるほうだ」

美里「そうなの、6話で踏まれて壊れちゃった方の眼鏡でぇす。ケースも付けちゃいまぁす。ケース代くらいかなぁ、1000円からでいいですかぁ?」

志保「はいっ、では財前さん、よろしくお願いします!」

時子「さぁ、豚ども! せいぜい高い値をつけて、どうでもいい小物を無様に有難がりなさい!」

\3000円!/

\10000円!/

時子「ハッ、随分飛ばすわね、辛抱のない! ……ほら、もっと良い声で鳴く豚はいないの?」

\12000円!/ \15000円!/ \20000円!/


\22000円!/


時子「22000円? もうお終い?」


\25000円!/


時子「25000円。25000円、これで決まりかしら。……ハッ、いないようね。そこ! そこのお前のモノよ。受け取りに来なさい」

美里「はぁい、ありがとうございますぅ。じゃあ桐野さん、チェキ貸してくださぁい。サイン、色紙とチェキの両方につけちゃいますねぇ」
240 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/25(土) 00:43:53.88 ID:/OOXgEf/0

――――

時子「私ね。……これよ。第一話の」

志保「台本! しかも付箋もメモ書きもびっしりじゃないですか! いいんですか?」

時子「撮影中になくしたと思って、新しいのを貰った次の日に見つけたのよ。同じものが二冊有っても邪魔なだけだわ」

法子「うわぁ、赤とか注意書きとかすっごい、すっごい……! これあたし欲しいくらいだよ?」

美里「法子ちゃんは自分の持ってるじゃなぁい」

時子「そこまで言うなら、客席に並んでみたらどう?」

法子「いや、えっ、お客さんみんな落札する気マンマンですよ! 邪魔したくないのでいいです!」

時子「なら法子。貴方が最初の値段を決めなさい」

法子「いいんですか!? えー、じゃあ……2000円?」
241 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/25(土) 00:44:28.85 ID:/OOXgEf/0

――――

志保「お疲れ様です♪ サラダとスープお持ちしました」

法子「ありがとうございます! んー、緊張したー!」

アヤ「楽しんでたように見えたけどな。飲み物出しますよ、何にします?」

法子「じゃあ…… ハニーレモネードで!」

時子「レッドアイ」

美里「私、グレープフルーツジュースでお願いしまぁす。どうでしたかぁ? 真奈美さんいた方が回るのになぁ、って思ってたんですけどぉ」

真奈美「客席は君たちのほうがよく見えてただろ。良かったよ。ステージが大きくないから、座ってのトークショーだと、メイン三人に袖で司会が立ってるくらいでちょうどいいさ」

法子「ドラマのプロデューサーさんは、あたしが出られなかったら真奈美さんにするつもりだった、って言ってましたよ」

真奈美「時間帯が夜だったら、私が出ることになったんだろうがね。現役中学生がトークショーに参加できる機会も中々ないからな。私が司会って柄でもないし、今回はこれでよかったのさ」

時子「フン、遠慮してるつもりだったら余計なお世話よ」

真奈美「まさか。ファンにとっては、この店なら今日に限らず話を聞けるかもしれない私より、法子のほうがプレミア感は高いだろう? プロデューサーと相談した結果だよ」

美里「なるほどですねぇ」

真奈美「それでは、我がカフェ・グラジオラス自慢のディナーを振舞うとしよう」
242 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/25(土) 00:46:29.98 ID:/OOXgEf/0

――――

志保「お待たせしました♪ 椎名さんのハヤシオムライス、間中さんがディナープレート、財前さんがインディアンスパゲッティですね」

法子「うわぁ、そのスパゲッティ、ほんとにカレー味なんだ……!」

時子「……取り皿、こっちによこしなさい」

法子「わぁい! ありがとう時子さん!」

アヤ「今日って、ドラマスタッフはさっきの広報さんと営業の人くらいしか来てないんですね」

美里「そうですねぇ、今回はシンデレラとしてのイベントなので、ドラマの制作側さんからすると、一応知ってる、みたいな感じですねぇ」

志保「チケット倍率凄かったみたいですよ。『このチケットはお店に来ても買えません』って、すぐにツイッターにもblogにも告知したけど、問い合わせ来ましたね……」
243 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/25(土) 00:47:06.85 ID:/OOXgEf/0

時子「LIVE配信してたんでしょう?」

志保「はい♪ カメラは固定ですけどね。ちゃんと時子さんの『無様ね』もいただきましたよ!」

アヤ「中央から、チケット倍率高すぎるから配信してくれない?って言われて、とりあえず手配してもらったけど……」

志保「来るものだね……」

法子「あ、前川のみくにゃんとか凄いですよ! 有料配信が活動資金源だって豪語してました!」

美里「ガールズでも、何人かは自分のチャンネル持ってるんでしょう? 時子サマとか、やらないんですか?」

時子「は? そんなことしなくても、仕事のほうから寄ってくるわよ。……そもそも面倒だわ」

法子「時子さん、機械あんまり得意じゃないよね。写真撮ってなんやかんややるときも、だいたいマネージャーさんだよね」

時子「……ブラッディマリー! ブラッディマリーを持ってきなさい! 五秒で!」
244 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/25(土) 00:47:43.01 ID:/OOXgEf/0

――――

志保「デザートでーす♪ リング型ではないけど、ドーナツの盛り合わせですよ♪」

法子「やっっっっったーーーーー!」

アヤ「あ、間中さんと財前さんはこっちです。ミニケーキの盛り合わせ」

美里「法子ちゃんの皿、一人で私たち二人分の倍以上あるわねぇ」

時子「もう慣れたわ」

法子「プレーン! バナナ! チョコ! ココナツ! スノウアイシング! 凄いよ志保さん! 幸せが盛り沢山!」

志保「ホイップクリームと小倉あんもどうぞ♪ いっぱいあるから、女子寮に持って帰ってくれてもいいですよ♪」

時子「……うぇ」

美里「いつ見てもいい食べっぷりだけどぉ、胸焼けしちゃいそうですよねぇ」

志保「……パフェ食べたくなってきた」

アヤ「勝手に食えよ!!?」

法子「むむっ。ケーキパフェならぬドーナツパフェはどうですか?」

志保「いいかも! あっ、皆さん食後のドリンクはどうします?」
245 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/25(土) 00:48:30.82 ID:/OOXgEf/0

――――

志保「ゴミ、裏に置いてきたよー。楽しかったね」

アヤ「ん。……財前さんたちもお客さんも盛り上がってたな」

志保「キッチンはもうクローズ終わるって。フロアは…… まあ100人以上立ち見入れたら足跡だらけだよね……」

アヤ「イベントの後はなぁ、これがなー…… ま、使ってもらえるだけ有り難いか」

志保「そうだと思うよ。私、水回り掃除してくる。終わったら手伝うね」

アヤ「司会疲れたろ。程々でいいよ」

真奈美「二人ー。残念だが今日は賄いはない」

志保「えっ! も、もう帰って作る気力ないですよぅ!?」

アヤ「死ぬのか……」
246 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/25(土) 00:49:30.51 ID:/OOXgEf/0

真奈美「千奈美が現場でご馳走になってくるらしいから、我々も食べに行こう」

志保「……♪」

真奈美「……ああ、うん。上目遣いしなくても、私が出すから」

アヤ「焼肉」

志保「賛成!」

真奈美「強気に出たな」

アヤ「だってさっき、千川さんから連絡来てたじゃないですかー」

志保「あれ、もしかしてキャッシュバックの話ですよね……!」

真奈美「目聡いな。そうだよ、正解だ。ついでに、時子のマネージャー氏から三人分のフルコースとお土産代をもらっている。ほら」

アヤ「封筒ですか。……えっ、これ、えっ!?」

志保「今日のって、コースだとしても、一人3000円くらいですよね……?」

真奈美「他事務所のタレントの分まで出す上に、チップのほうが多いなんてな。私も、こういう気概を持ちたいね」
247 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/10/25(土) 01:01:11.19 ID:/OOXgEf/0

志保「……チャリティオークションといい、チップといい、金銭感覚狂いそう」

アヤ「志保」

志保「うん」

アヤ「肉を食おう」

志保「食べよう」

真奈美「明日オフだからって、油断してるだろう君たち」

アヤ「もつ鍋も食べたいです」

真奈美「学校は行くんだぞ」

志保「任せてください! お肉を食べましょう!」

――――


レギュラーはアヤ志保千奈美です。が、たまには出ないこともあります。

ふわっとした設定はあるので、適当に出していきます。
リクエストを受けて書いたり、全然関係ない話を書いたりします。


幸子はきっとあずさやかいじで通ってますね。

出生地と出身地とスカウト時の住所と現住所は、
その都度、納得できるような補足をしていけたら、と思います。
248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/25(土) 02:41:29.91 ID:TGnXvayXO
おっつおっつ、時子様と法子ちゃんが可愛くて実に幸せ。照れ隠しに呑んじゃうとことか名古屋メシ頼んじゃうとことか特にかわいい。
名古屋登場組ってことで、ありすちゃんや早苗さん出してもいいのよ?w
249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/25(土) 03:05:13.78 ID:AfADdFFTo
おつ!
ええのう
250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/25(土) 07:43:34.97 ID:/OOXgEf/o
この志保ほんと好き
スクールガール組は時子様が一番人気なんかな、やっぱ

スペースウォーズってもしかしてミリオンか
251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/25(土) 19:58:57.62 ID:9rLJ0pL8o
名古屋フルコンプwwwwww時子様出してくれてありがとうございます。
せっかく上手にキャラが動いてるんだから、一回だけの登場じゃもったいないな。
ということでタイトルに戻っておねえさんの相方の妖精さんを。
大手らしいし、同じレッドバラードの礼子さんにも会えそうだし色々得しそうww
252 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/26(日) 00:23:24.87 ID:Wq2FEfU5o
オークションでいちばん値が付きそうな時子様使用済みの台本の落札価格が気になります!
インディアンスパゲッティ初耳だから調べたんだけど、描写からするとドライカレー風かな。食べたい。

ところでわしは、千奈美の動向が気になるじゃよ……?
253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/27(月) 08:17:14.37 ID:PxsRJC9bO
ここなら、765やミリオン、サイドMも出ていいんじゃないかと思うんだよ…
SSA円盤を見たら、全てを受け入れたい気持ちになったけど、受け入れてくれそうなSSが少なくてな…

あっところでいぶきちと沙紀ちゃんはグラジオラス組と仲良しなんじゃないですかね。
254 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/11/12(水) 01:25:28.07 ID:KaeEb7DZ0

――――

真奈美「お疲れ様」

志保「お疲れ様です♪ あれ、千奈美ちゃんは?」

真奈美「練習に早出したよ。会場は開いてるからって、誘われたんだとさ。いいことだよ、熱意があるのは」

志保「そうだったんですか! よーし、それじゃあ私は店番頑張っちゃいますね♪」

真奈美「頼もしいな。そこのケーキ、今日のサービスで出すから。試食していいぞ」

志保「わーい♪ チーズケーキ、チョコブラウニー、フルーツパウンド、紅茶のシフォン……」

真奈美「ニューヨークチーズケーキがいちばん評判良かったかな」

志保「でも、特番で出せます? 焼いて持っていくならパウンドとブラウニーが楽だと思うんですけど」

真奈美「他の店の都合もあるから、私たちの出番の時間がズレることはまずないさ。スタジオに冷蔵ショーケースも入れてもらう」

志保「冷蔵ショーケース! 欲しい! それなら大丈夫ですかね。お客さんの反応も見て考えましょ♪」
255 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/11/12(水) 01:26:55.82 ID:KaeEb7DZ0

――――

アヤ「お疲れ様ーっす。……もしかして暇です?」

真奈美「お疲れ様。ま、忙しくはないよ。アヤが入ってくれるなら、様子を見てバイトくんは早上がりかな」

アヤ「了解です。メシ食いました?」

真奈美「そこのサービス用のケーキくらいなら」

アヤ「もごもご。パウンドケーキ美味いですね」

真奈美「コーヒー置いておくぞ」

アヤ「ありがとーございまーす。そいやメール見ましたけど、今日は千奈美遅そうっすね」

真奈美「何と言っても、シンデレラだからな」

アヤ「ん?」

真奈美「0時回らないと帰ってこない」

アヤ「なるほど。……真奈美さんが魔法使い?」

真奈美「意地悪な継母かもしれないぞ」

アヤ「それ、アタシと志保が意地悪な姉じゃないですか……」

真奈美「フフ…… ほら、着替えておいで」

アヤ「はーい」

256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/12(水) 01:28:16.29 ID:SjCTZmSt0
>>253
総合Pシリーズでも読んだら?
なお315プロの連中は出ない模様
257 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/11/12(水) 01:31:14.16 ID:KaeEb7DZ0



To:所長 アヤ 志保
 すみません
[練習終わった後、呑みに行くそうです。店が大丈夫なら一緒に行きたいんですが、どうですか?]


258 : ◆S0mvz1PntgQY [saga]:2014/11/12(水) 01:33:31.17 ID:KaeEb7DZ0



To:小室千奈美
 了解した
[平日で暇だから構わないよ。きちんと交流しておくといい。帰りは連絡するかタクシー使うように。]


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