提督「安価で艦娘に甘えよう」

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309 : ◆Ear7SFfAVg [saga]:2015/03/14(土) 20:01:21.80 ID:kAhGm2qo0
提督「…あ、そうだ。摩耶ー」ガラッ

摩耶「んー?」サクサク

提督「良いお知らせがあります」

摩耶「…もったいぶらずにさっさと言えよ」

提督「お前の第二次改装計画が正式に発表されました」ピラッ

摩耶「…はぁ!?マジかよ!!」ガタッ

提督「落ち着け」

摩耶「お、おう…わりい」ボフッ

提督「予算が下り次第改装に移るからな」

摩耶「うあー…そっかいよいよあたしも改二かぁ、やべーテンション上がる」ソワソワ

提督「で、それに伴ってお前の戦闘服も変わるわけだが…」

摩耶「あーそっかぁ、あの服も変わんのかぁ」

提督「思いっきり際どくしてくれって頼んどいたから」ニヤッ

摩耶「はぁ!?てめーふっざけんなおいコラぁ!!」/// ガタッ ズンズン

提督「冗談!!冗談だってば、じょーだん!!そもそも指定できるようなもんじゃないから!!」ドウドウ

摩耶「……ッ!!」/// フルフル

  「……ふーっ」ズンズン ボスン

提督(まぁ、あっちが際どいデザインにしてくる可能性自体はゼロじゃないがな)

がちゃり。

加賀「…騒がしいと思ったら」

摩耶「あぁ、お邪魔してるぜ」

提督「おかえりー」

加賀「ホワイトデーのお返し、取りに来たのね」パタン

摩耶「おう、ありがたくいただいてるぜぃ」サクサク

加賀「そう…提督、言われたものを買ってきたわ、はい」ガサッ

提督「ありがとう…あれ、こっちのフルーツ牛乳は?」

加賀「私も飲みたくなってしまって…」

提督「あぁ、なるほどね。はい」

加賀「ありがとう」
310 : ◆Ear7SFfAVg [saga]:2015/03/14(土) 20:04:09.30 ID:kAhGm2qo0
提督「……」ビリッビリッ

摩耶「紙パック開けるのうまっ」

提督「んー? わりと簡単だぞ」

加賀「……」ビリッビリッ

提督「ほら、加賀もできる」

摩耶「マジかよ…あたしが不器用なだけかぁ…?」ガックリ

提督「いやぁ慣れの問題だろ」チュー

加賀「……」チュー

摩耶(2人ともストロー使ってるし…あたしなんていっつも直飲みだぞ…やっぱガサツすぎんのかな、あたし)モンモン

提督「……」ジーッ

加賀「…飲む?」スッ

提督「貰う」

摩耶「!?」

提督「ほい、代わり」スッ

加賀「ありがとう」

摩耶「!!??」

提督「…んーやっぱフルーツ牛乳も美味いな」チュー

加賀「こっちもこっちで美味しいわ」チュー

摩耶「……あ、あはは…なんか、あたし邪魔みてぇだし、出てくわ」スクッ

提督「え?いや、別にいくらでも居て構わんぞ?」

加賀「…?」

  「…!」

摩耶「いやぁ、そういうわけにもいかねぇって…」ソソクサ

提督「んー…まぁ、別に無理には引き止めないけど」

加賀「……」

摩耶「んじゃあな!邪魔したな!」

がちゃっ、ぱたん。

摩耶「……はぁ……」

  (当たり前のようにイチャつきやがって)

  (……んだよ、ったく……)ズキッ
311 : ◆Ear7SFfAVg [sage saga]:2015/03/14(土) 20:14:20.97 ID:kAhGm2qo0
お久しぶりです
摩耶さま改二おめでとう!
実はちょっと前から私の中で摩耶さまの株がじわじわと上がってきています
ガサツで、荒っぽくて、そのくせ妙なところで乙女な摩耶さまは、友達にいたらきっと楽しいだろうなぁと思います
と、そんなわけでほろ苦いホワイトデー編でした
…私?渡す相手なんていませんよ
ええ…いませんとも…


それで本編なんですが
加賀さんにどう甘えさせようかなかなか思い浮かびません
こんなに悩むことになるなら、深く考えずもっとラブコメみたいにテキトーに組み立てるんでしたよ
あー、あそこからどう持っていきましょうか…
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/14(土) 21:13:54.67 ID:sVGcwsnjo
がむばれ
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/16(月) 02:21:10.35 ID:b6o6meA8o
摩耶ちゃん(´;ω;`)
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/18(水) 01:15:37.34 ID:Wn1Xzzz10
期待して待ってます
315 : ◆Ear7SFfAVg [sage]:2015/04/02(木) 00:09:49.38 ID:vgs65Q+V0
お久しぶりです
エイプリルフールネタを書こうと思ってたんですが、何も思いつかなかったので今回はスルーで…
あぁ、アウディジャパンはあんな面白いネタを用意してきたというのに

加賀さん云々は今頑張って書いてます(白目)
私も誰かに甘えたい
つらたん
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/02(木) 20:54:23.21 ID:euBWhcFZo
駆逐艦に甘やかされたい人生だった
317 :ほんへ ◆Ear7SFfAVg [saga]:2015/04/09(木) 02:28:13.58 ID:LS/oCWTE0
提督「……」

提督「すぅー…ふぅー…」

こんこん。

がたっ!

加賀「はっ、はいっ」

提督「加賀、俺だ。入ってもいいか?」

加賀「はい…どっ、どうぞ」

がちゃり。

提督「…こんばんは」

加賀「こ、こんばんは」

ぱたん。

提督(布団が敷かれて、そしてその上に加賀が律儀に正座している…)

   「…あれだな、寝る準備は万端、って感じだな」

加賀「…そうですか」

提督「添い寝でもしてくれるのか?」

   (あ、よく見たら枕1個しかない…)

加賀「あなたが、望むのであれば…」ギギギギ

提督(……ぎこちねぇなぁ……)

   (仕方ない)スタスタ

   「よっこいせっ」ボスンッ

加賀「……」

提督「……」

   (…正面に腰降ろしてにらめっこしてたってしょうがないだろ、何やってんだ俺は)

   (口を、開かにゃあ)

加賀「……」

提督「……あのさ、加賀」

加賀「っ……はい」

提督「…あー…あれだよな」

加賀「?」

提督「いざこうなってみてさ、何すりゃいいのかって話だよな」

加賀「…はい?」

提督「いや、そのさ…甘えるったってこう、膝枕してもらうくらいしか思いつかなくてな」

加賀「…しましょうか?」

提督「んー…いやぁ…」

加賀「……」

提督「……やっぱ遠慮しちゃうよなぁ、と」
318 : ◆Ear7SFfAVg [saga]:2015/04/09(木) 02:30:09.05 ID:LS/oCWTE0
加賀「遠慮…?」

提督「何といったらいいか…そのー…」

加賀「……」イラッ

   「…よく分かりませんが…提督は何か勘違いなさっているのでは?」

提督「勘違い…?」

加賀「…はぁ…」

提督(呆れられてしまった)

加賀「…私は、わがままをおっしゃってください、と申し上げたはずです」

   「なぜあなたが、遠慮なんてする必要があるのですか?」

提督「え…」

加賀「そもそも甘えるという言葉の意味を履き違えていませんか?何も、膝枕してもらうことだけがそうではないのです」

   「したいようにする。わがままを言う。遠慮なんてしない。なぜか?」

   「…その程度で、相手はあなたに愛想を尽かしたりなどしないからです」

提督「……!」

加賀「甘えるというのはそういうこと。それとも、提督は私達が、多少わがままを言われた程度であなたを嫌悪するとでも?」

提督「……いや……」

加賀「……」

提督「…いや、違うな…そうか、そういう意味じゃ俺は…お前らを、信用できてなかったってことか」

   (…といっても、それは…お前に甘えるのが躊躇われるのは、それとはまた違う理由なんだけども)

加賀「……」

提督「…………加賀」

加賀「はい」

提督「今から俺が、お前の知る俺じゃなくなっても嫌がるんじゃないぞ」
319 : ◆Ear7SFfAVg [saga]:2015/04/09(木) 02:31:01.51 ID:LS/oCWTE0
加賀「構いません」

提督「……」

加賀「……」

提督「………ダイブ!」モフッ

加賀「!」ビクッ

提督「…あったかいんだな、加賀」ギュッ

加賀「…え、えぇ…よく言われます」///

提督「…あのさ」

加賀「はい?」///

提督「顔うずめていい?」

加賀「はいっ?」///

ぶもにゅん。

加賀「!!?」/// ビクゥ

提督「……っあ"ぁぁぁぁぁぁぁ」

加賀「っ…っ…なっ…」///

提督「やわこい。あったかい。めっちゃいいにおいする」

加賀「っ!?」///

提督「てんごく」

加賀「あ……の……」///

提督「…………」

加賀「……?」///

提督「あーしあわせ」

加賀「……その、やっぱり、提督も…その、こ、こういうのが、お好きなんですか?」///

提督「こういうの、とは」

加賀「で、ですから、その…」///

提督「…胸?」

加賀「っ…そ、そうです…」///

提督「…まぁ、嫌いなオスはそうそういないよな」

加賀「そ、そうですか…」///
320 : ◆Ear7SFfAVg [saga]:2015/04/09(木) 02:32:55.50 ID:LS/oCWTE0
提督「……」

   (大和と武蔵に同じようにやられて、改めてこういうのもいいなぁと思った…なんて言ったら雰囲気ぶち壊しだよなぁ)

   (…まぁでも、こっちのが俺は良いな、やっぱ)

   (…補正かかってんだろうなぁ)

加賀「…!」

   「……あの、提督」

提督「何」

加賀「まさか、他の子にもこのようなこと……」

提督「しません。断じて」

加賀「え?あ…そ、それなら、いいのですけれど」///

提督「少なくとも俺から能動的にこういうことを頼んだことは無いし、今後もする気は無い」

加賀「そうですか…それなら…」///

   「……? ……!!?」/// カァァァ

提督「…いい加減眠いな…このまんま寝ようぜ」

加賀「…………」/// プシュー

提督「…加賀?おーい」フニフニ

加賀「…っ!」/// ハッ

   「あ……その……」///

提督「どうした?」

加賀「その…抱きつかれたままだと、冷房の調整ができないのですけれど…」///

提督「あ、それもそうか。開放ー」/// パッ

加賀「!」///

   「…提督、顔が真っ赤ですよ」///

提督「えっ、マジ? …ってお前も大概じゃないか」///

加賀「し、仕方ないでしょう…あのようなこと、された後では…」/// スタスタ
321 : ◆Ear7SFfAVg [saga]:2015/04/09(木) 02:33:25.18 ID:LS/oCWTE0
ぴっ、ぴっ。

加賀「…こんなものでいいかしら」/// カタン

提督「かもーん」パッ

加賀「……ここで寝る気満々でしょう」///

提督「駄目か?」

加賀「…別に、構いませんけれど」/// ゴロン

提督「ならばよいではないかー、よいではないかー」モフン

加賀「…この暑い夜に、わざわざ冷房をかけてまで抱き合って寝る意味…」///

提督「嫌か」

加賀「…そんなことは…」///

提督「ではお言葉に甘えて」ハフー

加賀「……」///

提督「……」

加賀「……」///

提督「すー…すー…」

加賀(…もう寝付いたのかしら?)

   (…まさか、こうも甘えてこられるようになるとは思ってなかったわ…)

   (…というか、さっきの…ほ、他の子にはこういうこと、頼まない、って…)///

   (期待して、いいのかしら…私が特別ってことよね、これ…)///

   「……提督」///

   「…おやすみなさい」/// ギュッ
322 : ◆Ear7SFfAVg [saga]:2015/04/09(木) 02:34:09.76 ID:LS/oCWTE0


―――――――――
――――――
―――


翌朝。

大淀「…それでは、ただいまより定例集会を始めます。提督、お願いします」

提督「ありがとう」スタスタ

大淀「気をつけ!」

ざざざざっ!

大淀「敬礼!」

ばばばっ!

提督「…あーあー、大丈夫そうかな?では、今回俺からは話が2つ」

   「まず1つ目。大規模作戦終了に伴う臨時休暇が終わり、今日からはまた通常業務に戻る。皆きちんと体は休ませられたか?」

   「もし、現時点でなにか体調が優れないようなことがあれば、ただちに俺に伝えてほしい。そのときはスケジュールの調整を行う」

初雪「!」ガタッ

望月「!」ガタッ

三日月「ふ、2人とも落ち着いてください!」

提督「も ち ろ ん」

   「不調を訴えた者については、きちんと明石が健康診断してくれるので安心すること」ニヤリ

ぎゅいいいいいんんん!!バチチッ!バチバチッ!!

明石「…さぁ、私に診てもらいたい子は誰かしら?」ニタリ

初雪「……」スッ

望月「……」スッ

三日月(あれを見た途端に一歩引いた…っていうか、明石さんが持ってる怪しげな機械は何!?なんなんですかあれ!?)

明石「…こんなの私のキャラじゃないですよぅ…」ボソボソ
323 : ◆Ear7SFfAVg [saga]:2015/04/09(木) 02:35:13.70 ID:LS/oCWTE0
提督「ははは、お疲れ…」

   「さて、そして2つ目だ。俺も君達の指揮を執るようになってからもう結構経つ」

   「俺としては、君達とはあくまで上司部下の関係として付かず離れずの距離感を大事にしてきたつもりだったんだが…」

   「…そろそろもう少しフランクに接してほしい、という意見がいくらか寄せられててな」

   「ただ、そこは分別つけなきゃいかんだろうと最初は無視してたんだが…大規模作戦がある度に、正直疲れ果てて死にそうになるわけだ、俺が」

   「それでも俺は痩せ我慢してきた。変な目で見られたくなかったし、何より上司が部下に情けない姿見せるわけにもいかんだろうと思ってさ」

   「…だけどいい加減限界でな…先日ある奴からついに言われちまった。無理しないでくれ、って。よっぽど酷いツラしてたんだろうなぁ、そん時」

加賀「!」

提督「はっきり言うと、何度も投げ出したくなった。君達に泣きつきたくなったことも1度や2度ではない」

   「でも俺は強がりだから…そんなのみっともないだろ、と言った。そしたらな」

   「てめぇがそんな多少甘ったれたくらいで愛想なんか尽かす奴いねぇよ! …って言われちまってなぁ」

加賀(わ、私、そんな酷い言い方してない…)

提督「…ま、そんなわけでだ」

   「何人か既に知ってる奴もいると思うが…今後はもう、そうやって我慢するのはやめにします」

   「疲れたら疲れたーと、辛いときはあぁ辛いなぁと愚痴たれます」

   「あとはストレス発散と称して君達にちょっかいかけるかもしれません」

ざわっ……

提督「甘えます。遠慮なく迷惑かけます。深く考えないで失礼な真似もすると思います」

   「そんな感じで…俺はこんな、実は情けない男なんだけれども」

   「それでも、改めて、どうかよろしくお願いします」ペコリ

しーん……
324 : ◆Ear7SFfAVg [saga]:2015/04/09(木) 02:35:59.31 ID:LS/oCWTE0
曙「……そ、そう言って、ほんとは私達にセクハラしたいだけなんでしょ!?このクソ提督!!」

潮「あ、曙ちゃん…!」アセッ

提督「ん?あぁ、もちろんそういうの嫌だって奴はちゃんと、今までどおり距離を置いて接していくから安心してくれ。そういう奴も後で俺に伝えてくれよ」

   「で、曙は親しくするのはやめてくれ、と…」カキカキ

曙「えっ」

提督「よし、んじゃそういうことで」パタン

曙「」

漣「あ〜あ…」

朧(…絶対後で「あれは違うの!」とか言いに行くんだろうなぁ)

加賀「……提督」ボソッ

提督「分かってるって」ボソボソ

   「…はい、俺からは以上。何か質問はあるか?」

榛名「…はいっ」パッ

提督「はい榛名」

榛名「あの、甘えるというのは具体的にどういったことをするのですか?」

提督「具体的にか…んーそうだなぁ」キョロキョロ

   (誰にするかな…うん、あいつでいいや)

   「あぁ加賀、椅子持ってきて」

加賀「椅子ですか?少しお待ちください……」ガチャガチャ

   「…はい」ガタン

提督「ありがとう」ガタンコ

   「よっこいせー」ギシッ

   「…で、そうだな、うん…三日月ー」

三日月「…えっ…あ、は、はい!?」

提督「おいでー」チョイチョイ

三日月「…?」テクテク

提督「よいしょっ」ヒョイッ

三日月「ひゃあぁ!?」ビクゥ
325 : ◆Ear7SFfAVg [saga]:2015/04/09(木) 02:37:25.77 ID:LS/oCWTE0
提督「よっ、と」ポスン

三日月「!?」

ざわざわっ!

三日月(えっ、これ、し、司令官の膝の上…!)///

提督「わしゃわしゃー」ナデリナデリ

三日月「ふぁ……」///

(わ、わ、わ…みんなの前で司令官に頭撫でられちゃってる〜…)///

提督「三日月の髪は綺麗だなぁ」サラサラ

三日月「ん…えへへ…」///

ざわざわざわ……

加賀「……」ムスッ

提督「加賀ー」コイコイ

加賀「…なんでしょうか」スタスタ

提督「肩揉んでくれ」

加賀「…?はい、分かりました」グッグッ

提督「おぉぉぉっふ」

   (うおぉ…後頭部におっぱい枕がっ)

加賀「このくらいで大丈夫でしょうか?」グイッグイッ

提督「あ"ぁー…いい感じ…」ナデナデ

三日月「〜〜♪」///
326 : ◆Ear7SFfAVg [saga]:2015/04/09(木) 02:38:29.86 ID:LS/oCWTE0
提督「……と、まぁこんな感じ。はい、2人ともありがとうな。戻っていいぞ」スッ

三日月「あ……」シュン

提督「〜〜っ!あーもう分かったよ、後でまた撫でてあげるからほら!」

三日月「…約束ですよ?」ピョイッ

提督「はいはい…」スクッ

   「ま、そういうわけでみんなよろしくな。他に何かここで言いたいことがある奴は?」

しーん……

提督「…いないみたいだな。では以上、解散!」

大淀「敬礼!」

ばばばっ!

加賀「お疲れ様でした」

提督「あぁ。さてそんじゃあ今日の予定を…ん?」

ドドドドドド!!

提督「ぬあーー!?」

わいわい がやがや アマエサセテアゲルー パシャッパシャッ

提督「うおーい!やめろお前ら、そんな一度に相手できんわ!!」モミクチャ

   「やめろ引っ張るなほら!あっおいコラ青葉ぁ!写真撮るな!!」

ワーワー ギャーギャー

加賀「……」

   「ふふっ」

   「提督、だから言ったでしょう?心配要らないと。だって…」
327 : ◆Ear7SFfAVg [saga]:2015/04/09(木) 02:39:01.62 ID:LS/oCWTE0



加賀「みんな、あなたのことが大好きですから」


328 : ◆Ear7SFfAVg [sage saga]:2015/04/09(木) 02:54:35.54 ID:LS/oCWTE0
くぅ〜疲れましたw これにて完結です!実はネタスレ代行がうんぬんかんぬん

いやぁちょっと無理矢理終わらせちゃった感がありますが・・・
そのあたりは処女作ということでどうかご勘弁願います

本当はもっと色々な子に甘えさせたかったところですが、なにぶん下半身に正直なハーレム系ってのは性に合わないもんでして
結果このようなつまらない形に収まってしまいました
皆さんもぜひご自分の好きな人・キャラクターに思い切り甘えてみてください
「情けない自分」をさらけ出せる関係ってのはそれだけ信頼が厚いということで、やはり素晴らしいものだと思いますからね

ちなみに私は今、下半身をさらけ出して寒さに震えているところです
皆さんはこんな人間になってはいけません

それではまたいつか!ノシ
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/09(木) 02:58:05.02 ID:0b7BZ9A+O
面白かったよ
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/09(木) 07:53:38.68 ID:SmKuQaTBO
面白かった。
そしてせめてパンツ履いてください
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/09(木) 09:53:45.49 ID:0NzACW820
乙でしたー
もっと続きが見たかったぜ
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/09(木) 10:13:27.82 ID:fCYLzAawO
おおう 追いついたと思ったら終わっていた
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/11(土) 03:30:04.52 ID:luqzP3JOo
乙、下半身はしまってから甘えてくださいな
334 : ◆Ear7SFfAVg [saga]:2015/04/12(日) 05:28:54.67 ID:pXWIfdAO0
……
335 : ◆Ear7SFfAVg [saga]:2015/04/12(日) 05:37:45.84 ID:pXWIfdAO0
この程度の文章量で俺が満足すると思っていたのかぁ…?
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/12(日) 06:51:52.48 ID:WWD/RlKZO
満足してないなら後日談早く書くんだよ
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/12(日) 07:27:17.74 ID:adY71Ti8o
まだ糖殺したりないというのか…
338 : ◆Ear7SFfAVg [sage saga]:2015/04/12(日) 08:10:47.04 ID:pXWIfdAO0
>>336
読めるといいなぁ…(ポーヒー
339 : ◆Ear7SFfAVg [saga]:2015/04/12(日) 11:54:13.93 ID:pXWIfdAO0
番外編9:アニメイシヨン


―――――――――
――――――
―――



加賀「〜♪」ゴソゴソ

提督「どうした、何かDVDでも見るのか?」

加賀「えぇ、先日まで私達艦娘をモチーフにしたアニメを放送していたでしょう?」

   「でもここしばらく忙しかったせいでまだ1話も見れていなくて…今日は久々に休みだから、いい機会だし見てしまおうかと」

   「だから夕張に録画したのを借りたのよ」

提督「……」

加賀「…? どうしたの?」

提督「やめておけ」

加賀「はい?」

提督「見ないほうがいい…」フルフル

加賀「それは…あ、そういえば提督は毎週見てたのだったわね。…何か見るとまずいことでもあるの?」

提督「……ちょっとなぁ……」

加賀「…よく分からないけれど…私達の活躍が描かれているのでしょう?なら見たいじゃない」

提督「…まぁ、無理に止めはしないけども」

加賀「…?」カチャン ウィーン

   「……♪」ワクワク
340 : ◆Ear7SFfAVg [saga]:2015/04/12(日) 12:01:20.59 ID:pXWIfdAO0
〜第1話視聴中〜

加賀「…吹雪ちゃん可愛いわね」

提督「結構それっぽいよな、性格とか」

加賀「……」モソモソ ポスッ

提督「……睦月がなんか妙に真面目だけどな」ナデナデ

加賀「えぇ…確かにうちのはもっと『にゃあ』とか『にゃし』とか言ってるわね」

提督「……ちょっと語尾に『にゃあ』ってつけて喋ってみてくれ」

加賀「……」

提督「……」

加賀「…嫌」

提督「……」

加賀「…にゃしぃ…」///

提督「」

加賀「…な、何か反応して頂戴っ」///

提督「……」ムラッ

   (って、あーダメダメ抑えんと…)

   「いやぁ、なんか想像以上に可愛くて」ナデナデ

加賀「…もう」///


―――――――――
――――――
―――


加賀「いよいよ出撃ね」

『く、駆逐艦吹雪!出撃します! ガコンッ』

加賀「…なんだかすごく大掛かりな装置ね…」

提督「まーアニメなんだし見栄え重視なんだろーな」

加賀「艤装なんてうちはほとんど手動よね」

提督「普通はそうだろ。まぁクレーンで吊るしたりはするけども」

『バシューン!』

加賀(こんな一気に加速するわけないじゃない)

提督「…あ、お茶淹れたいからちょっとどいて」

加賀「あ、御免なさい」スッ

提督「よいしょっと…」

加賀「……」ムクッ

『実戦経験が無いぃ〜〜〜っ!?』

加賀(……は?)

   (ちょっと待って、なんでこんな挙動が不安定な子を実戦に投入するのかしら?)

   (なんだか不安になる展開ね…)
341 : ◆Ear7SFfAVg [saga]:2015/04/12(日) 12:01:50.34 ID:pXWIfdAO0
提督「加賀、はいお茶」コトリ

加賀「ありがとう」

提督「おせんべいも開けちゃえ」ガサガサ バリッ

加賀「……」

『吹雪ちゃん危ない!』

加賀(案の定ピンチね)

『ダダダダダダッ ブオォォォン!』

加賀(このマークは赤城さんの艦載機…なるほどそういう展開なのね)ズズーッ

『第二次攻撃隊、発艦してください!』

加賀「ブフッ!」

提督「おぉっ大丈夫か!?ちょっとまってろ布巾持ってくるから」ダッダッダッ

加賀「げほっ…ご、ごめんなさい…」ポタポタ

提督「ほら、早く拭かないと」スッ

加賀「え、えぇ…」フキフキ

提督「……しかしまぁ、あれ見ちゃしょうがないよなぁ」

加賀「…なんなの、あのふざけた姿勢は…」

提督「なんでもな、放送前に発表された『加賀』の公式ビジュアルにクレームが付いたらしくて…」

加賀「わ、私?…その、どんな?」

提督「『弓の引き方が違う』と」

加賀「さっきの姿勢も充分間違っているのだけれど」

提督「いやいや、そのーなんというか、『弓道』と違う!って感じで」

加賀「私達のは弓道なんかじゃないのだけれど」ゴゴゴ

提督「いやまぁそうなんだけどさ、お前らのは一般的な型じゃないからやっぱり知名度が…」

加賀「第一、実戦であんな棒立ちありえないわ」ゴゴゴゴ

提督「落ち着け、落ち着け」

加賀「…分かったわ」

提督「はぁ…」

『私、赤城さんの随伴艦になる!!』

加賀「目標低っ」

提督「言っちゃ駄目だ加賀!」
342 :劇中の台詞はうろ覚え ◆Ear7SFfAVg [saga]:2015/04/12(日) 12:03:09.54 ID:pXWIfdAO0
〜第2話視聴中〜

『如月さぁん、何か言ったかしら?』

加賀「…足柄ってこんな人だったかしら?」

提督「本物はこっちが心配になるくらい恋愛に関心薄いぞあいつ。まぁ、全く無いってわけじゃあないみたいだが」

加賀「あの人もその気になれば恋人なんてすぐ出来るでしょうにね」

提督「全くだ」

『はい。吹雪さん、良く出来ました』

加賀「…座学は優秀、という設定なのね」

提督「確かに真面目で勉強家だからな、ここはおかしくない」

『赤城さん、食べる姿も素敵だなぁ〜…』

加賀「どこがよ」

提督「どうどう」

加賀「あんな大盛りではご飯に対してカレーが少なすぎるわ。もっと小分けにしないと」

提督「そこかよ! …いや俺もそれは思ったけどさ」

『わわっ、わあぁぁぁぁ!? ズシャアアアアアア』

加賀「今度は航行練習…」

提督「艦娘として正式に軍属になった時点でとっくに完璧なはずなんだけどな…まぁ『成長物語』らしいから演出だよな」

加賀「というか、あれだけ座学が出来るなら航行くらい造作も無いことだと思うのだけれど」

提督「知らん」

『ガココンッ! 当たってくださーい! ダダンッ』

加賀「…移動目標は使わないのかしら?さっきから静止目標ばかりだけれど」

提督「だよなぁ、普通そっちを使うよなぁ…」
343 : ◆Ear7SFfAVg [saga]:2015/04/12(日) 12:04:08.00 ID:pXWIfdAO0
〜第3話視聴中〜

『伝えたいことがあったら、ためらわずすぐに伝えなきゃ駄目ですよ(意訳)』

加賀「…これは、本当にそうよね」

提督「俺達に限った話じゃないよな。人間いつ死ぬかも分からないんだから」

加賀「……あの、○○さん」

提督「…どうした?」

加賀「…愛してます」///

提督「……」

   「……」スッ

ちゅっ

提督「…お前今晩は覚悟しとけよ」///

加賀「は、はい…」///

『如月ちゃん、あの…や、やっぱりなんでもない!』

加賀「…赤城さんがあんなこと言っていたそばから…というか、この如月ちゃんさっきから…」

提督「…ノーコメントで」

『やだ、髪が痛んじゃう…』

加賀「とりあえず危機は脱したようね、やっぱりあの演出はフェイクかしら」

提督「……」

『ピピーッピピーッ ヒュウゥゥゥゥゥゥゥ えっ? ドグワァァァァァァン!』

加賀「…………は?」

提督「…ホントそうだよなぁ…」

加賀「え、ちょっと待って?何の前触れも無く轟沈?」

提督「ホントになぁ…」

加賀「…登場人物が1人死んで…それなのになんのカタルシスも無いじゃないの…!」

提督「ホントだよなぁ…」トオイメ

加賀「…と、とりあえず4話を見てみましょう…続きが気になる展開ではあるし…」ポチポチ

提督「……」
344 : ◆Ear7SFfAVg [saga]:2015/04/12(日) 12:05:10.74 ID:pXWIfdAO0
〜第4話視聴中〜

『英国で生まれた、帰国子女の金剛デース!! ドーン』

加賀「」

提督「心中お察しする」

加賀「…如月ちゃんは?確か沈んでしまったわよね」

提督「そうだなぁ」

加賀「1人死んでるのだけれど」

提督「死んでるなぁ」

加賀「ど う し て お 葬 式 と か し な い の か し ら」

提督「なんでだろなぁ」トオイメ

加賀「何?なんでこの子たちは戦没者を悼みもせずへらへらと茶番を繰り広げているのかしら?」

提督「ギャグ回なんじゃねーの」トオイメ

加賀「……」プルプル

   「ふんっ」ポチッ

提督「なんだ見るのやめるのか」

加賀「御免なさい、もう無理」

提督「……それが得策だよ」

加賀「…はぁ…まさかこんな代物だったなんて」

提督「お前かなり期待してたもんな…」

加賀「本当よ、完全に裏切られた気分だわ」

提督「…まぁ、一応擁護しておくと5話→7話→6話の順に、その3回だけを見るぶんには悪くないから、暇なときに見てみるといいよ」

加賀「…考えておくわ…はぁ…」

提督「…気晴らしにデートでも行くか?」

加賀「!」

提督「ちょうどお昼近いし、何か買い物して、どこかでランチにでもしようか」

加賀「……そうね、せっかくの休日なのだから、もっと時間は有意義に使わないと」

提督「それじゃあ早速艤装を…」

加賀「陸路にして頂戴」
345 : ◆Ear7SFfAVg [sage saga]:2015/04/12(日) 12:13:03.51 ID:pXWIfdAO0
・・・はい。アニメのお話です
アニメ最終回の直後に書く予定だったんですが忙しくて今頃になりました
完全に旬を逃しましたね

それと、本当は12話ぶん全部書く予定でしたが流石に骨が折れるのでやめました
あれの出来に関しては、私としてはこれ以上何も語りません
もうほうぼうで散々言われてますし・・・
もちろんこれは私の主観的な感想(の、ごくごく一部)ですし、「出来はこれで満足」という方を貶める意図は毛頭ありませんのでご了承くださいね

・・・しかしあんなのでも初動2万枚近くいくんですね
アニメってそんなにボロい商売なんでしょうか
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/12(日) 13:18:53.64 ID:8JldKBY+o
ア艦
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/12(日) 22:42:00.04 ID:3uUstCCVO
良くも悪くも原作(ゲーム)の影響が強すぎたな
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/13(月) 01:29:36.00 ID:nzGYTNmKo

最終話はすごかったよなあ、ツッコミどころしかなかったもん
349 : ◆Ear7SFfAVg [saga]:2015/04/14(火) 00:42:38.69 ID:bmNx9UQZ0
単発でなんか書きましょう
適当に艦娘名の安価↓×3
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/14(火) 00:47:22.20 ID:wzPZcvXO0
あきつ丸
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/14(火) 00:56:18.95 ID:YkR6l5GDo
蒼龍
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/14(火) 00:57:57.55 ID:m0dgHRnlO
朝潮
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/14(火) 01:02:13.74 ID:2odQWHMEo
ナイス朝潮
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/14(火) 01:03:44.31 ID:52Fa/IDJo
GJ
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/14(火) 01:05:00.78 ID:m0dgHRnlO
期待
356 : ◆Ear7SFfAVg [sage saga]:2015/04/14(火) 22:52:14.61 ID:bmNx9UQZ0
そういえば書き忘れてましたが、ここからは安価で指定する艦娘の制限は無くなります
あと、既に何度か書きましたけど、安価のときにもし何か書いて欲しいシチュエーションとかがあればぜひそれもお書きください

ちなみに朝潮ちゃんに関しては、もうどんなふうにするかあらかた決めてしまったので
申し訳ないですがシチュエーションに関する希望は無しでお願いします
といってもここは既に出たキャラの安価もアリなので
何か見たいのであればどうぞ次以降の安価を狙ってみてください
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/14(火) 22:56:56.58 ID:52Fa/IDJo
了解でち
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/15(水) 01:16:35.86 ID:PsdXVVIl0
把握
359 : ◆Ear7SFfAVg [sage saga]:2015/04/29(水) 03:34:05.01 ID:ZsiTDFAC0
お久しぶりです
そろそろ艦これのキャラ増加に付いていけなくなりつつあります
私もジジイになったんですかね
年齢自体はまだ若いんですけれども・・・

あと
朝潮ちゃん動かしづらいです
こういうクセの無い良い子ちゃんだと頭の中で好き勝手に暴れまわってくれないので描写・台詞回しに苦労します
というわけで続きは今しばらくお待ちください
亀の歩みで少しずつ書いておりますので〜
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/29(水) 12:41:58.92 ID:AvZHhBtuo
了解です
361 : ◆Ear7SFfAVg [sage saga]:2015/04/30(木) 03:15:42.27 ID:YUCRUkrL0
ここから以後は本編も今までのような連続したお話ではなく、順序も時系列もてんでばらばらの断片的な物語になると思います
ご了承ください
362 : ◆Ear7SFfAVg [saga]:2015/04/30(木) 03:17:11.39 ID:YUCRUkrL0


―――――――――
――――――
―――


提督「…朝潮」

朝潮「はい!」

提督「ちょっと聞きたい事があるんだが」

朝潮「なんでしょうか」

提督「……なんでメイド服なんか着てるの?」

   (しかもご丁寧にイギリス式かよ…)

朝潮「はい、普段お世話になっている司令官になにかご恩返しはできないかと思いまして…」

   「そうしたら漣ちゃんが、そういうときはこの格好をして、相手に尽くしてあげるのが慣わしだと」フリフリ

提督「やっぱあいつの入れ知恵だったかぁ…」

朝潮「それで、司令官!なにか私にできることはないでしょうか!」

提督「んー、そうだなぁ…」

   (つーか…似合ってんなー、この格好)

朝潮「……」ジー

提督「……申し訳ないけど今は特に何も無いかなぁ」

朝潮「…そうですか…」シュン

提督(可愛い)

   「…あー…そうだな、お茶淹れてくれると助かる。加賀が今出張中だから淹れてくれる人がいないんだ」

朝潮「…!」パァァァ

提督(アカン)キュンッ

朝潮「はい!えっと…あ、精一杯、ご奉仕します!」ビシッ

提督「……それも漣に教わったの?」

朝潮「はい、そうですが」カチャカチャ

提督(…後であいつをシバくべきか、褒美を取らせるべきか悩む)

朝潮「〜♪」コポポポポ

提督「…それって確か、今流行ってる歌だよな」

朝潮「ふぇ?あ、そ、そうです!司令官もご存知なのですか?」

提督「ん、ちょっとだけな。確か歌ってるのって女の人だったよな、そんでラブソングなんだっけか…やっぱ朝潮もそういうの聴いたりするのか?」

朝潮「私はあまり音楽は聴かないです。ただ、大潮たちがよく聴いているので私も覚えてしまって…はいどうぞ、司令官」コトッ

提督「ありがとう。なるほどなー、確かにああいうのって妙に耳に残るんだよな」ズズーッ

   「ふー…うん、おいしい」

朝潮「…!」パァァァ

提督「ふふっ…かわいいなぁ朝潮は」

朝潮「へっ!?」///

提督「あっ しまった」

朝潮「え、と、その…あ! こっ、このへん、片付けておきますね!」/// アセアセ

提督(…露骨に話題逸らしにきやがったな)
363 : ◆Ear7SFfAVg [saga]:2015/04/30(木) 03:25:36.39 ID:YUCRUkrL0
朝潮「えーとこれはこっちでこれはあっちでー…」///

   「…? この耳かきはどこにしまえばいいですか?」

提督「ん?あぁそれはあっちの棚の中でいいよ」

朝潮「はい、わかりました!」

提督「…そういえばしばらく耳掃除してなかったなぁ」

朝潮「!」ピクッ

提督「今度するかー…」

朝潮「…あの、司令官」

提督「うん、どうした?」

朝潮「…その…それなら、私が耳かき…しましょうか…?」スッ

提督「……んー……」

   「…うん、じゃあ…お願いしようかな」

朝潮「…! はい、私にお任せください!」スチャッ

提督「んじゃ、よろしくっ」ポスン

朝潮「はい!それでは、ご奉仕しますね」スッ

提督「なんだ、その言い回し気に入ったのか?」

朝潮「んー…そうかもしれませんね♪」

   「それでは、耳に入れますよ」ソッ

がさっ、がそがそ、ごそ。

提督「うへぇ、がさがさ鳴ってるよ」

朝潮「どれだけ放置していたんですか…もう」クイクイ

がさがさ、もそもそもそっ、ごしょり。

朝潮「わー…」コンモリ

提督「…我ながら酷いレベルだなぁ…今度からこまめに耳掃除しよ…」

朝潮「そうするべきです。命令してもらえれば今みたいに私がやりますので」フキフキ

提督「命令って…やだよそんなん、するなら『お願い』って形だな」

朝潮「…ふふ、そうですか」スッ

がそがそっ、もそっごしゅごしゅこしゅ…ごそり。

朝潮「……」フキフキ

提督(てか妙に上手いな!)

   「…朝潮って、普段からこういうことしてるのか?」

朝潮「はい?えぇとそうですね…妹たちに。霰や大潮、荒潮がよくせがんできます」スッ

提督「荒潮が?意外だな」

朝潮「あの子、あぁ見えて結構甘えん坊なんですよ?」コシュコシュ

提督「へぇー…本当に意外だ」
364 : ◆Ear7SFfAVg [saga]:2015/04/30(木) 03:26:43.98 ID:YUCRUkrL0
朝潮「あ、意外と言えば…あ、これ言ってもいいのかしら…まぁ、いいかな」コリコリ

   「実は、満潮もたまにせがんでくるんです」ゴソリ

提督「……ふふっ、そっかぁ」

朝潮「あ、笑わないであげてくださいよ…あの子も色々あったんですから…」フキフキ

提督「うん…それは分かってるよ。いや、あまりに予想通りだったから、ふふ」

朝潮「もう……あの子も、もっと素直になってくれればいいんですけどね」カリカリ

提督「あいつが素直になっちゃったらそれはそれでつまらん気もするがな」

朝潮「そうですか?変わってますね、司令官」コシュコシュ

提督「自覚はある」

朝潮「……うん、あらかた取れたかな…」フキフキ

   「はい、それでは次は綿棒で仕上げますね」カパッ

提督「ん」

朝潮「……」スーッ

ごしゅごしゅごしゅ、ごそごそもそそ…

朝潮「……はいっ、こちらの耳は掃除完了です!反対側を向いてください」

提督「はいよーっと…」ゴロンッ

   「おー、なんだか新鮮な眺め」

朝潮「言われてみるとこちらも新鮮ですね、いつもは司令官のこと見上げてますから」

提督「こっちはいつも見下ろす格好だからな…」

朝潮「…ではこちらの耳もきれいにしていきましょう」スッ

提督「よろしくー」

がさがさっ、ぱりり、もごそそそ…ごそり。

朝潮「……」フキフキ

提督「……」

朝潮「……」スッ

がさっ、ごそっごそっ、ぐぐ…もそっ。

提督「……」ウトウト

朝潮「…眠いのでしたら寝てもかまいませんよ」フキフキ

提督「ん……」

   「……」Zzz

朝潮「……」スッ


―――――――――
――――――
―――


朝潮(…こっちの耳もこれで終わり、っと……司令官、もうぐっすり寝ちゃってる?)ナデ…

提督「すー…すー…」Zzz

朝潮「…ふふっ」

   (起きてらっしゃるときと違って寝顔はけっこう可愛らしいのね)

   (……可愛、らしい…)

   (……ううん、そんな意味ではないと思うけど…)///

   (…ラブソングなんでしたっけ。子守唄代わりになるかしら?)///

   「…〜♪」
365 : ◆Ear7SFfAVg [sage saga]:2015/04/30(木) 03:30:34.75 ID:YUCRUkrL0
というわけでメイド服朝潮ちゃんによる耳かきでした
真面目過ぎてニブチンの朝潮ちゃんですが、2年も経てばいい加減思春期も到来するのかな?というわけでこのような話の運びとなりました

それではお次の安価は↓×2!
ちょっと安価の間隔を短くしてみます
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/30(木) 03:33:12.58 ID:bR8vmBmJO
足柄
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/30(木) 03:33:21.80 ID:BMCjpgTmO
春雨
368 : ◆Ear7SFfAVg [saga]:2015/04/30(木) 03:43:39.20 ID:YUCRUkrL0
「春雨に甘える」

参考程度にシチュエーション安価、直下
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/30(木) 04:28:35.27 ID:Xoyrc3GgO
添い寝
370 : ◆Ear7SFfAVg [saga]:2015/05/03(日) 00:51:32.99 ID:J6N5ImDo0
―――――――――
――――――
―――


提督「……」

こつ、こつ、こつ、じゃりっ。

春雨「…司令官? こんなところのベンチに腰掛けて、どうしたんですか?」

提督「おぉ春雨か…ちょっとね、天気いいから散歩してたんだよ」

春雨「なるほど…あの、司令官」

提督「どうした?」

春雨「私もお隣、失礼してよろしいですか?」

提督「もちろん」

春雨「ありがとうございます…♪」ストン

提督「…ここ最近あったかいなぁ、もうすっかり春なんだなぁ…」

春雨「そうですね…日差しがぽかぽかで気持ちいいです」

提督「……あー…眠くなってくるなぁ、これだと」

春雨「お膝、お貸ししましょうか?」

提督「…んー…じゃあ…お言葉に甘えて〜……」ポスッ

   「…春雨、前よりちょっと足の筋肉付いたか?」

春雨「あ、そうですか?最近鍛え始めた成果が出てきてるのかも…」

提督「そうか…みんな頑張ってるんだなぁ、俺も気を引き締めんとなぁ…」ウトウト

春雨「ふふ、そんな気持ち良さそうなお顔じゃあ説得力無いですよ?」ナデナデ

提督「んー…だってあったかいんだものー…」

春雨「それじゃあ仕方無いですね」ナデナデ
371 : ◆Ear7SFfAVg [saga]:2015/05/03(日) 00:58:02.61 ID:J6N5ImDo0
提督「……しかし春雨も随分と打ち解けたよなぁ」

春雨「へっ?」ナデナデ

提督「前はさ、俺と会話するときっていつも緊張したような感じだったろ」

春雨「…言われてみれば、そうでしたね。いつからでしょうか、司令官とここまで仲良くお話できるようになったのって」ナデナデ

提督「いつくらいからだっけ?」

春雨「…やっぱりあれでしょうか、電ちゃんが司令官さんに甘えてこられたって話してるのを聞いたとき…」ナデナデ

提督「あぁー…そんなこともあったっけなぁ」

春雨「私、それを聞いて、えぇ!?あのしっかり者の司令官がそんなことするの!?って、とってもびっくりしたんです」ナデナデ

   「…それで、私…その、司令官との距離を縮めるチャンスなんじゃないか、って思って…」ナデナデ

提督「なるほどねー…嫌ってたとかじゃなくて、元々、仲良くしようとは思ってくれてたわけだ」

春雨「……そう、ですね、はい。そうです」ナデナデ

   「……」

提督「…?」

春雨「…でも、同じ事しようとしてる人がいっぱいいたのには驚きましたけど…」ナデナデ

提督「そうだなぁ…あのあたりから…みんな…俺への態度…変わったからなぁ…威厳…無くなって…」

春雨「……」ナデナデ

提督「……」

   「…すー…すー…」

春雨「…? 司令官?」ナデナデ

   「…寝ちゃったんですか?」

   「……」

   「……」///

   「…………」/// ソーッ

   「……っ!だ、だめ…!」/// ブンブン

   「……はぁ……」

   (…私もお昼寝しちゃお…)
372 : ◆Ear7SFfAVg [saga]:2015/05/03(日) 01:01:43.79 ID:J6N5ImDo0
この子、ちょっと諦めが悪そう。

次の艦娘、安価↓×2
書いてほしいシチュエーションがあればそれも込みで
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/03(日) 01:03:33.33 ID:iYhIlQwAO
那珂ちゃん
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/03(日) 01:03:35.54 ID:I4sqS5QJO
秋月 シチュはおまかせで
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/03(日) 01:03:35.81 ID:h/6tQNCgO
名取
376 : ◆Ear7SFfAVg [saga]:2015/05/04(月) 06:21:44.62 ID:IieQt+E90


―――――――――
――――――
―――


秋月「…し、司令?その…」

提督「……」ジー

秋月「そんなに見つめられると、その、ご飯、食べづらいのですが…」

提督「…おいしそうだね」

秋月「え、あっ、た…食べたいんですか?」

提督「その大和煮おいしそうですね」

秋月「やま…あ、牛缶ですか……ど、どうぞ?」

提督「お箸が無い」

秋月「えっ、あ、そうですね、お箸無いと食べられませんよね!今取ってきますね…」ガタッ

提督「お箸なんて取ってきてくれなくていいから今すぐ食べたいなぁ」

秋月「……え、っと……」

提督「…そこでね、自分から『はい、あーん♪』なんて出来たらね、世の雄共なんてイチコロなんですのよ秋月さん」

秋月「いちっ…え"っ、あっ、そっそういうことですか!?」

提督「Exactly(そのとおりでございます)」

秋月「は、はぁ…」

提督「まぁ、せっかくだし『あーん』してほしかったよね」

秋月「そうですか…」

提督「し て ほ し か っ た よ ね」

秋月「…ぅー…分かりましたよ、もう!はい…あ、あーん……」スッ

提督「あー…あぐっ」

秋月(あ、お箸に口付けないようにはしてくれるのね…)
377 : ◆Ear7SFfAVg [saga]:2015/05/04(月) 06:22:48.09 ID:IieQt+E90
提督「…ん、やっぱ大和煮は美味いね」モグモグ

秋月「ええ、ご飯が進む味ですよね」

提督「…前に自分でこの味を再現しようとしたんだがどうも上手くいかなくてなぁ…」

秋月「え、これって個人で作れる物なんですか?」

提督「うん、調べると一応作り方は出てくる。ただ2回ほど作ってみたんだがどーにもただの『やたら味付けの濃い煮物』になってしまう」

秋月「なるほどー…難しい料理なんですね、わりと」

提督「だからって缶詰のほうは買うと高いんだよなー」

秋月「そうなんですよねぇ、だから私もこれは大事に食べるようにしてますし…」

提督「お前らは定期的にタダで支給されてるんだからいいだろ、ケチケチしないでガーっと食え」

秋月「あはは、そうなんですけどやっぱりほら、どうしても節約してしまうというか…」

提督「まだ成長期なのにそうやって粗食ばっかだと体が出来上がらんぞ」

秋月「うー…やっぱりそうですよね…」

提督「どっかの誰かさん達みたいにはなりたくないだろ?」ニヤリ

秋月「あ!それ!司令がそういうこと言ってたって本人にチクっちゃいますよ?」

提督「え、本人〜? 本人って誰だよ」

秋月「え?あっ……」アセッ

提督「なぁ…正直に言いなさいよ、君も少なからず『そう』だと思ってる人らがいるんだろう?おじさん怒んないからほら…」ニヨニヨ

秋月「え、え、っと……も、黙秘!黙秘します!」アセアセ

提督「ちえー、つまらん」

秋月(ごめんなさい……)ヒキツリ

提督「あ、お肉ありがとうな。後でどっか美味しい店連れてってやるからそれで貸し借り無しってことで」ガタッ

秋月「えっ!?そ、そんな!私のためになんか、わざわざそんな、贅沢…」

提督「察してくれよ、そういう口実でも無けりゃわざわざ他所に飯食いになんて行けないんだよ…!」ボソボソ

秋月「ぁ……ふふ、そういうことでしたら…秋月、ご一緒させていただきますね♪」

   (司令…お気遣い、ありがとうございます!)
378 : ◆Ear7SFfAVg [saga]:2015/05/04(月) 06:26:12.12 ID:IieQt+E90
甘えるっていうか、ただ単に仲良くつるんでるだけになってしまいましたね
秋月に甘える、という状況がどうもイメージできなくて・・・

では次の艦娘(シチュ込みも可)安価↓×2
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/04(月) 06:58:27.44 ID:rFN4vXYFo
ぼのの
素直になりたいんじゃあ
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/04(月) 07:04:01.85 ID:21tWmCRIo
浜風
のちt…胸で泣きたい
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/04(月) 18:14:54.36 ID:pSPZFEC9o
ナイス
382 : ◆Ear7SFfAVg [saga]:2015/05/04(月) 19:54:18.94 ID:IieQt+E90


―――――――――
――――――
―――


こんこん。

浜風「浜風です。午後の演習結果の報告に伺いました」

   「…提督?」

がちゃり。

浜風「失礼しま…っ!?」ギョッ

提督「……あぁ、浜風か」ポロポロ

浜風「ど、どうされたんですか!?」

提督「ぐすっ…ちょっとな…」

浜風「何かあったんですか…?その、よろしければお話をお聞かせ願えませんか」

提督「……その前に…ちょっと胸貸してもらっていいか…」

浜風「へ!?む、胸ですか!?」///

   「…分かりました…どうぞ」///

提督「…ありがとう」ギュッ

もにゅん。

浜風「っ……」///

提督「…ふぅー…ぐすっ、はぁ、うぁ…」

浜風「……」

   (この人がここまで泣くなんて尋常じゃない…いったい何があったんだろう)

   (とりあえず…まずは落ち着かせないと)ナデナデ


―――――――――
――――――
―――


浜風「……落ち着きましたか?」ナデナデ

提督「…うん。ごめんな、こんなことしてもらって」ズビッ

浜風「はい、ティッシュです」スッ

提督「ん、すまん……」チーン!

浜風「…あなたがここまで泣かれるだなんて、ただ事ではありません。何があったのかお話しください」

提督「……あー…実はな」

浜風「……」

提督「加賀と喧嘩しちゃってな」

浜風「加賀さんと…!? そんな…普段あんなに仲良いじゃないですか…何か心当たりは?」
383 : ◆Ear7SFfAVg [saga]:2015/05/04(月) 20:03:47.25 ID:IieQt+E90


提督「……あいつの玉羊羹間違って食べちゃったんだよ」


浜風「………………は?」

提督「私のだから食べないで、って言われてたのすっかり忘れてて…」

   「食べないでと言ったのに、楽しみに取っておいたのに、信じられない、あなたなんて嫌いです、って……」グスッ

浜風「…………」シラーッ

提督「結構キツいもんなんだな…好きな人に嫌われるって…」

浜風「……くっだらな」ボソッ

提督「へ?」

浜風「ふんっ」ガスッ

提督「い"っ…!?」

浜風「離れて」グイッ

提督「え?ちょ、浜風…」

浜風「惚気んな馬鹿提督!!」

提督「!?」ビクッ

浜風「報告書!そこ置いときますから!じゃ!」ズンズン

がぢゃっ!

浜風「失礼しました!」

ばぁん!

アァメンドクサ…カッテニヤッテナサイヨ…

提督「…………」

   「……はまかぜ……うぇぇ……」グスン
384 : ◆Ear7SFfAVg [saga]:2015/05/04(月) 20:07:43.84 ID:IieQt+E90
台詞をよく見てみると、浜風って素の喋り方は結構くだけてそうな印象を受けます
ま、親しくなったら提督相手でもこのくらいのことは言うかも?ですね

では次の艦娘(シチュ込みも可)安価↓×2
385 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/04(月) 20:11:35.62 ID:cvLosuBAO
阿武隈
386 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/04(月) 20:11:38.66 ID:JUUSeYLUO
足柄
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/04(月) 20:12:09.78 ID:21tWmCRIo
´;ω;` kskst
388 : ◆Ear7SFfAVg [saga]:2015/05/05(火) 05:58:10.18 ID:YOM90AM00
―――――――――
――――――
―――


提督「……」トボトボ

足柄「てーいとくっ!」ガシッ

提督「うお…あぁ足柄か…」

足柄「どーしたのよそんな浮かない顔して…そんなんじゃ勝利は掴めないわよ?」ニヒヒ

提督「…あぁ…ちょっと色々あってな…」

足柄「……ちょっと、ホントにどうしたのよ…私でよければ相談に乗るけど?」

提督「…じゃあ…話、聞いてくれるか。立ち話もなんだから座れる所を探そう」

足柄「…えぇ、分かったわ…」


―――――――――
――――――
―――


提督「―――というわけなんだ…俺どうしたらいいかなぁ……」ズーン

足柄「……あなた、馬鹿じゃないの?」アキレ

提督「う"っ……」

足柄「はぁ……っていうかあなたもだけど加賀も加賀よ、自分のおやつ食べられたくらいで普通そんな怒る?」

提督「…まぁでも、食べないでって釘刺されてたのは確かだしあいつは責めないでやって…」

足柄「…しっかしホントすぐ弱音吐くようになったわよね、あなた…前はあんなに凛としてたのに」クスッ

提督「ごめんな、情けない上司で……」

足柄「あ、いいえ、その、ごめんなさい。別に悪く言ってるわけじゃないから安心して…?」

提督「そうか…」

足柄(…ちょ、ちょっと…これ本気で危ないやつなんじゃないかしら…!?あぁもーホントめんどくさくなったわね…)

   「…まったくもう…あなた、ちょっとここで待ってなさい!」スクッ コツッコツッ

提督「え?ちょ…行っちまった…」


―――――――――
――――――
―――


足柄「はい、これ持って行きなさい!私のお昼の残りだけど」ガサッ

提督「これ…カツサンドか」

足柄「そうよ、落ち込んだときはガッツリ栄養補給!これに限るわ!それでも食べて早く元気出しなさい」

提督「…はは、足柄らしいな」

足柄「多めに入れといたから、せっかくだし加賀と一緒に食べれば?」

提督「え…」

足柄「おやつ取られたからって拗ねてるんでしょ?だったらどうせ食べ物で釣れるわよ」

提督「……ありがとな」

足柄「まったく…ほら、シャキッとしなさい!早いとこ仲直りしちゃいたいんでしょ?」

提督「…ありがとう足柄、あとでお礼させてくれ」スクッ

足柄「あらホント?だったら新しい装備でも支給してもらおうかしら♪」

提督「…そこで甘いものとか欲しがらんあたりがお前らしいよな」クスッ

足柄「それじゃ楽しみにしてるわね。提督もがんばりなさい!」

提督「あぁ、またな足柄!」
389 : ◆Ear7SFfAVg [saga]:2015/05/05(火) 06:00:25.26 ID:YOM90AM00
足柄はきっと良いねーちゃん。私もこんな姉が欲しかった・・・

では次の艦娘(シチュ込みも可)安価↓×2
390 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/05(火) 06:04:50.35 ID:232r+gNoo
夕雲
391 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/05(火) 08:50:55.80 ID:RmKMIFjfo
長門
392 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/05(火) 08:51:35.04 ID:RmKMIFjfo
あ、シチュは添い寝で
393 : ◆Ear7SFfAVg [sage saga]:2015/05/07(木) 03:53:57.15 ID:F2f8aAA40
正直に言うと
安価取るときくらいしか他の方の書き込みが無いってのはさみしいゾ(わがまま)

さぁて長門さんにどうやって添い寝させるか・・・
394 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/07(木) 04:01:12.92 ID:BYEERyyao
何話して良いかわからないんだもん
395 : ◆Ear7SFfAVg [sage saga]:2015/05/07(木) 05:22:16.26 ID:F2f8aAA40
>>394
あ、そっかぁ・・・(虚無感)
396 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/07(木) 11:17:55.22 ID:y2gqXuMFo
安価スレあるあるなんやなぁ…
397 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/07(木) 20:40:25.28 ID:ugXE8Y9Vo
ウカツにレスした結果安価を取り損ねる事はよくあること 備えよう

感想としてはおねーさんな足柄さんはすごく良かった どうしてうちの姉はこうでないのだろう・・・
398 : ◆Ear7SFfAVg [saga]:2015/05/17(日) 06:27:26.84 ID:ikq/f9US0
<番外編10:ジュークボックス>


―――――――――
――――――
―――


提督「…というわけで」

   「ねんがんのジュークボックスをてにいれたぞ!」テテーン

加賀「随分大きいのね。100曲は入ってそう」

提督「いや、いくらでも入るぞ」

加賀「えっ」

提督「というのも、説明書によると…」ガサッ

   「実はこいつ、外観はこんなだが完全デジタルオーディオなんだそうだ。見た目はただの雰囲気ってことだな」

加賀「あぁ…レコード内蔵ではないのね」

提督「512GBのSSD!内蔵…SSDかよすげぇな…で、CD、MD、SDカード、それとUSB接続できる機器なら大体大丈夫らしいな」

   「ストリーミング配信にも対応…なになに、『こだわりの高品質スピーカー搭載、お気に入りの音楽を極上の音質でお楽しみいただけます』?」

   「ひゃー、贅沢ですこと!」

加賀「…よく分からないけれど、とにかくすごい物ということは分かったわ」

提督「お前電子機器はからっきしだもんな」

加賀「あまり興味無いもの」

提督「まーそうだよなぁ…お、サンプルで最初から何曲か入ってるのか」カサッカサッ

   「…何故か那珂ちゃんの曲が入っている…」ピラッ

加賀「…本当?どうしてあの子の曲が…?」スタスタ

提督「さぁ…本営に売り込みでもかけたんじゃないのか…」
399 : ◆Ear7SFfAVg [saga]:2015/05/17(日) 06:30:47.83 ID:ikq/f9US0
加賀(…本当に入ってる…)ズイッ

提督「……」ジー

加賀「……?」

提督「……香水とか付けてる?」

加賀「私が?」

提督「あー、そう、加賀が」

加賀「特に何も付けていないけれど」

提督「あ、そう?」

   (んじゃシャンプーか何かか…)

加賀「気になる?」

提督「んー、別に?良い匂いするなぁってだけだから」

加賀「っ……そう……」///

提督「よし、じゃあ試しに何か適当にかけてみようか。どれにする?」

加賀「私が決めていいの?」

提督「いいよ」

加賀「…それなら、やっぱりこれが気になるわ」

ア『恋の2-4-11/那珂』

提督「…やっぱ気になるよなぁ…それじゃあ流してみるか」ピッピッ

加賀(あ、リモコンも付いてるのね…)


―――――――――
――――――
―――


<コイノトゥーフォーイレーブーン♪

提督「すげー!ちゃんとアイドルっぽいぞ!」

加賀「ここまで熱心に芸能活動に励んでいたとは…驚いたわ」

提督「なかなかポップだし覚えやすそうだし、とにかく盛り上がりそうな曲だなぁ」

加賀「そうね、今度からはもっと応援してあげましょう」

提督「…さーてそんじゃ俺の聞きたいやつ流すか」ピッ

加賀「えっ、最後まで…」

提督「あ、悪い!聞きたかったか?」

加賀「いいえ、そういうわけではないけれど…気に入ったのではないの…?」

提督「ポップスとしての良し悪しと俺自身の好みは違う!俺はもっとこう、音が重くて、なんというかロックなのが良いのだ」ガサゴソ

   「というか別に気に入ったわけじゃないし」バッサリ

加賀(ひ、ひどい…)
400 : ◆Ear7SFfAVg [saga]:2015/05/17(日) 06:43:27.11 ID:ikq/f9US0
私、音楽にはこだわりがあるのです
本当に良い音楽に出会おうと思ったら日本のヒットチャートなんてほとんどアテにならないのが悲しいところ・・・
その点艦これは音楽に恵まれていて良いですねぇ

ちなみに個人的にはロックだけじゃなく電子音楽の類が大好物です
401 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/17(日) 07:19:24.69 ID:68EOqSslo
加賀さんかわゆす
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/17(日) 19:44:32.72 ID:YvyxaXXTo
乙 電子音楽好きならテルミン聞こう(提案)
403 : ◆Ear7SFfAVg [saga]:2015/05/27(水) 06:39:59.57 ID:UP8R3uoM0
<番外編11:商品企画>


―――――――――
――――――
―――


提督「……海軍広報グッズを作る?」

明石「そうです!私達海軍について一般市民の方々に興味を持ってもらうとともに、常々予算カツカツな軍の新たな収益源とするためにもぜひ…」

提督「…つってももう、Tシャツとか帽子とか…本営のほうで色々作ってなかったか?そのあたりのグッズ類は一通り揃ってた気がするが」

明石「いやいや、あんなベタなやつじゃダメですって! もっとインパクトがある…そう、独自色の強い商品群を用意するべきだと思うんです」

提督「あぁ、なるほどねぇ…まぁ、俺もそういうのは嫌いじゃないからな…例えばどんな?」

明石「そうですね、例えば…」ゴソゴソ

   「こういうの作ってみたんですけど」サッ

提督「…まな板? あれか、飛行甲板モチーフのまな板、みたいな感じか」

明石「いいえ、これは『TZRまな板』です」

提督「てぃーぜっとあーるぅ? なんでヤマハのレーサーレプリカ…?」

明石「…? 違いますよ、『大鳳(T)・瑞鳳(Z)・龍驤(R)』のイニシャルです」

提督「おい」

明石「あとはこんなのも作ってみました」サッ

提督「…それは…一式陸攻の模型か? なんか…わりと普通のような…」

明石「これね、実はライターなんです」カチッ シュボッ

提督「おい」

明石「すぐに火がつくので実用的ですよ!」

提督「おい馬鹿洒落にならんぞ」

明石「えぇー…これ、最高の自虐だと思うんですけどねぇ…」

提督「最っ低の自虐だよ馬鹿!そんなもん認められるかこの阿呆!」

明石「しょうがないですねぇ……えーと他には…」

提督(まだあるのかよ…)ゲンナリ

明石「これ! 艦娘一人ひとりの特別レシピを再現したレトルトカレーです!」スッ

提督「おっ、これは良い案だな!」

明石「ちゃんと本人監修ですからね…お気に入りの艦娘手作りの味がご自宅で楽しめます!というコンセプトで」

提督「おぉ…なんだか危ない領域に足を踏み入れてる気もするがこれは人気が出そうだ!」

明石「こーんな感じで…金剛カレー、赤城カレー、第六駆逐隊カレーなどなど色々な子の味を取り揃える方向で行こうかと」

提督「あぁー…これは売れるだろうなぁ」

明石「他にもですねぇ、伊168カレー、足柄カレー、早霜カレー…あっ」ゴソゴソ ポロッ

提督「おっと、1個落としたぞ…」ヒョイッ

『比叡カレー』

提督「おい」

明石「いやあ…ものは試しと言いますし…ね?」

提督「おい、やめろ馬鹿この企画は早くも終了ですね」

明石「…さすがに冗談じゃ済まないですかね、これ…?」

提督「当たり前だろ! 下手に食中毒事件なんて起きた日には軍の威信にすら関わってきちまうぞ…」ゲンナリ

明石「…では、名残惜しいですが比叡さんのカレーはボツってことで…」

提督「そうしてくれないと困る…」
404 : ◆Ear7SFfAVg [saga]:2015/05/27(水) 06:43:02.13 ID:UP8R3uoM0
明石「…よし!それじゃ気を取り直して次いきますか!」

提督「おぉ…まだあるのか…」

明石「お次はですねぇ…じゃんっ! 艦娘達の写真集です!」

提督「おー、これまた売れそうな…」

明石「青葉さんに協力してもらいまして、こんなふうに艦娘みんなの日常風景を切り取った本にしてみました」パラパラ

提督「なるほど、本営が広報で出してるやつはもっとグラビア、だとかスチール写真、って感じだからな…ちょっとよく見せてよ」

明石「はい、そうぞ」スッ

提督「ありがとう……」パラッパラッ

明石「……」

提督「……」パラッパラッ

明石「……?」

提督「……あのさ、ちょーっと気になることがあるんだけどいいかなぁ」

明石「…? はい、なんですか?」

提督「これさ……なんでさ、カメラ目線の写真が 1 個 も 無 い の?」

明石「………」

提督「………盗撮じゃないよな? まさか撮影許可取ってあるんだよな?」

明石「……あとで確認取ってみますね」

提督「そうしてくれ……」パラパラ

   「…んん?」パラッ

明石「ん?どうしましたか…」

『加賀さんのお着替えシーン』ワーオ

明石「あっ……」

提督「……明石」パタン

明石「…あ、えっ、はい?」

提督「やっぱ駄目」ゴゴゴゴ

明石「へ?」ビクッ

提督「この写真集は発禁。それと今から青葉シめてくるから留守番頼む」ガタッ スタスタ

明石「えっ!? ちょっ、え、待っ……」

がぢゃっ、ばだぁんっ!

明石「っ!」ビクッ

   「……うわぁ、青葉さん、あの人完璧地雷踏んじゃったよ……ご愁傷様です」ナムナム
405 : ◆Ear7SFfAVg [saga]:2015/05/27(水) 06:44:14.01 ID:UP8R3uoM0
その後、倉庫において体を鎖で拘束されながら虚ろな目でうわごとのように謝罪を繰り返す青葉が目撃された



そしてカレーとまな板だけが市販化された

龍驤「なんでや!」
406 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/27(水) 10:24:14.67 ID:D2S8F0m7O
千代田とか蒼龍のマウスパッド出たら本当に使いづらそうだな
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/27(水) 11:34:08.69 ID:UA66vu3WO
青葉…いい奴だったよ…


確か千代田と千歳のマウスパッドはもうあるはず。

…その横に龍驤の3Dマウスパッドもあったが。
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/27(水) 11:52:44.52 ID:wIf/OLhlo
ワンショットライターネタに笑ってしまった
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