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提督「安価で艦娘に甘えよう」
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209 :
◆Ear7SFfAVg
[saga]:2014/12/30(火) 03:54:50.51 ID:/4/RzKpQ0
時津風「それじゃあどこから練習するの?」
提督「そうだなぁ、さっきみたいに出会ったところからかな」
時津風「分かったー」トテトテ
時津風「…しれー、準備いーい?」クルッ
提督「OKー」
時津風「えっとー…『あー、しれぇだー』」
提督『あっ!時ちゃん!わーい!』ダカダカ
提督『えーい!』ギュッ
時津風『ひゃっ…んもーしれぇは甘えんぼさんだねぇ』ナデナデ
提督『ふわぁ〜ていとく、時ちゃんにあたまなでられるの、すきー』
時津風「……」ベチッ
提督「いってぇ!!」
時津風「たたくよ?」
提督「叩いてから言うなよ!なんで!?なぜにひっぱたいた!?」
時津風「ちょっと、さっきの気持ち悪すぎるんだもん…」ヒキー
提督「やめろよ俺だってそのくらい承知でこんな三文芝居打ってんだからちょっとー!」
時津風「はぁ、もーしょーがないなぁ…じゃあやり直し、今度はさっきみたいな気持ち悪いのやめてよね」ジロッ
提督「分かったよ…えーとそんじゃあ…『あ、時ちゃん…』」
時津風『どーしたのしれぇ、あんまり元気ないね』トテトテ
提督『ああ…実はちょっとお仕事でミスしちゃってね、それで上からかなり叱られちゃったんだ…はぁ…』
時津風『あっそ!そんなのあたしの知ったこっちゃないね!じゃ!』クルッ
提督「おい待て待て待て待て!」
210 :
◆Ear7SFfAVg
[saga]:2014/12/30(火) 03:55:30.64 ID:/4/RzKpQ0
時津風「なぁにしれぇ」クルッ ニヤニヤ
提督「コントじゃないんだから…ってお前なんだそのツラ!うーわむっかつく!」
時津風「ぷっ…ぷ、ぷふー!」ニヨニヨ
提督「あのさー、そこは甘えさせなきゃダメでしょ!甘える練習なんだから!」
時津風「く、ふふっ…分かったよぉ、まじめにやるって」
提督「ったく、そんじゃさっきの続きからな?『上から叱られちゃったよ…時ちゃぁん』」
時津風『そっか…大丈夫だよしれぇ、つらかったら時津風に甘えていいよ?』
提督『…時ちゃん…ありがとう…』ギュッ
時津風『よしよし、いい子いい子、しれぇはいい子』ナデナデ
提督(あっ、これ気ぃ抜くとわりとやばいかもしれん…)
提督『う、うぅ…時ちゃ〜ん…』
時津風『よーしよし、それじゃーしれぇ、お手!』
提督「…え?はっ、はぇ!?あ、あーえっと、『わん!』」ポムッ
時津風『おかわり!』
提督『慢心しては駄目』ポムッ
時津風『おすわり!』
提督『わん!』ザッ
時津風『四つんばい!』
提督「わ…へぁ!?あーえっと…」
時津風『おうあくしろよ!』
提督「おいまて誰に教わったんだそれ」
211 :
◆Ear7SFfAVg
[saga]:2014/12/30(火) 03:56:28.55 ID:/4/RzKpQ0
時津風「それ?」
提督「『あくしろよ』って…」
時津風「漣ちゃんだよー」
提督「…〜んのヤロ……あとでシメとこ」ボソボソ
時津風「?」
提督「時ちゃん、それダメ、絶対に使うなよさっきの『あくしろよ』ってやつ」
時津風「え、なんで?」
提督「元ネタがあるんだけどすーっごい下品なやつだから。少なくとも女の子が使っちゃダメ!分かった?」
時津風「んー…分かったぁ」
提督「ったくなぁんであいつはこう知らんやつにまでネットスラング教えちゃうかなぁ…」
時津風「んー……んぅ?あー、加賀さん!どーしたのー?」
提督「ウェ!?」バッ
加賀「…………」ゴゴゴゴゴゴ
提督「…あー…ど、どしたー?」
加賀「……いえ、時津風ちゃんと随分仲がよろしいようで。何をなさっていたんですか?」ジロリ
提督「ひっ」
時津風「しれぇがね、人に甘える練習がしたいって言うから付き合ってあげてたんだよー」
加賀「!」
提督「あっ馬鹿!」
加賀「………そう」チラッ
提督「あー…うん、そういうことです…」///
加賀「……分かりました。ありがとう時津風ちゃん、あなたはもう行っていいわ」
時津風「うん!んじゃ加賀さん、しれぇ、またねー」フリフリ トテトテ
提督「…………」///
加賀「……本当ですか?今の話」
提督「……うん」///
加賀「……そう」
提督「……」///
212 :
◆Ear7SFfAVg
[saga]:2014/12/30(火) 03:57:01.34 ID:/4/RzKpQ0
加賀「…私には」
提督「ん?」///
加賀「私には、まだ甘えてくださらないのですか?」
提督「え?」
加賀「おっしゃったではありませんか、後で甘えてくださると」
提督「え、あー…いや、あれからまだ1日しか経ってないぞ?」 注)このお話も長々やってますがまだAL/MI作戦終了の翌日です
加賀「でもその間にいろんな娘達に甘えたのでしょう?三日月ちゃんや赤城さん達に」
提督「…確かにそうだが」
加賀「ではいい加減私に甘えてくださっても良いではありませんか」ズイッ
提督「お、おう…」ヒキッ
提督(…こいつは何をそう焦ってるんだ?…そこまで俺に甘えて欲しいのかこいつは)
加賀「……それとも私に甘えるのは、本当は嫌なのですか?」
提督(……全くこいつもまぁ物好きだこと。よりによって俺かよ、こんな…)
加賀「あの、聞いていらっしゃいますか。返事を…」
提督「今でいいのか?」
加賀「っ……それは…どういう…」
提督「楽しみは後に取っといたほうがいいんじゃないか?って言ったんだ」
加賀「……後、ですか」
提督「そうだ。具体的には、そうだな…」スッ
213 :
◆Ear7SFfAVg
[saga]:2014/12/30(火) 03:57:39.33 ID:/4/RzKpQ0
提督「っ……夜、とか」ボソッ
214 :
◆Ear7SFfAVg
[saga]:2014/12/30(火) 03:58:07.95 ID:/4/RzKpQ0
加賀「!?」
提督「そうだな、消灯時刻を過ぎみんなが寝静まった頃…俺がお前の部屋に行く」ボソボソ
加賀「…っ!」/// カァーッ
提督「そうすればおそらく誰にも邪魔されずに…思う存分俺が甘えられる」ボソボソ
加賀「……」///
提督「……」スッ
提督「…これでいいか?」
加賀「っ!は、はい…」///
提督「んじゃ、フタフタサンマル頃お前の部屋に」
加賀「はい…お、お待ちしています…」///
提督「じゃーな」スタスタ
加賀「…………」///
加賀「…これって、たぶん、アレよね…」///
加賀(えぇと…いきなりすぎて…ど、どんな格好をしていればいいのかしら…というか今日って大丈夫な日だったかしら、それと、それと…う〜〜〜…)/// グルグル
―――――――――
――――――
―――
提督(あいつといい大和といい武蔵といい…こんな男になんだって執着するかね)
提督(…さっきあいつの耳に顔を近付けたときの匂い)
提督(良い匂いだったがシャンプーだとか制汗剤だとか、おそらくそういう匂いじゃなかった…たぶん、そういうことなんだろう)
提督(…後ではっきりさせとかねぇとな)
安価↓×3
215 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2014/12/30(火) 04:04:09.03 ID:whdR7Prf0
こんな深夜に下3なんて遠いぜ!
これは加賀とのプレイ内容?それとも夜までに甘える別艦娘?
216 :
◆Ear7SFfAVg
[saga]:2014/12/30(火) 04:08:23.66 ID:/4/RzKpQ0
追記
安価は艦娘名でおなしゃす
言葉足らずですんません!
安価踏んだならば↓で
217 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2014/12/30(火) 04:33:38.86 ID:u4smdIaQO
春雨ちゃんオネシャス
218 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2014/12/30(火) 10:05:41.88 ID:85aiAxo80
陸奥
219 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2014/12/30(火) 20:25:20.23 ID:C70Z3eZ30
愛宕
220 :
◆Ear7SFfAVg
[saga]:2015/01/01(木) 04:39:15.09 ID:Gua/8dkG0
<番外編3:お正月>
―――――――――
――――――
―――
TV『―――新年まで! 3!2!1!あけまして、おめでとうございまーす!!』
加賀「……」
提督「…加賀、あけましておめでとう」
加賀「あけましておめでとう、今年も1年よろしくお願いします」
提督「いえいえこちらこそよろしくお願いしますー」フカブカ
加賀「ふふっ」
提督「いやー…なんだかんだ2014年もあっという間だったなぁ」
加賀「本当ね、ついこの前まで夏だと思っていたら、気が付けばもう年越しなんだもの。光陰矢のごとしとはよく言ったものだわ」
提督「色んな意味で濃い1年だったよなぁ去年は…」
加賀「それだけ充実していたということなんじゃないかしら」
提督「…ダレガデー!ダレニトウヒョウシデモー!」
加賀「…そういえばそんな人もいたわね…ああいう人達、なんて呼ばれてるんだったかしら?」
提督「ネットじゃ漫画になぞらえて『キセキの世代』なんて呼ばれてたっけな」
加賀「そうそう、そうだったわね。願わくば今年はあんな人達が出てこないことを願うばかりだわ」
提督「全くだ」
こんこん。
??「提督ー、起きてる?」
提督「ん、川内か。どうぞー」
221 :
◆Ear7SFfAVg
[saga]:2015/01/01(木) 04:40:00.42 ID:Gua/8dkG0
がちゃり。
川内「…あ、加賀さんも起きてたんだ。あけましておめでとう!提督、加賀さん」
加賀「あけましておめでとうございます」
提督「あけましておめでとう。どうした?こんな時間に…正月早々夜戦かぁ?」
川内「もー、違うよ、そんなわけないじゃん。初詣だよ、今から行こうよ」
提督「んー俺も年明けてすぐに行こうと思ってたんだけど、年明ける前にもう眠くて寝ちゃった子が何人かいたから昼間にしようってなったんだ。ごめんな」
川内「えー?やだなぁ、だって昼間だと余計神社混むじゃん」
提督「しょうがないだろ、寝てる子だけ置いて行っちゃうわけにもいかないし…せっかくなんだしみんなで行こうぜ」
川内「むー…まぁ、仕方ないかぁ…分かった、昼間ね」
提督「つーわけでもう寝ろよ?昼間ったってわりと朝早いからな」
川内「分かってるよ、そんじゃ2人ともおやすみ〜」ノシ
提督「おやすみー」
加賀「おやすみなさい」
ぱたん。
提督「…はぁーそっかぁ…年明けたんだなぁ」
加賀「そうよ、今更何言ってるの」
提督「いやぁ…やっぱり実感に乏しくて」
加賀「まぁ、そんなものよね確かに…そういえば暁ちゃんは?こういうときこそムキになって起きてそうな子だけれど」
提督「俺が寝かせた。眠そうに目ぇこすってるから、『レディだったら無理に夜更かしなんてしないぞ』っつって、そしたら分かった、って」
加賀「それが良いわね」
提督「…うし、俺達もそろそろ寝るか」
加賀「そうしましょう」
―――――――――
――――――
―――
加賀「そういえば最近はいつも一緒に寝てるわね」
提督「そうだなー…思えばあれから半年近く経ってんのか」
加賀「…早いわね」
提督「そうだな……改めて、これからもよろしくな」
加賀「…ええ、よろしくね―――○○さん」
提督「……ん。じゃ、電気消すぞー」パチンパチン
加賀「おやすみなさい」
提督「おやすみ」
222 :
◆Ear7SFfAVg
[sage saga]:2015/01/01(木) 04:42:59.33 ID:Gua/8dkG0
というわけでみなさん、あけましておめでとうございます
本当は年明けてすぐに投下予定だったんですが、色々とやることがあって書くのが遅くなっちゃいました…
それでは、のんびり進む当SSを今後ともよろしくお願いします
223 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/01/01(木) 09:23:00.07 ID:4wh+91nmO
あけおめ
224 :
◆Ear7SFfAVg
[saga]:2015/01/02(金) 07:28:24.74 ID:ebL65Iw70
<番外編4:餅つき>
―――――――――
――――――
―――
提督「お正月といったらやっぱりこれ!餅つきを始めまーす!」イエーイ
赤城「!」ガタッ
提督「座れ」
赤城「はい…」/// スッ
天龍「ところで餅は誰がつくんだ?」
大和「それは」ズイッ
武蔵「私達に任せてくれ」ズイズイッ
長門「…私の出番は無いのか?」
提督「あいつらが疲れたら交代してもらうから」
長門「…!そうか。分かった、任せろ!」フンス
―――――――――
――――――
―――
武蔵「せーのっエイッ!」ダンッ
大和「ほっ!」クルン
武蔵「エイ!」ダンッ
大和「ほっ!」クルン
ダンッ ダンッ ダンッ
提督「…いやー流石の手際だ、やっぱあいつらパワーが違うねパワーが」
金剛「POWWWWWEEEEEEEEEEEEEEEERRRRRRR!!!!!!」
提督「お前はどこのイギリス人だよ」
漣「余裕の手際だ、馬力が違いますよ」
提督「キャデラックにでも轢かれてろ」
225 :
◆Ear7SFfAVg
[saga]:2015/01/02(金) 07:28:59.68 ID:ebL65Iw70
プリンツ「おお〜…これが、日本伝統のモチツキ?というやつなんですかぁ…」
ビスマルク「ふぅん、なかなか面白そうじゃない!アトミラール、あれ、私がやってあげてもいいのよ?」フフン
提督「……駄目」
ビスマルク「…何よ、まさか日本人以外がやっちゃいけないなんてルールでもあるのかしら?」
提督「…あのな、ビス子」ズイッ
ビスマルク「っ…!い、いきなり何?真剣な顔して」
提督「お前は餅の恐ろしさを知らない」
ビスマルク「!?」
プリンツ「えっ…ど、どういうことですか?何か危ないことでも…?」
提督「危ないなんてもんじゃない。日本じゃ毎年餅による事故で多くの人間が亡くなっているんだからな」
プリンツ「ええぇぇぇっ!?」
提督「ちなみに今年も早速2人が亡くなった。ご冥福を祈るばかりだ」
ビスマルク「なっ…ど、どうしてそんな危険なものを毎年作り続けてるのよ!?」
提督「もちろん常に危険と隣り合わせってわけじゃないよ、ちゃんと正しい手順に則って取り扱えば事故なんて起きやしない。ただし一歩間違えると…」
プリンツ「あ、あわわわ…」
ビスマルク「そ、そんな…まさかあのモチっていうのがそんなに危険な代物だったなんて…」
提督「そう、だから餅の製造や取り扱いはきちんとした知識と経験がある人間がやらなければならないんだ。ビス子、お前も新年早々命を落とすような真似はしたくないだろう?」
ビスマルク「う…そうね、分かったわアトミラール。この国できちんとモチの取り扱いについて学ぶまでは、残念だけどこうして眺めるだけにしておくわ」
プリンツ「ということは、あんなに素早くモチツキをしている大和さんと武蔵さんって…」
提督「もちろん熟練者だ。普通の人間が5年はかかるところをあの2人は2年足らずでマスターしたんだぞ」
プリンツ「す、すっごーい…!」
ビスマルク「…大和型ってすごいのね…私、ヤーパンの戦艦をなめていたわ」
提督「ということで今年はおとなしく見学しているように」
プリンツ「分かりました!」
ビスマルク「分かったわ、こうなったらあの2人の技をしっかりと観察して1日でも早くモチツキができるようになるわよ!」ダッ
プリンツ「はい、ビスマルク姉さま!」ダッ
提督「がんばれよー」ノシ
226 :
◆Ear7SFfAVg
[saga]:2015/01/02(金) 07:29:26.34 ID:ebL65Iw70
提督「……」
加賀「……」
提督「…おぉっ!いつの間にいたんだ!」ビクッ
加賀「今来たばかりよ。…いいのかしら?あんな嘘を教えてしまって」
提督「嘘はついていない。失敬な」
加賀「……はぁ…まぁ、あなたがそれでいいのならいいのだけれど。後でシめられても知らないわよ」
提督「そんときゃ開き直る!『きちんと確認を取らないお前が悪い』ってな、あっはっは」ケラケラ
加賀「はぁ…全くもう」
<よし!できたぞ!
<なかなか上手くできたんじゃないかしら
提督「お、つけたみたいだな」
加賀「そのようね…あら?」
<お、おいしそう…早く!早くつきたてお餅を食べましょう!さぁ早く!
<赤城さん!?ああ、何を!ああっここで食べちゃ駄目ですよ!待て!止まれ!うぁあああ! ドカァン
提督「……」
加賀「……」
提督「…武蔵つき、大和がこねし白い餅」
加賀「…座るがままに食うは赤城さん…ですか?」
この後、お餅はみんなで仲良くおいしく頂きましたとさ。
227 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/01/02(金) 09:34:11.14 ID:5NMIVlt/o
乙乙
もちは好きだ
228 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/01/03(土) 01:32:07.76 ID:CpIpgDF+0
乙でした
229 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/01/06(火) 22:50:39.57 ID:b7mIlUMBO
まだかな
230 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/01/06(火) 23:51:43.58 ID:5pI9R0Z5O
まだ2015年始まったばかりだし、ビールでも飲んでリラックスしな。
レーベとマックスの面倒は俺がしっかり見ててやるよ。
231 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/01/07(水) 07:19:42.75 ID:cJ3nv18fO
>>230
面白いヤツだな。気に入った。◯すのは最後にしてやろう。
232 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/01/07(水) 15:23:05.06 ID:C4rjJMGPo
犯すかな?
233 :
◆Ear7SFfAVg
[saga]:2015/01/10(土) 04:45:51.82 ID:wg6OyYBi0
提督(いっそ今夜あたりもう告っちまうかなぁ…)
春雨「…!」
提督(いやいや流石に性急すぎるか?)テクテク
春雨「……」テテテテ
提督(むぅ…)テクテク
春雨「…あの、司令官?」
提督「うおわっ!?」ビックゥ
春雨「ひあっ!?あ、ご、ごめんなさい、驚かせてしまいましたか?」
提督「あ、あぁーなんだ春雨か…いやぁ、いきなりだったからびっくりしちゃっただけだよ。大丈夫大丈夫」
春雨「すみません…」
提督「大丈夫だって、別にお前は悪くないだろ…で、どうした?何か俺に用か?」
春雨「あ、いえ、その…なんだか、随分と神妙そうな顔だったので…」
提督(げっ…しまったな、顔に出てたか)
提督「ん?あ、あぁ…そんな顔してたか?」
春雨「はい。なんだか思いつめたような顔でしたよ」
提督「そっか…心配させちゃってごめんな、いやぁそんな大した事じゃないんだけどさ、今日の夕飯何にしようかなーって考えてただけなんだよ」
春雨「へ?あ、なぁんだ良かったぁ…えへへ、実は私も同じこと考えてたんですよ」
提督「あっはは、マジか」
春雨「司令官は何にするんですか?私は、今日はコロッケ定食か唐揚げ定食かで迷ってて…」
提督「結構ガッツリいくなぁ」
春雨「なんだか食べたくなっちゃって…」///
提督「あるある。んーどっちも美味そうだなぁ…んー…あ、じゃあそうだ、俺とお前で片っぽずつ頼んで、それでお互いに半分こすればいいんじゃないか?」
春雨「あ!いいですねそれ、そうしましょう!」
提督「よし、じゃそれで決定で…あとはなんか用事ある?」
春雨「いえ、私は特には。司令官はこの後何か?」
提督「それがめっっっちゃ暇なんですわ」
春雨「ふふ、そうですか……あ、そうだ!それならお夕飯まで、わ、私のお部屋でお話しませんか?」
提督「…は?」
春雨「っ…!あ、あの、その…」ワタワタ
提督「あっいや違う違う、意外だっただけだから……そうだな、やることも無いしそうさせてもらおうかな」
春雨「ほ、ほんとですか?」
提督「ほんとほんと」
春雨「やったっ」ボソッ
提督「ん、ごめん今何て言った?」
春雨「へっ!?あ…い、いえなんでもないです、はい…」///
提督「そう?…うん、まぁいいか」
春雨「……」
234 :
◆Ear7SFfAVg
[saga]:2015/01/10(土) 04:55:01.01 ID:wg6OyYBi0
―――――――――
――――――
―――
春雨「はい司令官、どうぞ」ガチャリ
提督「うん、お邪魔しまーす」
ぱたん。
提督「どこらへんに座ればいい?」
春雨「あ、そのへんに、適当にどうぞ」
提督「分かった」ボスン
春雨「……」
提督「…初めて来たけど可愛らしい部屋だなぁ、春雨らしいや」
春雨「そんなことないです、他の子の部屋ほうがもっと可愛いですよ」
提督「いやいやこういう部屋はなかなか…春雨?どうしたんだ?ずっとドアの前に立ちっぱなしで」
春雨「…あの、司令官」スタスタ
提督「何?」
春雨「…その…昨日から、いろんな子に甘えて回ってるって本当なんですか?」ズイッ
提督「……はぁ〜……」
提督「誰から聞いた」
春雨「えっと、今朝電ちゃんが楽しそうに話してて…」
提督「あぁ〜…めんどくさくなりそー」ゲンナリ
春雨「…あの、それで、本当なんですか?」
提督「…うん、まあ、本当だよ。甘えるっていっても横になりたいときに膝枕してもらうとか、なんとなく寂しいときにベタベタくっつくとかそんなもんだけど」
春雨「そ、そうなんですか…」
提督「言っとくが無理強いなんてしてないからな?」
春雨「い、いえ!別に、司令官を疑ってるとか、そんなわけじゃないです!」ブンブン
提督「あ、そう……」
春雨「は…はい…」
提督「……で、どうしてそれを今?」
春雨「……あの、えっと……」///
提督「……」
春雨「…あの、笑わないで聞いてくれますか?」///
提督「…言ってみ」
春雨「…えっと…その……」
春雨「…わ、私にも甘えて欲しい!」///
235 :
◆Ear7SFfAVg
[saga]:2015/01/10(土) 04:56:18.24 ID:wg6OyYBi0
提督「」
春雨「……です……」///
提督「……Why?」
春雨「わ、私、人に甘えることはあっても甘えられることって無くって…」///
春雨「そしたらですね、電ちゃんがその、そういう話をしていたので…それで、あぁ、なんかいいなぁ…って思って…」///
提督(…ああ春雨、それだ。きっとそれが原因だ…そんな妹オーラ全開じゃかえって余計甘やかしたくなっちまうぞ…)
春雨「…うー……わ、私だってお、お姉さん気分味わってみたいんですぅ…」///
提督「……なるほどねぇ」
春雨「……」///
提督「ふわ…はぁあ…あー少し眠いな」モゾモゾ
春雨「!」///
提督「おら、膝貸せ」ゴソゴソ
春雨「あ…」///
提督「夕飯の時間になったら起こしておくれ」ゴロン
春雨「あっ、はい!」///
提督(…体温高いなー、この子)
春雨「……」///
提督「……」スー…スー…
春雨「早……ふふ、良い寝顔」ナデナデ
提督「ん……」モゾッ
春雨「あっいけない…」パッ
提督「……」スー…スー…
春雨「…司令官、ありがとうございます」
236 :
◆Ear7SFfAVg
[saga]:2015/01/10(土) 04:57:44.53 ID:wg6OyYBi0
―――――――――
――――――
―――
……さい、司令官、時間ですよ
提督「…んん…」モソモソ
春雨「あ、起きましたか?」
提督「…んー…」ムクリ
提督「……あ、時間?」
春雨「はい!」
提督「…ふー…駄目だ頭がすっきりしない、疲れてんのかな俺」
春雨「あ、それなら麦茶がありますけど飲みますか?」
提督「んー…うん、ちょうだい」
春雨「よっtつあっ!?」ドタン
提督「うおっとぉ、大丈夫か!?」
春雨「あ、足、痺れて、すみませ…」
提督「あーごめんな、無理に膝枕なんかさせちゃったから…」
春雨「そっそんな、違います、ったたぁ…」ビリビリ
提督「よっと…麦茶ってどこに?」
春雨「あ、麦茶はそこの冷蔵庫にっ…」
提督「あーこれね、ありがとう」ガパッ
提督「んーと…コップってこれ使って大丈夫?」
春雨「はい、たぶん大丈夫です」
提督「たぶんって……まあいいけど」トクトク
237 :
◆Ear7SFfAVg
[saga]:2015/01/10(土) 04:58:45.64 ID:wg6OyYBi0
春雨(……ん?あれ?あのコップって…)
提督「んじゃいただきます…」スッ
春雨「!」ハッ
春雨「あっ司令官そのコップ…」
提督「…!?」ゴク
春雨「……私がさっき使って……そのままのやつ……」///
提督「……口付けちったよ……大丈夫じゃないじゃんコレ」
春雨「すみません…忘れてました…」///
提督「……」
春雨「……」///
提督「…まぁ仕方ないか、もう口付けちゃったし今更気にしてもねぇ」
春雨「…ほ、ほんとにすみません…」///
提督「注いだぶんは飲んじゃうか」ゴクゴク
春雨「あ…」///
提督「ふぅ…ごちそうさま」コンッ
春雨「……」///
提督「もう足大丈夫か?」
春雨「んっ…すみませんまだちょっと痺れが…」/// プルプル
提督「仕方ないなぁ背負ってくか、ほれ」スッ
春雨「えっ…あの…」///
提督「お前がいないとおかず半分こ出来ないだろーが」
春雨「で、でも…その…」///
提督「うるせえ黙って運ばれろ」グイー
春雨「ひあっ!?あっつっ足ぃ…」/// ビリビリ
提督「きょーせーれんこー」テクテク
春雨「う…すみません」///
提督「春雨、お前さっきから謝りすぎ」テクテク
春雨「えっ…」
提督「すみませんじゃなくて『ありがとう』って言うようにしろ」テクテク
春雨「あ……はい」
提督「んじゃ、食堂までしゅっぱつしんこーう」テクテク
238 :
◆Ear7SFfAVg
[saga]:2015/01/10(土) 04:59:18.94 ID:wg6OyYBi0
―――――――――
――――――
―――
提督(うーんどっちも美味かったなぁ…明日は何食べようかな)
提督「さぁて風呂にも入ったしー…ん?」
提督(外に誰かいるな…誰だこんな時間に)
安価↓×3
239 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/01/10(土) 05:17:34.53 ID:dH341ihm0
kskst
240 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/01/10(土) 05:24:59.46 ID:2IeoRquyo
踏み台
241 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/01/10(土) 05:31:57.78 ID:IZCbz8Yh0
くま
242 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/01/10(土) 08:46:42.04 ID:LJmfco0DO
たま
243 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/01/10(土) 09:30:00.77 ID:+V1oJ1P4O
きそ
244 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/01/10(土) 09:37:19.02 ID:UHOllQq9o
きたかみさん
245 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/01/10(土) 09:37:34.32 ID:7VoGVqQDO
おおいっち
246 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/01/10(土) 10:59:16.08 ID:DNjkIXHuO
美しい…
247 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/01/10(土) 11:36:57.18 ID:JjBL5V9mo
完璧過ぎんだろww
248 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/01/10(土) 11:53:53.62 ID:4I5Bykk2O
明らかに後付の確信犯なんですがそれは…
249 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/01/10(土) 14:07:44.40 ID:4Le8WOjXO
確信犯うんぬん
250 :
◆Ear7SFfAVg
[sage saga]:2015/01/16(金) 01:16:06.80 ID:VwmCUPev0
面白い艦これSS見つけちゃいました
おいお前ら、こんな面白くもないうえにロクに更新もしないクソスレなんてほっといてこっちを応援するんだおうあくしろよ(錯乱)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1418051178/
251 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/01/16(金) 07:07:33.36 ID:Jsh6a3VtO
荒らしかと思ったら
>>1
だった。
252 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/01/16(金) 07:18:44.85 ID:sAciky2Po
酉バレじゃなければいいが…。
253 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/01/16(金) 08:48:04.60 ID:j4pwnnjeO
おら錯乱してねえでとっとと更新するんだよあくしろよ
254 :
◆Ear7SFfAVg
[sage saga]:2015/01/17(土) 00:19:08.07 ID:2FUSMCe+0
>>252
本人ですよー、大丈夫ですよ!
だってさっきのSS書いてる方、私より細かく安価取ってるのにお話の組み立て方に無理矢理感が無くて、しかも私のお話よりずっと面白いんですもん
やめたくなりますよ〜執筆ぅ…
255 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/01/17(土) 01:33:24.25 ID:6YK81UFSo
さぁ書き給え
256 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/01/17(土) 02:13:39.55 ID:XVl/q9LU0
すいませーん木下ですけどーSS投下まーだ時間かかりそうですかねー
257 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/01/17(土) 07:03:25.39 ID:wB+FMLmHO
ベストを尽くせば結果は出せる(至言)
258 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/01/17(土) 10:17:17.11 ID:4AvJaeC8o
書くんだよおうあくしろよ
259 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/01/17(土) 10:38:49.87 ID:I/eXpKaNO
最初から上手く書けるなら誰も苦労せんよ。
だから書くんだ。
260 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/01/17(土) 12:13:25.70 ID:k2tmyoU90
加賀さんに甘えるまではここに残るぞ!(安価とるとは言っていない)
261 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/01/18(日) 00:08:40.37 ID:oTK9pZ+U0
俺は…プリンツにひたすら甘えたいんや…
>>1
頑張れ!頑張れ!
262 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/01/18(日) 02:01:11.87 ID:cLdkH2bv0
のんびり待ってます
263 :
◆Ear7SFfAVg
[saga]:2015/01/30(金) 05:30:59.15 ID:1u2MpSy30
<番外編5:防寒着>
これはクリスマスから2ヶ月ほど前のお話。
―――――――――
――――――
―――
加賀「…急にどうしたのですか?私達にインナーを支給するだなんて」
提督「いやぁ、去年も思ったんだがお前達の格好って見るからに寒々しくてな」
加賀「ですが冬服がありますよ」
提督「それでも寒そうなやつは寒そうだからさ。で、今年はきちんと本営に予算申請して、お前達が寒くないようにこうしてとっくりを大量に用意したというわけだ」
加賀「…今時タートルネックのことをとっくりと呼ぶのはどうかと思うのですけれど…」
提督「なんだ知ってたのか、てっきりそういう言葉は知らないと…」
加賀「……」バシッ
提督「痛っごめん!!」
加賀「まったく…私でもそのくらいは知っています。馬鹿にしないでください」
提督「ごめんって」
加賀「それにしても…この服、洋装の子になら合うでしょうけど、私みたいに和装だと似合わないのではないでしょうか?」
提督「ところがどっこいこいつは和装にも合うんだなぁ」
加賀「へぇ…そうなのですか、初耳です」
提督「せっかくだし今から鳳翔さんに着てきてもらうか。あの人の格好なら分かりやすいだろう」
加賀「突然呼び出して大丈夫ですか?」
提督「まぁ大丈夫だろう、そんな時間かかる用事でもないんだし。さて携帯にかけるか」ポチポチ
提督「…あ、もしもし鳳翔さん?あー今時間あるかな?ちょっとお願いがあるんだけど」
提督「…あ、大丈夫?うん、いや大した用事じゃないから。あのーこないださ、タートルネック配っただろ?」
提督「…え?あぁタートルネックってあれだよ、とっくり。…そう、あれ」
加賀(鳳翔さん……)
提督「…うん。あれをね、今から着てきてほしいんだ。…そう、執務室。執務室にあれを着てきてほしい。…あぁ格好はいつもどおりで大丈夫、その下に着てきてほしいから」
提督「…はい、ありがとう、急がなくて大丈夫だから。…はい、ではー」
提督「……」ピッ
加賀「大丈夫でしたか」
提督「うん、5分くらいで来てくれるって。…あ、そうだ、ついでにお前も着てもらうから」
加賀「え?」
264 :
◆Ear7SFfAVg
[saga]:2015/01/30(金) 05:32:17.09 ID:1u2MpSy30
―――――――――
――――――
―――
鳳翔「…というわけで、着てきてみましたけど…」
提督「うん、可愛い!」
鳳翔「え…」///
加賀「……」ムッ
提督「いやぁ予想以上に似合ってるなぁ。可愛い」
鳳翔「そ、そんな、可愛いだなんて…照れてしまいます…」///
提督「可愛い。めっちゃ可愛い」
鳳翔「あぅ……」///
提督「とまぁ、こんな感じで和服にタートルネックってのは結構合うのだ」
加賀「…そうですね」ツーン
鳳翔「あっ…」ハッ
鳳翔「…あの、提督…」
提督「ん?あぁ、もう戻って大丈夫だよ。わざわざごめんな」
鳳翔「あ、いえそうではなく…」
提督「大丈夫だってば」
鳳翔「…はぁ…分かりました。提督?」ジト
提督「信用無いなぁ…」
鳳翔「まったくもう…それでは、失礼しました」ガチャッ
ぱたん。
提督「さてと、それじゃ仕事の続きを…」
加賀「あの、提督」
提督「んー?」
加賀「私も、着たのですけど」ジト
提督「あぁ、タートルネック?そうだな」ペラッ
加賀「……何か言うことは?」ジトー
提督「んー…」チラッ
提督「『あったかそう』」ペラッ
加賀「ふんっ」ドゲシ
提督「いったぁーーっ!?」
加賀「頭にきました」ゲシッゲシッ
提督「痛い!痛い!やめて!ごめんて!ごめん!すいませんでしたーっ!!」
このあと「綺麗だな」と褒めてあげたら急にしおらしくなっちゃったとさ。
265 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/01/30(金) 09:58:39.95 ID:yXQOfP25o
和装にはブーツも案外似合うよね
266 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/01/31(土) 00:47:55.43 ID:EPUOVflpo
まぁ、そうなるな…
267 :
ほんへ
◆Ear7SFfAVg
[saga]:2015/02/01(日) 07:29:11.03 ID:u8hSKGNF0
提督(窓開けないとよく見えないな…)
かちゃっ、からららら。
提督「…球磨?」
球磨「うぉ!?」ビクゥ
球磨「…あ、提督かクマ」
提督「驚きすぎだろ…何してるんだこんな時間に」
球磨「…あー…実は…これ見てほしいクマ」スッ
提督「んー?…猫?」
猫「にゃー」
提督「なんだなんだ、いつの間に住み着いたんだ」
球磨「分からないクマ、2日前に見つけたんだクマ」
提督「世話してやってたのか」
球磨「そうだクマ、幸い弱ってはいないようだったから楽だったクマ」
提督「そうか…野良が迷い込んじゃったって感じか?」
猫「なぁー」スリスリ
球磨「おーどーしたクマー、相手してほしいのかクマー?」ナデナデ
猫「なぁーお」
提督「…随分懐いてるなぁ、すごいなお前」
球磨「特に何も変わったことはしてないクマ…」
提督「ふーん…しかしこいつはどうするよ、ここに置いとくのも可哀そうだし室内で飼っちゃうか?」
球磨「えっ、いいのかクマ?」
提督「まぁ、別にダメな理由もないし、俺だって猫嫌いじゃないし。うちの所属の連中に猫アレルギー持ってるやつもいないし」
球磨「おー、それならありがたく飼わせてもらうクマ。よかったなークマ」ナデナデ
268 :
◆Ear7SFfAVg
[saga]:2015/02/01(日) 07:29:39.77 ID:u8hSKGNF0
提督(さて、そうするとこいつのトイレとか寝床とか遊び道具とか用意しないと駄目か…)
猫「にゃー」ゴロゴロゴロ
提督「……」ジー
球磨「…?なんだクマ、こっちをじっと見て」
提督「……」
提督(…俺もあんなふうに甘えてみていいんだろうか、全身を相手に委ねるような感じで…)
球磨「……!」ティン
球磨「むっふっふー…そういうことかクマ」
提督「ん?何が?」
球磨「提督もこいつみたいに甘えたいんだなクマ!」
提督「んっふ!?いや、あー…いや、別段そういうわけじゃ…」///
球磨「そーかそーかクマ…提督も球磨のほとばしるおねーちゃんオーラに魅了されてしまったかクマー」ウンウン
提督(別段球磨だからってわけじゃないクマ。そもそも話聞いてねぇクマ)
球磨「それならば仕方ないクマ。さぁ提督もいっしょに甘やかしてやるクマ」コイコイ
提督「やめてくれよ風呂入ったばっかなんだから…」
球磨「遠慮するなクマ、今なら色々サービスしてやるクマ」ススス
提督「やめろ!お前猫触りまくった手のまんまで触るんじゃない!せめて手を洗ってからにしてくれ」サッ
球磨「えー…仕方ないクマ、それじゃついでだしそろそろ中に戻るかクマ…こいつはどうするクマ?」
猫「なぁーぅ」
提督「今はまだ寝床も何にも無いし室内飼いは無理だなぁ…悪いけど今晩は外にいてもらうか」
球磨「了解だクマ、じゃあおやすみクマ」
猫「にゃー」テテテテ
球磨「……ふっふっふ、それじゃあ提督、覚悟するクマ」ニヤリ
提督「えー…本当にやるのか?」
球磨「当然だクマー」
269 :
◆Ear7SFfAVg
[saga]:2015/02/01(日) 07:30:23.40 ID:u8hSKGNF0
―――――――――
――――――
―――
提督「ちゃんと石鹸で洗ってきたか?」
球磨「当たり前だクマ、球磨をなんだと思ってるんだクマ」
球磨「それじゃ、思う存分甘えてくるがいいクマ」バッ
提督「……うーん……」
球磨「何を逡巡しているクマ、昼間木曾にやったみたいに遠慮せずやるクマ」
提督「……」
提督「……」モソモソ
球磨「ふふふ、捕まえたクマ」ギュッ
提督(すごく微妙な気分)
球磨「いい子いい子ークマ」ナデナデ
提督(嫌かどうかで言えば嫌じゃあないけども)
球磨「…クマー…」ナデナデ
提督(……なんか、違う)
球磨「……」ナデナデ
提督「……」
球磨「何か悩んでいるのかクマ」ナデナデ
提督「え」
球磨「根拠は無いけど…伊達にあいつらの姉ちゃんやってないクマ、表情とかからそのくらいはなんとなく分かるクマ」ナデナデ
提督「……」
球磨「話し相手くらいにはなってやれるクマ」ナデナデ
提督「……加賀がな、俺に、もっと私達艦娘に甘えてほしいと」
球磨「……」ナデナデ
提督「一人で何でも背負い込もうとするなと」
球磨「そう言われたのかクマ」ナデナデ
提督「言われた」
球磨「ふぅん」ナデナデ
提督「けどなぁ、いきなりそんな言われても、俺こういうふうにお前らみたいな若い女の子相手に甘えるなんて経験が全然無かったから」
球磨「恥ずかしいクマ?」ナデナデ
提督「いや、恥ずかしいというか…なんというか…んー…なんだろうな、加減が分からん」
球磨「加減」ナデナデ
提督「そう。どこまで馴れ馴れしくしていいのかって」
球磨「別にそんなこと、提督なら気にするようなことじゃないと思うクマ」ナデナデ
提督「それがな…どうも俺は人気者らしい」
球磨「今更かクマ」ナデナデ
提督「いまっ……でな、中にはどうやら俺のことを、上司じゃなくて男性として意識してる連中もいるみたいなんだ」
球磨「自慢かクマ」グシャグシャ
提督「ぐあーやめろ自慢じゃねぇ」
270 :
◆Ear7SFfAVg
[saga]:2015/02/01(日) 07:30:53.79 ID:u8hSKGNF0
球磨「…で?つまり何が言いたいクマ」クシクシ
提督「あんまり馴れ馴れしくして勘違いさせたくない。あとは、嫌がるやつもいるかもしれないし」
球磨「……」ナデナデ
提督「でも無理に、余所余所しくもしたくない。その線引きが分からん」
球磨「…球磨は、なんとも言えないクマ」ナデナデ
提督「そうか」
球磨「……」ナデナデ
提督「さっきお前がさ、猫撫でてただろ」
球磨「うん」ナデナデ
提督「俺もあんなふうに、あの猫みたいに、なんも考えず甘えられたら楽だなぁなんて思ったんだ」
球磨「……」ナデナデ
提督「楽だったろうなぁ、色々と」
球磨「あ」ティン
提督「どうした?」
球磨「いっそ好きなだけ甘えてしまえばいいクマ」ナデナデ
提督「だからそれじゃまずいことになるっつってんの」
球磨「逆転の発想クマ。誰にでも思い切り甘えるようにしてしまえば、かえって変に勘違いされなくなるクマ」
提督「…!あぁそうか、なるほどそういう手もあったか…すごいな」
球磨「ふふん、意外に優秀ってよく言われるクマ」ナデナデ
提督「いや、意外っていうか…お前何気にいつも結果出してるよな、色々。みんなすごく感謝してるぞ」
球磨「そう言ってもらえると鼻が高いクマぁ〜♪」ナデナデ
提督「……あーでも駄目だやっぱ」
球磨「クマ?」ナデナデ
提督「誰彼構わずってのはちょっと情けないなぁ…俺が気分良くない」
球磨「……」ショボン
提督「落ち込むなって…妙案なのは確かだったんだから、ほら」
球磨「クマー…」
271 :
◆Ear7SFfAVg
[saga]:2015/02/01(日) 07:31:30.99 ID:u8hSKGNF0
提督「まぁでも、そうだなぁ確かに、みんなに同じようにしてるんだってなれば誰もその気にはならなくなるだろうなぁ」
球磨「…そもそも、あんまり気にするようなことじゃないと思うクマ」
提督「いや、それでもな。変に意識される云々は大丈夫だって分かったけど、今度はあんまり親しくされても嫌って子はどうするんだって話」
球磨「そこもだクマ。ウチに提督に甘えられて嫌がるようなのなんていないはずだクマ」
提督「そうかぁ?羽黒、神通…あと天龍とか摩耶とか、あのあたりは下手に触ったりしたら嫌がりそうだが」
球磨「……話を聞く限りだと問題無さそうだけどなぁ、クマ」
提督「えー…うーん、嫌われてるとは思わんがそこまでだとは…」
球磨「ま、球磨も確証は無いけどなクマ」
提督「そうかぁ」
球磨「……」
提督「……」
球磨「あ、話はもう終わりクマ?」
提督「ん?あぁ…そうだな、もう大体吐き出しちゃったかな…うん、結構すっきりしたよ」
球磨「うんうん、それは良かったクマ。球磨ねーちゃんが話し相手になってやった甲斐があったクマ」
提督「…ふっ」
球磨「何がおかしいクマー」ジト
提督「いやぁ……ちゃんと姉ちゃんなんだなぁと思ってな」
球磨「…クマ?」
提督「立派な姉らしいところもあるじゃないかって、こと!」ムクリ
提督「じゃあな、ありがとう『球磨姉ちゃん』」スタスタ
球磨「!」
がちゃっ、ぱたん。
球磨「……むふー♪」パタパタ
―――――――――
――――――
―――
提督(さて、約束の時間までにはまだ早い)
提督(どうするかね、もうあいつの部屋行っちまってもいい気もするけど…)
艦娘名、安価↓×2 加賀さんの部屋に向かってほしい場合は「加賀」でOK
272 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/02/01(日) 07:37:19.75 ID:EtgJkVxkO
瑞鶴
273 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/02/01(日) 07:37:32.77 ID:coBRcICfO
秋月ちゃん
274 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/02/01(日) 07:37:43.47 ID:/SrIpIwko
愛宕
275 :
◆Ear7SFfAVg
[sage saga]:2015/02/01(日) 07:43:01.93 ID:u8hSKGNF0
あー、どうしよう
本編は時系列がAL/MI作戦終了直後なんですよね・・・(進み遅すぎ)
書き忘れてた私が悪いんですけども
あの時点で既に秋月がいることにしちゃうか
それとも
>>273
さんには申し訳ないですが安価下にしちゃうか
どちらにいたしましょう?
276 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/02/01(日) 07:50:21.93 ID:jj6/JDoe0
好きにしていいと思うよ
個人的にはもう末尾O秋月はうんざりなんで安価下になんないかなって
277 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/02/01(日) 07:57:05.15 ID:oF0JZ81PO
イッチの自由で良いと思うよ
278 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/02/01(日) 07:59:38.98 ID:UvII0WwjO
うーん残念
まあ
>>1
に任せます
279 :
◆Ear7SFfAVg
[sage saga]:2015/02/01(日) 22:14:46.19 ID:u8hSKGNF0
ちょっと悩んだんですが、秋月だといまいちネタが浮かばなかったのでアタゴンにすることにしました
>>273
さん、ごめんなさいね
280 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/02/01(日) 23:26:52.22 ID:plruJmLQO
いやいや全然大丈夫ですよ
>>1
のやりやすいようにやるのが一番なので
281 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/02/02(月) 01:48:58.82 ID:qkfloiep0
俺も愛宕んのおっぱいに甘えたい
282 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/02/03(火) 18:48:27.38 ID:q4N4itF8O
愛宕と天龍あく
283 :
◆Ear7SFfAVg
[saga]:2015/02/05(木) 18:09:38.93 ID:kRf4YbP80
提督(……やっぱやめとこ、2230に向かうっつった手前な)
提督「あー…どーしよーもなく暇だなぁちくしょー…」
提督(あ、なんかアルコール飲みたい気分)
提督「えーっと…あぁそうだ執務室に頂き物の日本酒があったっけな…あれ飲むか」
提督(ついでに酒保でつまみでも買ってくるか)テクテク
―――――――――
――――――
―――
提督「えーと確かこっちのほうにーっと…あーあったあった」
提督「んーとぉ?…純米大吟醸『加賀纏』…はっは、このタイミングでか」
提督「…まぁいいや、飲むか」カシュッ
提督「えっと…あーグラスでいいか…」コンコンコンコン
提督「…んー、いい香りだなぁ」
提督「ではいただきます」クイッ
提督「…ふー…結構美味いなぁこれ」
提督「……」チビチビ
提督(…なんか味まで加賀の性格みたいな酒だな)
こんこん。
提督「うお!?」ビクッ
??「どちらs…あ、提督ですかぁ?」
提督「あぁなんだ愛宕か…いいぞ、入って」
愛宕「失礼しまぁす」ガチャリ
ぱたん。
提督「どうしたこんな時間に」
愛宕「こんな時間に珍しく執務室に明かりが点いているものですから、いったい誰がいるのかしら?と思って」
提督「あぁそうか…言われてみればそうだなぁ」
愛宕「泥棒か何かだったらどうしようかしら?なぁんて考えちゃいましたけど、提督で安心しました♪」
284 :
◆Ear7SFfAVg
[saga]:2015/02/05(木) 18:18:14.44 ID:kRf4YbP80
提督「そう易々と進入できるような場所じゃないけどな。入ってこれたら大したもんだ」クイッ
愛宕「あら?こんなところで晩酌なさってるんです?」
提督「んー、まぁ、やることもないし暇だったからな、頂き物の日本酒をば」スッ
愛宕「ふぅん…美味しそうですねぇ、私にも一口いただけません?」
提督「ん?飲みたいのか、んじゃグラス出さんとな」コトッ
愛宕「あぁいえいえ、こっちで大丈夫ですよ?」スッ
提督「あっおい、それ俺が口付けたやつ…」
愛宕「……」クイッ
提督「……」
愛宕「…ふぅ、んん♪良いお酒ですねぇ、香りも良いし味も、飲みやすくて」
提督「…無頓着だなぁ」
愛宕「んー?うふっ、別に頓着してないわけじゃないですよぉ?あ、お返ししますね」スッ
提督「…口紅付いてる…」
愛宕「んもぅ、そんなこといちいち気にしちゃダメですよぉ」
提督「…まぁいいんだけどさぁ」クイッ
愛宕「…それにしてもどうしたんです?一人酒なんて珍しいじゃないですか」
提督「ん?…あー…特に理由は無いな」
愛宕「そうですか?てっきり何か深刻な悩みでも抱えてるのかと思っちゃいました」
提督「はっ、俺はアルコールに逃げたりなんてしないよ」クイッ
愛宕「分からないですよぉ?人間いつおかしくなっちゃうかも分からないんですから」
提督「それにしたってこんな良い酒は飲まんだろ、勿体無さ過ぎる。純米大吟醸だぞ?じゅんまいだいぎんじょう」
愛宕「あら、そんなに良いお酒だったんですかそれ」
提督「まぁ俺がもしアル中にでもなりそうだったらお前らがなんとか叩き直してくれ。そんときゃ大五郎でもがぶ飲みしてるかも知らん」ケラケラ
愛宕「…もぅ」スッ
ぎゅっ
愛宕「提督、あなたいっつも無理してその度に死んじゃいそうな顔してるんですから、そうなっちゃう前にホントに私達に助けてって言ってくださいね?」
提督「…うん、そうなんだけどさ、前も言ったけどさ、だからってこーやってすぐ抱きつくのはどうかと思うの、同性じゃあないんだから」
愛宕「あらあら?今日は強く抵抗しないんですね♪」
提督「…うん、まぁ、もう無理して強がらないことにしたし」
愛宕「?」
提督「同じこと加賀にも言われてさ。昨日」
愛宕「……」
提督「お前ら心配させるのも良くないし…甘えていいんですよって言うからさ」
愛宕「加賀さんが?」
提督「そう」
愛宕「それじゃあ、昨日は加賀さんに甘えたんですか?」
提督「いや、あいつには甘えてない。他の子には何人か甘えたけど」
愛宕「……そう、いじわるなんですね」
提督「あっはっは、意地悪なんだろうなぁ」ケラケラ
285 :
◆Ear7SFfAVg
[saga]:2015/02/05(木) 18:21:35.49 ID:kRf4YbP80
愛宕「……」
提督「……」クイッ
提督「っふぅーっ」コンッ
提督「…あったかいなお前」
愛宕「そうですか?」
提督「つーかいつまで抱きついてるんだお前は」
愛宕「もぅ、そんなに嫌がられたら傷付いちゃいますよぅ」
提督「いや、別に嫌っていうわけじゃないけどさ。そりゃこんなお前みたいな綺麗な人に抱きつかれて嬉しくないって奴がいたらそいつはホモだよ」
愛宕「あら、提督ってホモじゃなかったんですか?」
提督「どういう意味だてめーノーマルだよ俺は」グリグリ
愛宕「あん!おっぱいに頭グリグリしないでくださいよぅ」
提督「むはははこれは良いヘッドレストですこと」
愛宕「…もぅ、セクハラですよ?」
提督「お前に言われる筋合いは無いなぁ」
愛宕「…うふふふ、それもそうですね♪」
提督「……」
愛宕「……」
提督「…ずっと立ちっぱなしで疲れない?」
愛宕「んー?それもそうですねぇ」スッ
愛宕「それじゃあ、私はそろそろ戻りますね♪」スタスタ
提督「おう」
愛宕「……」クルッ
愛宕「…飲みすぎちゃダメですからね?」ジッ
提督「わーかってるって」
がちゃり。
愛宕「では。失礼しました♪」
ぱたん。
提督「相変わらずだなぁあいつも」
提督「…あ、買ってきたさきいか開けるの忘れてた」ピリッ
―――――――――
――――――
―――
提督「さぁてと、歯ぁ磨きなおしてたらもういい時間だ」
提督「そろそろあいつの部屋に行くか」
提督(…さて、どんな顔して待ってるかなあいつは)
286 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/02/06(金) 00:26:28.91 ID:4YPMMiEKo
提督も立ちっぱなしになってそう
287 :
◆Ear7SFfAVg
[sage saga]:2015/02/06(金) 05:24:14.83 ID:GSobOjJp0
>>282
天龍ちゃん書いてほしかったら安価取らなきゃダメだゾ
>>286
ここの提督はもう慣れっこなんで愛宕さんに抱きしめられるぐらいじゃおっ勃ちません(という設定)
288 :
◆Ear7SFfAVg
[saga]:2015/02/06(金) 05:51:09.98 ID:GSobOjJp0
<番外編6:長10糎砲ちゃん>
提督「よ、秋月。お疲れ様」
秋月「あ、司令!お疲れ様です」
長10糎「!」ピコピコ
提督「おう、長十郎もお疲れ!」
秋月「ち、長十郎!?」
提督「あぁ、だって『ちょうじゅっせんちほう』って長くて言いづらいからさ。勝手にあだ名付けちゃったんだけど、本
人もまぁ嫌がってないようだしこう呼んでるんだ」
長十郎「!」ピコピコ
秋月「い、いつの間に…」
提督「ん?…なんか長十郎汚れてないか?」
秋月「えっ?あ、本当だ汚れてる…なんだろうこれ」ソー
提督「ああやめとけやめとけ、触らんほうがいい。機械油とかだったら手についたら面倒だろ」
秋月「あ、確かにそうですね…ほんと何なんでしょうねこれ」
提督「んー…パーツクリーナーとかで落ちるかな?ちょっと待ってろ持ってくるから」スタスタ
秋月「え?あぁいいですってそのくらい自分でやりますから」
提督「いいからいいから」スタスタ
289 :
◆Ear7SFfAVg
[saga]:2015/02/06(金) 05:51:42.59 ID:GSobOjJp0
―――――――――
――――――
―――
提督「んー大体きれいになったかな?うん」
長十郎「!」ニパー
秋月「あの…ありがとうございます、わざわざこんな…」
提督「だーからいいって俺がそうしたかったんだから」
提督「…そういえばさ」
秋月「はい?」
提督「これ長十郎なんだけどさ、前からなーんかどっかで見たことあるような気がするんだよなぁ」
秋月「そうなんですか?もしかしたら元々の艦に載っていたほうのを見たことがあるのではないですか?」
提督「いや、こいつではない!これじゃないんだが何か似たようなのが…」
提督「んー……」
秋月「……」
提督「あ」
秋月「?」
提督「あー思い出した!あぁあれだあれだ!あー分かったぁ」
秋月「結局何だったんですか?」
提督「ホンダのバラードスポーツCR-Xだ」
秋月「…え?えっとぉ…ば、ばら…?」
提督「あー知らないか、そりゃそうだなぁ知らんよなぁ」
秋月「?」
提督「いやぁ昔の車。そういう車が昔あって、それの前の部分と長十郎の顔がデザインがなんとなく似てるんだよ、
そんだけ」
秋月「は、はぁ…?」
提督「このさ、目の部分さ、これ蓋付いててパカッて開くようになってるだろ、あれもこんな感じなんだよ」
秋月「えーっと…?」
提督「いやーあれもかっこ可愛いデザインしてるからなぁそういや知り合いが持ってて乗らせてもらったんだけど軽
いから加速良くてよく曲がるから運転してて楽しかったっけなぁあーでも中は結構狭かったなぁそうそうあれ一応4
人乗りなんだけど後ろのシートがすげーちゃっちくて足元も隙間なんかこれっぽっちも無くてどう考えても4人なんて
乗れるわけなくてよくもまぁこんなんで売ろうと(ry」ペラペラペラペラ
秋月(ぜ…全然何言ってるか分からない……)ヒキッ
290 :
◆Ear7SFfAVg
[sage saga]:2015/02/06(金) 05:52:11.07 ID:GSobOjJp0
(オチは)無いです
291 :
◆Ear7SFfAVg
[sage saga]:2015/02/06(金) 05:54:14.40 ID:GSobOjJp0
あ、なんか改行が変になってら
292 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/02/06(金) 07:32:52.49 ID:52Fwi6p1O
おつ
293 :
◆Ear7SFfAVg
[sage saga]:2015/02/09(月) 11:53:12.56 ID:tL8EdSoh0
どういう展開にしたらいいかいろいろと本気で悩んどります
誰か助けてー!!
294 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/02/09(月) 11:58:09.97 ID:A4VKql7E0
キンクリ
295 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/02/09(月) 12:19:53.72 ID:82tKr0cOO
普段クールな子の泣き顔って良いよね。
お預け状態だったから部屋に入るなり飛び付いて。
暑くなって入渠(2人で)
でもって二人で寝ると。
どこまでが”甘える”で済むのか。
296 :
◆Ear7SFfAVg
[sage saga]:2015/02/09(月) 19:33:51.08 ID:tL8EdSoh0
加賀さんが本当にいればいいのに
あんな人と友達になりたい
絶対あの人面白い
なんてことを考えてたらちびっとずつですが続きの案がふつふつと
あ、以前も書きましたが「こういうふうにしてほしい」ってのがあったらぜひどしどしお書きくださいね
私はひねくれ者なので要求された展開は十中八九ボツになります(ゲス顔)
297 :
◆Ear7SFfAVg
[saga]:2015/02/14(土) 17:04:30.03 ID:l/+82iZf0
<番外編7:バレンタイン・デー>
―――――――――
――――――
―――
提督「…っあぁぁぁぁもう3時かぁー」ノビー
加賀「お疲れ様、お茶にしましょうか」
提督「あふぅ…ん、お願い」
加賀「今、お茶淹れるわ」スッ
提督「うん、よろしく…さてお茶請けを…うーん」ジャラッ
加賀「? …貰ったチョコ?」コポコポ
提督「そう、このチロルチョコの山!」デンッ
加賀「はい」コトリ
提督「ありがとう。…せっかくだしこれお茶請けにしちゃおうかなもう」カサッカサッ
加賀「…それにしても本当にたくさん…義理でしょう?」
提督「チロルチョコでいいぞって伝えたんで去年に比べりゃまだマシだけどさぁ」モグッ
加賀「去年は本当に大変そうだったものね…」ズズッ
提督「みんなチョコ持ってくるんだもんなー…冷凍庫に入れて半年くらいかけて消費したけどありゃキツかった」ズズー
加賀「糖尿にならなくてよかったわ」
提督「そのぶん炭水化物ちゃんと減らしたからな」カサカサ
加賀「なるほど」ズズッ
提督「…しかしまー、お前ぜってーこれ義理じゃねぇだろってのも、いくつか」スッ
加賀「それは…」
提督「確か、叢雲」
加賀「えっ」
提督「いや…違うな、これは『誰かの落し物』だ。うん、あいつは拾ってくれただけだな、それを」ニヤリ
加賀「…そんな子だったかしら…いやむしろあの子らしいのか…」
提督「知らん。…けどまぁ、認めてくれたってことじゃないの」パキッ
「…やばいティッシュ」
加賀「はい。どうしたの?」スッ
提督「…あー助かった…いや変な割れ方してさ、落としそうだったから」スッ
加賀「そう」ズズッ
提督「…あんま甘くない」モグモグ
加賀「良かったわね」
提督「うん。うまい」モキュモキュ
加賀「お礼言ってあげたら?」ズズッ
提督「むら…いや違う、誰のか分からんから……掲示板に貼り出しとくか」パキッ
加賀「……」
提督「…『ピンクのハート型の箱に入ったチョコの落とし主さんへ。程よくビターなチョコでとっても美味しかったです。ありがとう』でいいか」モキュモキュ
298 :
◆Ear7SFfAVg
[saga]:2015/02/14(土) 17:07:13.58 ID:l/+82iZf0
加賀「意地悪ね」フフッ
提督「あっはっは、いやー恥かいてもらわんと」ズズー
加賀「素直になりなさいってことね」
提督「…ほんとだよなぁ」ジー
加賀「っ…い、今は素直でしょう」///
提督「まぁねー…あ、チロルチョコだったら食っていいぞ」
加賀「いいの?なら…」ヒョイ
提督「お、きなこもち。それ美味いよな」
加賀「ええ。…いただきます」パク
加賀「……」モクモク
提督「…おいしい?」
加賀「ん」モクモク
提督「おいしいって顔してるわ」パキッ
加賀「……」モクモク ←分かりづらいけど嬉しそうな顔
提督「ああそうだ、日持ちしなさそうなのから食べちゃわないとな…えぇとこれが? …あぁ金剛達か」
加賀「中身は?」
提督「んー…」ガサガサ
「…これは何だ…チョコチップクッキーか」
加賀「そのようね」
提督「お、メッセージカードが入ってる。どれどれ…」カサッ
『Dear 提督 愛情たっぷりのビスケットデス!姉妹みんなで作りまシタ!どうぞめしあがってくださいネ! Love, 金剛』
提督「…へぇ、4人で作ったのか」
加賀「ビスケット…?」
提督「ん?あぁ、確かイギリスだとクッキーもビスケットもどっちもビスケットって言うんじゃなかったっけか」
加賀「へぇ…初めて知ったわ」
提督「さて、いただきますか」サクッ
「ん!…おぉ、美味い!」
加賀「そう?」ズズッ
提督「ザクザクじゃなくてちゃんとサクサクしてるわ」サクサク
加賀「ふぅん…流石ね」
提督「加賀も食べる?」スッ
加賀「えっ…私が…いいのかしら? 食べちゃって」
提督「…大丈夫だろ、姉妹連名ってことはまぁ、そういうことなんだろうから。ほれ」
加賀「…それじゃあ…あむっ」サクッ
「…! ほんと、美味しい」
299 :
◆Ear7SFfAVg
[saga]:2015/02/14(土) 17:31:22.24 ID:l/+82iZf0
提督「なー、すごいよな」サクサク
「…あ、メッセージカード、続きあったわ」カサッ
『榛名も頑張って生地作りのお手伝いをしました。お味はいかがですか?』
提督「榛名か。いいねぇこういうの…後で美味かったって言ってやらんと」
『材料の計量や調理の手順は私がきちんと管理したので完璧です。お味は私が保証しますよ! 霧島』
提督「なるほど、監修は霧島か。こりゃ安心だ」
『今回は私も型抜きとか、気合入れて頑張りました! 比叡』
提督「……」
加賀「……比叡さん……」
提督「加賀っ、言ってやるな…! あいつだって頑張ってるんだから…!」フルフル
加賀「……ちゃんと褒めてあげましょう」
提督「うん……」ズズー
加賀「…それで、他には?」
提督「そんでこれが如月」デンッ
加賀「っ…駆逐艦用の修復バケツじゃない」
提督「中身は何だこれは…えっとスプーン要るな」キョロキョロ
加賀「はい」スッ
提督「ん?あぁ、ありがとう」
「ではいただきますか…」パクッ
「…チョコプリンだなこれ」
加賀「…それ全部?」
提督「たぶん…」パクッ
加賀「…多くないかしら」
提督「…いろんな意味で重すぎるぜ如月さん…」
「まぁ…たぶんこれもお前と一緒に食べて、ってことなんだろうけど…じゃなきゃこんな多いわけないし」スッ
「ん?うわすげぇ何だこれ」
加賀「どうしたの?」
提督「見てよこれ、層状になってんの、すごくないか?」
加賀「…随分凝ってるのね」ズズッ
提督「…だから重いよ如月ぃ…」パクッ
「うん、味もちゃんと違う」モグモグ
「…加賀」スッ
加賀「いいの?」
提督「お前俺一人でこれ全部食えと申すか」
加賀「…そうね、じゃあ、いただくわ」
300 :
◆Ear7SFfAVg
[saga]:2015/02/14(土) 17:36:14.00 ID:l/+82iZf0
提督「あーん」
加賀「ちょっと……もう」/// パクッ
提督「どうよ」スッ
加賀「ん…美味しいわ」
提督「如月にも美味しかったって言ってやらんとなぁ」パクッ
加賀「…私もスプーン取ってきましょう」スッ
提督「えー、いいだろ別に、ほれ」スッ
加賀「っ…その…私のペースで食べたいから…」///
提督「じゃあしゃーない」パクッ
加賀「……」/// カチャカチャ
提督「そんでこっちが時雨、こっちが睦月。これは…浜風か。こいつらは後だな」スッ
「しかし本当に多いなこれ」ズズー
加賀「まぁ…」ストン
「それだけあなたが皆から愛されているということよ」スッ
提督「あ、ごめんな抱え込んじゃって…バケツ。よりにもよってバケツ」スッ
加賀「時間かけて食べきりましょう」パクッ
提督「そうだな」パクッ
「……あ」
加賀「何?」
提督「俺お前からまだ貰ってない」
加賀「」
提督「……」
加賀「……」
提督「…………」
加賀「…………」ダラダラ
提督「…お前まさか」
加賀「…………っ」ダラダラ
提督「うーーーわマジかよお前!うーわ!」
加賀「ごっ…ごめんなさい…すっかり忘れて…」
提督「……はぁ……」
加賀「……しくじった……」
提督「…まぁ、今更用意しろだなんて言いやしないけどさぁ…忘れちゃったもんはしょうがないよ、な?」
加賀「ごめんなさい……」
提督「いいっていいって、個人的にはかなり、かなーりショックだったけど」
加賀「う"っ……」グサッ
提督「でもまぁ正直、こんだけ貰ったところにさらに貰ってもなぁ、辛いってところもあるし」
加賀「……」シュン
提督「……」
加賀「……」ショボーン
提督「…!」ティン
301 :
◆Ear7SFfAVg
[saga]:2015/02/14(土) 17:37:05.50 ID:l/+82iZf0
提督「……加賀」
加賀「…何?」
提督「……」コイコイ
加賀「…?」スッ
ガシッ
加賀「!?」
「ちょ…んっ…〜〜〜〜〜〜っ!!」///
「んむっ……はぁっ……〜〜〜〜〜〜っ!!」///
「……っぷはぁ!」///
提督「…ごちそーさま。これでいいや」ニヤリ
加賀「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」///
提督「さぁてお返しは何にしましょうかねぇ」パクッ
302 :
◆Ear7SFfAVg
[sage saga]:2015/02/14(土) 17:39:04.76 ID:l/+82iZf0
現実は非情である
あ、バレンタイン編おしまいです
みなさんはチョコ貰えましたか?(白目)
303 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/02/14(土) 17:53:01.70 ID:0e6E4bpeo
へんじがない、ただのしかばねのようだ
304 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/02/14(土) 19:50:53.75 ID:d9yQuAAx0
こころぴょんぴょん(棒)
305 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/02/15(日) 11:01:51.79 ID:NX7p1pigo
チョコならE1に落ちてたよ(白目
306 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/02/17(火) 02:24:16.12 ID:Opp03pGM0
友達の妹と彼女からもらったよ
307 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/03/14(土) 18:12:56.33 ID:gP4Z5YdDO
保守
308 :
◆Ear7SFfAVg
[saga]:2015/03/14(土) 19:55:33.83 ID:kAhGm2qo0
<番外編8:ホワイトデー>
『ホワイトデーのお返しを用意しました。執務室にあるので各自取りに来るように』
摩耶「…って、掲示板に貼り出されてたから来たんだけど」
提督「おぅ、そこにあるやつ1袋持ってってくれ。取ったら名簿にチェック付けてな」カリカリ
摩耶「んだよ、手渡しとかじゃねぇのかよ」カキカキ
提督「悪い、こっちも仕事中だからさ…」ペラッ
摩耶「…まぁ、いいんだけどよ…お、クッキーか」
提督「ん、嫌いだったか…?」
摩耶「え?いや嫌いってわけじゃねぇぜ」
提督「ならよかった」カチッカチッ
摩耶「……へへ」///
「…ん?そういや加賀はどうしたんだ」
提督「あー、ちょっと買い出しに行ってもらってる」カチッ カタカタッ
摩耶「ふーん…何買いに行かせたんだ?」
提督「いちご牛乳」カタカタカタカタッ
摩耶「……お前そんなん飲むのか?」
提督「たまに飲みたくならない?」ペラッ
摩耶「いや…あたしあれあんま好きじゃねぇからなー…」
提督「マジかー」カチャカチャカチャ…ッターン!
摩耶「…あ、うまっ」サクサク
提督「座って食えー」カチッカチッ
摩耶「…わーってるよ、ったく」バフッ
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