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【皆で】魔法少女まどか☆マギカ小ネタ投稿スレ4【更新】
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387 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/07/12(日) 23:14:53.81 ID:BrHlj/xlo
乙
続きが読みたい
388 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/07/12(日) 23:35:42.92 ID:YgGLccmjO
乙でした
この雰囲気好き
389 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/07/13(月) 05:44:35.09 ID:uzoi8c59O
乙
キマシタよほむ杏、いいですなー
390 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/07/15(水) 06:44:51.79 ID:QtRFBqIAO
時間切れだがネタはあがっていたので投下してみる
391 :
前編:ちなみにお題は【嘘】
[saga]:2015/07/15(水) 06:46:14.80 ID:QtRFBqIAO
〜マミるーむ〜
ほむマミお茶中
マミ「暁美さん、思い入れのあるガンダムってある?」
ほむら「あいかわらずいきなりね」
マミ「ある?」
ほむら「しょうがないわね、じつをいうと『ポケットの中の戦争』が一番好きなのよ」
マミ「あらステキ、ケンプファーかっこいいわよね」キラキラ
ほむら「小学生の頃はじめて見たガンダムで、それまでガン消しでしか知らなかったモビルスーツが一気に輝いてきたわ」
ほむら「そうそう、ガン消しのハイゴッグとズゴッグEを小川に流してどちらが速いか競わせて遊んでいたわね」
マミ「はじめて見たガンダムがOVAだなんてあなたny…」
ほむら「ちがうわマミ、早とちりしないで、コミックスよ、なぜかいつの間にか家にあったのよ」
マミ「……そうだったの」
ほむら「背表紙にKCって書いてあるコロコロ・コミックだか講談社コミックのアレよ」
ほむら「まぁ『嘘だといってよ、バーニィ』の名セリフと、ミンチよりひでぇ、が衝撃的すぎて逆に笑ったのがいい思い出ね。懐かしいわ」ズズー
カチャリ
思いがけず耳のすぐ横で大きな音がした
いつの間にか、マミが私の側面から銃をむけている
ほむら「マミ…、たしかに笑ったけどそれはいい意味で、よ」
マミ「KCは『講談社コミックス』の略称よ、それ以外ありえないわ」
ちっ、そっちか。もう止めようがない
マミ「ましてやライバルのコロコロなどと――ッ!?」
カチャリ
ほむら「形勢逆転ね」
私は方膝をついたままあさっての方向に銃をむけているマミの後ろから、処刑スタイルで銃を突きつけた
マミ「時を止めたわね」
振り向きもせずマミは言う
マミ「暁美さん、2つ忠告しておくわ」
マミ「ひとつ、『嘘だといってよ、バーニィ』はサブタイトル。セリフでは出てこないわ」
マミ「ふたつ、あなたまた近づき過ぎよ」
ボッシュルシュルルルルッ!!
マミの身体が膨張する!リボンだッ!!
ほむら「くっ…!」ギュゥウ…!
392 :
後編
[saga]:2015/07/15(水) 06:47:10.11 ID:QtRFBqIAO
マミ「思ったより学習能力が無いのね、暁美さん」ウフフ
マミ「ガンダムといえばボンボン」
マミ「ボンボンといえば講談社」
マミ「そんな常識もわきまえていないなんて、あなた本当に『ポケ戦』好きなの?」
自分から振っておいてなんというKC(キチガイ・コミュニケーション)であろうか
マミは時々エキセントリック過ぎて困る、懐柔工作を打つことにした
ほむら「落ちついて、マミ。ボンボンなら私も愛読してたわ」
ほむら「プラモ狂四郎は読んでないけど、その続編的なやつは読んでたわ、なんかプラモデルに疑似で乗って命懸けの闘いをするのよね、タイトル忘れたけど」
マミ「……それを」
マミ「それを愛読とはいわせないわっ!」ジャキィ!!
逆効果だったようだ
マミ「さよなら、暁美さん」グスッ
ダ――ン!!
ほむら?「mマ、ミp…ピ…ザ…マピ…mpimpipipipi…」ネジバネビョ〜ン
マミ「機械ッ!?」
ほむら「クスクス…、私が二度も同じ手に引っかかるとでも思っていたの?」ヌッ
ほむら「そいつはメガほむならぬメカほむ、有志が造った私の等身大ラブドールよ」
ほむら「人形といえど"性"能はなかなかイカしてるわ、ま、とーぜんホンモノには劣るけども」
ほむら「ところであなた、近づき過ぎなんじゃないかしら」ポチ
マミ「ハッ――!」
メカほむ「わ、私…もう…爆発しちゃいますっ////」ピピピピピピ!
ドッゴォォオオオンン!!!!
モクモク…
ほむら「勝った。本編、叛逆に続き三度目の正直よ」
シュルルルルッ
ほむら「なっ…!」パシパシ ギュウ!
マミ「暁美さん、やっぱりあなた『ポケ戦』好きかどうか、あやしいわね」バーン
ほむら「リボンで…チョバムアーマーを…!」
マミ「先輩の部屋を吹きとばすだなんて、困った後輩ね」
マミ「『ポケ戦』についてあらためて講義してあげてもよかったんだけど…TVも壊れてしまったんじゃどうしようもないわね」
マミ「じゃあ、とりあえず…」
マミ「みせてもらいましょうか、ホンモノの"性"能とやらを」
ほむら「ごめんね、まどか…っ///」ギュゥウ…
なぎさ「やれやれ、二度あることは三度ある、SAN度目の正直は嘘なのです」ニャンテコッタイ
393 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/07/15(水) 06:48:27.70 ID:QtRFBqIAO
おわりでーす
バトル以外が書けるようになるのはいつの日か
394 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/07/16(木) 19:54:10.46 ID:k4p0V8rpo
マミ「台風が来てるみたいね……」
QB「ということは今日の晩御飯は?」
395 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/07/16(木) 19:55:29.61 ID:k4p0V8rpo
r‐'`'ー‐┐ l二二l r─‐┐ r┐ r┐ /´〉
\  ̄! | ̄! | くノ ̄! | |__! ! | l二二l / /__r┐
/ くノ くノ l二二二l くノ くノ く__,--、.」
\ l二二`! .i´二二`! 「`ー─┐ 「`| 「`|
く | | | | | | [][] i`! くノ ̄! |´ L/ L/
\ i二二..! |..二二..| くノ くノ O O
∠、 ./\ /\ /\. ./\/\
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, -───- 、
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ト、 /: : ,. -──- 、: : : : \
ゝ V( ))/ `ヽ: : : : \
/ 〃 Y^y'´ ) `ヽ: : : :〉
フ {{ / / / 人 \/
イ ヽノノ / / // ヽ ヽ
/ / 〃 / / / / ヽ\ !
|/ 〃 { >‐メ、 -‐ < リ ヽ !
ヽ Vハ / ィ.:.:下 不::.ヽ } ハ|
) /Vヽ \ ヒ.::::ソ ヒ.::::ソ ノ イ
ノ | / ( \| ,,,,,,.. ' ..,,, /イノノ ‐‐┐
|/ ) ヘ i⌒ヽ r イ __ }
/´  ̄ `ヽ > ‐' . イ,. '´ 〈
( \ > = < ノノ ,. ノ
ヽ``ヽ )VTT´  ̄ ̄`L ,. '´ -=< __
r── ミミヽ ,. ィ イ77´  ̄`7 //´ ̄`ヽ´ ̄ ̄`ヽノ
} ノ レイ ハ ´ ̄` l l '. (
r── ミミヽ//// | l V }ミヽ __ ノ
フ / く ///レ' `Y´ `ヽ\
/ { {:{ } Y )
396 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/07/16(木) 19:55:59.88 ID:k4p0V8rpo
満足した
397 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/07/16(木) 20:36:17.63 ID:REuCy+sK0
雑談スレ
>>962
改変後マミさん
398 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2015/07/16(木) 20:37:05.56 ID:REuCy+sK0
紅茶を淹れた。お湯は魔法で沸かした上、肝心の葉は出涸らしだけれど。
カップを近づけてみても、やはり思ったような香りはしなかった。
口に含んで舌の上で転がしてみても、紅茶というよりは…何だろう?色の付いた水とでも呼んだ方がいいのかしら。
知らず眉間にシワが寄っていた。こんなことなら、不精せず紅茶葉も魔法で出すべきだったかもしれない。
小さく溜息をついて、じっと立ち昇る湯気を目に焼き付けると、瞼を閉じて想像する。
机を囲んで皆座っている。ケーキを突く皆の前にカップが並んだ。
真っ先にがぶ飲みした佐倉さんが私にダメ出しをする。味が薄いぜ、なんだこれ。
そんな馬鹿な、と続いた美樹さんが沈黙する。ややあって、マミさんも失敗するんだなあ、などと珍しげに呟いた。
美樹さんと同じタイミングで口を付けていた暁美さんが小さく微笑する。こういうのもたまには良いじゃない。とカップを揺らし、優しい目付きで波紋を見ている。
俄かに雷が落ちた。意識が現実に返った。
思考より早く変身を終え、私の眼は雷の出所を捉えていた。
地平線の彼方、瓦礫の山すら微塵となり、砂漠に近しくなった見滝原の果ての果て。唐突に生まれた赤黒い雷の嵐は、見る間にその密度を増し、魔女の体を為しつつある。
最後になるだろう。確信に近い予感があった。ひびの入ったカップを静かに砂地に降ろすと、お疲れ様、と心の中で労った。
かつて杏子が選んでくれたお気に入りの一品だ。魔法で保護していたとはいえ、よくここまで保ってくれたと思う。
魔力を込めて、音より早く跳躍する。砂地が果てしなく続く代わり映えしない景色の中、腕に巻かれたリボンのはためく色彩が自分を世界に引き止めた。
暁美さんが最期に手渡してくれた赤いリボンだ。生きて。という一言が遺言だった。涙が止まらなかったので、表情はよく分からなかった。
大好きな人々が居なくなる中で、自分だけが取り残される。私の人生はそんなのばっかりだ。
いい加減疲れ果てて、よっぽど死ぬ気だった私が生きているのは、あの時彼女に望まれたからだ。
それもきっと今日までだけれど、私は満足している。精一杯やったよ、と皆に胸を張って報告できるだけの時間、私は頑張ったと思う。…なんて自分でいったら台無しかしら?
光の源が近付いてきた。向こうもこちらに気付いたらしい。
勢いを緩めずそのまま直進し、接敵した。
高速で衝突した魔力と魔力が弾け、混ざり、眩い閃光を放つ。
不安はない。何かが私を抱き留めてくれるという根拠のない確信があった。
思考がここではないどこかに飛んでいく。光と身体が混ざってひとつになっていく。
美樹さん。暁美さん。佐倉さん。パパにママ。
巡る光の中に、知らない、懐かしい少女を見た。
399 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/07/16(木) 20:46:47.84 ID:REuCy+sK0
投稿した後に気付いたけど
_人人人人人人人人人人人人_
> 魔女じゃねえ、魔獣だ <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
400 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/07/16(木) 21:03:34.50 ID:F75JO7Aco
乙
泣くわ!ww
マミさん一人生き残る展開は切なすぎる
401 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/07/16(木) 23:55:23.10 ID:cv2jJ1zCO
>>394-395
カニクリームコロッケ好きだったわ
>>398
素晴らしい、感動した!
荒廃した世界で戦うマミさんカッコイイ、雰囲気P.K.ディックっぽいわ
402 :
401
[sage]:2015/07/17(金) 00:18:18.06 ID:MGIVkCVuO
>ディックっぽい
具体的に言うと、カップを大切にしてたり、もういない仲間とのやりとりを幻想したりね
絶望的な現実の前でも、人間らしい古き良き思い出を捨てずにとっておく、というのか
すまん、興奮した。とにかく、まとめばっか読んでないでこっち来てやっぱ正解だったわ、いいものに出会える
403 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/07/17(金) 08:15:32.63 ID:NR9OeCuzo
シリアスな雰囲気がミスで台無しだよ!
知り合いを幻視するほど弱ってたんだなと思うと悲しくなる
乙でした
404 :
ワンレス用にダラダラ書いてたら文量オーバー!お題は【UFO】前編
[saga]:2015/07/18(土) 18:49:58.36 ID:3NsC502mO
さやか「死ねほむらぁぁぁっっ!!!!」バォ――ン!!
ほむら「サヨナラ、美樹さやか」ジャキィッ!!
チュドオォ――――ンン!!!!!
―――――――――――――
――――
さやか「今日はこれくらいにしといてやる」
ほむら「ナマいってんじゃないわよ」ツン
さやか「あいったたた……っ!」
さやか「つつくなコノっ!」ブンッ
ほむら ヒョイ「まどかは渡さない。それに、あなただって今の環境がまんざらでもないんでしょう?」
さやか「悪魔の口車なんか乗らない」プイッ
さやか「それにねー、あんた。いっつも抱きついてまどかの覚醒とめてるけど」
さやか「アレ、ドラ〇もんで言うまぁまぁ棒みたいなもんだったらどーすんのさ」
さやか「アルまど激おことかだったらまだしも、そのうちまどか山大噴火とかシャレになんないよ?」
ほむら「星がキレイね、さやか」
さやか「話しをそらすな」
ほむら「ほむ?」
さやか「古いネタでごまかしても無駄だって」
ほむら「いや、ちょっとアレ見てさやか」
さやか「だから話しを――ってホントだ、なにアレ?」
空飛ぶ円盤 フヨフヨ
ほむさや「「UFOだーっ!」」
さやか「魔法少女もビックリだよ…、あーゆーのってそもそも何なの?魔なる者」
ほむら「悪魔にだってわからないことくらい、あるわ……」
UFO ギュ―――ン!
さやか「うわっ!こっち来た!」
UFO パアァァ…
ほむら「何か降りてくる……!」
さやか「う、宇宙人ですかぁ〜〜っ!?」
宇宙人「やぁ、暁美ほむら、それに美樹さやか」
405 :
後編
[saga]:2015/07/18(土) 18:51:02.45 ID:3NsC502mO
さやか「喋った!それにあたし達の名を!?」
ほむら「インキュベーターのラクガキがヨダレ垂らしたみたいなビジュアルね……」
宇宙人「僕達はその昔インキュベーターと袂を別った"元"インキュベーター。アンチインキュベーターとでも呼んでくれたまえ」(cv上川)
AQB「暁美ほむら、君がヤツらを服従させてくれたおかげで僕達はこうして行動の自由を得ることができた」
AQB「そして君達の事情も知っている……」
AQB「悪魔の囁きと天使の祈り、その相容れない対立の果てに待つのは全宇宙、全時間軸が無に帰す『円環ネメシス』」
AQB「その八方塞がりな状況を打開するには暁美ほむら、君の宇宙改変の力を僕達に委ねることだ!」
AQB「僕達が責任を持ってこの宇宙を管理し、君達には多次元世界で望むままの――」
ほむさや「「ほむさや流星拳!!」」ドゴォッ!!
AQB「ふべらぁッ!!!!」バホ――ッ!!
AQB ならばその宇宙、必ず守れよ…… ドッシュ―――ンン…
さやか「そんなの自分らで決めるってば」
ほむら「いいかげんお腹すいたわ、UFOでも買って帰りましょう」
さやか「あんたもいーかげんインスタントやめたら?」
ほむら「じゃあ何も食べるなって言うの!?」
さやか「ハァ……、からあげくらいなら作り方教えてあげるからさ」
ほむら「いまから?」テクテク
さやか「ハイハイ、いまからでもいーから」テクテク
おわろ
※「からあげが食べたいわ」の人に捧ぐ!!!!
406 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/07/18(土) 20:09:52.79 ID:hzKqiz4nO
さやかが親友騙して裏切ったほむらと仲良くしてやる理由が無いだけに違和感すげーな、洗脳でもされてんのか?
ほむらもほむらで妙に優しいから違和感
自分のエゴで友達引き裂いて平気で笑ってる奴なんだから
407 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/07/18(土) 20:53:43.77 ID:3NsC502mO
おぉ〜、レスついた
>>406
ギャグだから何も考えてなかったけど、まぁ一応トムとジェリー的なアレだ
レスあんがとね、無反応はじつは毎回大ダメージなんだ
408 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/07/19(日) 22:26:36.89 ID:bSKmBVJrO
>>406
ほむらを妙に持ち上げてさやかsageしてるお察しの奴だろ
409 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/07/20(月) 00:13:53.64 ID:CUIQLd+EO
>>408
察してくれるのか!?
素直に嬉しい、でも前にも言ったけどsageてはない
そこんとこヨロシク
410 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/07/20(月) 00:56:15.23 ID:CUIQLd+EO
前も思ったけど、どこをどう読んだらさやかちゃんsageになるのかと思ったら…
もしかして
>>408
、おまえさん単にほむら嫌いなだけかい?
411 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/07/21(火) 22:12:36.51 ID:hT+QZEfl0
b
412 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/07/21(火) 22:15:20.44 ID:r2J5Jeu4o
>>405
感情を維持した派生QB族は居てもいい気がする
413 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2015/07/23(木) 01:23:59.06 ID:LnjI1+eyO
>>413
困ったときはべぇさんに頼むことにしてるw
うまく書けずにふて寝していたが、ワンレス見て元気でたので投下することにしました
414 :
お題【再生】から、前編
[saga]:2015/07/23(木) 01:25:00.38 ID:LnjI1+eyO
時間とは何か――ッ!!!
それは『変化』であるッ!!
日が昇る、沈む。月が欠ける、満ちる
赤ん坊が大人に、大人が老人に
春夏秋冬、栄枯盛衰
人は変化を観測することで『時間』というものを認識するッ!
ここに時間に囚われた少女がいる――ッ!!
彼女は繰り返す!同じ時間を繰り返す!
時を越えた少女は同時に自らそこにとどまったのだ……
動かない世界、動かない宇宙
ただ一人、彼女だけが変わり果ててゆく……
ほむら「暁美ほむらです。よろしくお願いします」
ほむら(何度自己紹介しても、ここにいる誰も私を覚えてなどいない)
ほむら「あなたは、鹿目まどかのままでいればいい。いままでどおり、これからも」
ほむら(そう、まどかですら、忘れてしまうのだ)
ほむら「どうせやることは決まっているんだもの」
ほむら「ここからは早送りでいいわね」
同じ時間のなかをさ迷ううちに、暁美ほむらの時間感覚は異質な変化を遂げていた
我々常人が基準にしているのは、全世界人が共通のモデルとして採用している時間尺度である
例えばカップラーメンを作るのに3分間かかったとする、これは誰にとっても同じ3分であり、そこに長短などあり得ないはずである、これを『クロノス時間』という
ところが、人間のもつ感覚というものは奇妙なもので、この人類共通であるはずの3分間にも長短が存在するのだ
例としてあげると、今現在の筆者は昼食後であり、今からデザートがわりにカップラーメンへと湯を注いで3分待てば、それなりに短い時間だと感じるだろう。だがこれが昼食前ならどうだろうか?空腹でたまらない様ならどうだろうか?おそらく筆者は前者の3倍は長く3分間を体験するだろう。このような主観によって感じる時間感覚、これを『カイロス時間』という
このカイロス時間というものは馬鹿にできないほど揺れ幅が大きく、極端な例だと、ピッチャーがボールをふりかぶって投げる、ものの3秒間といった短い時間を、
なんと30分間に体感したという記録も残っているほどである
他の誰とも時間を共有していないほむらにとって、クロノス時間などほぼ形だけのものに等しい。彼女の時間はループを繰り返すうちにカイロス時間一色となっていき、ついにはそれをコントロールするに至った
すなわち、ビデオの早送りのように主観的時間を加速させたのである!
2倍速! 4倍速! 8倍速! 16倍速!
繰り返される日常が、瞬く間に過ぎ去ってゆく、それを映す目には何の感動も生じていなかった
ほむら「巴マミが死んだ」
ほむら「そのまま美樹さやかが契約、また魔女化しそうね」
ほむら「――ッ!?」
ほむら「ちょっと待って……、」
415 :
後編
[saga]:2015/07/23(木) 01:25:51.47 ID:LnjI1+eyO
『停止』をかける、ちょうど時を止め、まどかに言い寄るインキュベーターを蜂の巣にしたところで止まった
ほむら「巻き戻し……」
キュルキュルキュルキュルルゥ――!!!!
ほむら「再生……」
『あんた、何もかもあきらめた目をしてる』
ほむら「美樹さやかがこんなことを……」
何かが、ひっかかった
ほむら「くっ…、身体が動かせない…これは、あくまで『記録』……」
ほむら「何か映るものを……、そうだ、さやかの剣!あれなら…」
ほむら「……ッ!」
ほむら「たしかに、ヒドイ目ね」
ほむら「死んだ魚の方がマシなくらい……」
ほむら「……ハッ!」
ふたたび巻き戻しをかける
『だから、ほむらちゃんもあきらめちゃってるの?自分のことも、他の子のことも全部』
口をつけていないコーヒーに、あきらめきった目をした少女が映り込んでいた
ほむら「私は……まどかにも……こんな目を向けていたなんて……」
ほむら ギリッ「私は……あきらめてなんて…いない!」
『今』に戻ってくる
まどか「ひ、ひどいよ……、何も殺さなくても」
ほむら「あなたは……何であなたは!いつだって、そうやって自分を犠牲にして!」
心の奥へと押さえ込んでいた感情が、声と共に溢れ出てくる。だが……
まどか「ごめん…、わたし、さやかちゃんを探さないと」
ほむら「待って!美樹さやかは、もう……」
まどか「ごめんね!」タッタッタ
もう、何もかも手遅れなのだろうか?
QB「お手柄だよ、ほむら」
おとなしく、あきらめてしまった自分を受け入れた方が良いのだろうか?
「もういい、もういいんだよ。ほむらちゃん」
そして暁美ほむらはたしかに一度あきらめた
だがそれによって再び時は動きだす
より大きな環となって、さらなる変化を呼ぶ
守られていたものが守るものとなり
救い合うことで、敵対する
永劫なる時間 やむことなき変化
やがて本当の意味で時間を越えたとき
それは変化を越えたものとなるのだ
おわり
416 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/07/23(木) 01:27:34.43 ID:LnjI1+eyO
おわりです
駄文でスマン
417 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/07/23(木) 18:07:30.53 ID:ZcU5t9j6o
乙
まどかを救うことを諦めた時点でほむらは魔女化しちゃうんだよね
逆説的にほむらが生きてる限りそれだけは諦めてないとも言える
最後の所が良く分からんかった
418 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2015/07/24(金) 07:07:12.64 ID:WyhqKF4rO
>>417
サンクス!まとまりの無い文しか書けなかったところを読みとってくれて嬉しい
最後らへんは、
・べぇさんがインキュベーターの存在と人類の進化は不可分みたいなことを言っていた
・暁美ほむらは極めつけのイレギュラーであるとの発言
・他4人が原始的な武器(マミさんの銃もマスケット)なのにくらべ現代兵器を使うこと
などからの連想で、魔法少女も人類の進化と平行して発展していて、しいては暁美ほむらはその最進化系であり、人類進化の象徴、と仮定して
その能力が『時間』に関するものであることに着目してみた。次元的に見て、点、面、空間、時間、の時間を越えれば人類といわず宇宙的にも新たなステージに突入するんじゃないかと思ったわけだ
それプラス、まどかとほむらの関係を陰陽二元論的なものに当てはめて、磁石のN極とS極が引き合うように互いに求め合うのだが、結局性質が真逆である為にどちらか一方にかたよることを繰り返すことになってしまう(この『繰り返し』というのも陰陽二元的であるし、ほむらのループ、円環など、まどマギ的によく出る要素であると思う)
で、おれとしては、まどっちに誰にも認識されない概念などという酷な運命を背負って欲しくないし
それを助けたいが為に、非情になったり悪魔になったりとどんどん堕ちてゆくほむほむをこれ以上ヒドイことにさせない為にはどーすればいいか?と考えた結果
時間を超越させれば2人共これ以上変わることはなかろう
時間を超越すれば昼(陽)も夜(陰)も性質はそのままに共存できるだろう
という結論に達したのだが、実力不足で書けなかったのであるw
まぁ、変化はともかく、『進化』の方はフィクションも含めればだいたい出尽くしたし、もういいかな、っていうおれの願望も入ってるw
お題の【再生】というのが死と生の両方の要素を持つ言葉だったんでぶっとんでしまったが、読んでくれてテリマカシ(インドネシア語でありがとう)
オマケに超長文スマソ…(^^;
419 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/07/24(金) 09:20:27.86 ID:q5e0d85WO
ほむほむの小腸をお蕎麦みたいにすすりたい
大腸を口につけて中のうんちを手で絞り出して飲み干したい
膵臓をキャンディみたいにずっとペロペロしていたい
ほむほむの心臓にストローさして飲み干したい
皮はきちんと剥製にしてオナホ入れるスペース確保して毎日可愛がってあげたい
ほむほむの骨は柔らかいね
お煎餅感覚でいけるね
剥製になったほむらちゃんをまずはまどっちに見せて上げようか
まどっちらほむらちゃんの事電波だと思ってたから喜ぶね
自分より可愛くて偉そうな女が剥製にされて内心ウキウキのまどっち可愛い
でも体裁を保って悲しいふりするまどっちまじまどまど
ほむらちゃんのお肉量は少ないけどおいしいね
野菜とか栄養をきちんととってるからだね
でも鶏肉で充分な味だから生前のほむらちゃんの可愛い写真見ながら食べないと意味ないね
写真に私のお肉ですって書いたら興奮しちゃったよ
ほむらちゃんの子宮コリコリしてて美味しいね
処女膜を火で破ったのはごめんね
炙る前に指で破ってあげれば良かったね
ほむらちゃんの眼球は寝ているまどっちに飲ませたよ
いつでもまどっち見守れるね
ほむらちゃんの血管で編んだマフラー暖かいよ
防腐加工してあるからずっと使ってあげるね
マミさん達にほむらちゃんの剥製見せたら笑い始めちゃったよ
マミさんは普段使わない携帯をこれでもかと連写機能で写真撮って、さやかちゃんは笑いながら足で顔を踏み始めたよ
直すの大変なんだからほどほどにしてよね
まどっちも奥で笑いを必死に堪えてるよ
さやかちゃんがその辺で拾ってきた木の棒をほむらちゃんの剥製オナホに入れ始めたよ
よく見たら毛虫付いてるね
毛虫がほむらちゃんの中に入っていったね
マミさんそれ見て大爆笑
また携帯パシャパシャ
まどっちもついに笑い堪えきれず大爆笑
楽しそうなのは嬉しいけど僕が後で使う穴なんだからそういうの止めてよ
洗うの面倒なんだから
さやかちゃんが「このゴミQBに食わせようか」とか言い始めたよ
まどっちは止めようよ止めようよ言うけど顔が笑ってて賛同してるのバレバレだよ
マミさんもそんな感じだね
でも僕の剥製オナホなんだからさすがにそれは困るね
やる気マンマンのさやかちゃんを止めるのが大変だったよ
妥協案としてQBとほむらちゃんの剥製をプレイさせることにしたらしいよ
まどかに契約して欲しかったらほむらとヤレとかさやかちゃんは悪魔だね
わけがわからないよと言いながらQBがほむらちゃんに腰を振り始めたよ
また皆爆笑だね
まどっちなんて笑い転げてるもんね
今度はマミさん動画取り始めたね
「紅茶飲みながらこの動画見るとスカッとするわ」とか言ってるけど相当な悪趣味だよ
さやかちゃんはほむらちゃんのお尻叩き始めたよ
またまた皆大爆笑だね
嫌われていたほむらちゃんも剥製になって皆とスキンシップとれて幸せそうだね
お家に帰ったら僕ともたくさんスキンシップとろうね、ほむらちゃん
420 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/07/24(金) 09:21:40.20 ID:q5e0d85WO
杏子ちゃんがマミさん達と仲良くなってくれて助かったよ
ロッソファンタズマでほむらちゃんの無残な姿やキモ男に襲われてる姿とか何でも映しだしてくれるからね
僕の剥製ほむらちゃんを貸さずにすむよ
何度壊されるかとヒヤヒヤしたことか
さやかちゃんは、ほむらちゃんが拷問されて内臓出しながら犬に犯されるのがお気に入りらしいね
プライドのある奴が犬ごときに犯されるのギャップ萌えがたまらないらしいね
まどっちは学校でいじめられる眼鏡ほむらちゃんがお気に入りらしい
誰も見てないところで剥製ほむらちゃんに眼鏡かけてビンタしまくったりとかしてたもんね
マミさんはほむらちゃんが鉄球でぺちゃんこにされて飛び出た子宮をキモ男のオナホにされるのが最近のお気に入りらしいね
前はミキサーにかけられながら実況するほむらちゃんがお気に入りだったから大分まともになったね
杏子ちゃんはほむらちゃんがお菓子にされて食べられるのがお気に入りらしい
痛みを上げながら美味しく食べられちゃうのが興奮するらしいね
僕はどんなほむらちゃんも大好きだよ
421 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/07/24(金) 09:22:51.33 ID:q5e0d85WO
談義で誰もかいてくれなかったんでこちらに投下しました。
もしよろしければSS化してください
ほむらちゃんほど剥製が似合う女の子は居ないと僕は思うのです
422 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/07/25(土) 12:19:56.88 ID:CVczz8L4o
>>418
時間の流れを超越するということは、宇宙は拡散して冷えていく一方であるというQBの活動命題であるエントロピー増大則の問題を
そもそも観測する視点を上げればそんな心配はないんだよということにできるくらいすごい事だよね、SF的で好き
個人的にはその書けなかった昼と夜が矛盾無く重なってる(意味深)状態に至れた二人が非常に見たい
423 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/07/25(土) 18:58:21.99 ID:txOl+VR0O
>>422
アイデアだけなんだけど気に入ってもらえてよかった
自分でもいつか書けたらと思うし、誰かが書いてくないかな、とか。別視点の思いがけないSSがあったりするから楽しい
レスありがとっ!
424 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/07/26(日) 00:22:02.20 ID:JERU8aUNO
剥製ほむら笑った
まどほむがあり得るとしたら精々こんなもん
425 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/07/30(木) 10:51:44.92 ID:CKOFDKgro
剥製かぁ
ありだな
426 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/07/31(金) 09:13:10.04 ID:eIXnnMSjo
中学生女子ならこんなもんだな
まどかが良い子ぶりながらも爆笑するあたりリアル
427 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2015/08/02(日) 20:58:27.28 ID:qPHEsqdso
杏子「終わりだよ!」
さやか「く……!」
あたしが、負けるの?
使い魔を放置するような奴に
マミさんを侮辱するような魔法少女なんかに
……嫌だ!
両足共にやられて身動きはとれないし、回復魔法も間に合わない
それでも何とか避ける事ができれば、この空中からの攻撃を避けきれればチャンスは来る
こいつの動きをよく見れば……!
さやか「……え?」
この敵は今空中。あたしはそれを下から見上げる形で
それはもう不可抗力で
さやか「……いちご、パンツ?」
杏子「……な!?」
ほむら「時間停止……ぎりぎり間に合ったわね」
何とかまどかの契約は阻止することができたけれど……巴マミの死、美樹さやかの契約、そして佐倉杏子の出現
打つ手が完全に後手に回ってしまっている
……このままいけば、さやかはすぐに魔女になり、杏子もそれを追って……
ほむら「……また、守れないのかな」
……私が諦めてはダメだ。まだこの状況からひっくり返す策が……
ほむら「……え?」
ほむらは、さやかと杏子の位置を動かそうとした
そして、見えてしまった
ほむら「……いちご?」
428 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2015/08/02(日) 20:59:22.84 ID:qPHEsqdso
杏子「てめぇ、何しやがった!!」
ほむら「いや、その……」
さやか「……転校生? 何故あんたがここに……や、今はそんな事はどうでもよくて……あんた、ひょっとした見た?」
ほむら「……えぇ」
杏子「……なるほど、あんたがうわさのいれぎゅ」
ほむら「強引に話を進めようとしないで、佐倉杏子。なんであなたはいちごパンツを穿いているの?」
さやか「ねー……」
杏子「……な、なぁああ!?」
まどか「いちごパンツ?」
さやか「あ、うん。あたしも偶然見ちゃって。いや、別に悪い事ではないんだけど、こんな悪い事している奴がいちごパンツかー……って」
杏子「うぜぇ! てか何であたしの名前知ってるんだ!」
ほむら「そんな事はどうでもいいわ」
佐倉杏子がいちごパンツを穿いているなんて状況、今までにはなかった
これが何かしらの糸口に……なるとは欠片も思わないが
いつもと違う事があると、やっぱり気になってもしまうわけで
さやか「その、あんた。……佐倉、いちごだっけ?」
杏子「馬鹿にするなぁ!!」
さやか「危な!」
杏子は思いっきり槍をふるったがあまりに真っ正直な攻撃故、さやかでも避ける事が出来た
さやか「でも、こいつと戦ってなかったら今の攻撃すら見えなかったかも。……ひょっとしてさやかちゃん成長してる?」
杏子「躱すんじゃねぇ!」
さやか「無茶いうな!」
ほむら「それで、なんでいちごパンツを」
杏子「話を戻すなぁ!」
まどか「……わ、わたしもたまに穿いてるよ!」
さやか「そ、そうだよ。いちごパンツ、かわいいよ! ほ、ほら。ギャップ萌え!」
杏子「憐れんだ目であたしを見るなああああ!!」
429 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2015/08/02(日) 20:59:54.05 ID:qPHEsqdso
杏子「……なんだよ」
さやか「え?」
あんだけ強かった奴が今はもう涙目で
いろいろやりすぎてしまったのかなと後悔して
杏子「あたしがいちごパンツ穿いてたら、ダメなのかよ」
さやか「や、そんな事は……」
杏子「もういい。帰る」
さやか「あ、ちょっと」
さやか「……あたしはいちごパンツも悪くないと思うよ! 本当だよ!」
それは本音ではあったが、今言うべきじゃなかったなと言った後思った
杏子「傷口をえぐるんじゃねぇ! うわああああああん!!」
杏子は泣きながら去って行った」
430 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2015/08/02(日) 21:01:14.66 ID:qPHEsqdso
さやか「……えーと」
冷静になってみれば意見が違うとはいえ、何も殺しあう事はなかったのかな
ほむら「私は冷静な人の」
さやか「あ、うん。ごめん。熱くなりすぎてた」
ほむら「……分かっているなら、別にいいけれど」
さやか「……助けてくれたんだよね。ありがとう転校……ほむら」
ほむら「……礼にはおよばないわ」
私はただまどかの契約を阻止したかっただけで
……まぁ、全く心配をしていなかったわけではないけれど
まどか「ほむらちゃん。ありがとう」
ほむら「……」
本当はここで怒らなければならないのに
さっきのいちごパンツでいろいろ吹き飛んでしまった
さやか「あいつ……本当に悪い奴だったのかな。ひょっとしたら話せば分からないでも……」
ほむら「……あれ?」
何か話がいい方向に向かっている気がする
この周、かなり厳しい状況に追い詰められていたはずだったのに
……いちごパンツ効果?
まどか「さやかちゃん、足、大丈夫?」
さやか「もう回復魔法でへっちゃら。心配させてごめん。まどか」
ほむら「……」
431 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga sage]:2015/08/02(日) 21:02:07.24 ID:qPHEsqdso
今日がいちごの日らしいのでちょろっと書いてみた
432 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/08/02(日) 22:41:16.21 ID:qEcVuTZXo
いちごちゃんちょっとかわいそうだけどいい方向に行きそうなのでなにより
433 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/08/03(月) 01:32:23.63 ID:/qaPyfJkO
100年に1度にふさわしい内容だった、乙
434 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/08/07(金) 20:23:17.43 ID:skPwelIX0
【主な登場人物】
中沢:見滝原中学校2年生。担任・早乙女先生のよき(?)質問当てられ役。今回の実質的主人公。
赤井 れいか:見滝原中学校2年生。赤い七三分けロングヘア、長身。(クラスメイトA)
緑谷 なつき:見滝原中学校2年生。緑のショートヘア+アホ毛。(クラスメイトB)
水森 あやか:見滝原中学校2年生。水色のショートヘア、やや色黒。あだ名は"偽さやか"。(クラスメイトC)
小川 つぐみ:見滝原中学校2年生。薄い赤の七三分けセミロングヘア、クラスで一番小柄。(クラスメイトD)
速水 よしえ:見滝原中学校2年生。緑のロングヘア/ポニーテール、赤ぶちメガネ。(クラスメイトE)
坂本 つばさ:見滝原中学校2年生。薄い茶色のツインテール。(クラスメイトF)
鹿目 まどか:見滝原中学校2年生。本来の主人公であるが、今回はストーリー上、出番はほとんどなし。
美樹 さやか:見滝原中学校2年生。まどかの親友。同じく今回は出番ほとんどなし。
志筑 仁美:見滝原中学校2年生。まどか&さやかの親友、資産家のお嬢さま。同上。
暁美 ほむら:見滝原中学校2年生。東京のミッション校からの転校生。魔法少女。同上。
早乙女 和子:英語教諭。まどかたちの担任。同上。
435 :
ワンレスのみの1発ネタ
[saga]:2015/08/08(土) 05:05:06.61 ID:5PM+gOWrO
審判「はじめェエイッ!!!!」ドドン!!
マミ「おうっ!!」
モブコ「しゃっ!!」
まどさや「「マミさん頑張れー!」」
QB「その力の程、観測させてもらうよ、マミ」
モブコ「せいゃああッッツツ!!!!」グォッ!!
マミ「ヒュ」ツ―
モブコ「ッッ!!!!」
QB「速いッ!」
マミ「はぁッ!!」
モブコ「」グルオ
モブコ「へぶしッ!!!!」ドグッシャァァア!!!!
審判「一本ンンッッ!!!!」
まどさや「「やったぁ〜!」」カッチョイー
スタッフA「お、オイ…!担架もってこいッ!」
スタッフB「はっ…ハイッ!!」ダッ
モブコ「」アワブクブク
マミ「…」ザッ
マミ「…」レイッ!
QB「おどろいたな、足の運びだけで崩してしまうなんてね」
QB「それにあの握力」
QB「まるでリボンが相手に巻きついたかのようだ」
QB「どこを握らせても、全部もってかれちゃうんじゃないかな」
QB「きわめつけはあの腰だ」
QB「いや、尻といってもいい」
QB「コレの破壊力のまえでは先の2つはオマケだね」
QB「ズバリ最強だよ」
QB「この大会、破壊されるね」キュップイ
ほむら「巴、マミ…」
ほむら「たのしみね」ファサッ
436 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/08/08(土) 05:20:34.19 ID:i6XjLgA1o
ほむらが何か謎のライバルめいた台詞言ってるけど、薄くてほっそい身体だから
重量差でコロコロ吹き飛ばされる姿しか想像できないww
乙です
437 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/08/08(土) 05:33:22.05 ID:5PM+gOWrO
だなww その解決策として柔道というよりはむしろ合気的なワザを使う設定
ちなみに時止めはメンヘラがこうじて相手が止まってみえる、という異能にマイナーチェンジ!
乙ありです
438 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/08/08(土) 06:39:44.23 ID:i6XjLgA1o
>>437
メンヘラとか扱い酷すぎてちょっとひく…
439 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/08/08(土) 10:26:04.70 ID:2fjsxTekO
ごめん、深い意味はないのよ…
440 :
ワンレス時間間に合わなかったのでここで供養。お題は【未来】
[saga]:2015/08/12(水) 00:47:57.43 ID:2WaHpEVQO
ブロロロロロ〜
まどか「すっごいよほむらちゃんっ!運転できるなんて〜!」
ほむら「時止めを失って最弱になった私をすごいなんていってくれるのはまどかぐらいのものよ」
まどか宅のガレージ前に路駐していた迷惑車をどけるついでに、借りパクしてマジカル操縦でドライブに出かけた私とまどか
ほむら「ついたわ」
まどか「うわぁ〜、キレイなとこだね、ほむらちゃん」
ほむら「ええ、ループ中うまくいかなくて落ち込んだときなんかよく来てたわ」
ほむら「この大きな川をはさんで向こう岸に、線路が見えるでしょ」
ほむら「たまに1両編成の列車なんかがカタコトとおって、けっこう可愛らしいわよ」
まどか「えぇ〜!見てみたいなぁ〜」
ほむら「たまにしか来ないわよ、とりあえずお弁当たべましょ」
まどか「うんっ、そうだね!」
サンドウィッチ、とはいかずただのおにぎりなのだが
カロリーメイトよりはマシだろう
それにまどかもいる
まどか「ほむらちゃん楽しそう」ティヒ
ほむら「そうかしら?」モグモグ
顔にでていたらしい
ガタンゴトン…
まどか「あっ…!もしかして!?」
ほむら「来たかしら」ホムホム
ほむら「!」
たしかに来た、だがそれは列車などではなく、SL、蒸気機関車だった
まどか「うわぁ〜〜!すごいよほむらちゃんっ!」トテテテ
ポォ―! シュッシュッ ガタンゴトン…
まどか「いっちゃったぁ…、でもわたし、あんなのはじめて見たよっ!」
ほむら「ええ、私もよ…」
おもいがけず現れた蒸気機関車
ループ中なんどもここには来たが、こんなことははじめてだった
まどか「あれ、どこいっちゃうんだろうね?」
ほむら「…そうね、どこでしょうね」
おもえば、ループした先はいつも全く同じではなかった
同じ時間、と思っていたが、いつもどこか違っていた
まどか「汽笛も聞けたし、わたし大満足だよっ♪」
ほむら「そうね、私も驚いてるわ」
最新鋭の新幹線やリニアモーターカーよりも、あの蒸気機関車のピストンは力強く見えた
汽笛は、希望に満ちた未来へと向かって走る、歓びの声をあげているようだった
もし、魔法少女にも未来があるなら
まどか「ほむらちゃん」
ほむら「ん?」
まどか「ありがとっ!」
それは希望に満ちたものであるべきだ
441 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/08/12(水) 05:52:39.52 ID:VQVEvVj+o
>>440
いいね
先に希望がありそうな雰囲気が好き
442 :
ワンレス時間間に合わなかったのでここで供養。お題は【未来】
[saga]:2015/08/17(月) 12:55:08.61 ID:J9vreE+MO
>>441
ありがと!
ふだん変なギャグしか書ききれないから
443 :
ほむほむざんぎえふ1/8
[saga]:2015/08/26(水) 21:34:52.50 ID:JMI2ldwAO
和子「はい、あとそれから、今日はみなさんに転校生を紹介します」
ガラガラガラ ズンッ…!!
生徒「「「〜〜〜〜〜ッッッ!!!!!」」」
それは、早乙女先生の失恋話しを一瞬にして記憶から消し去るほどの衝撃だった
「でッッか!!!!」
「中学…ってか女子…だよな?」
「モヒカンが素敵っ!」
ザワザワ…
和子「みなさん静かに!」
和子「じゃ、自己紹介いってみよう♪」
ほむら「暁美ほむらです。ソビエトから来ました、どうかよろしく」ペコ
「ソビエトだってよ!」
「タイムトラベラーかよっ!」
ほむら「ジョークです」ニコッ
ドッwwww
まどか「あの子…どっかで…」
まどか「!」
ほむら「…」ジー
まどか「う、ぅぅ…」
これが、ほむらちゃんとの出会いだった
444 :
2/8
[saga]:2015/08/26(水) 21:35:44.15 ID:JMI2ldwAO
---授業---
ほむら「トルストイは夫婦喧嘩が原因で家出をし…」スラスラ
「脳筋かと思ったら頭もいいんだ…」
「っていうかメガネかけるんだね」
---体育---
ほむら「フライングボディプレス!!!!」メシャァッ!!
先生「暁美さん!バーを破壊しないでっ!」
ほむら「すみません…、なにか掴んでないと跳躍は苦手で…」
ほむら「先生、お手数ですがお相手してくれませんか?」
先生「!」ゾク…
先生「ば、バーも壊れてしまったしまた今度にしましょう!」
---休み時間---
モブA「ねぇねぇ暁美さん、ソビエトってどんなとこ?」
ほむら「商店街はいつも行列だったわ」
モブB「部活とかやってた?」
ほむら「レスリング部(地下)だったわ」
モブC「髪型キマってるよね、引っ越したら美容室探すのたいへんじゃない?」
ほむら「ミスターTの写真をもっていけばだいたい大丈夫よ」ペラッ
※ミスターT、アメリカの俳優、特攻野郎とかロッキー3とか
さやか「まどか、さっきあんたガンつけられてなかった?」
まどか「うぇひー、やっぱりそうなのかな…?」
仁美「まどかさん、骨はひろいますわ」
まどか「うぇひー!」
445 :
3/8
[saga]:2015/08/26(水) 21:36:24.19 ID:JMI2ldwAO
ほむら「…ごめんなさい、膝に爆弾をかかえてて保健室にいかなきゃならないの」
さやか「キタ!!」
まどか「うぇひー!」
ほむら「鹿目まどかさん、あなたがこのクラスの保健委員よね」
ほむら「つれてってくれるかしら、保健室」
まどか「う、うん」
ノッシノッシ テトテト
さやか「いっちゃった」
仁美「大丈夫でしょうか…まどかさん…」
〜廊下〜
ズザザザザッ!!
まどか(十戒のアレみたいに生徒達が両脇に開けていくよ…)
まどか「あ、暁美さん」
ほむら「ほむらでいいわ、同志まどか」
まどか「うぇひっ(ど、同志!?)」
まどか「ほ、ほむらちゃんってカッコいい名前だよね!」
ほむら「レッドサイクロンとも呼ばれていたわ」
まどか「そ、そうなんだ」
ほむら「同志まどか」クルッ
まどか「はいっ!?」ビクゥッ!!
ほむら「あなたは自分の人生が貴いと思う?家族や友人を大切にしてる?」
まどか「え、えっと、た、大切だよ!家族も、友達のみんなも、とっても大切な人達だよっ!」
ほむら「本当に?」
まどか「本当だよっ、嘘なわけないよ!」
ほむら「そう。もしそれが本当なら、自分をペレストロイカしようなんて絶対に思わないことね」
まどか「ぺれ!?何っ??」
ほむら「あなたは、私の偉大な心の祖国『鹿目まどか』のままでいればいい。いままでどうり、これからも」
ノッシノッシ
まどか「ほむら…ちゃん…」
446 :
4/8
[saga]:2015/08/26(水) 21:37:13.92 ID:JMI2ldwAO
いろいろあって
さやか「それぜったいアカだよ!転校生はKGBの手先なんだーっ!」
ほむら「待ちなさい!」
QB「足はノロいけど…つかまったら絶対にヤバイッッ!!!!」スタコラー!!
ほむら「ふんっ」ブワァッ
※煙幕をダブルラリアットで吹きとばす
---シャル戦---
ほむら「今回の獲物は私が狩る」
マミ「ダメ」シュルルルッ
ほむら「!」ギュウ!!
ほむら「ふんっ」ブチブチィ
マミ「なっ!?」
ほむら「せめて電撃鉄条網にでもすることね」
マミ「ぐぬぬ…」
マミ「鹿目さん!走るわよっ!」ガシッ
まどか「うぇ?」
マミ「ウフフフフ、今日という今日は速攻でかたづけるんだから!」ドドドドドド!!
ウェヒ―――――!!!!
ほむら「まどかっ!」ノッシリノッシリ
447 :
5/8
[saga]:2015/08/26(水) 21:38:00.03 ID:JMI2ldwAO
マミ「来たわよ!」ゼェゼェ
QB「は、早かったねマミ…」
マミ「ティロフィナーレ!!」ドッゴオォォォン!!
まどさや「「やったぁ〜!」」
ニュルン
マミまどさや「「「あ」」」
ガブリ
マミ「!」
マミ「あ、暁美さん!?」
ほむら「間に合ったようね」
マミ「あなた…丸かじりされてるじゃない!」
ほむら「受けきる…」
マミ「!?」
ほむら「どんな攻撃も、困難も、すべて受けきる!」
ほむら「鍛え上げたこの鋼の肉体は、まどかを守るためのもの」
ほむら「まどかのためだけのもの!」クワッ
ほむら「お菓子の魔女の虫歯などご覧のとおりよ」
シャル歯「」ポロポロ…
マミ「!」
ほむら「頭とお尻を固結びしてッ!」ギュウ
ほむら「これでもう抜け身の術は使えないでしょう」
ほむら「スクリューパイルドライバーッッ!!!!」ブォンブォン メッシャァァアア!!!!
ドッシュ―――ン! コロン…
結界ビュワ――ン
マミ(この子…)
マミ(技に名前を…ッッ!!!!)
448 :
6/8
[saga]:2015/08/26(水) 21:38:45.41 ID:JMI2ldwAO
またいろいろあって
ほむら「私はスポーツを愛する者の味方で、無駄なボイコットをする馬鹿の敵」
ほむら「ふんっ!ふんっ!」バッバッ
杏子「コサックダンスでパーフェクト…だと…!」
さやか「あたしってホント馬鹿…」
ほむら「これを」つ『イワンの馬鹿』
QB「暁美ほむら、君だってわかってるんだ、共産主義は幻想にすぎないことをね」キュップイ
まどか「ほむら…ちゃん…?」
ほむら「私ね…未来から亡命してきたんだよ…」ギュ
そしてついに――
---ワルプル戦---
ほむら「今度こそ、たおしてみせる!」
ワル夜「キャハハハハハ」
チュドン! チュドン! ツカイマワラワラ…
まどか「ほむらちゃん!」
QB「ムダだよ。見てごらん」
ほむら「くっ…!」ブンブン
QB「ダブルラリアットやバニシングフラットで火の玉を回避し」
QB「使い魔達を一匹一匹掴んでは粉砕しているけどね」
QB「まったくもって距離が縮まってない」
QB「彼女のソウルジェム(体力ゲージ)が尽きるのも時間の問題だと思うよ」
QB「でもね、まどか。君ならその結末を変えることが――」
まどか「ダメだよっ!」
まどか「契約はしないよ!ほむらちゃんとの約束…、奇跡になんか頼らない…わたしのペレストロイカはわたし自身でなしとげる!」
QB「やれやれ、理解できないよ」
449 :
7/8
[saga]:2015/08/26(水) 21:39:34.72 ID:JMI2ldwAO
ほむら「ハッ!」
ビル「」グオオォォッ!!
ほむら「くっ!」レバー後
「ティロフィナーレ!」チュドォォン!!
パラパラ…
マミ「暁美さん!助太刀に来たわよ!」
ほむら「巴、マミ…!」
さやか「転校生にばっかりこの街をまかせられないからね」
杏子「こんどそのボルシチってやつを食わせろってんだ」
ほむら「あなた達…」
マミ「さぁ、援護するから暁美さんは早くワルプルに接近してっ!」
ほむら「!」
ほむら「わかったわ!」
さや杏「「うおおおぉぉっ!!!!」」ドシュ――ン!!!
マミ「はぁっ!!」ダム!ダム!ダム!
チュドドドドド!! ジリジリジリ…
まどか「みて!みんなの協力でほむらちゃんがワルプルギスの夜に近づいてるよっ!」
QB「たしかにね、でもワルは宙に浮いてるんだよ、どうするつもりだい?」
まどか「う、」
ほむら「やっと真下まできたわ!」
ほむら「とはいえ相手は空中…どうすれば…」
『ほむらちゃん、ほむらちゃん』
ほむら「まどか!?」
まどか『そうだよ、テレパシーで話しかけてるよ』
まどか『一か八か、やってみる方法があるよ』
まどか『マミさんのリボンや杏子ちゃんの鎖でワル夜をひきずりおろすんだよ』
ほむら「その手があったか!」
マミ「鹿目さんから聞いたわ!」シュルルバッ
杏子「さっそくやっちまうぞ!」ジャンジャラリン
さやか「魔方陣に固定したよ!」バチーン
ほむマミ杏さや「「「「えいほ!えいほ!」」」」
ワル夜「キャハ? キャハ―――ッッ!!!!」グイグイ
さやか「まけるかぁ〜〜!」グググ…
杏子「ちくしょうなんて馬鹿力だしやがる!」
マミ「ソウルジェムが…!」ジワワ…
ほむら「みんな、ありがとう」
450 :
8/8
[saga]:2015/08/26(水) 21:40:04.19 ID:JMI2ldwAO
マミ「えっ?」
杏子「あきらめんのか!?」
ほむら「いいえ、ちがうわ」
ほむら「この距離なら」
ほむら「『吸い込み』が使えるのよ!!!!」
ワル夜「キャハ!?」
さやか「いけほむらぁぁ!!!!」
ほむら「うおおぉぉぉッッ!!!!」ズッ―
ほむら「」ガシッ
ほむら「コズミックファイナルアトミックバスターッッ!!!!!」バオッ!!↑
宇宙 キラン
↓
↓
↓
↓
地上 ドッゴオオォォォォオオンン!!!!
まどさや杏マミ「「「「やったぁぁ〜〜!!!!」」」」
ほむら「ふぅ、おわったわ」
まどか「ほむらちゃん!」
ほむら「まどかっ!」
杏子「めでたしめでたし、ってか」
マミ「というわけで」
さやか「やりますか」
まどか「みんなで!」
ほむら「コサックダンス!」
ズーチャカ♪ ズーチャカ♪
QB「なんなんだよこのED…」
おわり
451 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/08/26(水) 21:41:28.65 ID:JMI2ldwAO
以上、懺悔します
452 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2015/09/15(火) 15:48:00.38 ID:BFXvmga7O
---もし、まどマギの脚本が虚淵玄ではなく佐藤元だったら---
杏子「あ、猫だー!」※裸
ゆま「ねこだー」※裸
杏子「猫ー、まてまてー」テテテ ※裸
ゆま「まてまてー」テテテ ※裸
まどか「わたしアイドルになるために伝説のギャグをもとめてキュゥべえ城を攻め滅ぼしにいくよっ!」
まどか「さやかちゃんはマネージャー兼僧侶でわたしについてきてねっ!」
さやか「ええー」
まどか「ほむらちゃんは魔法使いだよっ」
ぷっつんほむら「まかせてほむー」
まどか「さっそくモンスター登場だよっ!」
ごーすとマミ が あらわれた
マミ「まみまみー」
さやか「これはひどい」
ほむら「魔法でこらしめるほむ!」ペカー
ほむら「ほむー…」ヘナヘナ
さやか「どうしたの?」
まどか「ほむらちゃんは最大MPが1だからね」
さやか「いらねぇだろその1」
ごーすとマミ の こうげき!!
マミ「まみっ!」ブンッ
さやか「うわー、頭投げつけてきたー!」
QB「母さん、今日のご飯はなにかな?」
仁美「兎猫のブイヨンですわ」
QB「ほーぅ、今日はてっきり揚げ物かと思ったのだがね」グツグツ
しゅうーりょおー カンカンカン!
453 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2015/09/15(火) 19:05:01.22 ID:BFXvmga7O
〜ジャングル〜
ほむら「小隊長どのっ!全方位かこまれましたッッ!!」ザザッ!!
マミ「ほむらかっ!他何名残ってるッ!」バババババッ!!
ほむら「赤鬼青鬼の二人だけです!」
ほむら「まどか…っ!」クッ
杏子「 う お ら あ あ あ あ あ あ っ っ ! ! ! ! ! 」ドガガガガガガガッッ!!!!!!!!
さやか「 でやぁ――――――ッッ!!!!」タンッ! タンッ! タンッ! タンッ!
マミ「ふんっ、イカすじゃないの」
マミ「通信ッ!」
ほむら「はッ!」ツ―
マミ「グリーフシード、グリーフシード、こちらキャンデロロ」
マミ「ティロフィナーレを要請する、繰り返すティロフィナーレを要請」
マミ「座標…
ほむら「」つ
マミ「座標 20110422、繰り返す 20110422」
マミ「ハデにお見舞いしてちょうだい」プツ―
マミ「ふぅ」
マミ「連中も道連れよ…!」ウフフ…
ほむら「RPG!!!!」
キュオッ!! チュド―――――ン!!!!!
モク モク ……
ほむら(空、きれい…)
ほむら(……まどか…)
ほむらちゃん
ほむら(まどか…!?)
まどか「ほむらちゃん!」
ほむら「まどかぁっ!」
『こちらキュービーワン目標に到達、投下する』
シュゴゥ――――――――――ッッ!!!!!!
ボッ
おわり ディスジエン〜♪
454 :
安価で1レス選手権 未投稿ネタ供養
[sage]:2015/10/06(火) 02:00:17.68 ID:rd/AQVbDO
【誕生日おめでとう】
10月3日はまどかの誕生日♪
さやか「あれ? ロウソク一本多くない?」
ほむら「1・2・3…………15本あるわ」
マミ「鹿目さんは中学二年生だから…13〜14歳よね?」
杏子「じゃあさっさと一本抜いて…」
まどか「ううん そのままでいいの 私、今年で15歳だから…」
みんな「「えっ?」」
まどか「昔、留年しちゃって」ティヒッ
杏子「お、おぉぅ…」
ほむら「そ、そうなんだ…」
さやか「な、なんか今まですいませんでした…」
まどか「…今まで通りでいいよ?」
ほむら「いや…あの…」
マミ「鹿目さん…」
まどか「?」
マミ「鹿目さん… いえ…まどかちゃん!」ガシッ
まどか「マ、マミさん…?」
マミ「今日からはマミちゃんと呼んで!」キラキラ
まどか「マミちゃん…」
マミ「うんうんっ! 誕生日おめでとう! まどかちゃん!」
杏子「マミの奴、同年代の友達が発覚して嬉しそうだな」
さやか「あたし達は複雑だ…」
ほむら「まどかさんと呼ぶべきかしら…」
455 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2015/10/06(火) 09:26:57.31 ID:I6b8bMBNO
乙。
人によるよな、なんかタメで話しちゃう人と敬語になっちゃう人
まどかならタメ語でよさそうだ
456 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/11/04(水) 17:30:19.24 ID:vKsT2d7e0
a
457 :
保守兼ねて投下1/19
[saga]:2015/11/11(水) 14:33:52.98 ID:Rl4oEbrzO
〜通学路〜
杏子「なぁ、さやか」テクテク
さやか「んー、なに?」テクテク
杏子「このさきにお地蔵さんがあるだろ」
さやか「あー、あるね」
杏子「そこのお供えものが朝にはあるのに帰りにはなくなってるの知ってたか?」
さやか「いや、ぜんぜん」
杏子「おいおい、ここ毎日通るんだからさぁー、ホラこのお地蔵さん」
さやか「フム、たしかにお菓子が置いてある」
杏子「今日はキットスカットHi-ball 味か…」メモメモ
さやか「えっ、あんたわざわざメモしてんの?!」
杏子「観察ってのは記録をつけてなんぼだぞ?」
さやか「観察してなにか意味があるの?」
杏子「順序が逆だな、観察していると意味がみえてくるもんなんだよ」
さやか「ふぅーん」
杏子「みてろ、帰りにはなくなってるから」
「さやかちゃーん!杏子ちゃーん!」
458 :
2/19
[saga]:2015/11/11(水) 14:34:36.98 ID:Rl4oEbrzO
杏子「おーっす、まどか」
さやか「おはよ、まどか」
まどか「おっはよー」ティヒ
さやか「今日はほむらはいないんだ」
まどか「うん、ほむらちゃん今日は用事があるんだって」
さやか「ふぅーん…、そーなんだ」
杏子「あいつの用事ってなんだろうな?」
杏子「ちょっと変わったヤツだからな、黒魔術とか爆弾の作製とかかな?」
まどか「ほむらちゃんはそんなことしないよぉ〜」
さやか「……」
ほむらが、まどかを円環の理から切り離してひとつき
はじめは魔獣の大量発生や事象の混濁など不安定だったこの世界もひとまず落ち着きつつある
とはいえ、見滝原は変わり果ててしまった
どういう理屈でかしらないが、中学校は普通のコンクリ校舎になってしまってるし、あたりは田んぼだらけ、駅前くらいしか賑わいはない
あれからイジられまくると思っていたあたしの記憶も別段かわらずにいるものだから、逆に違和感がすごい
とくに、杏子やまどか達が以前の見滝原中の制服ではなく、いわゆる普通のセーラー服を着ているのにはいまだにパッと見ギョッとさせられる。自分も着ているのになかなか慣れない
やはりこの世界は違うのだ
杏子「さやかはどうおもう?」
さやか「へ?」
459 :
3/19
[saga]:2015/11/11(水) 14:35:14.39 ID:Rl4oEbrzO
杏子「ほむらの用事だよ、あいつのことだからきっとフツーの用事じゃーねぇよなー」
さやか「あっ、ああ、そ、そーね…うーん、やっぱしアレかなぁ〜」
杏子「アレ?」
さやか「うん、だからさ、やっぱまどか絡みのなんかかなー?と思うワケですよ」
まどか「ふぇ…、わたし?」
さやか「うん、ほむらだもん、まどか関連以外で動きそうにないよ」
まどか「えぇ〜…、そ、そうなのかな?」
杏子「いえてるねェ〜、いつもベッタリだもんなw」
「あなた達、こんなところで道草してたら遅刻しちゃうわよ」
杏子「その声は――」
さやまど「「マミさん!」」
マミ「おはよう」ニコ
マミさんだ、この人のセーラー服姿はハマり過ぎてて怖い、というより若干犯罪臭すらする、おもに胸のせいで
どちらかというと魔法少女姿のほうがまだノーマルで、こちらはややアブノーマルといっても過言ではないが…
まぁ、そこは本人にはナイショだ
まどか「マミさんおはようございます」
マミ「おはよう鹿目さん、さっきから何を話しこんでいるの?」
杏子「ほむらがさ、珍しくまどかと一緒じゃねーもんだから」
杏子「いったいなんの用事なんだろうな?って話しさ」
マミ「たしかに珍しいわね」
マミ「でも誰にだって用事ぐらいあるものよ、あんまり詮索するのはよくないわ」
マミ「さぁ、はやく学校へいきましょ、もうベルなっちゃうわよ?」
さやか「うわっ、ホントだ!」
まどか「いそごっ、さやかちゃん!杏子ちゃん!」
杏子「お、おう!」
さやか「じゃあマミさん、またお昼休みにーっ!」タタタッ
マミ「あんまり慌てて転ばないようにねー!」フリフリ
杏子「なぁ、さっそうと現れはしたけど、マミ本人は遅刻しねーのか?」タタタタッ
さやか「ソレいっちゃダメだよ、杏子」タタタタッ
460 :
4/19
[saga]:2015/11/11(水) 14:35:48.93 ID:Rl4oEbrzO
朝のHRが始まっても、ほむらは教室には現れなかった。欠席だという
まどかの顔色が曇る
さやか「なにやってんだか、アイツ…」
それからは授業が始まり、いつもの日常が繰り広げられる
なにひとつ変わらないようでいて、やっぱり違う毎日、これもひとつのループと言えなくもない
ただ、あたしにとってはまだ少し新鮮ではある
ハイテクな収納机ではない素朴な机、誰が彫ったのか、彫刻刀かカッターでつけたとおぼしきラクガキもそのままだ
『MOE SAVE THE WORLD』
さやか「なんで英語なのさ」
意味がわからない、この手のものはシュール過ぎて困惑する
そんな机にノートと教科書を開いて黒板を走るチョークを追う、これも新鮮だ
詰め襟姿の恭介と、セーラー服の仁美
給食に歓喜する杏子
屋上から見える景色は一変したが、いつもの連れと他愛ない話しをする
なにもかもが新鮮だ。なぜ、見滝原は、こうなったのだろう
あたし以外のもう一人も、これを新鮮に感じているのだろうか
461 :
5/19
[saga]:2015/11/11(水) 14:36:22.34 ID:Rl4oEbrzO
掃除時間。まどかが窓から吹きかえってくる黒板消しの煙幕にむせている頃、あたしは机の群れを片側に寄せる作業をしていた
不意に、杏子が話しかけてくる
杏子「おい、さやか」
さやか「なァに?いま掃除中だよ?」
杏子「口が動いたからって手はとまんねぇーよ、まぁ聞けったら」
さやか「?」
杏子「昔な、インドに2人の偉大な王がいたんだ」
さやか「いんど…??」
杏子「あるとき連中は大きな決心をするんだな『人びとを救う』ってやつだ」
杏子「で、ひとりは悟りを開いて神サマ仏サマ的な感じで人びとを救うことにしたワケよ、これはこれで大変なことだよな」
杏子「ただ、もうひとりの方は悟りを開く力があるにもかかわらずにあえてそれを拒み」
杏子「自らの意志で人の身のまま地獄に落ち、すべての苦悩とさ迷い続ける魂を救おうとした――」
杏子「それが地蔵菩薩である」
さやか「である…っ!?」
杏子「なっ!かっけぇだろっ!」
杏子「『じつはカッコいい地蔵』、マジやべぇな」
さやか「あんたいつからそんな地蔵マニアになったのよ…」
杏子「図書館で読んだんだよ」
さやか「な る ほ ど 」
462 :
6/19
[saga]:2015/11/11(水) 14:37:04.36 ID:Rl4oEbrzO
図書館。杏子がこんなに図書館にハマるとは思ってもなかった
聞けば、ウチに来るまでは本なんてロクに買えたことがなかったものだから、本自体に興味をもつこともなかったらしい
それが学校で図書館というものと出会い、イッキに火がついたようだ
本人は屈託なく話すが、自分にはない苦労を経験している杏子を思うと、なんともいえない気持ちになる
まぁ、借りてくる本はファーブル昆虫記とかその手のばっかで
成績にはまるで貢献していないどころか、授業中までソッチを読むか、読みつかれて寝ているかなので、杏子はやはり杏子だな、という感じではあるが
杏子「だからさぁー、さやかも帰りをたのしみにしとけな!」
杏子「なんつってもあのお地蔵さんは " ものを食う "って都市伝説で有名だかんな」
杏子「けっこうヤベぇ事件になりそうだぜ、コイツは…!」ギラーン
さやか「ちょっとちょっと、ウキウキハイテンションなのはわかるけどさ」
さやか「帰りはほむらん家に様子みにいくって昼休みにみんなで話したじゃん」
さやか「あんたもアイツのプライベートな秘密をあばいてやるんだー、って息巻いてたと思うんだけど?」
杏子「あっ!…ちっ、すっかり忘れちまってた…」
さやか「まぁ、どーせほむらのことだからロクでもないオチだとは思うけどね」
さやか「たぶんといわず時間のム
ダだよ、」
さやか「まどかにはあたしがつき合うから、あんたはかまわず地蔵チェックにいっといでよ」
杏子「いやいや、それには及ばねーよ」
杏子「あいつは変人だが大切な魔法少女仲間だ、見舞いにくらいいってやんねーとな」
杏子「それにアイツ、あたしら以外に友達いねーだろ」
杏子「マミの二の舞にはさせたくねぇ、さりげなくあたしらがサポートしてやんねーと、な!」
さやか「義侠心アツいねー、杏子は」
杏子「さやか」
杏子「あんたには負けるって」ニッ
さやか「む…、いいから、ちゃっちゃと掃除すませちゃうよ、ホラいったいった」
杏子「家主殿は照れ屋じゃのーww」
さやか「やかましいわ」
463 :
6/19
[saga]:2015/11/11(水) 14:37:45.28 ID:Rl4oEbrzO
杏子は、偽街のときと同様、ウチの居候となっていた
だが、そのいきさつは不明だ
ほむらに問いただすと、
ほむら『設定を煮詰めるヒマなんてなかったわ』
だそうだ。杏子本人には何らかの記憶があるらしく、あたしをすごく信頼してくれているのは伝わるが、あいにくこちらは『気づいたら住んでた』という状況だ
記憶にないことを感謝されるのも意外とツラい
あの顔をみてると、
「じつは覚えてなくてさ、何があったんだっけ?」
とは言いだせず、こんなことなら、とっととあたしの記憶もパンっと一新してもらった方がいいのかもしれないが、それもない
ほむらが何を考えているのか、いまいちよくわからない
まどか「さやかちゃん、魔獣退治のときにほむらちゃんケガとかしてないんだよね?」
さやか「ぜーんぜん、ぴんぴんしてるよ」
まどか「そっかぁ、じゃあなんで学校お休みしちゃったんだろ…?」
さやか「心配しなくてもだーいじょうぶだって、まどか」
さやか「ほむらはあたしら魔法少女のなかでもそうそうくたばりそうにないキャラしてるからね」
さやか「心配するような理由じゃないと思うよ」
まどか「そうかな…?」
杏子「さやかの言うとーりだぜ、まどか」
杏子「あいつは顔色はわりぃが意外とタフだ」
杏子「いってみたら『あら、ごきげんよう、あなた達』とかいってスマしたツラして出てくんじゃねーの?」
まどか「てぃひひ、そだね、杏子ちゃん」
464 :
7/19
[saga]:2015/11/11(水) 14:38:31.11 ID:Rl4oEbrzO
ほむらん家に向かって3人でテクテクあるく
マミさんは受験生用の補習に参加していて不在だ
それにしても、ほむらはなんだって人里から離れた、山のなかの一軒家などに居をかまえたのか
それがカッコいいとでも思っているのか
はたまた単に引きこもりなのか
まぁどちらにせよ、ほむららしく、怪しげな独自の感性にもとづいているのだろう
歩かせられるこちらとしてはいい迷惑だ
さやか「うへー、まぁだ蚊がいるよ…」ペチッ
杏子「おい、水の音が聴こえてきたぜ、もう近いだろ」
まどか「ほむらちゃん良いとこ住んでるよね〜、でも一人で住んでてさびしくないのかな?」
まどか「夜とかだと、わたしならちょっと恐いなぁ」
杏子「そりゃあほむらのことだ、儀式にちょうどいいからに決まってんじゃん」
さやか「ぎ、儀式ってあんたね……」
まどか「うぇひひ…でも似合っちゃいそうなんだよねぇ〜」
杏子「ぜったいそうだって、この山、方位磁石がぐるんぐるん狂っちまうので有名なんだから」
さやか「また怪しげな知識を…」
杏子「さやか、図書館には郷土資料だってあるんだぜ」
さやか「ハイハイ、あんこ先生」
杏子「おい、なんだよそりゃ」
まどか「あんこ先生は物知りさんだねっ」
杏子「まどかまで…、ちぇっ、イケニエにされてもしらねーぞ」
465 :
8/19
[saga]:2015/11/11(水) 14:39:15.23 ID:Rl4oEbrzO
郷土資料、か…。これだけ姿をかえたものを郷土と呼べるのか?
あたしは生まれも育ちもココということになっているが
すっかり異邦人だ
とはいえ、
さやか「すぅ―…」
さやか「ふぅ〜…」
さやか「…♪」
山の空気がおいしい、わざわざほむらの気まぐれにつきあうのもめんどくさいと思っていたが、ちょっと気がかわった
うっそうと繁る木々の中を3人であるく
ドーム状のカーテンの隙間から木洩れ日がチラチラときらめいていて、薄暗い辺りを照らす、とても綺麗だ
どこからともなく鳥や虫の鳴き声が聴こえてくる、川を流れる水の音も
いまはまだ視界から隠れたこの川を渡った先に、ほむらの邸宅がある
さながら片田舎のシャイニングだ。いや、まんまミザリーなのかもしれない
杏子「あっ!」
まどか「橋が…!」
さやか「ありゃま…」
466 :
9/19
[saga]:2015/11/11(水) 14:39:56.78 ID:Rl4oEbrzO
いつもは丸太橋がかけてあるのだが、それが向こう側にあげてあった
まどか「あ、」
まどか「なんか立て札があるよ」
杏子「あん?」
さやか「んー、どれどれ」
愛しのまどかへ
今日は学校にいけなくてごめんなさい
でも、まだもうちょっと逢えないの
寂しい思いをさせるわね
私も、本当にツラい
明日の朝、あなたの家へいくわ
それまで、待ってて
暁美 ほむら
杏子「なんだコリャ?」
まどか「ほむらちゃん…」
さすがにまどかも困惑している
ほむらがコミュ障なのは今にはじまらないが、この世界ではケータイもメールもなぜか無い
詳細をはぶいた、一方的な連絡がそこにはあった
杏子「やれやれ、しょうがねぇーな」
杏子「ちょっと向こう岸までいってかけ直してくる」ヘンシン
杏子の魔法少女姿をみて少し安堵する
この世界では数少ない、元とおなじ姿を維持している例だからだ
まどか「まって、杏子ちゃん」
杏子「ん?」
まどか「ほむらちゃんが待ってて、っていってるなら、わたしも待とうかなって」
杏子「いいのか?それで?」
まどか「うん、ごめんねっ、付き合わせちゃって」
杏子「まぁ、まどかがいいならべつにいーさ」
杏子「ほむらもべつに病気ってワケでもなさそうだしなー」
まどか「さやかちゃんもごめんね」
さやか「気にしない気にしない、あたしらだってほむらの友達だし」
さやか「ちょっとしたハイキングで良かったんじゃない?」
杏子「ハイキングならおやつが欲しいなぁ〜、あたしは」
まどか「コアラのハシシならあるよ、杏子ちゃん」
杏子「マジか!?くうっ!」
まどか「じゃ、帰りながらたべよっか」
杏子「おうっ」
コレ、チョコガスッゴイオイシイヨネ〜 ダナ!
ほむらの用事、警戒するほどのことではないのかもしれない
ただ、あたしには円環の使者だという自覚がある
友達ではあるが、手放しで受け入れるわけにはいかない
少なくとも、いまはまだ
467 :
10/19
[saga]:2015/11/11(水) 14:40:41.83 ID:Rl4oEbrzO
まどかと別れて、杏子とふたりで家へとむかう
例の地蔵ロードに近づいた
杏子「おっ!」
タタタタッ!!
オーイ! サヤカァ――!
さやか「ハイハイ」
杏子「みろっ!」
さやか「どれどれ、完食してた?…ん、まだそのまんまじゃん」
杏子「そうなんだよっ!」
杏子「…ってことはつまり、いまから食う可能性大ってことだ!」
杏子「統計上そろそろこんなチャンスがくるんじゃねーかと」
杏子「ひそかに期待してはいたが、今日だったとはな」キョロキョロ
杏子「よしっ、さやか、あそこのバス停でバス待ってるフリして張り込みだ」
杏子「現場をおさえてやろーぜ!」
さやか「えぇーっ!帰ろうよ、夜中に魔獣でるかもしんないし、そのまえにお風呂はいりたいし、今日レベル15までは上げる予定だったし」
杏子「なにいってんだよさやか」
杏子「そんなのあとでもできるだろ」
杏子「地蔵がものを食う瞬間は、いましかねーんだよ」マガオ
さやか「ハァ…」
そもそもあんたが妙なバグ技つかわなければ、あたしにはレベル33でいいとこまで進んでるセーブデータがあったんだ
ニューゲームしか選択できないまっさらな画面をみたときは泣いたぞ
QB「ナニやってるんだい、君達?」
468 :
11/19
[saga]:2015/11/11(水) 14:41:18.74 ID:Rl4oEbrzO
杏子「キュゥべえじゃねーか」
QB「やあ」
さやか「あんたこそこんなとこでナニしてんのさ?」
QB「質問に質問でかえす、人間はいつもこうだ」
さやか「ハイハイ」
杏子「おまえいつもヒマそうでいいよな」
QB「杏子にいわれたくないよ」
QB「それに僕がヒマだなんてとんでもない、現についさっきまでも」
QB「キュウ、キュウ、キュキュキュウ〜」
杏子「はぁ?おまえいつも人語を話してたかと思うとソレにかわんな」
杏子「わけわかんねーよ」
QB「キュウーっ!」
さやか「……」
哀れな宇宙生物。ほむらの力で、都合の悪いことをしゃべろうとするとストップがかかる
ただ、それもほむらに使役されてる、ということだけ伝えきれないに過ぎない
コイツらでさえ以前のことはキレイさっぱり忘れてしまってるのだ
主人に反感を抱いたとして、それが召し使いのグチの域をこえることはない
一度コイツらに改変前のことについて話してみようかとも思ったが
他ならぬほむら本人が同じように話してミスしている
不用意に打ち明けるのは得策とは思えなかった
469 :
12/19
[saga]:2015/11/11(水) 14:41:53.97 ID:Rl4oEbrzO
杏子「あたしらはこのお地蔵さんがものを食う、って噂の検証にきてんだ」
杏子「おめーみてーなヒマヒマ星人と一緒にすんなよな」
QB「へぇ、この地蔵にはそんな言われがあるのかい」
QB「ここには毎日きてるけど、あいにく僕はまだそんな光景みたことないなァ」
QB「それはともかく、ちょっと失礼するよ」ツ―
QB「ほぅ、今日はキットスカットHi-ball味か」
QB「どれ」ペリ、サクッ
杏子「あっ!」
QB「うん、なかなかイケるじゃないか」ムシャムシャ
QB「脳天にスカッとクル、爽快ウェハースだね」
杏子「おまえ!貴重なエサをなんで食っちまうんだよっ!」
QB「おかしいな…?杏子、君は食べ物を粗末にあつかうことにはいつも反対だったじゃないか」
QB「こんなところに放置されてあるより、僕の腹にしまった方がいくらかマシなんじゃないのかい?」
QB「安心してよ、ココのお菓子は毎日僕が回収にあたっているからね」
杏子「はぁっ!?」
杏子「じゃあ昨日はなんだったかいってみろよ」
QB「ブラックライトサンダー」
杏子「そのまえは?」
QB「すこんぶだ、コレは僕の口には合わなかったな」
杏子「マジかっ!」
さやか「残念だったね杏子、たぶん普通のひとには見えないから」
さやか「キュゥべえがムシャムシャたべたら勝手に消えてくようにみえたんじゃない?」
杏子「なんだよつまんねー、あたしはマジで地蔵が大口開けてむさぼるとこがみたかったのに…、拍子抜けじゃん…」
杏子「あーもう、帰ろうぜさやか」
くっくっくw セーブデータを破壊したバチがあたったのだ、ざまーみろ
杏子「なにニヤついてんだよ」
さやか「べつに〜、なぁ〜んにも〜w」
杏子「ニヤついてんじゃねーか」
さやか「そうかな?いーから帰ろうよ、杏子」
杏子「へんなヤツ」
さやか「そりゃあ、さやかちゃんは不思議ちゃんですから」
杏子「ただのバカだろ」
QB「君達、つかいおわったグリーフキューブはこまめに持ってきてくれよ」
QB「いつもためてためて、急にドサッと持ってこられても困るんだよ」
杏子「だったら回収に来なよ、菓子ばっか食ってないでさァ〜」スタスタ
さやか「あんたがいうか…」スタスタ
470 :
13/19
[saga]:2015/11/11(水) 14:42:41.48 ID:Rl4oEbrzO
深夜、
杏子「さやかコッチだ!」バシュッ
さやか「うんっ!」バシュッ
杏子「いた!マミのやつもう始めてやがるぜ」
魔獣だ、基本的にはまどかが創った円環システムの頃とかわらない
マミ「おそいわよ、あなた達!」ダン! ダン!
魔獣「ギャース!」
さやか「うひゃー、こりゃまたいっぱい」
さやか「各自わかれて始末しますかね」
ただし、その性質は田畑を荒らすことだったりしてなんか違う
姿かたちもイノシシとかシカ、サルみたいな感じだ
まぁ、凶暴ではあるし体も大きく、危険だ。あたし達魔法少女が戦わなければ被害は確実にでるだろう
それに、人型タイプがいなくなったワケではない
マミ「ちょっとまって、駅前の方にも反応があったの」
マミ「たぶん暁美さんが向かってる、応援にいってあげて」
杏子「さやか、いってやれ」
さやか「え?」
杏子「コッチはあたしが網張ってマミの銃撃で追い込んでくれりゃまとめて狩れる」
杏子「ほむらひとりでも問題ないだろうが、近接に強いのがもうひとりいた方が安心だろ」
さやか「…うん、わかったよ」
さやか「杏子とマミさんも気をつけて」
マミ「頼んだわよ」
471 :
14/19
[saga]:2015/11/11(水) 14:43:16.05 ID:Rl4oEbrzO
シュオオォォ―――――――!!!!
田んぼの合間合間に立っている電信柱のてっぺんを蹴って、空を跳ぶ
灯りはまったく無いが、今夜は月夜だ。視界は良好だった
やがて暗い海に浮かぶクラゲのような外灯がみえてくる、街に近づいてきた
さやか「みえた」
駅前ちかくの雀荘からチカチカと断続的に火花がみえる、ほむらだ
ほむら「おそかったわね」
ほむら「コッチは終わりよ」
さやか「……」
サブマシンガンのカートリッジを交換しながら変身を解く
ほむら「」バラタタタタタッ!!
おそらく最後の一匹であろうハゲ魔獣がハチの巣になって消し飛ぶ
ほむら「ふぅ」
さやか「…あんたね、学校こなかったくせしてなんで制服なのさ」
ほむら「セーラー服と…」チャキ
さやか「ああっ、ハイハイ、わかったから…」
ほむら「つまらない反応ね」
またわざわざ変身して、収納して、変身をといた。意味がわからない
さやか「……なんで、学校休んだの?」
さやか「まどかが寂しそうにしてたよ」
ほむら「あなたには、関係のないことよ」
さやか「あっそ、あんたはまどかしか眼中にないもんね」
さやか「そのまどかの願いも、目にはいらないくらい」
ほむら「……」
472 :
15/19
[saga]:2015/11/11(水) 14:43:54.59 ID:Rl4oEbrzO
ほむら「ねぇ」
ほむら「私はあなた達が円環の理でどう過ごしてたのかは知らないけれど」
ほむら「まどかは死んだワケでも魔女になったワケでもないの」
ほむら「ただその願いのために、だれからも認識されない、記憶にもない」
ほむら「そんな存在に成り果てたのよ」
さやか「だからって――」
ほむら「そう、彼女はそれを覚悟してた」
ほむら「あの子は、強くて、やさしすぎるから…、それができてしまう」
ほむら「だから私がつれもどした」
さやか「それはあんたのエゴ」
さやか「まどかの望んだことじゃない」
ほむら「フフ…、そうかもね」
ほむら「でも、たとえそうだとしても」
ほむら「ひとりぼっちはさみしいじゃない」
さやか「う…」
ほむら「私の心はかわらない」
ほむら「私はいままでどおり、これからも、まどかが平穏無事に過ごしていける世界を維持するだけ」
ほむら「それをどう思うかはあなたしだいよ」
ほむら「また最初の頃みたいにつっかかってくるのもよし、もちろん仲良くしてくれれば、それはそれで嬉しいのだけど、ね」
さやか「なんで殺さないのさ」
さやか「記憶も、消すんじゃなかったの?」
ほむら「率直に言うわ」
ほむら「あなたはまどかの親友、殺してまどかを悲しませるようなことはしない」
ほむら「記憶に関してはインキュベーターに対する保険よ」
さやか「へぇ…、それじゃあこの見滝原の変化はナニ?まどかの守ろうとしたこの世界をすっかり変えてしまった理由は、なんなの?」
ほむら「あなた、質問ばっかりね」
ほむら「いいじゃない、こんな世界も」
ほむら「それに、この変化は私にもよくわからないし」
さやか「わからない…?」
ほむら「ええ、悪魔なんて、初めてやるもの」クス
ほむら「まぁ、私にはたいして変わってるようには思えないけど…」
さやか「ぜんぜん違うよ、記憶、だいじょうぶ?」
ほむら「フフフ、あなたを置いて、私の記憶だけコッチに合わせてしまうのもおもしろそうね」
ほむら「それじゃ、もう行くわ」バッサァ
ほむら「さやか」
さやか「なにさ」
ほむら「風邪ひかないようにね、最近じゃバカもあぶないらしいから」
バッサ… バッサ…
さやか「ったく、バカ代表みたいなカッコしてなにいってんだか…」
473 :
16/19
[saga]:2015/11/11(水) 14:44:30.82 ID:Rl4oEbrzO
杏子やマミさんのところに戻る
やはり2人であの数は多すぎたようだ、あたしも加勢してなんとか日が昇るまえに始末できた
その帰り道
杏子「やーれやれ、もう夜が明けちまうよ」
さやか「ホント、魔法少女って意外とめんどいわ…」
杏子「おっ…」
杏子「おいさやか…!」
急に杏子が小声で話しかける
さやか「なにー?」
杏子「シッ…!みろよ」
さやか「?」
みると、例の地蔵のまえでホームレスのおっさんがなんかしている
杏子「アレは…、お菓子を置くほうの現場だっ!」
さやか「えぇ〜、このタイミングで!?あたしゃ帰って寝たいよ…」
おっさん「!」
杏子「気づかれた!?」
おっさん「」ダッ
さやか「にげた」
杏子「あれは…」
杏子「親父!」
さやか「ええええ!?」
杏子「親父ィ――っ!!」ダッ
さやか「ちょ、ちょっと杏子!」
ダダダダダダッ!!
さやか「いっちゃった…」
474 :
17/19
[saga]:2015/11/11(水) 14:48:13.76 ID:Rl4oEbrzO
さやか「やれやれ、どこにいったのやら」
さやか「杏子の親父さん、生きてたんだ…」
さやか「まぁ、アレがそうとは限んないけど」
さやか「あ、いた」
河川敷の土手のあたりで杏子がひとり、ポツンと座り込んでいた
後ろから声をかける
さやか「きょーおこ」ポン
杏子「さやかか…」ムニ
指が杏子の頬に直撃するが、ほとんど反応がない
さやか「どうしたのさ」
杏子「親父じゃなかった」
さやか「そっか」
杏子「通学路だから子供の安全をねがってお供えもんしてるんだってさ」
杏子「一緒に暮らしてはないけど、おっさんにもガキが2人いるらしい」
さやか「そっか」
杏子「……」
さやか「……」
杏子「さやかはさ、なんであの時あたしを引きとめたんだ」
杏子「……いや、やっぱいい」
杏子「」ザッ
さやか「どこいくのさ」
杏子「べつに、ちょっとブラつくだけだよ」
さやか「あたしも一緒にいっちゃダメかな?」
杏子「ムリすんな、帰って寝ろよ」
さやか「でも、ひとりぼっちはさみしいじゃん」
杏子「!」
さやか「ふたりで帰ろうよ」
杏子「……」
杏子「じゃあ帰る」
さやか「うん、かえろ」
杏子「なぁ、さやか」テクテク
さやか「なに?」テクテク
杏子「奇跡ってあるかな」
さやか「奇跡も魔法も、あるんだよっ!」
杏子「あ、バカに聞いてゴメンな」
ナンダトコノーッ! イヤ、ダッテバカジャン
おっさん「杏子…、達者でな…!」ウルウル
475 :
18/19
[saga]:2015/11/11(水) 14:51:02.30 ID:Rl4oEbrzO
〜田んぼ道〜
さやか「あうー」フラフラ
杏子「いいかげん目を覚ませよ」
杏子「もう、まどかん家に着いちまうぞ」
今朝まどかから電話があった
寝ボケあたまでよく聞いてなかったが、とりあえず集合だ
日曜だというのに、もうすこし寝かせて欲しい
〜まどハウス 田舎Ver〜
ほむら「コレは私が愛をこめて作ったまどかのためだけのもの」
ほむら「本来あなた達の口に入るものではないのよ」
まどか「ほむらちゃんね、昨日1日がかりでわたしのためにこんにゃくゼリー作ってくれてたんだって」
まどか「でもこんなにたくさんあるからみんなで食べようよ〜、ってお願いしたの」
ほむら「豊作だったのよ、こんにゃく芋が」
さやか「こんにゃくゼリー、だと…」
あたしの睡眠時間をかえせ
杏子「ウマそうじゃん、手作りかよ!」
コイツはなんでこんなに元気なんだ
ほむら「ラズベリー味、りんご味、ミルク味、かぼちゃ味、メロン味があるわ」
ほむら「まどかには、特にこの…かぼちゃ味、を食べて欲しいの…自信作だから////」ポッ
しらんしらん
ほむら「ちなみに当初はミルクではなくチーズ味を予定していたのだけど、チーズ味のゼリーってどうなのかと考え直してけっきょくミルクに落ちついたわ」
なぎさ「なぎさはチーズのほうがよかったのです」
マミ「でもミルク味もいいじゃない、私、牛乳プリンとか好きよ」
マミさん、ソレめっちゃ当てつけられてますから
杏子「いいから食おうぜ」ヒョイパク
ほむら「ちょっと杏子っ!まだまどかが手をつけないうちからナニしてるの!?」
杏子「うん、意外とイケるわ」モグモグ
ほむら「ま、まどかっ!さぁ食べて!私の愛の結晶を…っ!」グイグイ
まどか「ほ、ほむらちゃん落ちついて…!よく噛まないと窒息しちゃうよぉ〜」
ギャーコラ ギャーコラ
さやか「やれやれ」ヒョイ
さやか「ラズベリー味ねぇ…」パク
さやか「」モグモグ
さやか「すっぱい」
敵なのか友人なのか、はたまたその両方なのかよくわからない変人が管理している世界は
よくわからないまま時が過ぎていく
観察と記録を繰り返せば、そこに意味をみいだせるのだろうか
うらがえした日常は、わりとダラダラしていた
おわり
476 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/11/11(水) 14:52:49.58 ID:Rl4oEbrzO
なんかカウント数えまちがえとる…orz
以上なのです
477 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/11/11(水) 22:12:15.45 ID:t/WRvm4do
なんか面白い世界観だった
おつ
478 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/11/11(水) 23:59:51.86 ID:OWv7Og3l0
久々の小ネタかと思いきや小ネタと呼んでいいのか迷うぐらいしっかりしたのが来ててビビった
QBの影響力が弱まってテクノロジー水準が下がった世界とかそんな感じかな
479 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/11/12(木) 18:55:34.28 ID:uulUOLukO
とりあえず連中にセーラー服きせてみたかっただけなんです、自分のノスタルジー趣味にキャラがつき合ってくれました
叛逆後でしばらくたって、ケンカするのもいい加減つかれてきた、ちょっと寂しがりやなさやかちゃん達という風情です
>QBの影響力
なにも考えてませんでしたが、確かにほむらの支配下に置かれたとなると、人類史に関わっていた存在である以上、過去現在未来に文明水準的な変動があってもおかしくないですね。けっこう目からウロコな考察でした
小ネタにしてはダラダラ長いところ、最後まで読んでくださってありがとうございます
480 :
1レス用の没作品の供養
[sage saga]:2015/12/12(土) 09:56:14.15 ID:Us6zAAceo
[日向カガリのスズネちゃん洗脳日記]
◯月◯日 くもり
あの子、天乃スズネを捕まえたけど、問題が発生した。
キュゥべえによると、現在ホオズキ市には、私と、双子の妹のマツリ、あの子の3人しか魔法少女がいないらしい。
あいつ曰く、「殺されるとわかっているのにわざわざ魔法少女を増やすわけないじゃないか」ということだ。
これじゃあの子を暗殺者にすることができない。……まあいい。それなら別の方法であの子を絶望に追い込んでやるから。
◯月●日 快晴
ニヤニヤが止まらない。あの子は馬鹿みたいに、私に屈託ない笑顔を向けたのだ。
施した洗脳魔法はそう複雑なものじゃない。あの子の中の"ツバキ"を塗りつぶして、"私"を上書きしてあげたのだ。
あの子はこれから命の恩人である"私"に人生を無茶苦茶にされ、裏切られるのだ。
その笑顔が絶望に歪むのを早く見たい。でも今はまだ我慢しなきゃ。
◯月△日 雨
朝起きたら、朝ごはんが出来てた。あの子が作ったらしい。
あの子が私のために作った朝ごはん。もし、私がそれを「マズイ」って言えばあの子はどんな顔をするだろうか?
嗜虐心を胸に抱きつつ、私は朝ごはんを口にした。
──ツバキのごはんの味がした。
私は箸を置き、「もう、いらない」とだけ告げて、その場を離れた。その間に、あの子の顔は見なかった。
それどころじゃなかったからだ。今の私の顔を誰にも見られたくない。
扉に鍵をかけ、私は必死に、あの子を絶望させる妄想にふけった。
──扉の外から聞こえる、私を心配する声を追い出すように
△月▲日 雨
ふと、あの子に、どうして魔法少女になったのか聞いてみた。
あの子はこう答えた。
「私を助けてくれた、あなた(ツバキ)のような魔法少女になりたかったから」
「苦しんでる人に手を差し伸べられる、カガリ(ツバキ)のような正義の味方になりたかったの」
私と似ても似つかないツバキの高潔さを持ちだされて、私の心の汚さを浮き彫りにされた気がした。
不意に孤独感に襲われる。
ツバキもマツリも、スズネちゃんも綺麗で、私一人が醜い。
この世界で自分だけが汚れている、そんな感覚を私は抱いた。
──もしも、世界すべての人間を道連れにして死ねたら、この孤独感は消えるのかな
──きっと、みんな、私に怨嗟の声を吐きかけて死ぬ。そこには綺麗な人なんて誰ひとりいないに違いない。
唐突に、あの子に後ろから抱きしめられた。
憎んでも憎みきれない相手のその行動は、私を落ち着かせる時のツバキそのままだった。
振りほどくことはできなかった。
△月■日 晴れ
スズネちゃんが死んだ
事の始まりはマツリの魔女化だった。
どうして、マツリが魔女化したのか、正確には分からない。キュゥべえが何かしたのかもしれないし、孤独がマツリの心を殺したのかもしれない。
マツリを置いていったことを今更ながら後悔した。
マツリの魔女は強かった。
スズネちゃんは重傷を負い、けれど、ツバキの魔法を全力で放ち、マツリの魔女を燃やした。
結界は解除され、スズネちゃんはその場に崩れ落ちた。
ここで、治療魔法をスズネちゃんにかけていれば、結末は変わったかもしれない。
だが、その時、私は迷ってしまった。
──ツバキとマツリを殺したスズネちゃんを助けるのか?
──いつか私の嘘がバレるかもしれない。その前に殺した方がいいんじゃないか?
スズネちゃんはそんな私を見て困ったように微笑んだ。
そして、スズネちゃんは限界に近かった自身のソウルジェムを砕いた。
***
──どれぐらい長く、そうしていたのか憶えていない。こんなに長い間、スズネちゃんの顔を眺め続けたのは初めてだった。
妹が死に、執着していた相手も死んだ。
だというのに、私の心は驚くほどに凪いでいた。
微笑んだまま横たわるスズネちゃんの亡骸は、とても綺麗だった。
その姿を眺めていると、自分の中の心の汚れが洗い落とされていく気がした。
ふと、私は、見るだけではなく、スズネちゃんに触れてみたいと思った。
私は壊れ物に触れるようにスズネちゃんの服を脱がせ、生まれたままの姿にした。
そして、私もまた服を脱ぎ、そのままスズネちゃんを抱きしめた。
暖かなものが、私の胸に満ちていく。
そして、私は目を瞑り、自分のソウルジェムを砕いた。
481 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2015/12/12(土) 10:00:57.19 ID:Us6zAAceo
サイコパスのカガリさんが、憎んだ相手の死んだ後、その相手に恋をする話。
色々納得行かない出来だったのでお蔵入り。
482 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/12/25(金) 03:24:50.22 ID:BxVvoCDkO
安価でワンレス間に合わなかったぜい!55に1票だぜい!
ほむら「 ルンバルンバ――! ルンバルンバルンバ――ア――!!!! ルンバルンバ――♪ 」
明日も仕事だぜい!
483 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
:2016/01/04(月) 19:51:39.98 ID:DiGcccSY0
a
484 :
なんやかんやで時間切れだったワンレスを増しで供養、お題は【宿敵同士でデート】
[sage]:2016/01/27(水) 05:31:57.01 ID:9PHAccvSO
ほむら「このお題は…っ!」
QB「やぁ、ほむら。デートしようよ」
ほむら「……やっぱり」
QB「焼酎はロックでいいかい?それとも水割り?」
ほむら「なんでデートでいきなり居酒屋なのよ…、あつかいヒドすぎでしょ」
さやか「淫獣に女の子の気持ちなんてわかるワケないじゃん」シュタッ キュブッ!!
ほむら「美樹さやか!」
さやか「転校生もとい悪魔さんはぁ〜」
さやか「この円環天使さやかちゃんがしっかりエスコートしてあげるよっ!!」
ほむら「…やっぱり」ハァ
さやか「さ、水のみえる公園に噴水の水でも観にいこっか」
ほむら「やたら水場にこだわるわね」
さやか「ホラホラ、ほむほむ、フクロウとかハトとか思わせぶりな彫像と噴水のコラボだよ!」
ほむら「ほむほむやめて…、ってかどーせならまどかと…きゃっ!」ドサッ
さやか「水場といえば、濡れ場だよねぇ〜」ウマノリ
ほむら「ちょ、ちょっと!本気なの…!」
さやか「あたしはいつだって本気だよ……はぅっ!」トスッ
織莉子「あぶなかったわね」
ほむら「美国織莉子!」
織莉子「暁美ほむら、貴女はわたしとデートする運命」
ほむら「お断りします」テテテ
ガキイィン!! ほむら「うわっ!」
キリカ「織莉子の宿敵は私の宿敵!愛についてこぶしで語り合おうか、ほむほむ!」
ほむら「ほむほむいわないでっ!」
おりきり「「問答無用!!」」ダッ!!
ほむら「くっ…!身から出たサビとはいえ…宿敵が多すぎるっ!」スタコラー
マミ「こっちよ!暁美さん!」パシッ
ほむら「巴マミ!」
マミ「暁美さん、ケーキ食べたいと思わない?」タタタタ
ほむら「え?」タタタタ
マミ「そう、たとえば私の手作りケーキとか」タタタタ
ほむら「ハッ!手首にリボンがガッツリと!」ギュウゥ
マミ「まっ平らなスポンジに、ふっくらフワッフワな生クリームを押し当てる瞬間って、わりと快感なのよ」タタタタタタ!!
ほむら「だれか助けてーっ!テイクアウトされるー!」
マミ「ガンカタよ!ガンカタ!ガンカタしましょう暁美さんっ!!」ドドドドド!!
485 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/01/27(水) 05:33:03.50 ID:9PHAccvSO
ドドドドド…
杏子「もう大丈夫だぞ、ほむら。マミはあたしの幻覚魔法でタヌキの置物をお持ち帰りだww」
ほむら「たすかったわ、杏子」ハァハァ
杏子「ほんじゃま、メガネでもかけてよ、みつあみはあたしがやってあげっからさ」アミアミ
ほむら「ちょっと待ちなさい、まさかあなたまで…」
杏子「ペロペロキャンディーおぼえてるか?」
ほむら「私は投げ捨ててなーいっ!!」ピュ―ン
ほむら「はぁ…はぁ…、もうヤダよぅ…こんなお題…」トボトボ
モヤァ〜…
ほむら「なんか霧が…、ハッ」
ワル夜「キャハハハハハ!!!!」パォーン
ほむら「時間停止!時間停止ーっ!!」カチカチカチィ!!
ほむら「もうダメ…もうムリよ…」ドサッ
ほむら「気がつけば、敵ばっかりつくってたんだ…私……」
ほむら「つかれた…」
ちゃん…
ほむら「もうつかれたわ…、このまま眠らせて…」グッタリ
ちゃん… ほむらちゃん…
ほむら「!」
まどか「ほむらちゃん!」
ほむら「まどかっ!?それもアルティメットな!」
まどか「そうだよほむらちゃん。じゃあ〜、デートいこっか♪」
ほむら「……」
ほむら「うん!」
まどか「だれにもじゃまされないように飛んでいこうよ」
ほむら「ええ、そうしましょう」バッサァ
ほむら「……敵になって、よかった…!」ツツ―
まどか「もぉ〜、ほむらちゃんは泣き虫さんだねっ」
おしまい
486 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/01/28(木) 02:53:47.05 ID:A4zcbtjso
ハッピーエンドでよかった
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