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幼馴染「10年後の8月に・・・」
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532 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/05/31(火) 22:51:53.40 ID:1sEmDhPO0
ババ「あ、そうだ男。さっき撃った弾代請求しとくからね。スラッグ弾」
男「くそぉ...よりによって高い方を...」
ババ「銅弾だからよろしくね」
男「マナーいいなぁおい、もっと高くなったじゃねぇか...いや、民家でぶっ放してる時点でマナーどころじゃなく捕まるんだけどさ」
ババ「それで助かったんだからよかったでしょ?」
男「まぁ感謝してるけどさ」
いろは「すらっぐ?」
男「スラッグ弾っちゅーのは散弾の口径で撃てる一粒弾のこと。鹿とかイノシシの大物猟で使われる。外見は普通の散弾だけど、中に親指くらいのでかい弾が入ってる」
いろは「へぇ、じゃあ銅ってのはその弾が銅で出来てるってこと?」
ババ「一般的には鉛なんだけどね、最近鉛弾のせいで鉛中毒おこす鳥が増えてるからなるべく銅性のつっかてるんさ」
男「ただ国内で流通してないからやたらと高いんだよ...」
533 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/05/31(火) 22:52:25.38 ID:1sEmDhPO0
いろは「あぁそういうことね。命に比べたら安いじゃない」
男「」プチッ
いろは「な、なに」ガシッ
男「大体ああいうのはおめぇが予測しなきゃいけねぇんだろがぁ!飯に夢中になりやがって!俺が死んだらどないするつもりじゃったんだぁ!!」グリグリグリグリ
いろは「あぁぁぁぁいたいいたいいたいぃ頭ぐりぐりやめて!!えぐれる!!しぬ!!」
ババ「まぁまぁその辺にしときんさい。そもそも自分の身は自分で守れと教えたはずだよ」ジロリ
男「うっ...ウィッス」
いろは「いてて...死ぬかと思った。でもおかしいなぁ、さっきまで男の色は全く変わってなかったけど...」
ババ「...カラスがいた」
534 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/05/31(火) 22:53:09.30 ID:1sEmDhPO0
いろは「え?」
男「あ、俺も瓦が落ちてくるときカラス見たわ」
カラスという単語を口にした瞬間、いろはの目つきが変わった。
顎に手をやり、何かを考え始める。
いろは「カラス...ね。なるほどなるほど」
男「なんか関係あんのか?」
いろは「今のところなんとも言えないわ...ただまぁ少し心当たりがあるから調べておくわね」
男「お、おう...」
こいつのこんな真剣な顔はじめて見たかも。
535 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/05/31(火) 22:53:41.01 ID:1sEmDhPO0
幼母「おい銃声聞こえたけどどうした?」ヒョイ
幼「男君大丈夫ですかー?生きてますかー?」ヒョコ
男「君たち塀を乗り越えてくんのやめようか。玄関から入ってきなさい」
ババ「二人ともいらっしゃい。心配いらないよ、ただの暴発」
幼母「いやただの暴発も心配なんだが」
幼「あぁ!らーめんだ!おいしそう!!」
男「忘れてた。とっとと食わないとのびちまう」
ババ「二人とももう飯食べたかい?」
幼母・幼「「食べたけどラーメンは別腹です」」
ババ「じゃあすぐゆでてくるからちょっと待ってな」
幼「はーい♪」
幼母「悪いなばーさん」
536 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/05/31(火) 22:54:18.90 ID:1sEmDhPO0
午後一の蝉の鳴き声は力強く、先ほどの銃声などもうかき消してしまったようだ。
あっさりと迎えた最大の危機も、我が家のLethal Weaponによって事なきを得ることができた。
今俺がこうしてラーメンの湯気を眺めることが出来るのも、運命のいたずらに文字通り撃ち勝ったおかげである。
これから先、目の前でウキウキとラーメンを待っている女の子に先程のような危機が必ずきてしまう。
そのとき俺はどうすればいいのだろう、どうするのが正解なのだろう。
何ができて何ができないかまだ分からないけど。
今は二人のラーメンが出来上がるまで待つことにしよう。
いろは「ハフハフ...ずるるるるるる」
男(そこはみんなが揃うまで待ってろよ!?)
いろは「え?だってのびちゃうし」フーフー
男(いやそうだけど...お前...はぁ)
とりあえず今日は色々あって疲れた。
ラーメン食ったら風呂入って寝る。
537 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/05/31(火) 22:55:01.83 ID:1sEmDhPO0
今日はここまで。
またいつの日か。
538 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/05/31(火) 23:53:34.60 ID:jlF3EpqG0
乙
539 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/06/27(月) 23:37:19.41 ID:XLlC9qEvo
続きまだかー?
待ってるけど、もう夏来ちまうぞ
540 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/06/28(火) 09:36:34.07 ID:MZt70ny20
忙しいのか、それとも諦めてしまったのか、めんどくさいのか
どれにしても自分を含めて待ってる人がいるから早く続きが読みたい
541 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/07/01(金) 00:59:30.05 ID:+NAzHagT0
超支援
542 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/07/02(土) 22:45:12.95 ID:PSRKQ2Woo
夏になったねぇ...
すまん、もうちょい待って
一週間以内に書くから
543 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/07/06(水) 01:08:45.55 ID:+ZYSasqPO
蒸し暑い真っ昼間の縁側で寝そべりながら本を読む。
これが10年経つとクーラーガン効きの部屋でスマホばっか弄るようになるわけだ。
よくよく考えたらめっちゃ不健康な生活してたな俺。
社会人になるとどうしても単調な生活リズムになってしまう。
結婚して子供でもいればまた別だったんだろうが...
男「結婚ねぇ...」
一区切りついた読書を止め、屋根の先に見える大空を仰ぐ。
この前落ちてきた瓦はすぐに師範を呼んで直して貰った。ちなみにいろははその事で上に報告することがあると言って今日は不在だ。
んで瓦の修理だったんだが...修理自体はすぐ終わった、だがそのまま幼親子と師範とばーちゃんとで一杯やることになり...
ねぇなんで君達は一杯って言ってんのにいっぱいやっちゃうの?
幼は一回ビール置け、未成nうわ何をするやめr
544 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/07/06(水) 01:09:14.52 ID:+ZYSasqPO
男「あー...未成年だと何かと面倒だなぁ」
ビールも飲めなきゃ辛口日本酒も芋焼酎も飲めない。
...ホントに呑んでないよ?ホントホントウソツカナイ。
そういえばタバコも吸ってねぇ...まぁどのみち村のタバコ屋にアークロイヤル売ってるとは思えねぇしな。
男「今は麦茶で我慢するか...」
読書中ずっと側にいてくれた麦茶のコップを持ち上げると、結露した水で床に水溜まりができていた。
もう氷もほとんど溶けてしまったが、暑さでやられた喉を潤すには十分すぎる。
545 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/07/06(水) 01:09:40.98 ID:+ZYSasqPO
幼「男くーん!」
男「おう。とりあえず塀乗り越えて来んならスカートはやめなさい」
幼「...?」
男「いや、何言ってんだコイツみたいな顔されても」
幼「見たいならいつでも見せてあげますよ?」
男「悪いな、パンツは故意に見せられた瞬間パンツではなくなるんだおいおいスカートあげんなやめろしまいなさい」
幼「えー?パンツじゃなくなるんじゃないですか?」
男「んな分けあるか。まごうことなきパンツだったわ」
幼「...かぶる?」
男「かぶんねーよ!!」
546 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/07/06(水) 01:10:14.56 ID:+ZYSasqPO
幼「あれ?おばあちゃんがいませんね?あといろはちゃんも」
男「ばーちゃんは鳥獣被害対策の許可捕獲で山行ってるからいないぞ。いろはは山ん中だ」
幼「そうだったんですか〜。そういえばお昼はもう食べましたか?」
男「いや、食べて無いけど...なに?作ってくれんの?」
幼「お腹すいちゃったなー」
男「...」
幼「...お腹すいちゃったなー」
男「分かったよ!作ればいいんでしょ!?」
幼ヽ(*´∀`)ノ
547 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/07/06(水) 01:10:44.42 ID:+ZYSasqPO
男「ほい、お待たせ」
幼「おー!美味しそう!なんですかこの茶色い丼ものは?」
男「ごはんの上に目玉焼き乗っけて豚肉と玉ねぎを炒めたやつ乗せてお好み焼きソースとマヨネーズをガッツリかけた肉ソース丼だ」
幼「おぉ...なんという高カロリーでしょうか」イタダキマース
男「前何かのテレビで見て一度作って見たかったんだ」イタダキマース
548 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/07/06(水) 01:13:17.78 ID:+ZYSasqPO
今日はここまで
リハビリがてらだから地の文多め
>>539
>>540
まさかまだ見てる人がいるとは思わんかって
遅くなってすまん。
549 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/07/06(水) 02:47:52.10 ID:EHqWtpRBo
乙。
アークロイヤルとはまた、洒落たものを。
550 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/07/06(水) 14:36:14.42 ID:OmeJjmzAO
俺「10年後の8月に完結か・・・」
551 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/07/06(水) 19:02:24.52 ID:3rvyjlNTO
男「そういえば今日は何用?どっか行く?」
幼「そうでした!お母さんからホタルがいっぱい見れる場所を教えて貰ったので、そこへ行こうかと」
男「ホタルかぁ...この時期だとヘイケボタルが若干残ってる程度だと思うけど、そんなすごいの?」
幼「行ったことが無いので分かりませんが...これが場所です」ペラッ
男「どれどれ...」
差し出された紙には手描きで地図がかかれていた。
おいおい、何で等高線までしっかり書かれてんだよ、
国土地理院かっつーの。
552 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/07/06(水) 19:03:10.76 ID:3rvyjlNTO
男「っていうかここあそこじゃん。前に幼と遊び行ってゲンゴロウ捕った池」
幼「えーっと?あの人工池ですか?」
男「あーそっちじゃない。そっちにゃ成虫がいたけどこっちでは幼虫しか見てない」
幼「じゃあ投網投げたらぶりーぎるがいっぱい入ってた池ですか?」
男「ブルーギルな。そっちでも無くて...ほら、キンブナとギンブナいたじゃん?」
幼「分かりました!あのチョウトンボが飛んでたとこですね!畑に囲まれてる」
男「もっと山ん中だ。鹿防止金網開けて入るとこ」
幼「去年男君が落ちたとこですか?」
男「え?俺落ちてたの?」
幼「オニヤンマ追っかけて一緒にドボーンしたじゃないですか〜」
男「あー、そんなこともあったようななかったような...」
553 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/07/06(水) 19:03:38.89 ID:3rvyjlNTO
幼「出発は夜ですか?」
男「いや、夕方のうちに出発して日の入り前に到着位がベストだろ。あんま遅くなってもホタル光んねーし」
幼「そうなんですか?」
男「日暮れ直後位が一番光ってるぞ。だから飯は帰ってからだな」
幼「はーい」
男「あと多分ばーさん帰って来ないから、お前ん家で夕飯食うわ」
幼「じゃあお母さんに言っておきますね〜」
554 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/07/06(水) 19:04:31.19 ID:3rvyjlNTO
今日は以上ー
>>550
それだ!
555 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/07/07(木) 10:57:57.53 ID:yNeqC5sao
後7年で完結か
556 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/07/11(月) 23:58:07.39 ID:4Y+ULFmy0
ホタルがホテルに見えた俺はもう無理だ
557 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/07/17(日) 16:40:17.20 ID:9KE22yC30
あと7年で完結なら、男が10年前に戻った意味が無くなってしまうな…
558 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/07/17(日) 19:44:42.96 ID:bAbzCJdAO
sageを覚えろ
559 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/08/01(月) 00:57:32.75 ID:trgw2H8Q0
わくわく
560 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/01(月) 01:13:00.68 ID:AYhj7DMo0
ちゃんと完結まで10年でも待ってやるんだからっ!
561 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/02(火) 02:21:10.77 ID:iOE3uiAt0
いろはちゃんうちにも1台ほしい…
562 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/08/23(火) 10:37:04.70 ID:fMqFcMuzO
はよ
563 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/08/27(土) 21:14:27.99 ID:O0uwW6eFO
カチャ ブロロロロ...
男「とりあえず金網まではカブで行くぞー」
幼「はーい♪じゃあヘルメット持ってきますね〜」トテトテトテ
男「しかし..夕方になっても暑ぃな...」
少し先に目をやると、道路の上の陽炎が視界を歪める。
頭上にはトンボが飛び周り、田んぼの隅にはホウネンエビが群れ、セミは爆音を鳴らしていた。
幼「お待たせしました!」
男「おし、じゃあ後ろ乗れ。出発すんぞー」
幼「はーい♪」ギュッ
気を抜いたら倒れてしまいそうな暑さの中、背中から伝わる温もりだけは心地よかった。
564 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/08/27(土) 21:14:54.92 ID:O0uwW6eFO
男「とうちゃーく」キュッ
幼「ここから歩きですね。行きましょう!」ワクワク
男「おーい、歩くのはいいがメットは取ろうな」
幼「はわわっ、忘れてました」カポッ
男「あとは少し歩くだけだから。10分も掛かんないぞ」
幼「わわっ!?なんかオウムみたいな虫がいます!」
男「んー?オオヒラタシデムシの幼虫だよ。側溝とかにいっぱいいるぞ?」
幼「へー。ダンゴムシのお父さんみたいですね〜」
男「ほら、もうすぐそこに池があるから。行くぞ」
幼「はーい♪」
565 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/08/27(土) 21:15:56.69 ID:O0uwW6eFO
夏って忙しいよねぇ...
来年の夏には完結させますorz
566 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/30(火) 20:12:41.89 ID:goK3RWovO
無理に完結させなくてもいいんやで〜
このまま来年も、再来年も書き続けてくれてもいいんやで〜
567 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/08(木) 00:53:49.21 ID:UQss/i2a0
頑張ってくれえ
>>1
568 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/10(土) 08:56:21.27 ID:LVkcE5vco
スレ立て10年後の8月に完結させるんだろ
569 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/09/21(水) 02:26:46.33 ID:Nlhud2DK0
10年後の完結までついていきます!
570 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/09/21(水) 21:38:06.59 ID:CcyObxn5O
男「ここも懐かしいな」
幼「そうですか?確かに去年振りではありますが」
俺にとっちゃ10年振りなんだよ。
幼がいなくなってからめっきり外遊びもしなくなったからなぁ...
男「もうすぐで日の入りだが、さすがにまだ蛍はいないか」
幼「まだほたるんいないのん?」
それはほたるじゃなくてれんげだ。
ってかなんで知ってるの?知らないよね?
571 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/09/21(水) 21:38:34.62 ID:CcyObxn5O
男「おぉーギンヤンマだ、綺麗だな」
幼「めっちゃ早いですね」
超低空飛行からの急上昇、急降下を繰り返すギンヤンマ。
こう見てると緑色の体色と相まって零戦みたいだ...っつーか烈風?
秋月型呼んでこないと捕まえられなさそう。
そういえばクレー射撃してたときに、構えた瞬間トンボが照星に留まってどうすればいいか分かんなくなった時あったな...ちょーかわいかった。
572 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/09/21(水) 21:39:02.89 ID:CcyObxn5O
辺りが段々と薄暗くなっていき、林の中はほぼ暗くなってしまった薄明時。
セミも鳴き止み、風が優しく池面を撫でていく。
幼「あ!あの光ってるのホタルじゃないですか!?」
目を凝らすとうっすらと見える緑色の優しい光。
よく見ていないと見失ってしまいそうな弱い光だった。
幼「...なんだか弱々しいですね。一匹しかいませんし」
確かに今は一匹しか光っていない...でも...
男「まぁ見てろって、すぐに待ち望んだ景色が見られるから」
幼「ホントですか....ぁ」
573 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/09/21(水) 21:39:29.98 ID:CcyObxn5O
生物界において、ある一匹の個体が動き出すとそれにつられて他の個体も同じように動き出す現象が度々みられる。
経験したことはないだろうか?スマホに夢中になり、気が付いたら空がうっすらと青くなりかけた頃。
一匹の朝を告げる囀り、それに続けと一斉に鳴き出す小鳥達を。
感じた事はないだろうか?いつの間にか一斉に鳴き出し、いつの間にかひっそり息を潜めるセミの爆音を。
それらを生物学では“同期現象”と呼ぶ。
最初は見落としてしまいそうな一匹の雫が、気が付けばすべてを飲み込む海流になって押し寄せてくるのだ。
574 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/09/21(水) 21:40:27.68 ID:CcyObxn5O
男「ほらな、こんな風に」
幼「....!!」
目を開けば視界いっぱいに翠色が広がる。
何百ものホタルがお互いを照らし、自分の命を燃やしているのである。
幼「すごい...綺麗...」
男「こんだけすごいのは初めて見たな」
池面いっぱいに広がったホタルが、二人を包み込む。
575 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/09/21(水) 21:41:16.18 ID:CcyObxn5O
幼「男君!ホタルが指先に留まりました!」
男「おー綺麗だな。どれ、俺も...」
手を差し出すと一匹のホタルが指に寄ってきた。
そしてそのまま....
幼「おー、私と同じ場所に留まってますねー」
男「おいおい...左手の薬指とか...」
なにこれめっちゃ恥ずかしい...
二人して左手の薬指で光ってるとかまるで...
幼「ホタルってよく見るとかわいくないですね。光ってなかったら害虫ですよー」
男「....」ワシャワシャ
幼「わーわー!なにするんですか!髪が乱れちゃいますよー」
男「いや....なんか幼が幼で安心した。」
このやろう...俺のなけなしの思い出を返せ...
576 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/09/21(水) 21:42:11.85 ID:CcyObxn5O
男「じゃあ遅くなってもあれだからそろそろ帰るか」
幼「そうですね。あ、男君!」
男「んぁ?」
振り替えると翠色に囲まれた幼が微笑んでいた。
幼「また来年も...二人で来ましょうね♪」ニコッ
男「...覚えてたらな」
幼「もー、そういうこと言っちゃダメなんですよ?」
男「いやいや、お前には言われたくないわ」
真っ暗な林道を二人で歩く。
なぜか懐中電灯つける気にはならなかった。
577 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/09/21(水) 21:43:00.18 ID:CcyObxn5O
〜幼家にて〜
男「ただいまー」
幼母「おう、お帰り。飯できてんぞ」
幼「わー、カレーのいい匂いです!」
幼母「今日は夏野菜カレーだよ」
幼「美味しそうです!」
男「おー、このナスめっちゃうまそうじゃん」
幼母「それお前のとこの畑から採れたナスだぞ」
男「秋ナスは嫁に食わすな、なんて言いますもんねぇ」
幼母「夏野菜だっつってんだろ!!」
578 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/09/21(水) 21:45:36.48 ID:CcyObxn5O
あと7年がんばるかぁ...
579 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/22(木) 09:33:25.04 ID:3z08/0uJO
おうまた明日な
580 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/24(土) 08:59:32.77 ID:bjKh1vINo
孫の代まで書かないとな
581 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/24(土) 20:47:48.27 ID:YIlw1xlwo
乙
582 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/10/21(金) 21:27:48.89 ID:oLDvjsZQo
ーーーー
男「....ふぁ」ガラガラ
ババ「おはよう」
男「おはよー。あれ?今日は山じゃないの?」
ババ「猟友会のじーさま方も疲れてるんだぃ。そんなしょっちゅう行けないよ」
男「あー...体力的な問題ね。そういえば師範は最近撃ってんの?」
ババ「なんか仕事が忙しいらしくて最近は来てないねぁ」
男「そっか」ピンポーン
ババ「こんな朝早くに誰だい?悪いけど見てきてくれ」
男「ほいほーい」
583 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/10/21(金) 21:28:38.01 ID:oLDvjsZQo
男「どちらさまっ...なんだ噂をすればってやつか」
師範「ガハハ!よぅ男!相変わらずしんく臭い顔しやがって!」
朝っぱらから暑そうな人がやってきた。
なんで朝からそんな元気なんだよ。
男「辛気臭いな。なんだよシンク臭いって、水垢凄そう...ん?獣の匂い?」
一瞬いろはかと思ったが、当の彼女は俺の部屋の押し入れの中で爆睡している。昨日帰ってきたのを確認してないので、夜中にひっそり帰ってきたのだろう。
師範「いやぁよ、最近俺の杉林にイノシシの痕跡があってな。放っておいてもよかったんだがそのうち村に降りてくると思って、箱ワナ仕掛けておいたんだ。んで朝見てみたらこうなってたって訳よ」
師範が乗り込んできたユニック付き2tトラックの荷台を見ると、恐らく体重70kg前後の立派な雄イノシシが箱ワナにかかっていた。
584 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/10/21(金) 21:29:31.50 ID:oLDvjsZQo
男「おー立派だな。んで?なんでうちに生きたまま持ってきたんですか?師範は銃持ってるでしょ?」
師範「それがよぉ、最近許可捕獲行ってなかったから弾買ってねぇんだよなぁ」
男「なるへそ...譲り受け帳の弾数越えたんですか?」
師範「いや、300発で申請してるからそれは大丈夫だ。射撃用の弾は余ってるんだけどなぁ」
男「いや、スラッグじゃないとダメでしょう。そもそも射撃用で申請した弾で獣撃ったら、目的外使用でアウトですよ?」
日本では弾を買うのにも警察からの許可がいる。
この目的のために一年で実包をどれだけ買うという申請書を、使用予定表と一緒に提出しなければならない。しかも有料で。さらにこの申請は各目的毎に必要になるので、射撃と狩猟と許可捕獲をする場合には、三種類の申請書を警察に提出する必要がある。なので当然、狩猟のために買った弾を、許可捕獲で使用するといった事は禁止されているのである。
585 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/10/21(金) 21:30:22.43 ID:oLDvjsZQo
師範「ってなわけで、ばーさんに頼もうと思ってな」
男「おk。じゃあばーさんに呼んでくるわ」
居間に戻ろうとすると二階からちょうどいろはが降りてきた。
いろは「おはふぁ〜はぅむにゅ」
男「なんて言ってんのか全然分からんがおはよう」
いろは「...あさからなんかさわがしぃよぉ...ふぁ」
男「あー色々あってな。とりあえずコーヒー飲むか?」
いろは「...のみゅ」
ほんと寝起きだけはかわいいのなこいつ。
586 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/10/21(金) 21:30:52.84 ID:oLDvjsZQo
男「ばーちゃん、師範が止め刺ししてほしいってさ」カチャカチャ
ババ「あれ?なんであいつ自分でやらないんだぃ?」
男「弾がねーだとさ」コポポ...
ババ「なるほどねぇ。ついでに電殺器の作り方教えてやるか。じゃあちっと見てくるよ」ヨッコイセ
男「いってら」カチャカチャ
いろは「...すぴー」
男「ほら起きろいろは。濃いめのアイスコーヒー入れたぞ」
いろは「んぅ...飲ませて...」
男「おうこら金取るぞ」
587 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/10/21(金) 22:44:00.14 ID:oLDvjsZQo
男「んで?昨日はどこ行ってたんだ?」
いろは「この前の事をちょっと色々確認したくてね。クソ神への報告のついでに市役所行ってたのよ」
濃いめのコーヒーを飲んで目を覚ましたいろはは、服の裾で目元をごしごしと擦りながら言った。
っていうかなんで俺の服勝手に着てんだよ。お前神様の承諾がないと服脱げないんじゃ...あ、勝手に承諾してたのね。おい、いい加減目を擦るな。おへそ見えちゃってるでしょーが。
男「へー?あれ?でもお前他の人から見えないのに市役所行ってどうすんの?」
いろは「あたしが行ったのは人外用の市役所。
あんた達人間が作った市役所をカモフラージュにしてね。同じ場所でもそこだけは天界になってるのよ」
なるほど。2礼2拍手すれば入れんのかな。なにそれ素敵な喫茶店が出てきそう。んでキツネがワンって鳴きそう。
588 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/10/21(金) 22:44:53.12 ID:oLDvjsZQo
いろは「それで色々調べてもらったんだけど....この前あんたが襲われたのってカラスだったでしょ?」
男「いや、多分そうなだけで確信はねぇ。でも十中八九そうだと思う」
いろは「普通のカラスはあんなスピードで逃げれないし、スピード狂の鳥が集まる公園に行ってみたんだけど...そんな早いカラスは見た事ないし、いたら撃墜するって言ってた」
男「なにその公園、すげぇ怖い」
いろは「鳥界の大黒PAって呼ばれてるわ」
男「湾岸にはちと遠いがな」
いろは「んで、調べた結論から言うと...少し厄介な奴が紛れ込んでるみたいね」
男「...それはもしかしなくても死の神関連か?」
いろは「ご名答。彼女の使獣...八咫烏よ」
589 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/10/21(金) 22:45:29.64 ID:oLDvjsZQo
いろは「まぁぶっちゃけ誰だっていいのよ。つまりは彼女が本気を出して来たってこと」
男「なんで...なんで幼馴染にそこまで執着するんだ...」
いろは「...分からないわ。でもね、神様ってのはいつだって気紛れなのよ。それこそあなたを10年後から引っ張り出してくるうちのアホ上司のように」
男「...」
いろは「何を考えてるか知らないけど、あなたの願う事、するべき事は何も変わっていないのよ?ただ周りが少し小うるさくなっただけ」
いろは「過去は悔やんだ、未来も願った。じゃあ現在はどうするのかしら?」
そう言い放った彼女は、とても美しく、まさしく神獣であった。
590 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/10/21(金) 22:46:27.15 ID:oLDvjsZQo
男「...いろは」
いろは「カラスだがガラムだか知らないけど、あたしがフィルターまで吸って灰皿にポイしてやるわ。だからあんたは幼ちゃんだけを守ってればいいの。
あんたの事は、あたしが守ってあげる」
ははっ、そりゃガラムならそうしてやらんとな。
本当にこいつは...普段は食っちゃ寝ばっかしてるくせに...
男「いろは」
いろは「ん?」
男「...さんきゅ」
いろは「...いいえ〜、お仕事なので♪」
そう言った口元には優しい微笑みが浮かんでいる。
頬が少し赤いのは気のせいではないだろう。
ホント、寝起き以外は可愛くない奴め!!
591 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/10/21(金) 22:47:09.86 ID:oLDvjsZQo
久し振りに本気出した
592 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/10/22(土) 12:07:29.90 ID:38xVrIzo0
支援
593 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/29(土) 01:32:30.56 ID:Vlbm5n/A0
本気と書いてマジ
マジ出した←何を?
594 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/10/29(土) 10:27:10.88 ID:HWcTRHxU0
まだかなー
595 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/23(水) 01:45:34.50 ID:E7CLuktbo
支援
596 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/11/27(日) 16:35:34.81 ID:MQPc6Och0
支援
597 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/12/05(月) 21:25:17.60 ID:qXONbYFQ0
@@@@
598 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/12/05(月) 23:31:07.77 ID:GG40NbvH0
支援
599 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/12/11(日) 01:23:14.35 ID:wi4eF1Yv0
ーーーー男の家
友「焼肉食いてぇな」
男「...」
幼友「...」
幼「ッ!?」
友「...焼肉食いてぇなぁ!?」
男「いや聞こえてるから。なんなのいきなり」
友「あれ?以外と反応が薄い感じ?」
幼友「どっちかっていうと餃子の気分だったし」
男「そういう問題かよ」
幼「...ふっ、しょうがないですね」スクッ
男「お前は一回座れ。なにやれやれみたいな雰囲気だしてんだよ。めっちゃ笑顔じゃん」
600 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/12/11(日) 01:23:54.85 ID:wi4eF1Yv0
友「なんかさ最近食ってねぇなーって思ってさ。折角だしバーベキューみたいな感じでやらね!?」
男「いや...やんのはいいんだけど、いつやんの?」
友「今から」
男「...道具は?」
友「ない」
男「...食材は?」
友「ない」
男「...どうすんの?」
友「どうにかしろ」
男「」イラッ
601 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/12/11(日) 01:24:28.78 ID:wi4eF1Yv0
友「いででででで!!?うそうそッ!ごめんって!!」メキメキメキィ
男「幼、ちょっとそこの剣鉈取ってくれ。こいつ解体して肉にしようぜ」
幼「...」スッ
幼友「ちょっと待ちなさい。なにホントに渡そうとしてんのよ」ガシッ
幼「いえ、この際友君の肉でも良いかなと思いまして」
幼友「何もよくないでしょ...」
いろは(うるさくて起きちゃったけど...この状況なに)
602 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/12/11(日) 01:24:57.38 ID:wi4eF1Yv0
友「はぁ...死ぬかと思った」
男「おう、殺す気だったからな」
友「おっと顔がマジだぞこいつ。近々俺が死んでたら男が犯人だからよろしく」
幼友「それで?どうするつもりなの?」
友「多分道具は師範に言えゃ貸してくれるだろ。問題は食材だが」
男「まぁ野菜は出してやる。肉も獣肉でよければやるよ」
友「問題が解消した瞬間である」
603 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/12/11(日) 01:25:26.35 ID:wi4eF1Yv0
幼「どうせならいろはちゃんも連れて河原でやって、釣った魚とかも食べたいですね」
幼友「あーそれいいかも!あそこの川だったらヤマメとかいたもんね!」
男「だってよ友。釣れよ」
友「いいけど...お前のほうが適任じゃね?」
男「俺は釣りが苦手なんだよ」
友「そういえばお前が釣りしてるところあんまり見たことねぇな」
幼「男君は待てができない子なので釣りにむかないのです」
幼友「たしかに、言えてるわね」
男「動く釣り方も沢山あるんだが...どうもな」
幼友「その点友は結構釣りしてるもんね?」
友「師範がよく連れていってくれたからな。まぁ魚は俺ががんばるか」
604 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/12/11(日) 01:27:21.03 ID:wi4eF1Yv0
>>592
-
>>598
支援感謝
遅くなってすまん
605 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/12/11(日) 02:09:21.87 ID:QIDNIq9e0
支援
606 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/12/25(日) 21:15:27.25 ID:1oy2bfVT0
----
男「....」ボー
あれからなんやかんやで準備を進め、必要最低限の荷物だけを持って河原にやってきた。
河原といっても渓流なので、山間の少し開けた場所でやることに。
男「...なんかあれだな、こう揺れる水面を見てるだけで心が洗われるな」
いろは「そうねぇ...なんだか洗濯機みたいだものね」
男「確かにそうだけど...その例えはどうなのよ」
いろは「だってそこそこ流れ早いじゃないここ」
男「そりゃ渓流だからなぁ...幸い治水工事が全然入ってないから上流に砂防ダムも無いし、護岸されてないから植生も豊富だ」
いろは「たまにチラッと魚が見えるわね...イワナ?」
男「どうだろう...ここまで下がってきたらいるかもしれんが。多分ヤマメかアマゴじゃねぇの?」
いろは「へぇ...とりあえずそれだけ魚はいるのね」
チラッといろはが釣りを担当している友と幼友に視線を送る。
ここから見ている限りでは、釣果はあまり芳しくないようだ。
607 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/12/25(日) 21:15:57.06 ID:1oy2bfVT0
男「...まぁ許してやれ、養殖と違って天然は釣りにくいらしいから」
いろは「そういうものなの?」
男「俺自身釣りはあんまりしないから分からんけど、そういう話はよく聞く」
いろは「でも同じ魚なんでしょ?そこまで違うのもの?」
男「やっぱ飼育下の魚と天然じゃ警戒心が違うんじゃねぇの?」
ひょいと小石を水面に落としてみると、ふらふらと泳いでいた魚が一瞬で岩陰に隠れた。
608 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/12/25(日) 21:16:34.29 ID:1oy2bfVT0
幼「薪割り終わりましたよ〜っと、何かしゃべってました?」テトテト
男「あー、ついいろはに喋り掛けちまってな」ナデナデ
いろは「コーン」モフモフ
幼「わはー、なんだか渓流とキツネって合いますねぇ♪」
男「ところで釣班の方はどうだ?」
幼「あまりよくないみたいですねぇ。一応2匹は釣れたみたいですけど」
男「この時間から始めて二匹釣れれば上々だろ。俺は火の準備をしてくるから釣班を呼んできてくれ」
幼「りょーかいです」ビシッ テトテト
男「さて...火口はカラマツの落ち葉でいいとして...細枝が少ねぇな。いろは、ちょっとその辺から拾ってきてくれ」
いろは「いいけど...あの三人はどうするの?」
男「あの3人はまだ川でもみくちゃしてるから平気だろ。戻ってきたら適当に言っとくし」
いろは「じゃあ拾ってくるから。少し待ってなさい」
609 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/12/25(日) 21:17:05.21 ID:1oy2bfVT0
友「結局粘って3匹しか釣れなかったな...」
幼友「私なんて一匹も釣れてないわよ...」
幼「お二人ともお疲れさまです♪」
男「おー、おかえりさん。どうだった?」
友「全然だよ...ほれ」
男「そうか...もっと手っ取り早く捕まえる方法があったんだけどな」
幼友「なにそれ?そんな方法あるなら早く教えなさいよ」
男「まずバイク用のバッテリーを用意します」
友「おいこらその先は言わせんぞ」
男「なんでだよ。一発で大漁だろ」
友「一発で逮捕なんだよなぁ!?」
610 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/12/25(日) 21:17:31.37 ID:1oy2bfVT0
幼「そういえばいろはちゃんはどうしたんですか?」
男「んー?そろそろ戻ってくるとガサッ お、戻ってきた...か?」
友「おっと...これは野生の血が目覚めちゃったかな?」
幼友「なんかこう...すごいわね」
おいおい、俺は小枝を拾ってこっつったよな。
それがどうなったらこう...
幼「カラスって食べられるんですかね?」ジュルリ
いろは「...」フガフガ
カラス「」ピャー
611 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/12/26(月) 00:21:33.30 ID:ymsSpvG60
男(...えー男よりいろはへ、現状を報告せよ)
いろは(フゴ...フゴフゴグェ)
男(なんで頭で会話してんのに口が詰まった感じになってんだよ...いいからはよ)
いろは(ング...拾った)
男(拾ったって...カラス拾うってお前...よく考えたらたまにあるな)
いろは(あるんだ...)
男(んで?どうすんのそれ?一応カラスも食えるけど...)
いろは(いやいや、こいつ足三本ある)
男(足三本って珍しい奇形だ...)
----
いろは『あんたが襲われたのってカラスでしょ?』
男『それはもしかしなくても死の神関係か?』
いろは『彼女の使獣...八咫烏よ』
----
男「あぁぁぁぁあぁぁぁぁ!?」
612 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/12/26(月) 00:22:10.15 ID:ymsSpvG60
幼「ふぇ!?」
友「うぉいびっくりした、何でお前が一番驚いてんの?」
男「す...すまん、ちょっと気が動転して」
幼友「それで?あのカラスまだ生きてるけどどうするの?飼い主さん?」
男「あ、あーそうだなー。まったく一体どこで拾ってきたんだー。森に返してあげないとなー(棒)」
男「というわけで!俺はいろはと一緒にカラスを返してくるから!先にお肉食べて待ってて!」ダッ
友「お、おい...行っちゃったよ」
幼友「なんかすごい怪しかったけど...どうする?」
幼「どうでもいいのでお肉焼きましょう。お腹が空きました」
友「お、おう...それでいいのか幼馴染...」
613 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/12/26(月) 00:22:40.31 ID:ymsSpvG60
男「ゼェ...ゼェ...この辺でいいか。それで、詳しく話してくれ」
いろは「詳しくも何も、枝拾ってたらこのカラスが呑気に寝てるのを見つけたから、拉致ってきたのよ」
男「なるほど...いや何も分かってないけどさ。とりあえず絵面がアニマルプラネットだから人型に戻ってくれ」
いろは「はいはーい...と、これでいい?」ボンッ
男「...コスプレした女の子がカラスの首を鷲掴みにしているシュールな光景になったでござる」
いろは「あんたも同じようにしてあげましょうか?」イラッ
614 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/12/26(月) 00:23:29.87 ID:ymsSpvG60
男「それで?そいつは本当にあの八咫烏なのか?ってか生きてるのかコイツ?」
いろは「気絶してるだけよ。そもそも押さえつけて羽交い締めにしただけだし。というより最初から弱ってたわ」
男「弱ってたねぇ...こいつは人型にはなれないのか?」
いろは「使獣だし勿論なれるわよ。する?」
男「え?できんの?」
いろは「ちょっと待ってなさい」
いろはが気絶しているカラスに手を当てる。
優しい光がカラスを包み込んだ瞬間、大きくなった体がドサッと地面に落ちた。
615 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/12/26(月) 00:24:13.52 ID:ymsSpvG60
男「うわマジだ...」
現れたのは黒い作務衣のような服に、地下足袋を履いた黒いショートカットの女の子であった。
一つ普通の人と違う点は、その背中に伸びているカラスの羽だ。
彼女は気絶している上に、人化の衝撃で少し服が乱れている。
っつーかこれ完全に...
いろは「おぉーっと!野生のポリスメンがっ!!」
男「てめぇ通報はやめろやぁ!!つか、おまえがやったんだろ!」
いろは「ヤッたとか...ごめんなさい、私ノーマルなんです」
男「知らねぇし、いらねぇよその情報...誰得だよ」
いろは「そっか、男はあれだもんね。うんうん良いと思うよ。あたしは気にしないからさ。友君と仲良くね」
男「ホモじゃねぇし。てめぇこの野郎犯すぞ」
いろは「野郎犯すだなんて...やっぱり!!」
男「だーっ!もういいんだよこの話は!!とりあえずこの子の服装の乱れを何とかしてくれ」
八咫烏「...目が覚めたらなんかやべぇやつに囲まれてるッス。貞操の危機ッス」
616 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/12/26(月) 00:26:14.14 ID:ymsSpvG6o
今日はもう寝る
クリスマス暇だから頑張った(白目
617 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/12/26(月) 01:38:47.56 ID:5P4PWBQb0
久しぶりの更新ありがとう。
見てるからこれからも頑張って!
618 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/12/26(月) 21:03:26.30 ID:ymsSpvG60
男「お、目ぇ覚ましたか」
いろは「とりあえずあんたには色々聞きたいことがあるんだけど」
八咫烏「え?え?なんで人型になってるッスか?どうなってるんスか?っていうかあんたは...あ」
男「ドーモ。カラス=サン。男です」
八咫烏「...」ダッ!!
いろは「あ!逃げっ...」
男「...」ヒュン!
ドスッ...パラパラ...
八咫烏「ぴゃー...」ヘタリ...
いろは「鉈って投げても木に刺さるものなのね...もう数センチでグロ画像不可避だったけど」
男「おいおい...そうはしゃぐなよ...」ユラァ...
男「また会えてうれしいぜぇ?」ニッゴリ
八咫烏(あー、ここでウチ死ぬんスね)
619 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/12/26(月) 21:04:14.76 ID:ymsSpvG60
----
八咫烏「あのー、ほどいてもらえないッスかね?」
いろは「あんたが逃げようとするからいけないんでしょ?...にしても縛るの上手ね」
男「おう、ロープワークは得意分野だ」
いろは「それにしたって、もう少しまともな結び方は無かったの?女の子相手にガチで縛るって...色気も何もないわね」
男「相手は使獣だし念には念をな。ってか色気のある縛りってなんだよ。亀甲縛りでもやれってか?」
八咫烏「地味に関節が痛いんスけど...はっ!?さてはこのまま性的に乱暴するんスね!?エロ同人みたいに!!」
男「おっと、何騒ぎだしてんだこのアホは」
八咫烏「でも無駄っすよ!何をされたところでウチは負けないッス!!」
いろは「ぐへへ、口ではそう言ってもこっちのお口はどうかなぁ?」
八咫烏「こんな屈辱を味わうなんて...くっ...殺せ!」
いろは「ほぅら?ここか?ここがええのんか?」
八咫烏「悔しい!でも感じちゃう」
男「...おまえら実は仲良いだろ」
620 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/12/26(月) 21:04:56.72 ID:ymsSpvG60
八咫烏「とまぁ冗談はここまでにするッス」
男「お前が仕切るのかよ」
いろは「男、やっぱ亀甲縛りにしましょう。味気ないわ」
男「お前はちゃんと仕切れよ」
八咫烏「ぶっちゃけもう体力的にも限界なんで、逃げるのは諦めてるッス。こんなトコで脳漿炸裂ガールにはなりたくないッスし」
男「...こんなことお前に聞くのもあれだが、なんでそんな疲弊してるんだ?」
八咫烏「あー、ウチもよく分かってないんスけど、普通に飛んでたらいきなり猛禽類達に襲われたッス」
男(絶対大黒PAの皆さんだ...)
八咫烏「あいつら本気で撃墜しようとしてたッス...木の葉落としとか初めて見たッス...」
男「零戦かよ...」
621 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/12/27(火) 23:41:49.04 ID:BpeSvBjp0
待ってました!
622 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/12/29(木) 00:48:07.02 ID:0czZ6klc0
八咫烏「それで、ウチは何を話せばいいッスか?」
男「なんだよ、やけに素直じゃねぇか」
八咫烏「今のウチじゃ二人から逃げれそうにないッスからね。別に隠すことも無いッスし」
男「じゃあ...とりあえずお前は誰だ?なんで俺を殺そうとする?どうすれば俺達は助かる?」
八咫烏「とりあえずって言ったくせにガッツリ聞くんスね。まぁいいッスけど」
八咫烏「ウチは八咫烏。死神の使獣、黄泉への案内係ッス。男様を殺す理由ッスけど...仕事?ッスから?」
男「なんでクエスチョンなんだよ。つーか、なぜに様付け?」
八咫烏「ウチは使獣で男様は姉御のお気に入りッスから。当然ッスよ」
男「おい、コイツの方がしっかりしてんだけどどゆこと?」
いろは「八咫烏は情報通でもあるくらい勤勉よ。あんたなんか足下にも及ばないわ」
男「てめぇがしっかりしろって揶揄してんだよアホ」
八咫烏「...お腹が空いたんでとっとと終わらせたいんスけど...」
623 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/12/29(木) 00:48:47.52 ID:0czZ6klc0
八咫烏「なんでか知らないッスけど、姉御は男様にえらく執着してるんスよね。だから幼馴染様を殺して男様も殺したいんスよ」
男「ちょっと待て、なんで俺が執着されると幼が殺されるんだ?無関係じゃねぇか」
八咫烏「そうっすねぇ...男様、人間は死ぬとどうなると思うッスか?」
男「あ?...どうだろうな、考えたことねぇけど」
いろは「幸福感や達成感、満足感を持って死んだ人間は天界へ...絶望や恐怖みたいな負の感情を多く持って死んだ人間は死神に召集される」
八咫烏「さすが神の使獣ッスね、その通りッス。ウチはその召集係みたいなもんなんスけど...満足した人間はそのままキレイにリセットされて次の生に転生するんスよ。輪廻転生って言うんスかね?
でも負の感情が多い魂が次の生に移ろうとすると、拒絶反応とか色々問題がでるんスよね。まぁ悔いとか未練タラタラッスから、当然っちゃ当然なんスけど。
んで、そういう奴は一回死神...ウチの姉御ッスね、のところに集めて、浄化してあげたり悔いを無くしたりっていうクッションが必要になるんスよ。所謂成仏ってやつッスかね。
だから逆に幸福のまま死ぬと姉御んとこにはいけないんス」
男「だから、それがどう幼の死と俺が殺されるのに関係するんだよ」
八咫烏「あー...もともとの原因は...ウチよりそこのキツネさんに聞いた方が早いんじゃないッスかね?」
いろは「...」
624 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/12/29(木) 00:49:14.62 ID:0czZ6klc0
男「...なんか知ってるのか...いろは」
いろは「...10年後のあの日、あんたは死ぬ予定だったのよ」
男「...は?」
いろは「...ねぇ男?今のあんたにとって、一番避けたい事ってなに?」
男「そりゃ俺が死ぬことと...幼が死ぬことだ」
いろは「そう、あんたにとっての一番の絶望は幼ちゃんが死ぬこと。10年後のあの日、偶然にも幼ちゃんの事を深く思い出してしまったあなたは...あの後自殺する予定だったの」
男「...」
いろは「たまたま見ていた夏の風景画...写真...そういったものがあなたを絶望に追い立てた」
八咫烏「んで、無事に自殺した男様は晴れて姉御とご対面。男様の魂は永久に姉御の側にっていうハッピーエンドのはずだったんスけどねぇ」
男「...生の神が俺を10年前に飛ばした事でそれが叶わなくなった上に、幼が生き続ける事で俺は死神に会わなくなる可能性がでてきた...と」
八咫烏「理解が早い人は好感持てるッスよ」
いろは「...」ギロッ
八咫烏「じょ、じょーだんッス」
625 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/12/29(木) 00:49:55.27 ID:0czZ6klc0
男「でもなんでわざわざお前に殺させる?死神ならもっと簡単に殺せるだろ?」
いろは「前に海でも言ったけど、あんたはこの世界にとってのイレギュラーなの。あんたの行動、思想、生死はあんた自身でしか干渉できないわ」
八咫烏「姉御は今の男様には手も足も出せないッスからね。だからウチが呼び出されてるんスよ」
八咫烏「ほっとけば幼馴染様は死ぬ運命、そう知りつつも先に自分が死んでしまえば男様はきっと悔やむッス。だからこの際どっちが先に死んでもいいんスよ。
こうなると邪魔をしてくる男様を先に殺す方がてっとり早いんス」
そう言ってケラケラと笑う八咫烏。
見た目はただの女の子だが...かなり危険だ。
626 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/12/29(木) 00:51:46.27 ID:0czZ6klc0
...なんでこんな話になってんだ?
これちゃんと収集つくのか俺ぇぇ...
627 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/12/29(木) 08:29:57.42 ID:I4f+ZRmy0
>>626
どうしたんだろうね
頑張ってけろ
628 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/12/29(木) 22:08:44.85 ID:0czZ6klc0
男「それにしても...なんでそこまで俺が狙われにゃいけないんだ」
八咫烏「それはホントに知らないッス。姉御もそれだけは頑なに教えてくれないッスからね」
男「なんか心当たりはねぇのかよ?」
八咫烏「強いて言うなら...愛ッスかね」ドヤァ
男「重いよ...これが愛なら愛なんていらねぇわ」
八咫烏「まぁこうは言ったッスけどね?ウチはあんまり男様をどうこうしようとは思ってないんスよ?」
男「はぁ?」
八咫烏「ウチらは本来死んだ魂を受動的に受け入れるだけ。能動的に殺すなんて事はしないんスよ」
男「じゃあお前としては俺を殺すのには抵抗があると?」
八咫烏「あー、抵抗はないんスけど...正直規定の業務外なんでめんどくさいッス。殺すのも別に得意じゃないッスし」
男「なにこの役所仕事臭」
いろは「神の仕事なんてそんなもんよ。基本的に管轄外はノータッチだから」
八咫烏「大体これって出張手当付くんスかね?完全に職員を私用で使ってるんスけど」
いろは「あたしの場合は時間外業務に含まれるっぽいのよね。貰えるのは本来より全然少ないけど、大事な時以外自由にしていいみたいだし」
八咫烏「あー、やっぱそうなんスか。でもウチ来月厳しそうなんスよね」
男「おーい?なんで上司の愚痴話しになってんの?なんならもう居酒屋行くか?」
629 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/12/29(木) 22:09:16.10 ID:0czZ6klc0
いろは「それで、こいつはどうするの?」
男「とりあえず野放しにはできないな...いつ殺されるか分からないし。お前の不思議パワーで何とかできないのかよ」
いろは「無理よ、そんな都合のいい術なんてあるわけないじゃない」
男「えー...殺すわけにもいかないし困ったな」
いろは「そう?カラスに戻してあげるから首落としちゃえば?」
男「女の子になってるトコ見ちゃってるからなぁ」
八咫烏「会話の内容がドン引きッスけど...」
630 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/12/29(木) 22:09:50.69 ID:0czZ6klc0
八咫烏「とりあえずこのままだとヤバそうなんで、抵抗させてもらうッス」プチッ パラパラッ
男「ロープが...そうか、鉈を放置したのは失敗だったな」
八咫烏「申し訳ないッスけど男様、仕事なんで死んで貰うッス」ダッ
いろは「!?...男っ!!」
八咫烏「えいっ!!」ヘナヘナ
男「...?」パシッ チョップ!
八咫烏「ヘブッ!?」バタン
男「...」
いろは「...」
八咫烏「...」シーン
こいつ...めっちゃ弱ぇ...
631 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/12/29(木) 22:10:28.89 ID:0czZ6klc0
八咫烏「うーん...ん...あれ?」
いろは「あ?やっと目を覚ましたのね?」
八咫烏「あ、おはようございまッス。ところで、なんでウチは膝枕されてるんスか?」
いろは「河原にそのまま寝かせるわけにもいかないから、お前の夢と脂肪がつまった太ももを枕にしてあげろって男がね」
八咫烏「男様がッスか...当の本人はどこにいるんスか?」
いろは「ほら、あそこでバーベキューしてる最中よ。幼ちゃんと友君と幼友ちゃんの4人で」
八咫烏「通りでいい匂いがするッスね...空きっ腹には拷問ッス」
いろは「あとでお肉貰ってきてあげるから我慢しなさい」
八咫烏「...ウチはどうなるんスか?まさかあそこにお肉として並ぶッスか?」
いろは「んなエグい事しないわよ...一つ聞きたいんだけど、男に襲いかかったときって全力?」
八咫烏「あれが精一杯ッスよ。確かに疲労困憊してたッスけど、全力とあんまり変わらないッス」
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