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幼馴染「10年後の8月に・・・」
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432 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/11/10(火) 20:14:31.02 ID:kFKCGxoRO
はよ
433 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2015/11/18(水) 18:55:42.23 ID:NZeiKAGvo
男(おー見てみろいろは。オヤビッチャがくさるほどいるぞ)
いろは「なによオヤビッチャって...」
幼友「男っ!!」ゼェハァゼハァ
男「あ?どうしたそんなに慌てて」
幼友「幼が...幼...が」ハァハァ
男「いいから落ち着け。呼吸を整えろ。はい吸ってー...5秒止めてー...5秒以上かけてゆっくり吐いてー」
幼友「...ふぅ...はぁ」
男「おっけー、それで全力疾走までしてどうした?」
幼友「幼が!幼が戻ってこれない!」
男「戻ってこれない...?」
戻ってこれないってどういうことだよ。
戻ってこないってことではないんだろ?
ってことはどこにいるかは分かってるけど何らかの理由で戻れない...
友も一緒にいるからチンピラってわけじゃないだろうし...となると...
男『あの岩の向こう側には行くなよー』
幼『はーい』
男「あのバカっ!流されやがったな!!」ダッ
いろは「ちょ!どういうことよ?」ダッシュ
男「あのアホ離岸流にのまれやがった!岩のむこうは地形的に流れてたはずだ!」
幼友「え?いきなりどうしたの?」ダッシュ
男「こっちの話!!」ガー!!
幼友「へぅ!」ビクッ
いろは「お、落ち着きなさいよ」
男「落ち着いてるよ!焦らず急いでんの!」
434 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2015/11/18(水) 18:58:37.54 ID:NZeiKAGvo
幼友「あそこで友が待ってる!」
男「了解!...っと、あれか。まだそんな離れてないな...」
浜からキチンと確認できる距離に幼がいる。
幼は流れに負けんと手足をばたつかせて必死に泳いでいる。
あれはまずい...
友「すまねぇ男!俺が行ったら一緒に流されちまうと思って...」
男「ナイス判断だ友!偉いぞ!!」
よくある話だ。助けに行った人が一緒に流されたり溺れたりで死んでしまう事がよくある。水上、または水中での救助は正しく行わなければ巻きぞいをくらう。
見捨てろとは言わないが素人が手を出していいものではない。
男「ライフセーバーはどした!?」
友「それが...」
友が指差す方を見ると、水上バイクにエンジンをかけようとしている。が、なかなかかからず苦戦しているようだ。
男(あー、そういうパターンか...それじゃあ...)
浜の端よりに一本のボードが立て掛けてある。
そのボトム(底側)には赤くLIFE GUARDの文字。
男「お借りします!!」ダッ
友「おい男!?」
ボードのストラップをしっかりと握り、海へ駆け出す。
目の前に遊泳客はいない、clear
速度を落とさないよう海面を滑らせるようにボードを着水させ、ニーパドル(膝立ち)の姿勢で飛び乗る。
???「」ニヤッ
435 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2015/11/18(水) 18:59:10.98 ID:NZeiKAGvo
幼(ハァ...ハァ...)バシャバシャ
幼(スノーケルだと...苦しいです...もう...体力が...)バシャバシャガバッ
幼(むり...です...ごめんなさい...男...君)バシャバシャ
幼「...おと...こ..」ガボガボ
男「支援艦隊が到着しました」
幼「!?」ガバッ!!
男「ったくお前は...だから岩の向こう側にゃー行くなって言ったろ?」
幼「...お..とこ?」
男「しかもスノーケルも外しやがって、お前は溺れるやつの典型かっつーの」
幼「男ーー!!」ガバッ!
男「あーはいはい、ちゃんと連れて帰ってあげるからボード揺らさないで、マジで」
幼「怖かったよー」ウェンウェン
男「ん、もう大丈夫。帰るぞ」
幼「うん...でもどうやって」グスン
男「ボードにタンデムする。俺の前にうつ伏せで乗って。あ、頭は前ねー。んで俺がケツにあご乗っけてパドリング(手で漕ぐ)するから」
幼「これは...少し恥ずかしいですね///」
言っとくけどホントだからね?
俺がわざとこうしてるわけじゃないからね?
こういう救助法なんだよ?
436 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2015/11/18(水) 18:59:59.81 ID:NZeiKAGvo
???「さすが拙者が見込んだ男でござるwww
こうも容易く死神のシナリオを書き換えてしまうとはwww」
???「でも今回の件で完璧にばれたでござろうなぁ...」
???「そうねぇ、やっぱりあなたの仕業だったのねぇ生神」
生神「...仕業とはこれまた言い掛かり甚だしいでござるよ死神殿wwwなんの事かさっぱりでござるwww」
死神「そ、なんでもいいけど私の仕事の邪魔はしないでね。すべての死は等しく万人に降り注ぐんだから」
生神「...本当に等しいのならば...ね」ボソッ
死神「...なに?なんか言いたいことでもあんの?」
生神「いえいえ〜。とにかくこの件に関して拙者は無関係でござるwww」
死神「ふんっ...白々しい。そっちがその気ならこっちも考えがあるから。それじゃあ」ファサッ
生神「...八つ当たりヤキモチ女が...本来なら裁きを受けるはずだか巧妙に隠してやがる...
男君も大変だねぇ〜神に惚れられちゃうなんて」
生神「おっと!いけないいけない!そろそろイベント開始の時間でござるwww今回のためにバケツも資材もたっぷりと貯めておいたですぞwww」コポォ
437 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2015/11/18(水) 19:00:54.40 ID:NZeiKAGvo
王道は正義、異論は認めない
それでは抜錨してきます
438 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/11/18(水) 22:57:04.97 ID:ekn8FPebo
おつです!
439 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2015/11/19(木) 21:01:48.51 ID:jpJUE43ko
〜〜〜〜〜
男(少年)『ねー?どうして君は泣いてるの?』
???『...あなただれ?』グスン
男『僕?僕は男だよ!君は?』
???『...−−−』
男『へぇー!−−−ちゃんっていうんだ!よろしくね!』
440 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2015/11/19(木) 21:02:35.13 ID:jpJUE43ko
男「ーーー!」ガバッ!
男「夢か...なんか...懐かしい夢だったな」
はっきりとは覚えていない、まだ父さんも母さんも生きてた時の話だ。
山の中で迷子になって歩き回ってたら、同じくらいの年の女の子を見つけた事がある。
あの子は無事に帰れたんだっけ...?
男「...今気付いた、死ぬほど喉が乾いてる」
辺りを見ると幼、幼友、友がフローリングの上にくたばっている。みんな海ではしゃいだおかげで疲れてるみたいだ。
幼をピックアップした後は簡単だった。
流れに逆らわず横に逃げ、カレントから抜け出したら浜に戻るだけ。
その後ライフセーバーと少し話をし無事が確認できたので大事にはならなかったのが救いだ。
宿舎に戻ってからは倒れこむように寝たらしい。
441 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2015/11/19(木) 21:03:15.89 ID:jpJUE43ko
男「〜♪」ガラガラ
冷蔵庫からコーラを一本取り出し、ベランダへむかう。
閉めた窓に寄りかかりながら片手で缶のプルタブを開けた。
...そういえばこの動作を練習したのもこの頃だったっけか
男子であれば誰もが通る道だろう。
男「この時期だと18時を過ぎても全然明るいな」
目の前の海から心地よい風が流れてくる。
こうしてベランダでボーッとしてるとここに飛ばされる前の自分を思い出す。
あの時片手に持っていたのはタバコだったが...
442 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2015/11/19(木) 21:04:51.16 ID:jpJUE43ko
いろは「ただいまーっと」シュタ
男「おまっ、どこから来たんだよ...ここ2階だぞ?」
いろは「ちょーっと上司に呼ばれてね」
男「なんかあったのか?」
いろは「少しまずい事になったわ。あんたの存在が死神にバレたっぽいのよね」
男「...それってうんこまずくねぇか?」
いろは「うんこかどうかは知らないけどまずいわね。でもむこうもそんなに大きくはでられないはずだわ」
男「大きくでれないっつっても...殺しにかかってきてんだろ?」
いろは「うん...あいつが言うには今日の一件も死神の仕業みたいなの。水上バイクのエンジンがかからなかったのはそのせいだって」
男「なるほど...でも俺が助けに行くこと位分かるはずだろ?それは考慮しなかったのか?」
いろは「それはあんたが本来ここにいる人間じゃないからよ。あんたの中心で起こる出来事は神の導きじゃなくて今のあんたが作り出してるの。それはこの時間軸にとってのイレギュラー的存在であるあんたにしかできない」
いろは「だからこそ死神は手を出せないの。あんたのシナリオに沿った出来事で幼ちゃんの命を絶つ事はできるけど、あんた自身の動きは誰にも予測できないし制御できない」
男「水上バイクのエンジンは止めれたけど、俺自身は止められなかったっつーのは...そういうことか?」
いろは「理解が早くて助かるわ」
だからこそ俺がこの世界に呼ばれたわけか...
夕焼けの空をクマゼミの声が包み込む。
運命の日まで後1ヶ月をきった。
443 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2015/11/19(木) 21:05:29.56 ID:jpJUE43ko
少しは進んできたかな
今日はここまで
444 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/11/20(金) 21:03:44.65 ID:GEc0vNpiO
おつ!
445 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/11/21(土) 01:33:05.34 ID:ilkPoUDuO
追いついた
446 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/11/28(土) 17:40:54.33 ID:Ph+zMvPlO
おつ
447 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/12/12(土) 09:29:41.92 ID:Ppr63nLWO
ほ
448 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/12/23(水) 20:13:35.46 ID:8x5g+I1YO
年末か・・・
見てるぞ
449 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/01/01(金) 01:51:36.61 ID:Cd1bxH/ho
明けましておめでとう
今年もよろしく
もう少ししたら更新するからちょいまち
450 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/01(金) 01:59:47.93 ID:ReqpwXSlO
おつ
ことよろ
451 :
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]:2016/01/01(金) 18:36:19.89 ID:QapRa3gUO
追いついた
452 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/01/19(火) 12:36:17.40 ID:hngZVfroO
〜次の日〜
男(なんか目が覚めちまったな)
男(時間は...うへぇ、まだ5時前かよ)
男(普段だったら二度寝直行コースなんだが...まぁ折角海にいるんだ、釣りでもしてくるかな)
玄関にはインストラクターが使っていた竿があった。
それとバケツを掴み、早朝の漁港を歩く。
日はまだ出ておらず、水平線のむこうで空がうっすらと青白くなっているのが見える。
男(この辺かな...よっと)ポチャン
餌は堤防の壁に生えていたイガイ科の貝を石で砕き、針に付けた。
453 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/01/19(火) 12:36:55.31 ID:hngZVfroO
いろは「おはよー...朝から釣り?」
男「おう、朝マズメは貴重だぞ。...起きたのはお前だけか?」
いろは「あたしはあんたが起きると目が覚めちゃうのよ。心が繋がってるようなもんなんだから」
男「そうなの?そりゃ少し悪いことしたな」
いろは「別にいいわよそのくらい。んで?これからどうするの?」
男「そうだなぁ...一応考えはあるんだけど確証がねぇ」
いろは「...そういうことね。でも現状それに賭けるしかないんじゃない?」
男「勝手に人の心読むのやめて。なんにせよあと一ヶ月は守りぬかないと。バックアップ頼むぞ」
いろは「当然」
454 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/01/19(火) 12:37:30.36 ID:hngZVfroO
垂らした糸がピンと張る。
ぐぐっと海底へ引きずり込まれるテンションをうまく合わせ、そのまま一気に引き上げた。
男「いっちょあがり...オオスジイシモチか」
いろは「ねぇ、あそこにイセエビいるんだけど」
男「...」チラッ
イセエビ・サザエ・アワビ等の採集を禁止する
男「...」
455 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/01/19(火) 12:38:09.40 ID:hngZVfroO
幼友「んー...おはよー」
幼「台所からすごくいい匂いがしますね。お味噌汁ですか?」
友「そー言えば早朝に誰かが外に出ていった気が」ガラガラ
男「おう、お前ら起きたのか。味噌汁できてんぞ」
幼「わー!ありがとうございます男君んっ!?」
幼友「ん?どうしたの幼んっ!?」
友「お前...これどうしたの?」
男「これか?漁港で拾った」
友「いや、拾ったっつーk男「なるほど、友君は味噌汁いらねーってことだな?」まぁ拾うよな。ばりばり拾うわな」
幼「すごい立派なイセエビですね!」
男「ヘー、コレッテイセエビッテイウノカー。シラナカッター。幼ハモノシリダナー(棒」ナデナデ
幼「えへへ///そんなことないですよぉ///」デレデレ
幼友「いやそこで喜ぶのはおかしい」
いろは(...なにしてんだか)ワクワク
456 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/01/19(火) 12:40:47.52 ID:hngZVfroO
大変長らくお待たせいたいしました。
年末年始はなかなか忙しくて...
許してください何にもしませんから。
まぁこんな感じで再開です。
今年中に終わらせられるように頑張ります。
457 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/01/19(火) 19:22:25.20 ID:NDDpIAVco
幼友「それで?今日はどうするの?」
友「こっちのビーチで遊んでみようぜ!」
男「昨日の場所と違って湾になってるからな。俺も安心ではある」
幼「男君!このお味噌汁めっちゃ美味しいです!」ズズッ
男「...よかったね」ナデナデ
友「じゃあこれ食い終わったら早速行こうぜ!」
幼「はぅ〜、エビがプリプリです〜」プリプリ
幼友「昨日の水着乾いてるかな?」
男「若干湿ってるかもしれんが、まぁ気にすんな」
友「しゅのーけるしたい!しゅのーける!」
男「わかったからちょっと黙れ。バカっぽいぞ」
友「ひどい!?」
幼「男君!」
男「...なに?」
幼「タコはいますか!?」
男「...全力で探します」
幼「やりました」
いろは(...カオスね)
458 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/01/19(火) 19:23:12.98 ID:NDDpIAVco
〜海〜
友「すげぇ!ウニがいっぱいあるぞ!」
幼「鎧袖一触です」
男「やめなさい。捕まるぞ」
幼友「男ー?これなに?」ブニッ
男「ナマコを素手でいきなり鷲掴みできる女子はそういないぞ」
幼友「あれ?さわっちゃだめだった?」
男「いや、全然オッケー。むしろ俺はそういう女子好きだぞ」
幼友「なっ!なに言ってんのよいきなり!///」ブンッ
友「ヒットォ!?」ベチン!
459 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/01/19(火) 19:23:42.57 ID:NDDpIAVco
男「見事な流れ弾だなっいてぇ!?なにやつ!?」ゴツッ
幼「...れるもん」
男「へ?」
幼「私だってナマコくらいさわれるもん!!」ブンッブンッ
男「わかった!そのヤキモチは非常にかわいいけど投げてるモノがかわいくない!サザエ投げたらヤバイから!固いから!刺さるから!」ヒュンヒュン
幼「男君なんてシジミに噛まれて死んじゃえー!」ウエーン!
男「どういうことだ...」
幼友「あーあーいじけちゃったー」
友「何でもいいけど投げつけられたナマコから紐っぽいものがいっぱい出てきたんだけど。めっちゃキモいんだけど」
幼友「あらホント。キモいわね」
男「確かにキモいな」
幼「さすがにドン引きです」
友「うん。ナマコのことだよね?何でみんな俺の目を見て言ってるの?」
460 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/01/19(火) 19:24:15.87 ID:NDDpIAVco
男「ほら幼、タコ探してやるから元気出せ」
幼「...たこ焼きがいいです」
男「なら後でいくらでも買ってやるから。な?」
幼「いやです。男君が捕まえて下さい」
男「たこ焼きを!?」
461 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/01/19(火) 19:24:42.48 ID:NDDpIAVco
男「じゃあ俺たちは飯適当に買ってくるから。席とって待っててくれ」
友「なんかご所望のモノはあるー?」
幼友「海といったらカレーかラーメンよね。どっちにしようかしら...」ムムム
幼「どっちも頼んで二人で食べましょう♪その方が色々楽しめます」
友「りょーかいー。じゃあ行ってくる」
462 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/01/19(火) 19:25:11.77 ID:NDDpIAVco
男「カレー、ラーメン、アメリカンドック、たこ焼き、焼きそば...このくらいはすぐ食っちまうか」
DQN1「なーおばさん!早くしてくんねぇかなー?」
DQN2「っつーかマジ遅くね?客待たせるとかダル」
友「あちゃー...やっぱり海だといるんだな」
男「いかにもって感じだな。むしろまだこんなにあからさまやつが存在してたとは」
DQN1「やっとかよ。おいマジかよ、なんだこの安っぽい飯!これであの値段とか詐欺だろ!」
DQN2「まぁまぁDQN1クン。こういう不味そうな飯を食うのも醍醐味っしょ?」
DQN1「あーそれな!わかるわー!」
男「あいつら...これ以上問題おこさなきゃいいけど」チラッ
友「...」
463 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/01/19(火) 19:26:08.71 ID:NDDpIAVco
男「さて、飯は無事に買えたけど。幼達はどこに座ったんだ...あ」
席を見渡すと男4人組に絡まれてる女の子2人が目にはいった。
というよりあれって...
DQN1「ね〜君たち〜。二人で来たの〜?」
DQN2「折角だから一緒にご飯食べようよ♪奢るよ?」
幼友「連れがいるので間に合ってます」
DQN3「そんなつれないこと言わないでさ〜」
DQN1「そーそー!一緒に楽しいことしようぜ!な!」スッ
DQNの一人が幼の肩に手を添えようとした瞬間、その手が弾かれた。
幼「...さわるな汚い。お前らと話すことなんてない。失せろ」
...やべぇ。ちょー怖ぇ...
やっぱり幼母の娘なんだよな、あんな啖呵男でもなかなか切れないぞ。
あとDQN君達。そろそろ引かないとこっちの我慢も限界っぽいよ?
友「...」
464 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/01/19(火) 19:26:47.44 ID:NDDpIAVco
DQN1「おぉ!気の強い系女子!?いいよいいよ!大好きだよ!」
DQN4「じゃあこっちの子は気が弱い系女子か!怖くないよ〜。だから震えないで〜」
幼友「幼...」
幼友は普通の女の子か。少し怯えているようだ。
にしても、あいつら引き際をわかってないな。
もうしーらない♪
友「...」ブチッ
465 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/01/19(火) 19:27:27.60 ID:NDDpIAVco
友「お待たせー二人ともー!」
幼友「友!」
DQN4「は?なんだてめぇ?」
DQN2「もしかして君達の言ってた連れってこいつら?センスねー!」
DQN3「悪いことは言わないから俺達と一緒においで!こんなやつらと一緒じゃつまんないでしょ?」グイッ
幼友「きゃっ!」
男「...」
友「」ガシッ
466 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/01/19(火) 19:28:12.47 ID:NDDpIAVco
DQN3「あ?なに腕つかんでんだてめぇ?」
友「...ねーお兄さん達。頼むからその手を離してくれないかな?」ミシッ
友「頼むよ」ニコニコ バキバキバキ
DQN3「がぁ!?腕が!!」
DQN1「てめぇ!離せコラ!」ブンッ
友「」ヒョイ スッ
DQN1「んごっ!?」ズドンッ!!
男「おー、綺麗に掌底がはいったな」
DQN1「ん...く..」
掌底をくらったDQNはその場でうずくまりえずく。死戦期呼吸のように口をパクパクさせている。
DQN2「てめぇ!」ブンッ
飛んできた蹴りを掴みとり、そのまま仕返しと言わんばかりの蹴りを脇腹に叩き込む。
友「」ドスッ!
DQN2「くっ...う...」
友「よっと」ズパンッ!
とどめの右上段回し蹴りがDQNの側頭部にヒットした。
467 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/01/19(火) 19:28:53.39 ID:NDDpIAVco
DQN3「くそが!!」
デカイ図体をしたDQNが友に掴みかかろうとするが、友はそれを上手くいなし、相手の腕と首を掴んだ。
友「ん」スッ
DQN3「?!」ズドォン!!
男「...払い腰か。しかも頭を地面に叩きつけたぞ」
死んでねぇかなと少しDQNに同情する。
468 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/01/19(火) 19:29:27.21 ID:NDDpIAVco
幼「男君!」
男「ん?おっと」ヒョイ
DQN4「くそっ!」ブンッ
男「友には勝てないとふんだか。ナイス判断」ドスッ
男「でも真っ直ぐ突っ込むとこうやって膝で合わせられるぞ?」
DQN4「くふぅ...ぐっ..」
友「ほら君達立てるでしょ?あぁそこの気絶してるのは担いであげてね。友達なんでしょ?これ以上お店に迷惑かけないのー」
469 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/01/19(火) 19:30:39.44 ID:NDDpIAVco
〜〜〜
「「いただきまーす!!」」
あの後DQN達は自主的にお帰りしていただいた。
正直あれ以上もめるのも面倒なので。
幼友「幼が喋ったときはホントにちょっとゾッとしたわよ」
男「さすがあれの娘だなーって思ったわ」
幼「えへへ〜///」
幼友「いや誉めてないでしょ」
男「怖くはなかったのか?」
幼「すぐに男君達が飛んでくると思ってたので大丈夫でしたよ?」
男「飛んでったのは友だったけどな」
幼友「さすが師範の一番弟子ね」
男「あいつにもいいとこあるだろ?」
幼友「そんなの知ってるし」
男「ほ〜?」ニヤニヤ
幼「これはこれは」ニヤニヤ
幼友「あっ...違う!これはそんなつもりじゃ!」
友「おい皆!おばちゃんがかき氷御馳走してくれるってよ!かき氷だぜかき氷!!」
幼友「ふんっ!」バキッ!
友「ありがとうございますっ?!」
470 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/01/20(水) 19:02:11.92 ID:nIyJuJYto
〜夜〜
友「肝試ししよーぜ!!」
男「...は?」
いきなり何を言い出すんだこいつはと思ったが、回りは案外乗り気のようで。
幼「いいですね!楽しそうです!」
幼友「でもどこでやるの?近くにあった神社?」
友「今更この面子で神社に行っても面白くねーべ?もっといいとこがあるんだってよ!」
男「この近所にそんなのあったか?」
友「昼飯食ってるときに聞いたんだけど、漁港の裏に小さい道があって、そこを真っ直ぐ進むとデカイ廃墟があるらしいぜ」
471 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/01/20(水) 19:02:55.43 ID:nIyJuJYto
幼友「デカイ廃墟って...もしかして病院とか?」
友「いやー?なんか学校の宿泊施設だとよ。新しいのができてからずっと放置されてんだってさ」
男「へー、まだ取り壊されてないのか」
幼「肝試しにもってこいですね」
友「っつーことで、飯食い終わったらレッツゴー!!」
幼友「いいから早く米を炊け」
472 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/01/20(水) 19:05:12.02 ID:nIyJuJYto
男(ってことなんだけど、今のところはどう?)
いろは(特に問題は無さそうね。全員ちゃんと色がついてるし)キツネモード
男(前、友の事故の時もそれ言ってたけどよ。色ってなに?)
いろは(そのまんまの意味よ。もうすぐ死ぬなーとか、デカイ災厄が訪れるなーっていう人間を見ると、色が薄くなったりモノクロになってたりするの)
男(へー。それで未来を予測すんのか)
いろは(そんなに大したものじゃ無いわよ?このままだと危ないから少し気を付けよーぐらいのことだし)
男(それで十分)
友「男ー!そろそろ行こうぜ!!」
男「おーう」
いろは(じゃあいきましょうか)ドロンッ ヒトガタ
男(なんか感じたらすぐ教えてくれ。なんか嫌な予感がする)
いろは「あら?野性児の第六感かじら?」
男(...そんなところだ)
473 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/01/20(水) 19:05:58.75 ID:nIyJuJYto
友「ホントにこの道真っ暗だなー。狭いし」
幼友「ほとんど山道ね。ライト無かったら危なかったわ」
幼「結構歩きましたけどまだですかねー?」
男「あー、あれじゃねぇか?」
目の前に現れたのはかなり大きなコンクリートの建物。学校のような構造をしていて、所々窓ガラスが割れている。
何て言うか...全体的に暗い。吸い込まれそうになる暗さだ。
幼友「...想像してた3倍増で怖いんだけど」
友「すげぇな。逆に一個だけ街灯があるのもこえぇ...」
幼「こんな山のなかなのに結構大きい施設ですね」
男「学校の宿泊施設だもんな」
474 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/01/20(水) 19:06:25.44 ID:nIyJuJYto
男(どうだいろは、なんかいるか?)ギュッ
男(...ギュッ?)
いろは「...」ガクブルガクブル
横を向くと俺の腕にしっかりとしがみついているいろはがいた。お前怖いの苦手なのかよ...
男(お前...普段神社で暮らしてたんだからこういうの平気なはずだろ?)
いろは「神社にはちゃんと神様が納められてるから全く怖くないわよ...。こういう多くの人が寝泊まりしてた場所ってのは建物自体に記憶が写りやすいのよ」
男(あー、いわゆる感情とかが染み付きやすいってこと?)
いろは(しかも集まってたのは子供と先生...もう最悪よ)
男(子供はナチュラルに残酷だし、先生は結構黒いからな)
475 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/01/20(水) 19:06:54.11 ID:nIyJuJYto
友「おーい、空いてるとこあったぞー」
男「え?入んの?」
幼「当たり前じゃないですか男君!折角来たんですよ?」
幼友「なんであんたはそんなにテンション高いのよ...」
男「...」チラッ
いろは「」ガクブルガクブル
男(はぁ...とちあえず俺から離れるなよ)
いろは「」コクコク
476 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/01/20(水) 19:07:51.58 ID:nIyJuJYto
友「結局なんにも無かったなー」
幼友「出てきたら出てきたで困るでしょうが...」
中は以外と綺麗にされていて、特に何か起こるようなことも無かった。
幼「楽しかったです」フンスッ
男「まぁ何事もなくて良かったじゃねーか。これ普通に住居不法侵入罪だからな?問題おきたら大変だぞ?」
友「まじ?人住んでなくてもダメなの?」
幼友「え?あんた知らなかったの?」
友「だってみんなあんまりコソコソしてなかったからさー。男だって後ろの方でずっと笑ってたじゃんかー」
男「...は?俺は一回も笑ってねぇぞ?」
友「ん?」
幼友「...」クビフリ
幼「...」クビフリ
友「あれー?おっかしーなー?」
男(お前聞こえてた?)
いろは「だからずっと耳塞いでたじゃないの..」ゲッソリ
477 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/01/20(水) 19:08:27.71 ID:nIyJuJYto
友「じゃあそろそろ帰ろーぜ」
幼友「そ、そうね、もう、もう用はないんだし」
幼「早く行きましょう」
男「ほら夜道なんだから走らないの」ガサガサ
友「ん?今その林から音が...」
幼「鹿とかじゃないんですか?」
男「どうだろう...」
少し近付こうとしたとき、いろはがすごい勢いで肩を叩いてきた。
なんだよと思い振り替えるといろはが俺のことを指差している。
いろは「あんたの色が薄くなってる!!」
478 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/01/20(水) 19:09:11.29 ID:nIyJuJYto
今日はここまで
479 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/01/20(水) 20:22:18.57 ID:UzMsqJrJo
オカ板案件か
480 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/01/23(土) 18:26:19.56 ID:T//MDvUvO
乙
481 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/02/13(土) 01:34:27.29 ID:5uFVH0pn0
まーだーかーねー
気になって夜も眠れたもんじゃない…
482 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/02/27(土) 10:49:47.62 ID:3qi4O5qVO
まだですかー
483 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/01(火) 20:20:45.19 ID:qVRTTfDF0
舞ってる
484 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/16(水) 01:57:57.90 ID:GPRIqfrGo
まだかな
485 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/16(水) 04:25:16.01 ID:Siah152DO
とうとうお気に入りの中で進行中のSSがこれだけになってしまった
486 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/03/16(水) 08:45:51.69 ID:0xr+QlHM0
期待 ずっと楽しみにしてる
487 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/03/28(月) 01:14:36.39 ID:tG4c4WRS0
コイツは今なんと言ったのだろうか?
俺の色が薄くなってる?
ははは...なにそれワロエない。
友「ん?なんかいるぞ?」
幼友「ほらやっぱり動物じゃない...もうびっくりさせ...て...?」
幼「ぼーっとしてるところ失礼しますが男君。えまーじぇんしーです」
男「あ?............あ」
元学校施設の道を挟んで反対側。生い茂るアズマネザサを掻き分けてあらわれたのは、ある意味クマよりやっかいな野生動物。
いろは「...イノシシねぇ」
...もぅマヂ無理。
488 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/03/28(月) 01:15:54.37 ID:tG4c4WRS0
ニホンイノシシ、S. scrofa leucomystaxとは、鯨偶蹄目、イノシシ亜目、イノシシ科、イノシシ属の哺乳類で、日本で見られる大型野生動物の一つである。
積雪2mを越す豪雪地帯から暖かい九州、更にはそこから泳いで離島に上陸するなど、奴らのタフネスさには目を見張る。
性格は荒く、自動車と衝突すれば車が大破。たとえ足の1,2本飛ばされようとも走るのをやめず、追い立てる猟犬は牙で引き裂き、何発スラッグ弾を食らわれようとも突撃をやめない。
まさに猪突猛進。
その姿は知波単学園のような脆さは感じられず、ポルシェ・ティーガーがクルセイダー並の早さで突っ込んでくるようなものだ。
なにそれ怖い。
男「一番最悪な出会い方しちまったな...90kgぐらいかな、かなりでかい」
もしかして俺イノシシに殺されるの?やだー...
イノシシも驚いたようで、立ち止まったままずっとこちらを見ている。
対するこちらもしゃべってる間は目をそらさない。そらしたら...やられる。
幼「こちらが先に気付けたのならそっと立ち去れますし、向こうが先に見つければ勝手ににげていきますもんね」
本来野生動物はすべて臆病なのである。クマにしろイノシシにしろ、人間との接触を嫌うものである。
大体動物絡みで事故が起こるときは、偶発的に突発的なエンカウントをしてしまった場合だ。
489 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/03/28(月) 01:16:27.64 ID:tG4c4WRS0
友「おっと...これは予想以上に動けないな...おい幼友、大丈夫か?」
幼友「あ...は...」
幼「幼友ちゃんがパニック起こしてます...まずいですね」
マジかー...
あれ?でも待てよ?
いろは「なにこれちょーピンチじゃない...あんたに死なれたら私なにされるか...」
男(ヘイいろはー。色薄くなってんのって俺だけ?)
いろは「...そういえばそうね。あんただけよ」
男(ってなると襲われるのは俺だけ...なら)チラッ
男「幼、イノシシから目を逸らさずゆっくりと来た道を戻れ。友は幼友を抱きかかえてくれ。んで、俺が合図したら全力ダッシュな」
幼「...分かったです」
友「おう。ほら幼友、悪いけど抱きかかえるぞ」
幼友「...」ガクガク
490 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/03/28(月) 01:16:53.37 ID:tG4c4WRS0
幼と友(装備つ幼友)がゆっくりと離れ、いい感じの距離まで下がった。
イノシシはというと、予想通り俺から目を離さない。
友「おいおい、なんで男のやつこっちにこねぇんだ」
幼「...」
男(もうそろそろいいな...いろは、俺が合図したら俺の体に憑いてくれ)
いろは「いいけど...流石に逃げ切れないと思うわよ?」
男(だいじょーぶ。逃げないから)
いろは「...は?」
男「いくぞ」
いろは「ちょちょちょちょ待って!ちょー待って!!どゆこと!?」
男「今だ!逃げろ!!」
友「はぁ!?おい男おわぁ!?」ドンッ
幼「全力で逃げますよ友くん」ダッダッダッ
友「でも男が!!」ダッダッダッ
幼「男君なら絶対大丈夫です。なので今は逃げることに専念しましょう」
友「っ...!くっそ、幼友ダイエットしろ!」ダッダッダッ
幼「それ正気の状態で聞かれたらはり倒されますよ」ダッダッダッ
491 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/03/28(月) 01:17:32.91 ID:tG4c4WRS0
男「今だ!逃げろ!!」
いろは「え?コレ合図なのね!?もうどうなっても知らないから!!死んだら呪ってやるぅ!!」ヒュッ
俺の合図といろはの憑依、そしてイノシシの突進がほぼ同時に起こった。
男「なろっ!!」ダンッ
全力で後ろに飛ぶ。いろはパワーのおこげでイノシシとの距離が少しとれた。
でもイノシシは猛スピードでこちらに突っ込んでくる。
いろは(ほらもう来るじゃない!!ばか!アホ!!)
憑依中にあんましゃべんな、頭がずきずきするわ。
何も考えずに後ろに飛んだわけじゃない。
ここはもと学校施設。イノシシを撃退できる道具が捨てられてあるのを俺は覚えていた。
この技はイノシシが真っ直ぐ、尚かつ超近距離で突っ込んで来たときのみ使える。
条件はそろった。物も手に入れた。
細工は流々、仕掛けは上々、後は...
男「仕上げを御覧じろってなぁ!!」バサァ!!
イノシシ「!!??」ズサァァ! ダッダッダッ...
イノシシは半分コケながら急反転し、林の中に猛ダッシュで逃げていった。
492 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/03/28(月) 01:18:02.90 ID:tG4c4WRS0
男「...逃げてくれたか」
いろは「...あれ?...助かった...の?」
男「まぁな...ってかお前、いつの間に俺から抜けたの?」
いろは「いや、さすがに死ぬ体に入ったままだとあたしもただじゃすまないから」
男「要するに逃げたって事ですかそうですか...」
いろは「あはは...ごめんって、それにしても...なにそれ?」
男「ん?あぁ、ただの傘だよ。ポイ捨てされてあったやつ」
いろは「そんなんでイノシシが逃げるんだ」
男「かなり条件縛りがあるけどな。そろっちまえばかなり有効だ。突っ込んできたら至近距離で思いっきり開いてやる、そうすると驚いて逃げていくわけだ」
いろは「へぇ...ほんとすごいな...まだ生きた心地がしないわよ」
男「お前は真っ先に逃げたけどな」
いろは「だからゴメンって...さぁ、幼ちゃん達が待ってるでしょ。早く戻るわよー」
男「あ、おい...まぁいいか」
とりあえずまた冷蔵庫にめんつゆコップを仕掛けておこうと心に固く誓った。
493 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/03/28(月) 01:26:12.60 ID:tG4c4WRS0
話が全然進まないZE!!
えー...たいへん長らくお待たせいたしました。
忙しかったわけではなく、何となく書く気が起きなかった1でありますが
ぼちぼち再開していきます。ごめんちゃい
あーあれね、傘のやつ真似しないでね。一応ホントにあれで撃退できるけど。
失敗して足無くなっても責任とんないからね!
あとみんなのコメントうれしかったよ!ありがとう!
コメントあるとがんばって書かなきゃなって思うから。よろしくね!
これからも行き当たりバッタリでその場その場のお話作りが続きますが、
みなさん暖かい目で見守ってくだちい。
494 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/28(月) 01:41:37.69 ID:biQ23pOg0
キター!
待ってた甲斐があった!
乙です
495 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/28(月) 02:55:27.47 ID:H8577K4AO
生暖かい目で待ってる
496 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/03/28(月) 09:11:52.10 ID:llW/OW9X0
乙
紅茶飲みながら待ってる
497 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/03/31(木) 00:21:12.84 ID:JuAhBzn00
友「ハァ...ハァ...もう...ほとんど戻ってきたな」
幼「幼友ちゃん大丈夫ですか?」
幼友「うん...ごめんね、迷惑掛けちゃって」
幼「ううん。大丈夫ですよ。みんな無事でよかったです」
友「迷惑掛けられたのは俺だk」ブスッ!「イッタイメガー!?」
498 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/03/31(木) 00:21:56.92 ID:JuAhBzn00
幼「呼吸も落ち着いてきたのでそろそろ宿に戻りますか」
友「イテテ...いや待て、男がまだ戻ってきてないだろ」
幼友「そういえば...男は大丈夫なの?」
幼「大丈夫ですよ〜。あそこには傘が捨ててあったのできっと無事ですよ〜」
友「...ん?傘でイノシシと戦うのか?」
幼「そんな無謀なことするのは脳筋の友くんだけですよ〜」
友「俺海来てから色々がんばってると思うけど...」シクシク
幼友「はいはい、分かってるからいじけないの」
幼「ほぉぉぉぉ??」
幼友「...」ビシッ
幼「ふにゃ!?」ペシッ
499 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/03/31(木) 00:22:33.61 ID:JuAhBzn00
男「お前らまだこんなとこにいたのか」
幼「おかえりなさい男君♪」
友「うわっ、ホントに生きてた」
幼友「いろはも一緒だったのね」ナデナデ
いろはキツネモード「コーン♪」スリスリ
男「んじゃまぁ帰りますか」
幼友「最後の最後で大変な目に合ったわね...」
友「もうヘトヘト...帰ったら寝る」
幼「でも楽しかったですね♪」
男「そうだな。また来るか」
500 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/03/31(木) 00:23:15.62 ID:JuAhBzn00
ーーーー翌朝・駅
友「送ってもらっちゃってすみません」
イン「がはは!こんくらい気にすんな!」
幼友「ホントにお世話になりました」
男「むしろお世話してたのは俺達だけどな...」ボソッ
イン「いやー、わるかったわるかった。でもほんと助かったぜ!サンキューな!!海しかないような所だけどまたいつでも遊びにおいで」
幼「絶対また来ます」フンス
幼友「そしたらまたあそこに泊めて下さいね♪」
イン「おう!まかせとけ!」
友「それじゃあお世話になりました!!」
男「じゃあなおっさん」
幼「ほらいろはちゃん、ちょっとの間ぬいぐるみになってね」
いろは「コーン...」グデーン
501 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/03/31(木) 00:23:49.06 ID:JuAhBzn00
ーーーー
男「ただいまー」
いろは「コーン♪」
ババ「おかえり。ちょっと焼けた...か?」
男「いや何その疑問形」
ババ「もともと焼けてるからあんまわからんて...幼ちゃんは?」
男「そらもちろん家戻ったけど?」
ババ「じゃあ今頃幼母にクンカクンカスーハースーハーされてるんか」
男「なにそれエロい」
502 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/03/31(木) 00:24:17.01 ID:JuAhBzn00
ババ「いろはちゃん潮で毛がベタベタじゃないかぃ。風呂湧いてるから二人で入っておいで」
男「あー、そういえば昨日疲れて風呂入ってねぇや」
ババ「うっわ。きたな」
男「何日も山に籠もってる奴に言われたくねぇ。ほらいろは、行くぞ」
いろは「コーン」(はーい。正直ベタベタで気持ち悪かったから助かるわ...あ、男。風呂上がりのビールを冷やしておいてちょうだい?)
男(ぬかせ小娘。お酒は20歳になってからだ)
いろは(ハッ、全くお笑いね。私が神の眷獣になってから何百年経ってると思ってんの?)
男(ほぉ、つまりロリババァだと?)
いろは(...ロリっていう見た目じゃないと思うけど)
男(お、おう...まさかそこで冷静に返されるとは思わなかった。ジンジャーエールで我慢しろ)
いろは(やたっ♪)
503 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/03/31(木) 00:25:09.86 ID:JuAhBzn00
やっと海が終わった...
やっと帰ってこれた...
504 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/03(日) 12:15:29.75 ID:t+x/V+0IO
初見紫煙
幼馴染+狐巫女とか超俺のドストライク
続き期待
505 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/04/07(木) 10:01:17.03 ID:Q9+JIIg90
2年と4ヶ月か…
506 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/04/07(木) 12:02:45.25 ID:8WEnwAJu0
期待
507 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/04/07(木) 12:03:31.18 ID:8WEnwAJu0
期待
508 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/04/19(火) 01:51:45.83 ID:OkBPirnzo
ババ「今日は餃子だぞい」
男「ほーい。あれ?ラー油は?」
ババ「あれま、もしかして切らしてた?悪いけど買ってきてくれ」
男「りょーかい。他は?」
ババ「特に」
男「うい。サイフとってこなきゃな」
509 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/04/19(火) 01:52:12.04 ID:OkBPirnzo
男「おーい、いろは。買い物行くぞ」ガラガラ
いろは「へ?この時間に?もうご飯できたんじゃないの?」
男「ラー油が無い」
いろは「....まさかそれだけ?」
男「それだけとはなんだ。ラー油のない餃子なんて赤シャツのない稲葉と同じだぞ」
いろは「あー...いや、なんで納得しかけてんだあたし」
男「もしくはミスターのいないどうでしょう班」
いろは「それは死活問題」
510 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/04/19(火) 01:52:38.40 ID:OkBPirnzo
いろは「んで、行くのはいいけどどうやって行くのよ。スーパーまで歩けなくもないけど少しめんどくさいわよ?」
男「カブがある」
いろは「玄関横に停まってるやつ?あれ動くの?」
男「たまにばーさんが使ってるから平気だろ」
511 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/04/19(火) 01:53:05.67 ID:OkBPirnzo
カチャ ババババババババ
男「おし行くか。早くケツ乗れ」
いろは「ちょ、ちょい待って。あたし巫女服でカブにタンデムすんの?」
男「いけるでだろ?」
いろは「いや厳しいから...着替えてくるから5分待って」
男「40秒で支度しなぁ!」
いろは「だから5分待ってっつーの」
男「...3分間待ってやる」
いろは「ぶっ飛ばすぞ」
512 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/04/19(火) 01:53:33.31 ID:OkBPirnzo
いろは「お待たせ」
男「なんやかんや3分以内じゃんってお前、それ俺のジャージじゃん」
いろは「仕方ないでしょ。あたしの着替えはバカから貰った水着の式紙しかないんだから」
男「今さらだけどずっと巫女服で暑くないのか?」
いろは「あの巫女服は神具と同じだから、着ている部分は暑くも寒くもないわ。汚れもしないし」
男「ほー、便利なもんだ」
いろは「でもこっちの方が何となく楽ね」
男「そりゃジャージにTシャツだからな」
いろは「んじゃとっとと行きましょ。お腹空いたし」
男「一応肩か横っ腹掴んどけな。無駄に多い尻尾巻き込むなよ。行くぞー」ガチャ ブロロロロ...
513 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/04/19(火) 01:54:44.73 ID:OkBPirnzo
男「ただいまー。ほいラー油」
ババ「おかえり。ありがと、もう準備できてるよ」
男「じゃあ早速食べるか」
「「いただきまーす」」
いろは「あ、あたしの方が一個餃子多い。やったね♪」
男「よっぽど食い意地張ってるようにみえたんだろ。ばーちゃんラー油取って」
ババ「はいよ。ついでにあたしのにも入れといて」
いろは「あーあたしのにもー」
男「へいへい。...あれ、出ない」
いろは「はぁ?ちょっと貸してみなさい。これはここのボタン押さないと出ないのよ」プニッ
男「だから押してんだけど出ないんだって」
いろは「あれ?くそっ、なんでっ、出ないのよっ」プニップニップニッ
男「新品だから詰まってんのか?振ってみれば?」
ババ「二人とも麦茶持ってきたよ...何しとる?」
男「いやいくら押してもラー油がでねーのよ」
ババ「中蓋取った?」
「「あ......」」
夕焼けに染まる山々を、ハシボソガラスの鳴き声が包み込む。
あまりにもありふれた光景すぎて
あまりにも普通に馴染みすぎて
俺達は重大な事を見落としていた。
いろは「白米おかわり!」
ババ「はいはい。いっぱいあるからね」ニコニコ
男「太るぞ」
いろは「るっさい」
514 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/04/19(火) 01:57:19.43 ID:OkBPirnzo
>>504
イシガメ進行だけどゆっくりしていってね
>>505
もうそんな経つのか...
今年の夏には終わらせたい
515 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/04/19(火) 17:51:04.28 ID:oPklGBSr0
なんか普通にいろはと祖母会話してね?
516 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/19(火) 23:36:55.17 ID:y7DsyeNQ0
それこそが重大なことなのだろう
多分
517 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/05/11(水) 03:46:00.62 ID:OpbNAv9Z0
支援 期待
ずっと待ってるぜ
続きが気になる
518 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/13(金) 02:20:51.93 ID:/NBEzQwYO
あ
519 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[Saga]:2016/05/15(日) 18:37:09.04 ID:eH4uNElyO
いろはが普通に会話してるように見えるけど
気のせい?
520 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/20(金) 14:28:34.99 ID:ixEh2eZr0
乙乙。頑張って完結させてな
521 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/05/22(日) 23:52:11.89 ID:f5H51s7eo
男「〜」カチャカチャ
いろは「男ー…あれ?何してんの?」
男「この前カブのフロントフォークがオイル漏れしてんの見付けたから直してんの」
いろは「へー、自分で直せるもんなのね」
男「店に頼むと結構高いからな。まぁ構造も単純だしガキの頃から弄ってたし...よし、シールも付け替えたしオイルも入れた。後は取り付けだけだ」
いろは「もう終わりそう?おばーちゃんがそろそろ昼飯だから呼んでこいってさー」
男「あー分かった。片付けたらすぐ行くって言っておいて」
いろは「はーい」スタスタ
男「〜」カチャカチャ
男「...ん?呼んでこいって言われた...?」
522 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/05/22(日) 23:52:39.87 ID:f5H51s7eo
男「...」ガラガラ
ババ「お?ちょうど終わったか。とっとと座りな」
いろは「今日はラーメンだって!ちょー美味しそう!」
ババ「いろはちゃん、悪いんだけどお水持ってきてもらっていいかい?」
いろは「はいはーい」パタパタ
男「...おかしくね?」
523 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/05/22(日) 23:53:14.25 ID:f5H51s7eo
明日絶対続き書くから許して
524 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/23(月) 00:17:05.25 ID:71UqCHHy0
やったぜ。
525 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/05/25(水) 00:18:36.13 ID:v/GNnzVj0
男(いやいやおかしいでしょ。何で見えてんの?え?てか見えてんの?)
いや、おかしいと思う場面はいくつかあった。キツネが居間で寝てんのに食わずに放置したり、
最近にいたっては食器類が3つ揃ってたり....いや気付けよ俺、気付かれてんの。
男(こういうとき肝心のいろはは...)チラッ
いろは「...」ジーーー
男(夏休みになると何故かやってる学校の階段シリーズに夢中っと...)
こういうときどうすりゃいいんだ?
っつーかこれ大丈夫なん?バレたりするとまずいんじゃ...
ーーーーー
狐娘「ただあまりにもとの運命から遺脱した行為をすると流石にばれるわよ」
男「...バレるとどうなる?」
狐娘「全事象の運命が貴方を殺しにかかる。勿論幼馴染もね」
ーーーーー
男(死んじゃう!?俺もしかしてピンチ!?)
???「せいかーい」
526 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/05/25(水) 00:19:24.35 ID:v/GNnzVj0
男「!?」ゾクッ!!
...なんだ今のは
ここにいたらまずい気がする。
逃げないと。
男「」ガタッ
いろは「へ?」
ババ「...」
幸い縁側が開いてる、そこから外へ逃げ出せば...
ガラッ
男「あ?」
527 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/05/25(水) 00:19:56.33 ID:v/GNnzVj0
時間が止まったようにハッキリと見えた。
視界に入ったのは落ちてくる降り鬼瓦と...カラス?
っていうか瓦直撃コースだな。
あーマジか、体が動かねぇ。...死んだな。
ババ「はい」カチャ
バァンッ! パリンッ!
いろは「きゃ!?」
男「うおっと!?」
頭上にあった瓦が粉々になる。
12番スラッグ弾を発射した上下二連式散弾銃の照星が、次の獲物を狙う。
バァンッ!
528 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/05/25(水) 00:20:35.77 ID:v/GNnzVj0
ババ「チッ...あのカラス避けたんか」
いろは「なに!?何事!?」
いろはの存在がバレた事がバレ、死にかけた俺だが。
ババ「流石にもう届かない...ライフル準備しとけばよかったねぇ」
なんて事はない。そんな運命すら簡単にぶち壊す人が仲間になっただけだった。
ババ「男、大丈夫だったかい?」カッチャン カランカラン...
529 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/05/31(火) 22:49:50.68 ID:1sEmDhPO0
いろは「え...あたしのこと見えてるの?」
男「見えてるし普通に会話してたじゃねぇか...気付よ」
いろは「う、うっさいわね。でもそういえば最近私のお椀も準備されてたし...」
男「んで、ばーちゃんはいつからいろはに気付いてたわけ?」
ババ「来た初日から分かってたよ。じゃなきゃ家にキツネなんていたらすぐ食っちまうよ」
男「確かに...」
いろは「知らないうちに生命の危機が救われてたのね...」
男「んでもなんで気付かないふりなんてしてたわけさ」
ババ「そうだねぇ。なんか二人とも必死になって隠してたし、わるいかなぁって」
いろは「気を使われていた!?」
ババ「んでそろそろ気付かないふりすんのも面倒くさくなってきたってことよ」
男「要するに飽きたのね...」
530 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/05/31(火) 22:50:30.31 ID:1sEmDhPO0
男「でもいいのかよ?こんな正体不明の巫女服着たイタイ奴家においといて」
いろは「よろしい、ならばクリークだ。その間抜けな顔にAcht-Achtぶち込んでやるから表に出なさい」
男「お前...ぶち込むとかドスケベすぎるだろ...このエロギツネめ!!」
いろは「ぶっ飛ばすわよあんた!?なんであたしが罵られてんのよ!!」
ババ「まぁこんな感じで害もなさそうだし、二人の会話は見てておもしろいからねぇ。それにこのあたりで九尾のキツネって言うと村の神様だから、追い出すなんて滅相もないんだよ」
ババ「深くは聞かないけどあんた、その子に守られてるんでしょ?」
男「...」
531 :
◆6FKbqG4.1U
[saga]:2016/05/31(火) 22:51:08.47 ID:1sEmDhPO0
ババ「あいさつが遅くなってごめんねいろはちゃん。この子の事、どうか見守ってやってください」
いろは「...はい、頼まれました!」
ババ「何もない田舎の民家だけど、おいしいごはんくらいは出してあげれるから。自分の家だと思ってのんびりしてね」
いろは「ありがとうおばあちゃん!」ダキッ
男「そんなん言わなくてもコイツは無遠慮にだらけまくってるぞ」
いろは「しゃらっぷ。そういえばあたしは神様の使獣なのよ?もっと崇め奉りなさい!」
男「なにどこぞの駄女神みたいなこと言ってんだよ...ってかそういえばってお前も忘れてたのかよ」
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