過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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766: ◆1miRGmvwjU[saga]
2018/10/29(月) 23:23:44.01 ID:Q5L3lQ0x0
>>763

【その威容に違わずその内面もまた現実味がなかった。 ─── やはり女は表情を変えずに、シモンの言葉を聞いていた】
【頷きも驚きもなかった。ただデバイスからメモリを介しプロセッサに通達される作業的な解釈であった。ならば口を開く刹那まで、やおらであって】


「不要よ。」「私は私の理屈と遣り方で守るし、撃つし、殺すわ。」
「ことに此処のところは、小難しい理屈を捏ねる連中とばかり話していて ─── 頭が痛くなるの。」
「銃爪一ツで片附くならば万々歳、 ─── 理由なんて後から付けて十分よ。」「 ……… でも、そうね。」

「復唱しましょう。私は、助けを求められたから助けた。それだけに過ぎない。」
「助けようとした相手の正気に関する保証は無いわ。 ─── 言って聞く相手と思えなかったから、荒い遣り口を取っただけ。」

【至極にべもなく女は否定した。己れのルールに従えるだけの寛容な後楯を持ち合わせているのだと、 ─── 然し】
【存外あっさりと女は肯定した。己れのルールに従うならば、自身が守ろうとした存在を手にかけて憚ることはないのだと】


「半損した私用車と右腕の"修繕費"で、私は手を打ってあげてもいいわ。」
「 ─── 話を伺いましょうか。必要であれば、見せても貰いましょう。」


【 ───── 飽くまでも主導権は己れにあると、釘を刺すことは忘れぬ性分であるらしい。銃口を向けたまま、荷台の如何について語ってみせろと】
【無論ながら出まかせの造言飛語であることに疑いもかけていたのだから、銃爪に指はかかったまま。 ─── 妙な真似をすれば、躊躇いなく引き絞るのだと、無言に忠告し】


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