過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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732: ◆zqsKQfmTy2[sage saga]
2018/10/28(日) 22:32:34.35 ID:Td6OoaK/0
>>722-724

【かつて夕月が様々な手段で四肢をもがれて苦しむ様を見せつけられた時、激情に駆られた】
【今、水槽に浮かぶ数々の脳を見せつけられて――リゼは背筋が凍り、強烈な吐き気を催した】


『――――……うえぇっ!げほっ、げほっ!うぐっ、ごほっ、ごほっっ、!』

―――――……エカチェリーナの一件だってそうだ。
アンタは、……アンタは、人を何だと思ってやがる。

【リゼはおぞましい光景に膝を付いて激しく嘔吐して、大粒の涙をこぼしていた】
【エーリカは人を目的を果たすための、愉悦のための道具としか見ていない虚神に怒りを露わにしていた】
【特に”入水願い”の一件はエーリカの心に深く影響を与えていたから――静かに激昂するのだった】


幸せな夢の中で生きる。それ一つとってもエカチェリーナとは比較にもなんない。
あの子”達”の言う幸せな夢は形がどうであれまだ実態があった。事実、私はあのインシデントの前にあの子達に触れたからよくわかる。

けど、アンタのそれは違う。何かの思考実験、ああ、「水槽の脳」と変わらない。
一等性質が悪い。間違っても、私たちはアンタの娯楽なんかじゃないんだ。
そんな世界で幸せに生きるなんて天地がひっくり返ったって出来ないし、死なせてやった方がよっぽど幸せだ―――っ!


『なんでさ、……なんでこんな酷いことが出来るのさ。なんで笑ってられるのさ……!
 あてはアンタが理解できないよ……!』


【ここで激情に駆られて動くのを必死に押さえ込む二人。ここで攻撃をしてしまえば、それこそイスラフィールの言う曖昧なままで壊すという意図に背いてしまうから】



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