過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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アルク=ワードナール&ラベンダァイス
◆auPC5auEAk
[saga sage]
2018/08/11(土) 15:34:50.05 ID:3gt90YRl0
>>65
>>69
……くっ、明かりが落とされている……無暗に灯しはしないぞ、大丈夫か、ラベンダァイス?
「問題ありません――――そちらこそ、気を付けて――――ッ!?」
【室内へと突入して――――その先にあったのは、意図的に用意されたのだろう暗闇】
【わずかに躊躇いがたたらを踏ませるが、それも一瞬の事に過ぎなかった。行動を共にする、即席の相棒と言葉を交わし合うと、その暗闇を、切り裂くようにして更に突き進もうとして】
【――――得体の知れない幻影にさいなまれるのは、その直後の事だった】
(な……なんだッ、ラベンダァイス――――っ、なに……!?)
「(――――これは、まさか――――例の、バケモノどもの、仕掛け!? ――――間違いない、ただのテロリズムじゃ――――! ッ――――――――――――――――)」
【音が消える、視界が歪む、そして全ては闇に消える】
【意思疎通の手段さえも失って、彼らは曖昧に溶けていく。それは罠――――否、彼らは『知っていた』】
【だが、それを今まさに、己が身で思い知らされることになるとまでは思っていなかった――――今回の事態に踏み込んだ事は、予想外の正鵠だったのだ】
【――――そうして2人は、世にも悍ましい転移の果て、招かれた『会場』へと足を踏み入れる】
っ、な――――地下、か!? ……おい、居るかラベンダー!?
「はい、問題ありません――――! でも、これは――――間違いない、今回の一件、安くはないですよ――――!?」
分かっている……まさか、本当に――――ッ――――本当の様だ、何か来るぞ……!
【唐突に塗り替えられた世界。これが、彼らのまとめ役が言っていた『不条理』か――――この一事だけでも、それが容易ならざるものである事を、思い知らされる】
【だが、本格的な脅威はこれからなのだ――――互いの無事を確認すると、アルクとラベンダーは、不快な腐臭に塗れたその空間で、身構える】
【――――ついに、『仕置きの猫又』――――アーディンが対峙していた『虚神』の脅威の一端に彼らも触れる事になったのだ】
――――チッ、どこの殺人鬼だ……まるで、怪人とでもいうべき奴だぞ……ッ
「――――もし、これがあのバケモノたちの息がかかっているなら――――あれも、見た目だけのパワーファイターには収まらないはずです――――ッ、十分に警戒を!
――――『サキュバス・フォース』!!」
【眼前の大男に対抗すべく、彼らは身構える。アルクは杖を順手に持ち替え、ラベンダーは己の魔力を行使し、姿を変じさせて――――】
【背中にラベンダー色の翼膜をした、悪魔の様な翼が生えた事を除けば、素体そのままの姿だが】
【身に纏う魔力は質量を増大させており】
【翼からは、光の粒の様なものが燦々とこぼれている】
【かの大男が、再び空間を変質させたのは、その直後の事だった】
なっ――――――――っぐぅ、ッ!? っく……!
「――――――――!!」
【突然、世界は砂漠と化す。その状況をまともに把握する暇もなく、為される突撃を、アルクはかろうじて杖で受け止めた】
【だが、その膂力は想像以上のものがある――――首筋に刃が至らないようにと、咄嗟にアルクは身をひるがえし、敢えてその力に突き飛ばされる道を選んだ】
【とっさに、ラベンダーは指先からビームを男へと見舞う。細く、貫通力を重視した赤紫色のビームを、男の胴体狙って――――】
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