過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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709: ◆zO7JlnSovk[saga]
2018/10/28(日) 21:25:27.88 ID:63/6tO25o
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【イスラフィールの声は些か調子を変えた、その響きから彼女が "マリアベル" を認識した事が伺えるだろう】
【そしてエーリカが質問を投げかけてくる、理路整然とした丁寧な質問であった】
【夕月は遅れて状況を認識するはずだ、集まる男女、スピーカーからは "先程の女性" と同じ声がした】


　　　“ 一つ目の答えは "方法論" の問題ですわ、目的が同じでも、方法が違えば理論も変わるでしょう ”
　　　“ 私はロールシャッハの方法を認めませんわ、それは、知ったならば皆様もそう思うでしょうから ”

　　　“ 二つ目の答えは "Yes" ですわ、間違いなくその行いは正しい結果を生み出します ”
　　　“ 人道的にも倫理的にも、きっと納得していただける筈ですわ ”



【真意を話せという問いの答えにしては、些か曖昧に過ぎるが、言い切る言葉の具合は悪くない響きだろう】
【それなりに筋は通っている様な響きを持っていた、それを信じるかどうかは委ねられるが】


【ギンプレーンの推察は鋭かった、認識が神を創るというお題目で、創られるのが害意を持つ "虚神" ばかり】
【狂信者も裸足で逃げ出すほどに、宗教的な枠組みが存在しているのもまた、確認されているというのに】



　　　“ ──── 無論ですわ、私はロールシャッハの "記憶" を読み取ったのですから ”
　　　“ 彼の目論見もまた、同じように読み取っているのです、──── だからこそ、殺さなければならない ”


　　　“ その通りですわ、それ故に私は、ロールシャッハの目的を、"定義" したくないのです ”
　　　“ それがそういうものと認識されたなら、より強固になってしまう、──── それは避けるべきですわ ”


　　　“ 曖昧な状態で、それを目にし、一笑に付す事、──── それが出来たなら、勝ちも同然ですもの ”

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