過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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◆1miRGmvwjU
[saga]
2018/10/28(日) 18:29:52.03 ID:alaWqWEE0
>>649
「 …………─── 。」「ここ、って」
【辿り着いたのは、「ないはずの場所」。】【ミレーユは驚くように見上げた。アリアは隻眼を見開いた。】
【 ─── 静かにアリアは眼を伏して、胸前で十字を切る。慰霊の儀であった。己れが救えなかった一人。己れが護れなかった一人】
【たとえこれが揺らいだ記憶素子から読み出された贋造の幻影に過ぎぬとしても、彼女はなにかに祈った。己れ以外へ捧ぐ信仰について、彼女は知り始めていた】
【ともあれ黒髪の女/ミレーユは嘆息をまたも漏らして、そして折を見て、徐に呟くのだろう。 ─── 携えていた消音器付属のハニーバジャーを、肩付けに構えて】
「 ……… 見るからに怪しいトコ。」「では、私が先行しましょうか。」
「は、冗談。 お前はデカすぎるよ。」「後ろから援護できない。ボクがポイントマンだ」
【その建造物に、分かりやすい入り口はあるだろうか。もしも手頃な扉を見つけるならば、ミレーユはハンドサインで3-2-1を示し ─── パンプスの底が、ドアを蹴破ろうとする】
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