過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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649: ◆zO7JlnSovk[saga]
2018/10/28(日) 18:15:59.16 ID:63/6tO25o
>>644

【──── イスラフィールは簡単な挨拶を返す、"外務八課" の懐刀、職務に忠実な二頭の猟犬】
【噂に違わない、そして、噂を踏破する程に、身に纏う雰囲気は、相応以上に華美であったから】
【そこに残すのは最早心配ではなく、ある種の期待に寄せて良いのだろうと感じて】



【────】



【────────】



【両者は "辿り着かない" 記憶の旅路を幾ら抜けても、その街の道理は、既に消えて無くなっていた】
【それは "認識" の弊害、ストックホルムを認識したニンゲンにとって、それは最早 "旧市街" の認識を変えてしまう】
【ならば私達が今まで死闘を繰り広げた "旧市街" は存在しないのであろうか、それもまた否、との答え】



【即ち、重なり合って存在しているのだった、"旧市街" と "ストックホルム"　は】
【それ故に道理は無く、それ故に道理が在る、そういうものと認識した瞬間に、世界は様相を大きく変化させ】
【理由にしたならばもう納得は行く、二人の行方を辿る合間に、そんな結論に達するだろう】



【──── そして二人は辿り着くはずだ、 "研究所" らしきシルエットをした建物に】




【アリアの記憶に残っているだろうか、"インシデント：巡礼の年" ──── そこで出会った "INF財団" の、研究所】
【目の前の建物は、そこにそっくりであった】

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