過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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名無しのパー速民
[sage saga]
2018/10/19(金) 00:04:23.72 ID:m1g8I1kC0
>>546
――――――――でもっ、でも……。……、――、そうかも、しれないですけど、でもっ、非道いよ、非道いの、……とても、怖かったから。
……とても怖い方法で、怪我を、したから。…………。ちゃんと、ほんとうに、治るのかって――。思ったら……。
【さあと夜風が空気を撫ぜる、そうして彼女の白銀の毛先までもをちらちらと揺らすなら、その一本一本までも、月明りが透かすように照らし出す】
【変わらずにぎゅうと握りしめた指先はどうしようもない何かを吐き出すために喉奥に突っ込む指先の仕草にも似ていて、だから、つっかえつっかえの言葉が】
【見ず知らずの初対面の人間にすら伝えてしまうほどの恐怖をわずかに吐き出させる、――唇をぎゅうと噛むのだろうか、ともすれば泣いてしまいそうに、睫毛が震えて】
【――――――脳裏にちらつくのは炎の光景、かけがえないものを炎がその指先で撫ぜたなら、みんな、なにもかも、どこかへ行ってしまうから】
【「――大変そうですね、嫌がらせとか、ありそうですから」】
【何かに戦慄く喉を指先が窘める。脳裏に思い浮かべてしまった光景を頭を揺らして振り払うなら、漏れ出てしまいそうな悲鳴もまた、なんとか、飲み下し】
【その代わりにというわけでもないのだけれど、彼女は手元の本に視線を落としこむのだろう。知らぬ理論はかえって助かった、知っている理屈など聞きたくない】
【知らないものに脳のリソースを割くのは幸福に似ていた。――あるいは、それは、相手の行動すらも、未知と捉えるのには十分な気分をして】
……あはは、全世界の速読界隈が泣いて発狂しそうです。よく分からないです、けど――、――全部、覚えているんですか?
そうだとしたら、――それはそれで、記憶力、凄いですけど。記憶力の能力では、きっと、ないでしょうから。
【くすと微かに弱く笑った、そうして尋ねるなら、彼女はもう一度だけ、無造作なページを相手に伝えようとするだろうか】
【そうすればそこも読み上げることが出来るのだろうか、出来るのであれば眉の下がった笑みを見せるし、出来ぬのならば、少しだけ、得意げに笑むのかもしれなくて】
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