過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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◆1miRGmvwjU
[saga]
2018/08/28(火) 00:54:57.90 ID:6Qv4roJ30
>>477
「それはタダじゃあ教えてやれない。」「 ─── 尤もその分だと、教えてやらなくても、知ってるんじゃないかな?」
「ことさらキミに語ろうとも思わないしね。」「 ……… 自傷行為を手伝ってやるほどボクは親切じゃないんだ。」
【なれば矢張りそいつは面倒臭い奴に違いなかった。 ─── 眼前の少女、その内心を知ってか知らずか】
【その体温にも似て冷たい言葉を、およそ躊躇わずに突き立てていく。或いは突き放していく。なれば左手の銀色にさえ、そいつは無自覚であるのかもしれない。】
【 ──── だが、自らを抉る刃の痛ましさを、きっと「彼女」は望んでいなかった。万に一つでも、諌めているのかもしれなかった。だとしても、薄笑いは変わらない。】
「どうであれ評判というのは広がりやすいものさ。ボクのように真っ当な身分を隠していても、こんな風に声をかけられた。」
「小娘だなんて謙遜はよせよ。 ──── "Justice"元構成員。"徒花"。"人斬り"。"不実の月華"。少なくとも其の辺にいる青臭いヒーロー気取りの所業じゃあない。」
【少なくとも続く賞賛は本物だった。青い瞳が告げていた。 ──── "キミも、そういう人間なんだろう?"】
【殺しの遣り方が手に染み付いてしまった人間。堅気の歩き方というものを忘れて戻れない人間。散り行く花弁のように儚くとも、その心に静かな信念を宿している人間。】
【往々にして彼らは寄って立つ瀬を必要とする。そいつにとっての「彼女」が、きっと今ではそうであるように。】
「何も今すぐボクらの仲間になれって言う訳じゃないんだぜ。」「たかだか幾つかの情報で、キミを抱き込むつもりもない。」
「 ─── なんなら今すぐ立ち去ったっていいし、この場でボクを殺そうとしてもいい。」「 ……… さ、どうする?」
【 ──── 故にこそ、そいつは問うているのかもしれない。"キミは、これから何をしたい?"幾らでも重ねられるニュアンスを込めて。】
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