過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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421: ◆zO7JlnSovk[saga]
2018/08/19(日) 23:01:20.93 ID:285I86ATo
>>419

【──── 政治家という身分として、払えない金額では無かった】
【ならばそこで首を縦に振るのが賢い道理とも言えた、けれども】
【彼女はそれでも立ちはだかる、己の身を傷つけても、尚────】


考えておきますわ、……っ、然る場所でお会いできていたなら、また依頼するかもしれません
けれども、今此処で私は退く訳にはいきません、一度守ると決めたのですから
政治家が一度口にした発言を撤回するなんて、お笑い種も良いところでしょう


【糸の一撃、軽い、と彼女は寸前で判断した、────けれども】
【呆気なく頸動脈を押さえ込まれた、抵抗する両手がむなしく空を切った】
【苦しそうに何度か口を開いて、閉じて、──── 唇の端から、透明な唾液が滴り落ちる】

【夜に溶ける煌めきが、命の残照の様に輝いて】


……っんぅ……ぁ、ご冗談……を……っ……
守るって、決めた……のに、それを、撤回するなんて……
──── 見せられませんわ、そんな、の……


【断る言葉、それは正しく拒絶なのだろう、きっと彼女は締め上げられる】
【 "けれども" ──── 容易には意識が落ちなかった、常人ならばとうに意識を飛ばしている時間締め続けても】
【彼女はその、細やかな四肢を以て抵抗する、苦しそうに喘ぎながら】

【──── 貴女ならば察するだろうか、彼女は、過去の状態を再現していた】
【意識が落ちそうになる度に、まだ十分、自分に酸素が残っていた頃の自分を能力で再現して】
【けれどもそれは、落ちる寸前の苦しみを、味わい続ける事に他ならず】

【──── 彼女は待っていた、少年が何か、アクションを起こすのを】


【それが例え、彼女を見捨てて逃げるという選択肢でも】


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