過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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397: ◆zO7JlnSovk[saga]
2018/08/19(日) 18:35:06.39 ID:285I86ATo
>>390

【吹き抜ける風の音色が変わる、激しく打ち付ける豪雨が上がった感触に似て】
【曇天から垣間見せるのは鮮やかな夕焼けの作用、落陽間近の灯火に近く】
【──── 視線の先には女性が居た、すたすたと足音を鳴らして】


あらまぁ、こんな所に可哀想な童がいらして、親御さんは何処にいらっしゃるのでしょう
それとも──── あまり考えたくはありませんが、望んで逃げてきたのか
私には判断はつきませんこと、空想で喋るのはあまり良い作法ではありませんわ

どうしたの、ボク──── こんなに傷だらけで


【紫苑混じりのプラチナブロンドの長髪を、シニヨンでセミロングの長さにまで纏めて】
【胸元の膨らんだ、袖の無い白のハピットシャツの上から、素肌を透けさせる黒のレースのカーディガンを羽織る】
【シャツのフリルの上には黒いリボンタイを垂らして、ミニ丈のフレアスカートから黒いストッキングを覗かせた】

【紫苑色の双眸に理知的な眼鏡を掛けた姿が、瀟洒な貴婦人を思わせる女性であった】
【穢れ一つ無い白鷺の様な頬に手を当てて、硝子越しの瞳を大きく見開いたなら】
【そっと両膝を揃えて視線を合わせる、心配そうな表情であった】


それにこんな所、子供が一人で居ては危ないですわ


【──── それは彼女にも言えた、身なりのよい服装に、上流階級を思わせる口調】
【彼女もまた、この場に不相応な存在であるように見えて────】


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