過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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38:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)
2018/08/09(木) 23:28:09.63 ID:iTjPtDGio
>>36

【少女の述懐を≪羊飼い≫はどの様に聞いていたのだろうか。神妙な面持ちでそれを聞いて】
【言葉が一段落したなら、一つ大きな深呼吸をしてみせる、緩やかな呼吸の音色】
【それは泳ぎ方を教える試みに似ていた。確かな段取りの下、教えるその方法論】


──── 成程、それは貴女がそう思ってしまうのも無理はありませんね。
嘘と、冒涜と、貴女の感情を強く揺るがしてしまう程に残酷な行いだったのでしょう
辛い思いをしましたね、同時に、良く話して下さいました。

私はまず、そこに感謝せねばなりません──── 思い出すだけでも、辛い記憶ですのに
それははっきりと、貴女自身の言葉が示しています、ええ、 "殺してしまいたい"
苛烈な言葉です。けれども、苛烈でなければ足りない程に、貴女の心は煮えくりかえっている


【それはまるで絡まった糸を解きほぐすように、一葉一葉確かめながら言葉を織る】
【手を伸ばす、少女の肩に軽く手を置こうとして、可能ならば膝を曲げて視線を揃えるだろう】
【優しい面持ちで彼は貴女を見つめる。その大きな瞳に映る自分を、見つめるみたいに】


それで貴女はその少女に危害を加えるつもりですか? それとも、許すのでしょうか
私にはそこまで辿ることはできません。その行方を知るには、あまりにも無知です
だからこそ問いただす事しか出来ません。貴女の信条を願って

私は何れにせよ貴女を止めることも責めることもできません。それは貴女の心の作用です
けれども一つ、先駆者から述べるのであれば、復讐心で振う刃を私は認めません。
死とは全ての帰結です。例えどんな思いがあれど、死を与えるにはそれ相応の覚悟が必要ですから



────崇高でない死を、私は忌避します、何処までも


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