過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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374: ◆zO7JlnSovk[saga]
2018/08/18(土) 23:49:53.88 ID:9Ggv2+ceo
>>372

【──── 全てを忘却の海に沈めることなんてできない、無かったことにはしてはいけない】
【だからこそ、彼女は知らなければならない。自らの果たした過ちの意味を】
【けれどもそれを目にするのは今じゃなくて良いから、今だけは陳腐な結末が丁度良い】


──── 私は、異端審問の他に、構成員の記憶処理も行っていました
カルトにとって不都合な真実を知った者に、忘却の力を以てして押さえ込むのです
私の主は、その行いを苦悶の表情で見つめておられました、……ええ

私もまた、恐ろしかったのです、──── その後 "主" は、私を優しく抱きしめて下さいました

……すいません、少し話が脱線して……その────
私が "忘却" させた多くは、"ウヌクアルハイ様" の真実について知った人々です
ウヌクアルハイ様は決して善なる神ではない、……世界を滅ぼすための、方法論でしかないと


【ある種の二重思考に近い、ウヌクアルハイを信仰しながらも、その破滅性を認知している】
【それは "主" と呼ばれる存在への盲目的な信頼か、或いは、忘却の力の作用か】
【彼女もまた、彼女の精神を保つために、不都合な情報を忘却させていると】


……そしてもう一つ、蛇の信者達に刻まれた、その "時限爆弾" について────
魔術に関して詳しい者でも分からなかったのです、類い希なる才能の持ち主だけが、気付いていました
私達蛇の信徒全てが使える、"蛇術" ──── 私はこれを使えません

…… "使えない様にした" ──── それが契約の最たるものでした、から

私達の身体に刻まれている "蛇神の印" ──── それには、自死のミームが組み込まれています
我が "主" の言葉一つで、早い者で数分、遅くとも数日で、自ら命を絶つ、と────

それに気付いた者を "忘却" させたのです、そうすることで、私は救われる……と



我が主、──── ケバルライはそう仰っていました




【ミサは告げる、自身の内部にため込まれた、真実を】


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