過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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名無しのパー速民
[sage saga]
2018/08/15(水) 01:26:24.12 ID:WXC9Iihe0
>>270
【――数分、十数分、数十分、あるいは数時間。少女はその場にて蹲っているんだろう、柔らかなベッドの上で、だのに、ひどく絶望して】
【救われたいと願うのなら、誰かと一緒には居られなくて。誰かと一緒に居たいと願うのなら、救われることは、けっして、ありえないというのなら】
【救いはきっと側に在る。その言葉がひどく冷たくこびりついていた、電源を切ってしまったあとのチョコレートファウンテンみたいに、ただただ、冷え固まって】
【楽しい事なんてもはや一つもなかった。だって彼の言葉を信じるのなら。だけれどそんなのきっと最初から分かっていた。だけど認めたくなかったから】
【必死にいやいやをしているのに過ぎないって自分でも分かりきっていた、――――、】
【――――――だから、三時間と少しのあと、少女はホテルの部屋に備え付けられた受話器を握りしめて、その身をベッドに投げ出して、だけど、けれども、】
【そこから聞こえているのは発信音だった、呆とした目はどこを見るでなく、唇は誰かへ何かを伝えるでもなく、指先は、誰かを呼ぶには強張りすぎて】
【つう――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――】
アリアさん…………、――、
【(もしもこの瞬間に迎えに来てくれるなら、そしたら、そうしたら、――たすけて、って、きっと、言えるのに)】
/おつかれさまでした!
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