過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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165:ギンプレーン&ディー ◆KWGiwP6EW2[sage saga]
2018/08/11(土) 22:19:38.59 ID:L9UjceST0
>>160
【ようやく姿を顕したロールシャッハ】
【しかしどうにもこうにも言っていることは要領を得ない】
【電波ジャックを成功させたいのなら予告などしなければ良かった】
【今も尚、能力者達を手玉に取り続けているその能力が有れば、いくらでも成功に導けたはずだ】

【しかも、最後には、自ら自陣を排除するようなやり方で。まるでチェスのフールズメイトのような指し手】
【だから全く以ってその真意が分からない】


【そして"真実"、"誤解"、"選択"】
【今までいくらかでも推測されてきた虚神に対する事実を、彼はネタ晴らしするとでも言うのだろうか】
【死への対抗神話と語る、その意味もまた話を裏打ちする】




【――が、"もしかしたら味方なのでは?"とそう思う者がいたのならば、それは次の瞬間に砕け散るだろう】
【流れて来た映像は酸鼻を極めるものだった】
【拷問に次ぐ拷問――言葉にならない絶叫。ただ苦痛を与えるためだけの目的のない残虐を幾重にも繰り返す】
【一体施行者はどんな神経をしているのか、疑いたくなるほどの光景がそこには有った】


【笑う男は、首を傾げているだけで、その表情には全く陰りがない】

【対して、ディーの方が映像から上がる悲鳴を聞けば、目が見えていないことに感謝すらするかも知れない】
【一応はエージェントとして非道な行いを自らも行っていた経験はあれども、それでもここまでの惨劇の声には、泣き出して吐いてもおかしくはなかった】
【それほどまでに過酷を極める映像であることを、ギンプレーンは頭では理解していたから、ディーの耳を塞いでいる】
【――それはディーへの優しさなどではなくて、彼女の抱いた恐怖がロールシャッハに利用されるのを防ぐためだ】


キミにはちょっとばかり刺激が強過ぎるよ、ディー。
これはR-18と言う奴サ。


【それでも、この二人に取って夕月は初対面の少女だった。だからこの程度の反応で済んでいる】
【ミレーユは――どうか?目を背けることなど決してできないだろう】


ロールシャッハ。
いたいけな少女が無惨に手足をもがれる様を見て、人間はシャーデンフロイデを抱くのかい?
確かに過去の彼女の動画をわざわざ観に行くような連中なら、そう思ってもおかしくはないけど。

大抵の人間は、そうはならない。お芝居ならともかく――いや、お芝居であってもやり過ぎると"引く"
見たくなくて忌避する、可哀想だと滂沱する、或いは遠い世界のことで良かったと割り切る。

その感情は様々で"ざまあみろ"なんて思うのは割と少数派だと思うのだけど。


【そういって、哀れな被害者の少女に視線を向ける】
【トラウマなどというレベルではない。呼吸すらままならないほどに、その心には亀裂が入ってしまっているように見える】
【ここまでズタボロなら、どこに転んだところでおかしくはないだろう】


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