過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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128:The Slasher=^八攫 柊 ◆fsq5uTqB74AP[saga]
2018/08/11(土) 19:44:02.99 ID:ObaHrIqf0
>>111


……感謝は、全て片付けてから口にしましょうか。

背中を預けることが悪くないなんて――――……存外、珍しい感覚みたいだもの、ね――――。

【くすりと、信頼を篭めた背中越しの言葉がどこか楽しげに奏るだろう。全力をあるもの。かつての傷を、今に繋げてみせたひと】
【かつて虚構現実で終わりに覗いた不安定さも、彼女をそれほど知らぬことも偏に些事。】
【尽くす死力を見誤ることは、全霊で在る者がゆえに、莫く――――加速度を引き上げながら突き進む一歩は、確かな戦意を乗せて同意を謡った】

>116

……他の道があったとしても。“他の幸せ”を、きっと、私は選ぶことはない――――

悦びも安らぎも温もりも、私の好きな場所(もの)から消えてしまったら――――……そんなのは、ただ悲しくなるだけでしょ?

泡沫で終わりたいのなら、私を討って進んでみせて。
その程度も叶わないのなら――――……貴女の願いは、結局、淡雪からヒトに還るだけのものでしかない――――‼

【対処される前提の大技は、狙撃の魔技を以て生存を勝ち取られる。さしたる驚きもなく、当然その程度はしてくるだろうと状況を純粋に捉えて】
【横殴りの大質量を、受けた太刀を虚空に還すことで処理――――召喚/召還の双方を自在に操るそれは、研ぎ上げた今、基本技能とさえなっていた】

【けれど恐るべき反撃は止まらずに。――銃士の見つめるその先に、共同戦線が完成していく。】
【小片での熱と斬撃がカチューシャを蝕み、アリアの銃撃がその肉体を穿つ。狙撃銃の一打を載せたまま、剣士の手に還る白銀の剣。】
【死滅の音を――――今こそ此処に。】


……焔翅、剣葬……――――――――

【紡がれる言葉は呪句にも等しく、幾度となく巨いなる悪夢を断った破壊を創出した。抜き放たれるは、荒野を熔融させ硝子に変えようとする焔の翼】
【輝く巨星を太刀のサイズまで圧縮したならば、これほどの灼熱となるのかとさえ思わす激烈な熱量。そして、そこからの断熱圧縮を以て完成する神速の一刀で――――】
【常人ならずとも確実な滅びを齎さんとするがごときそれは、負傷した今、紛れもなくカチューシャには対処を要する脅威だろう】
【“だからこそ、その存在を信頼する”――味わい尽くすために彼女は動く。それは、消えぬ、足掻いた蝶の残影が伝える未来】


【銃撃か、空間を操るかの様なあの異能か、それとも未だ与り知らぬさらなる一手か。反撃の存在を、八攫柊は確信して――――】
【――――そしてその瞬間に、カチューシャの右掌に付与した魔力が】
【時戒の宝玉を操る“焔翅剣葬”(あるじ)を喰らって、停滞≠行使する。離脱も、反撃も、自滅すらも許容しない】

【己が誇る最大最強の一刀さえも、そうなれば幕を引くための燃料にくべて。最後の一撃は、斯くして銀狼へと託されんとした】

……さあ、全てを果たしましょう――――――――ねえ、アリア=\―――‼

【完成する必滅の構造。あらゆる抵抗を滅却し、拘束具など比較にもならない鎖檻で夜鷹を絡めて】
【その末にカチューシャを完全に停めようとする魔力は、即死させうる傷ごと、新雪の如き躰を包まんとするのだろう――――けれど】
【全容を到底掴めぬ現状が、そして≪黒幕≫の陰が――どこか不吉な予感を抱かせていた】
【負傷と消耗の程を別にしても。完全なる決着を急がねばならない理由が、そこにあった】


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