過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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118:リゼ ◆zqsKQfmTy2[sage saga]
2018/08/11(土) 18:50:29.38 ID:LiB86Dn10
>>107 >>104


……そこまで自尊心が高いと生きるのに苦労するだろーね。
ある意味哀れだよ。王様ってのも難儀な生き物だねェ。

【身体の損傷と出血。それに魔力の枯渇の兆しを見せていて】
【故にリゼの意識はぼんやりし始めて、口にした言葉は何処か他人事の様】
【自身の雷撃さえも飲み込んだ光景も何処か実感が持てなかった】
【そして冒涜者の通信から伝う驚愕も何処か他人事の様に思えた】

【けれど理解できる事は二つあった】
【一つ、前の四足の獣をどうにかしないと死ぬという事】
【二つ、逃げ場なんて無く、相殺するかそれ以外の偶然に身を委ねるしかない事】


あー、最早魔力を放つ事さえ億劫になってきた。つーかそんな暇無いや。
こんな豪華絢爛な室内、ビルの中とは思えない程に華美な空間で死ぬのはきっと赴きがあるんだろうケド

けど、ソレを良しとするとさ。あてもあの二人組も死んじゃうし。
何よりオムレツ君との約束破っちゃう事になるから――やっぱり、死ねない。
何を呆けた事を言ってたんだーかね……魔力が枯渇するまで抗ってみるか。


【意図せずしてうわ言めいた言葉がブラスフェミアへと流れるだろう】
【なけなしの気力を総動員して、気を引き締めたリゼは眼前に迫る脅威に抗う事を決める】
【鳴神も武御雷も蛟竜も。全て全て間に合わない。だから自身を巻き込んだ迎撃しか選択肢が無い】


        
         "桜花"――"百花"――骨肉相食め 散華


【有りっ丈の魔力を散らした後、自爆めいた行動を取るリゼ】
【自身を中心として雷の柱が展開される。当然リゼもタダでは済まない。だが、迎撃における最大火力はこの技のみ】

【四足の獣と雷の柱が鬩ぎあう。趨勢は火を見るよりも明らかで、リゼにとって分が悪い】
【獣の圧倒的な蹂躙に屠られるのはすぐそこ。しかし、鬩ぎ合いに耐えられなくなるのはリゼか痛んだ床、どちらが先か】
【その結果はどちらにせよリゼの思惑の外にあるものであろう】


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