過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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113: ◆zO7JlnSovk[saga !red_res]
2018/08/11(土) 18:28:22.43 ID:lUlIhfWz0
>>105

【──── 炎の壁の中からミレーユは確認できるだろう】
【魔女は両膝を付いた、最早立ってられないという事か】
【"Freak Kitchen"──── ならばその材料とは、自身の】


……それでも尚、貴女様は行くんですね、舞台の上と分かっていても
決められた筋書きに従っても尚、貴女様は向かうと、そう仰るのですね

ふふ、それを見届けられたなら、どれほど良かったことか、
それを幸せと思えればどれほど良かったことでしょう

何時しか "私達は" 舞台に立ちたいと願ってしまったのです、それはあまりにも眩しくて
そう、脚光を浴びたその世界へと、私達も行きたい/生きたいと願ってしまった

ねぇ、そうでしょう、私たちが役者になど、なれる筈が無いのですから
客席でずっと見ていれば良かったのです、見ていたならば────


──── 其れはどれだけ、幸せだった、ことか


【魔女へと近づく歩みを止める手段は無い、ならばその火よりも苛烈な仕打ちしかなく】
【火の勢いが弱まるだろう、同時に、ふわりと空中を靡く一縷の望み】
【"灰"であった、炎は燻り、灰へと姿を変え、ミレーユの周囲を漂う】


火はやがて灰に変わるのです、魔女を焼いた灰は誰しもが熱望し集めます
けれども、その行いを誰も笑う事は出来ません。藁にも縋る人々が
況や灰に縋るなど、どうして笑えましょうか

──── 哀れな灰被りも、優しき魔女の手腕一つ
世界を変革するのに、大層な物はいりません、ただ灰があれば良いのです


【ミレーユの周囲を漂う灰、顔に近づいたならそのまま発火する】
【目や耳、喉といった粘膜に当たったならば致命傷だ、接触は厳禁といっても良い】
【けれども、個々まで魔女との距離を埋めたのも事実であった──── 離れてしまうのだろうか】



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