過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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◆1miRGmvwjU
[saga]
2018/08/11(土) 18:25:13.12 ID:45WdLXl90
>>94
>>106
「あら、 ─── 指ひとつで果てるほど、私は淫らな雌ではないわよ?」
「ねェ傷が少ないでしょう。」「もっと刻み合わなければ詰まらないわ。」「爪を立てるだけでは物足りぬのですから。」
「犯してしまうのは力に在らず ──── ええそうね、であればもっと、楽しみましょう?」
「貴女の想いは受けてあげる。しとどに濡らす血の香りは、きっと破瓜の瞬間に似ているわ。」
【黒い躯体は鉄の暴風を駆け抜ける。回避に徹してこそいたが、 ─── 塹壕も遮蔽物もないこの戦場ましてトップアタックなど、総て躱し切れる訳がない。】
【艦砲射撃の空中起爆も斯くやという弾頭質量と運動エネルギーの暴力が浅くない傷を刻んで行く。いつかの逢瀬の一幕に似ていた】
【黒い外套は其処彼処に血の滲みを帯びて、気高い白銀は夕暮の残光が知死期の輝きを帯びるような、鮮やかな紅色に髪束を作って】
【然れども彼女は機械人形であった。血を流し人を愛し涙を流すというのにオートマタであった。】
【なればその耽美さは人でないが故に生ずるものに違いなかった。 ─── 血は我が至高の香水、暗闇は我が至上の外套。昏い半不死の中にあってこそ、儚い容貌は白く輝く】
【鱗粉のように舞う白粉さえ哀れな人の子を誑かすための劇毒。晒された牙は、とうに聖女へと向けられているから】
「 ──── ポイントマンは任せるわ。白兵なら貴女に分があるでしょう?」
「私がバックアップする。」「背中は護ってあげるから、存分に斬り結んできて頂戴。」
【吶喊する柊の背中、 ─── ごく冷たい声音で囁くのだろう。聞くのみで分かる類の人殺しの声であった。何か大きな動きを繰り出すのが、刀術に明るくない彼女でも解った】
【であれば幾ばくかの距離を取り、 ─── 傷痕が暗く煌る。引き摺り出すのは"狙撃銃"、TPG-1。狙撃手の領分に同じ得物を以って抗うのならば、それは愚行と呼ぶべきか】
【否。彼女は兵士であった。練達の神兵であった。如何様な状況においても如何様な得物を持っても如何様な相手であっても】
【命じられたのなら斬る。命じられたのなら撃つ。命じられたのなら護る。命じられたのなら殺す。なんとなれば、彼女は人狼故に】
【ゼロインは済ませてあった。ボルトを引く。薬室に込める338ラプアは、シルバーチップのホローポイント。】
【クロスヘアが狙うのはカチューシャの腹部。─── 射撃姿勢はニーリング。トリガーに指を掛ける。放たれる初弾。躱される事を知っていた。】
【間髪入れずに次弾を装填する。二発目。三発目。セミオート並みの給弾速度。それでいて不必要な部分は全く振れさせていない。人間業ではなかった。】
【その照準はカチューシャの肉体的損傷にあって、 ─── されど本質としては援護射撃に近い。柊の放とうとする一閃から、逃げる機動を潰す為の】
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