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334:[AUA288U][sage]
2023/06/04(日) 23:25:50.22 ID:Y/6nMDADO
エリーのアトリエ妄想SS.2

(…だろうな)

とする気持ちと。

(どうしたモンかね？…アイツの｢過去の真実を知る旧友｣として、相手(エリー)の妄想(のイメージ)を庇うのが優しさ、
になるのかなぁ？)

とする気持ちの狭間で揺れながら。

｢ま、まあ…ほら、アレだ！なんて～かその、アイツも四六時中常に英雄的活動してるワケじゃねーし！｣

｢え？あ、はあ…｣
唐突に挙動が怪しくなったルーウェンの妙な剣幕に、エリーはやや引いた。

｢錬金術師って割りには、あの山の火竜とかサクっと倒したり、武術大会で聖騎士隊長をのして優勝したり…｣

｢はい？｣

｢自分の工房の片付けがおろそかになってて、爆発とかして依頼の品が足りなくなってブッチしたり…｣

｢…｣

｢おい｣
｢なんだよ？て……え？！マリー？｣

いつの間にか。

ルーウェンの後ろに、いつかの｢ザールブルグの爆弾魔｣がいた。
｢ちょ～っとお話いいかしら？同期の桜君｣
｢い、いや～…あははは！可愛いお前の後輩に武勇伝をだな？｣

その後、二人の口喧嘩(？)もどきを見た(聞いた)エリーは。

(…な、なるほど)

自身が(感じていた違和感が解消)し、改めて―

｢頑張ろう、と｣

錬金術師としての決意を新たにしたとかしないとか。

(でも、なんだかあの二人って、いいコンビにも見えるわね)
そんな秘めた思いも抱きながら。

～完～

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