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333:[AUA288U][sage]
2023/06/04(日) 22:56:22.85 ID:Y/6nMDADO
エリーのアトリエ妄想SS.1

｢知られざる伝説(笑)｣

※ｴﾘｰ(主人公)が既に港町ｶｽﾀｰﾆｪ､ﾏﾘｰがいるｹﾝﾄﾆｽに一度到達している後の飛翔亭

｢あ、ルーウェンさん！こんにちは！｣
｢お、エリーか。どう？最近の調子は？結構ちゃんと(良い意味)で人気になってる
みたいでなによりだ｣

｢エヘヘ…最初の頃は、こっちも色々とあって自分的にも満足はいかない品揃えで
依頼を受けたりして、マスターに怒られたり、大変でしたからね～｣

エリーは、ルーウェンの隣の席に軽く腰をかける。はた目には熟練冒険者の隣に、
ろくに年端もいかぬ少女が一端の酒場で、いきなりする行為としては奇妙な行いなハズなのだが
この酒場｢飛翔亭｣にいる周囲の常連連中は彼女の｢実力｣を知る者だらけなので
誰もやれ無作法だ、危険だのと野暮な突っ込みはしなかった。
(今なんかそれなりな魔物なんか相手すると、俺が護られる側という有り様になりかねんしな…)
｢？どうかしました？｣
｢あ、いや…なんでもないさ。それよりもうアイツ…いや｢マリー｣には会えたのかな？
例の話の｢お礼｣は言えたかい？｣
少し間を置いて。

｢はい！｣

満面の笑顔でエリーは頷いた。
｢そいつは良かった。これでお前さんの夢の一つは叶ったんだな｣
｢ええ、その通りです！ただ…｣
｢ん？なんだ？｣

エリーは少し思案顔になり。

｢その、なんて言うのか…思ってたよりもマリーさんって(自分に似たような)臭いがする
ような気がして…｣

ルーウェンは固まる。

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