暇なおっさんのSS図書別館
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18:里奈CVは原作イメージまま(笑)[sage]
2022/07/20(水) 23:07:09.40 ID:GSa3xBPDO
400: 里奈・17 [sage] 2021/04/28(水) 01:39:12 ID:ZvZ2xXD6
「帰れ」
「それはどうも」

里奈は病室のベッドに横になってる未来の彼氏(予定)さんに、軽くあしらわれていた。
「第一声それって、いくらなんでもありえなくない?!アンタ!」
「お前にだきゃ言われたくねえよ!あり得なさ過ぎなのはそっちだろうが!
どこの世界に自分を犯しかけたような馬の骨を、勝手に彼氏に仕立てて会いにくるヤツがいるよ!?」

里奈は堂々自分をサムズアップ的に指差す。
「帰れ」
「いや二回目なら突っ込みセリフくらい入れてよ!」
「か・え・れ!」

そんなこんなで。
「病院ではお静かに!」と病室に来た看護師さんに一喝された後に、漫談的なやりとりを一通り終えて
二人はしばらく沈黙し。

「ま…まあ心配して来てくれた事は素直に嬉しかったよ」
「あ、当たり前よ!どれだけ心配したと思って!っと声がデカいか」

「はは。お前の声は響くからな」
「なによ、人をまるであのアニメのジャイ〇ンみたいに…」
「俺を彼氏にしちまうようなワガママ勝手ぶりは、負けず劣らずだと思うがなぁ」

里奈はそれを聞いて、少し心配そうに比嘉に言った。
「…迷惑、だった?」
「うんにゃ、光栄だ」
「じゃあもっと素直に嬉しそうにしてよ?」

比嘉は里奈の拗ねたような態度を前に、神妙な顔をした。
「俺の方が釣り合わなすぎて、な」
「………」
里奈は、ある程度こうした事は予測できていた、とした思いで彼の懺悔を聞いた。

「…私はね、あの時レイプされても後悔はしなかったと思うの」

「―は?!」
「ううん、勿論最初っからレイプされたかった、って話じゃないわよ?」

比嘉は狼狽する。

自身の犯したであろう最大の罪の部分を、相手が軽く流すように不問としてきた事に―
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