【ジゴロと】実は百合だった親友と一緒に生きる12【女神様】
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664:サラ ◆vVQFlfSV3E[sage saga]
2024/01/07(日) 12:57:01.37 ID:ApUQ78Jho
>>663続き

父ちゃんは眉間に皺寄せて黙ってて、母ちゃんは結子を抱きしめて「ごめんね」って何回も言ってた

結「サラは、ちゃんと受け止めてくれると思うよってずっと言てくれてて…
  私も頭ではそう思ってたんだけど、やっぱり怖くて…言えなくて…ごめんなさい」
父「中学か高校かぁ…長い間怖い思いをさせたね。ごめん」
結「違う!私が勝手に、私が一人で怖がってただけだから…お父さん達は何も悪くない」
父「それでもだよ。今こうして結子が教えてくれなかったら、僕達の言葉が結子の重荷になるところだった
  下手をしたら、それが理由で僕達と距離を置かれるかもしれなかった
  大事な娘が好きな人と離れてしまったり、僕達に後ろめたさを抱えたまま一生過ごすかもしれなかった
  親としてこれ以上に悲しいことはないよ。教えてくれてありがとう
  お前は僕達の自慢の娘だ。絶対に嫌ったりしない。安心しなさい」

結子が号泣してしまって、母ちゃんが抱きしめて背中撫でてあげたりしてた
私も気が抜けて涙腺緩んだけど、父ちゃんに名前呼ばれてまた背筋伸びた

父「サラ」
サ「はい」
父「父親として、娘の…なんだ…旦那ではないし…この場合は何て言うんだ?」
サ「えーと…パートナーですかね…多分…」
父「パートナーか。よし、テイク2だ」
サ「アッハイ」
父「父親として、娘のパートナーである君に言っておきたいことがある
  しっかりと心して聞くように!」
サ「はい」
父「結子が言ってくれた通り、僕達は同性愛というものについて全く理解がない
  今まで一度も知ろうと思ったことはないし、身近なものだと思ったこともなかった
  だから今すぐ全てを理解して全てを受け入れることは、とても難しい」
サ「…はい」
父「だけどそれ以上に僕達は、大事な娘である結子の幸せを願っている
  大事な友人の忘れ形見である君の幸せを、心から願っている」
サ「……はい。ありがとうございます」
父「こんなことを頼むのは恥ずかしいけど、知っての通り結子は繊細で優しい子だから
  もしまた僕達の無理解で結子が傷つきそうになったら、僕達を殴り倒してでも守ってやって欲しい」
サ「はい。任せてください」
父「んー…と…ちょっと待って、考えるからお茶でも飲んでてw」
サ「…はい?」
父「いや俺さ、もし将来結子が彼氏連れてきたら絶対これ言うぞ!って昔から色々考えてたんだよ」

父ちゃんの一人称が僕(真面目モード)から俺(普段遣い)に戻ってちょっと気が抜けた(-ω-)

サ「…はい」
父「でも同性だとまた別だろ?彼氏用だと変になるっつーか…
  いくらお前を半分息子扱いしてるからって、流石に今はしっかり女扱いすべきだろうしなぁ」
サ「…そのほうが助かります。最悪どっちでもいいですが…」
父「まぁ、なんだろうな…月並みな言葉しか浮かばないけど
  俺とお母さんはさ、結子にもお前にも幸せになってもらいたいわけよ」
サ「はい」
父「だからまぁ、お前達が幸せになれると思った道を進んで欲しい
  さっきお前は結子を幸せにするって言ってくれたけど
  結子を幸せにするんじゃなく、二人で幸せになって欲しい」
サ「はい。約束します」
父「…俺の言葉選び変じゃない?ニュアンス伝わってる?Are you OK?w」
サ「…すみません、失礼を承知でひとつだけ」
父「ん?」
サ「ふざけるか真面目かどっちかにしてくれw感情が迷子になるw」
父「俺だっていきなりすぎてテンパってんだよw仕方ねえだろw」
サ「…いや、ほんとそこは申し訳ありませんとしか言えないです」
父「いや、責めたいわけではなく…なんだ…難しいなw
  まぁ今度改めて酒でも飲みながら話そうか」
サ「はい。ありがとうございます」

それからは結子が落ち着くのを待って、母ちゃんと色んな話をした…というか色々聞かれた


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