203: ◆zlCN2ONzFo
2019/05/10(金) 01:14:54.30 ID:yOZJg/io0
>>202
「では、部屋に……我が妻よ、愛しい人よ」
「始めようか、我らが国盗りを」
【かくして、婚礼の夜は、混迷の世は始まりを告げたと言えるだろう】
【口元の笑みは、決して消える事はなく】
【笑みはより深く、より怪しくなり】
【それが何を示すか等は、本人のみしか解らない】
【夜の帳が降り、誠に甘美な時間が過ぎ行くが】
【果たして、誰が其れを遮ろうか】
【翌日には、かの祖父に、かの奥方公に、婚姻の報はなされるのだろう】
【世界はそれを何と呼ぼうか】
【なれば、こう呼ぼう、君は薔薇より美しい、と】
//お疲れ様です、これにて閉めです。
//ありがとうございました
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