【浮かれた】幼なじみのお部屋で寝落ち・・・13回目【大学生】
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294:さや ◆0j8YIq7DEniB
2015/05/08(金) 02:54:31.36 ID:/ps8wCLXo


「嫌われてる相手にわかってもらいたいなんて、思うわけないじゃん」
「いやでも、嫌われたままでいいことはないだろ」
「だからー、しょうがないんだって。嫉妬っていうのはそうなくならないよ」
「…さやが嫌われててもいいって言うの?」
「それより大事なことがあると思うけど?」

「やめてー!私のために争わないでー!」なんて言えるヒロイン力でもあればよかったのかな…。
いや、それはなくていい。
いやいや、どうしてこうなっちゃうの…この2人はもう…。
もう一度私が止めに入ろうとすると、横から救いの手が差し伸べられる。

「お嬢様。他のお客様のご迷惑になりますので、口を塞がせていただきますね」

唐突にそう告げたメイドことウェイトレスの彼女は、彼女の頬に手を添えて顔を近づけていき…。

「…ごめん」
「止めちゃいや」

いーちゃんの手で制止されたつぐみさんは、残念そうに顔を離していく。
休憩をもらったらしく、着ていたエプロンを脱いで、4人席の空いている席に腰を掛けた。
救いの女神(仮)。


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