【安価コンマ】オリウマ娘と共に season2
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91: ◆b0/EDFEyC136[saga]
2024/11/10(日) 13:00:26.73 ID:Wtd8QugC0
『じゃあ嫌いな食べ物とかあるのか?』
ユメノツキ「嫌いな食べ物――それ、訊く必要ありますか?」
『……たんなる話題提供のつもりだったんだが』
92:名無しNIPPER[sage]
2024/11/10(日) 14:04:02.43 ID:oenI1p1ko
2
ピーマンとか苦手そうってトレーナーが言って図星
93: ◆b0/EDFEyC136[saga]
2024/11/10(日) 17:11:09.33 ID:Wtd8QugC0
ユメノツキ「まあボクに苦手なものとかありませんけどね、ええ。三冠ウマ娘に嫌いな食べ物とかあるわけないじゃないですか」
『あ、そうなのか』
実は健啖家なウマ娘だったのか。これは申し訳ないな、てっきり――。
94: ◆b0/EDFEyC136[saga]
2024/11/10(日) 17:15:44.89 ID:Wtd8QugC0
『……』
ユメノツキ「な、なんですかその眼は。ボクは間違ってません、あんなものをムシャムシャ嬉しそうに食べる人たちの舌がおかしいんですよ。ええ、ええ!」
『……まあ、好き嫌いは人それぞれだからな』
95: ◆b0/EDFEyC136[saga]
2024/11/10(日) 17:37:02.69 ID:Wtd8QugC0
『――――よし、では明日はこの時間に練習用コースに。ジャージを着てくるんだぞ』
ユメノツキ「それくらい分かっていますよ?ではお疲れさまでしたトレーナー――また、明日」
ああ、また明日――さて。
96: ◆b0/EDFEyC136[saga]
2024/11/10(日) 18:03:06.44 ID:Wtd8QugC0
ユメノツキ「――――では始めましょうか。トレーニング」
次の日、時間通りにトレーニングコースに来てくれたユメノツキ。最悪少しくらいの遅刻は許そうと思っていたが……どうやらそこの問題はないようだ。
ユメノツキ「……何か失礼なこと考えていませんか?間抜けな顔になってましたよ」
97: ◆b0/EDFEyC136[saga]
2024/11/10(日) 18:07:46.38 ID:Wtd8QugC0
――パワーもスピードもテクニックも劣っていない。なら伸ばすべきは――長所である。
これが結局、長い時間彼女の走りを見てたどり着いた結論だった。我ながら少し情けない結論だと思うが……強みをより特化させることは、自身の武器を育てることにもなるわけで。
じゃあそんなキリシロユメノツキの長所と言えば……。
98:名無しNIPPER[sage]
2024/11/10(日) 18:11:58.85 ID:VZIZ+WDKo
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99: ◆b0/EDFEyC136[saga]
2024/11/10(日) 18:31:54.51 ID:Wtd8QugC0
『スピードを伸ばそうか、やはりレースの基本はスピードだ』
ユメノツキ「わかりました、ではどんどん走りこみましょうか――あ、トレーナー」
ユメノツキが俺を呼ぶ。どうかしたか?と返事をすると。
100: ◆b0/EDFEyC136[saga]
2024/11/10(日) 18:56:32.82 ID:Wtd8QugC0
『……』
スピードトレーニングを続けて一週間、キリシロユメノツキとの関係にも少しずつ慣れてきた今日この頃。
彼女は圧倒的だ――しかし、だからと言って同期のウマ娘を軽んじていいはずはない。
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