【安価コンマ】オリウマ娘と共に season2
↓ 1- 覧 板 20
36: ◆b0/EDFEyC136[saga]
2024/11/04(月) 00:10:58.43 ID:26TGqtUt0
『どうするかな、これ』
所変わって、トレセン学園近くに存在するスイーツ店の前。トレセン学園近くに店を構えているだけあって、様々なウマ娘がこのスイーツ店を利用している。
……甘いものはあんまり好きではない、むしろ嫌いまである。そんな自分がなぜこの店の前に来ているかというと……このチケットのせいだ。
同期の新人トレーナーから貰ったスイーツ食べ放題割引券。使わないのは勿体ないし、貰ったものをそのまま人に譲るんというのも、なんだか申し訳ない。
『……はぁ』
しかもスイーツ店の中には色んなウマ娘がいるだろう。そんな中、男のトレーナーが一人で入店するのは……流石にだな。
見た目が凄いことになる、お店の前にあるメニュー表にはコーヒーなどもあるが……いやぁ、その為だけにスイーツ店は。
ユメノツキ「ちょっとちょっと、そこの貴方?」
『……は!?キリシロ―――!?』
キリシロユメノツキがなぜここに。いや、そもそもなぜ彼女が自分に声を……!と、思ったが彼女の視線の先には……割引券があった。どうしたものかと悩ませていた割引券に視線が釘付けだ。
ユメノツキ「そうです、ボクがキリシロユメノツキです。ええぇっと……モブFの方ですよね?」
『モブF』
彼女は自分のことを覚えていてくれたみたいだが――覚え方があまりにもひどすぎる。実験用モルモットみたいな名前の付け方だ。
……悪気がなさそうなのが尚怖いな。
ユメノツキ「その食べ放題割引券……使わないのならボクにくれませんか?見たところ、スイーツを食べに来たわけではないんですよね?」
『……あ、ああ。そうだが』
ユメノツキ「使わないものを持っていてもしょうがないんですから、今スイーツを食べに来たボクにプレゼントをするのが大人としての優しさじゃないですか?」
『一応貰い物だからな、これ』
ユメノツキ「でも使わないんですよね?その割引券も、三冠ウマ娘のために使われる方が嬉しいと思いますけどね?」
目がキラキラと輝いている、このウマ娘もうスイーツに割引券を使うつもりだな……?
『……じゃあ俺も入る。一応、二人まで大丈夫だからな』
ユメノツキ「えっ…………あげませんからね、スイーツ」
『自分の割引券なんだがなぁ』
174Res/85.74 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20