【安価コンマ】オリウマ娘と共に season2
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28: ◆b0/EDFEyC136[saga]
2024/11/03(日) 23:19:48.33 ID:2/VoYCQc0
ユメノツキ「――うんうんなるほどなるほど?つまりここに集まったトレーナーは、このボクを担当したいと?」
――グレーのおかっぱで、先端が少し薄くなっている。見た目だけ見れば儚げな雰囲気を感じるが……少なくとも彼女の態度を見れば儚いなんて表現は間違っていると言って良いだろう。
なんというか、堂々としている。自信満々というか、自分が世界の中心みたいな――そんなオーラをひしひしと感じる。
ベテラントレ「キミの実力なら三冠ウマ娘だって夢じゃない!自分は皐月賞を勝ったウマ娘を担当したこともある!自分ならきっと、キミを三冠ウマ娘に導いてあげられる!」
中堅トレ「私なら貴方をもっと高みへ!日本国内だけじゃなく、海外へ……凱旋門賞だって!」
ユメノツキ「はあ……うーん?まあ、とりあえず――ここにいるトレーナーは違いますね」
――一瞬だった、悩んだような素振りも見せず彼女はここにいるすべてのトレーナーを「違う」の一言で撫で切った。
ベテラントレ「は……?な、なんでだ!そんな、自分はまだ」
ユメノツキ「三冠ウマ娘だって夢じゃない……?当然でしょう?ボクが三つの冠を戴冠するのは紛れもない現実なので。プラスアルファで語ってもらわないと」
それになにより。と、ユメノツキは口を開く。
ユメノツキ「――モブっぽいトレーナーしか居ないじゃないですか?なんか、三冠ウマ娘のボクにはふさわしくないというか」
――――なんかとんでもないウマ娘だった。
その一言で機嫌を悪くしたり、このウマ娘はダメだと判断したトレーナーが次々と帰っていき……そして、自分と彼女だけになった。
『……あの』
ユメノツキ「ほら、早く帰った方が良いですよ?時間は有限、ですから」
……ダメだ、話しすら聞いてくれなさそうだ。今はいったん、立ち去ろう。
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