【安価コンマ】オリウマ娘と共に season2
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27: ◆b0/EDFEyC136[saga]
2024/11/03(日) 23:17:36.01 ID:2/VoYCQc0
――来た来た来た!外から「キリシロユメノツキ」!逃げる○○を躱して一気に先頭へ!一バ身!二バ身!どんどん差を広げていく!

『――――!』

――観客席から身を乗り出してその走りを見る。中団から一気に飛び出て、外から前へと突き進む。彼女を追うウマ娘も、同じ作戦の先行ウマ娘も――彼女の走りにはまるで届かなかった。

――――ゴール!一着はキリシロユメノツキ!キリシロユメノツキ!5バ身以上の差を付け一着でゴール!

横綱相撲という言葉がある。前を潰し、後ろも振り落とし、ただただ実力ですべてを押し切るその走り――彼女の走りはまさにそれだった。

『凄い、凄い……じゃないか!』

――瞬間、自分の頭に思い浮かぶのは――三つの冠。皐月、ダービー、そして菊花の三つのレースを制したウマ娘にのみ戴冠される――"三冠ウマ娘"の称号。

彼女……キリシロユメノツキならきっと、三冠も夢じゃない!

『……っ、不味い乗り遅れた!』

自分と同じ考えのトレーナーが彼女の元へと駆け寄っていく。新米の自分だ、早くアピールしないとベテラントレーナーに取られてしまう……!

そう思い、自分は駆け足で彼女の元へと向かった……。




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