【安価コンマ】オリウマ娘と共に season2
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255: ◆b0/EDFEyC136[saga]
2025/02/10(月) 23:12:49.74 ID:xhRDY5Fc0
――瞬間。ソレイユが吠える。

シーン……と、その場が静まり返る。俺も、そしてユメノツキもギョッとした目で彼女を見つめる。

ソレイユ「ええ、ええ!そうなんですねそうなんですか!嘘だと思いたかった、思いたかったのに……!ユメノツキさんはそんな……軟派な気持ちで……!」

ユメノツキ「軟派とは失礼ですね?ボクは――」

ソレイユ「三冠はそんな軽々しく口にするものじゃない!!!なんですか、三冠は当たり前、獲って当然って……三冠という名誉に、どれだけのウマ娘が思い焦がれて……!他のウマ娘の気持ちとか、考えないんですか!?」

ユメノツキ「……はぁ」

この人は何を言っているんですか?という視線をこちらに向けてくるユメノツキ。そんな彼女に目もくれず、ソレイユはまくし立てる。

ソレイユ「貴女なんかが三冠を獲れるわけがない!三冠はもっと色んなウマ娘の夢であって、貴女みたいな軽々しいふざけた理由で挑もうとするべきじゃない!!!」

ユメノツキ「……えっと。あー、その?いったん落ち着いてもらえますか?三冠って――別に夢とか想いとか理由で獲れるものでもないでしょう?」

ソレイユ「!」

ユメノツキ「強いウマ娘が勝つんです、強くて速くて運が良い――つまりボクですね?そこまでは理解できますか?ソレイユさん。それとも――――走りますか?ボクと?」

『えっ』

ソレイユ「……っ」

ユメノツキ「やっぱり疑いの眼でしか見れないウマ娘もいますからね、そういう人には――一発分からせてあげるのが一番なんですよ。その身をもって体験すれば分かるでしょう。三冠に必要なのはただただ実力だと――ウマ娘なら、レースで決着をつけるべきですよね?」

ソレイユ「わっ……!分かりました、分かりましたよ!やってやります!私が……私が貴女の――壁になってあげます!」

――喧嘩を売るとはまさにこういうシーンを言うんだろう。途中からなんと声を掛けてあげればいいのか分からなくなってしまった。
……キリシロユメノツキとエクラドゥソレイユ。ソレイユの方の走りはビデオでみただけだが――だが。

…………いや、まずは見よう。ウマ娘二人が走るのだから、まずは――その走りを。

ソレイユ「…………っ!」


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