【安価コンマ】オリウマ娘と共に season2
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135: ◆b0/EDFEyC136[saga]
2024/11/22(金) 00:25:36.17 ID:8pwELzu40
ユメノツキ「ごくごく普通の一般家庭ですよ、ボクも――オウカさんも」

『へえ、そうなんだな』

ユメノツキ「普通のサラリーマンに、普通の専業主婦。まあ、特に不自由したことがないのでそういう点では……感謝してますけど」

ま、三冠ウマ娘のボクという子供に対してそれくらい当然だとも思いますけどね。と、付け加えたようにそう喋るユメノツキ。

……なんだか少し嬉しそうに見えた。

ユメノツキ「ゴツい体の父と小さい体の母で、母はよくお菓子を作ってくれました。クッキーとかプリンとか……ケーキとかも作ることがありましたね?」

『お菓子作りか、じゃあもしかしてキミも作ったりするのか?』

ユメノツキ「三冠ウマ娘が手ずからお菓子作りなんてすると思いますか?ボクは食べる専門ですよ。父も食べる専門でしたので二人して母の作ったお菓子をよく食べてました」

『ああ……』

この子父親似か……まあ、ユメノツキがお菓子作りとかしてるイメージ湧かないもんな。

ユメノツキ「……もしかして今ボクのことバカにしませんでしたか?」

『……いや?キミは母親似なんだなぁと思って』

ユメノツキ「……!そ、そうですか。ええ、ええまあボクはウマ娘ですからね。それに父はよく食べ過ぎで増えた体重を気にして運動をするような情けない父ですから。ボクはそんなことありませんし?それに体も全然……」

すると、ペラペラとユメノツキは自分の両親の話を語り始めた。

母のクッキーを美味しいと言ったらそのクッキーばかり作るようになったとか、父とスイーツショップの食べ放題に行ったとか、野菜をそっと父の皿に置いたらバレて理不尽に怒られたとか……食べ物の話ばかりだった。

けど、まあ……。

『……仲の良い家族なんだな』

彼女が嬉しそうに喋っている姿は、なんだかとても安心できて良かったな。うん。

ユメノツキ「――普通ですよ、普通。これくらい」



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