【安価コンマ】オリウマ娘と共に season2
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113: ◆b0/EDFEyC136[saga]
2024/11/12(火) 23:19:57.57 ID:UvhBLqSQ0
ユメノツキ「――――ふぅ」

寮の大浴場から上がり体を拭きます。ボクとしては誰かと一緒にお風呂に入るとか、誰かに見られるとかあんまり好きじゃないんですけど……まあ、こればっかりはしょうがありませんよね?

自室のシャワーでもいいですけど、シャワーじゃなくて湯舟に肩まで浸かりたいですよね?トレーニング終わりは。

ユメノツキ「……」

するすると寝間着に着替える途中、脱衣所に置かれた体重計が見えました。

よく他のウマ娘たちが体重計に乗っかってわーきゃーぎゃーぎゃーと騒いでいる光景はトレセン学園ではきっと珍しくないでしょうね――はぁ、情けない。

ボクのような三冠ウマ娘くらいになると騒ぎません動じません。体重なんてちょーっとご飯を食べただけで増えてしまう数値、増減したところで何の影響もありません。

――というわけでその堂々とした振る舞いを他のウマ娘たちにお手本として見せてあげましょう。
ユメノツキ「よいしょ……」

みしっ……と、体重計が軋む音。体重がどの程度かを示す数値が一気に回転していきます。まあ以前変わりなく体重には変動なしと資料には記載を……ぉ?

ユメノツキ「……?」

……故障でしょうか?確かにこの体重計はだいぶ使い込まれていますから……なぜデジタルの最新式の体重計にしないのでしょう?今時アナログの体重計なんて、トレセン学園に来て初めて見ましたよ。ボク。

一度降りて、もう一度乗ります。

ユメノツキ「…………」

…………そういえば服を着ていましたね?衣服というのは案外重いものですから、ちゃんとした数値を測るためにも余計な重量は排除しなくてはいけませんよね?

再び、チャレンジ。

ユメノツキ「…………ひゅっ」

……………………。



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