もしもシャミ子が葬送のフリーレンの世界に飛ばされたら
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99:1[sage saga]
2024/11/01(金) 21:08:53.61 ID:4JAHijIv0
 
シャミ子「やらなきゃいけないこと……? あっ、そうだ人とまぞくの共存! すっかり忘れていました……あれ? なんでアソリちゃんがそれを知ってるんです?」

フリーレン「人と魔族の共存……?」

シャミ子「あっ、フリーレンさんにも話し忘れてましたか……えーと、どこから話せば……」

桃「待って、シャミ子。リリスさんから聞いたけど、それって確かシャミ子がこっちに呼ばれた……アソリっていったっけ。君は一体何者なんだ?」

 場の空気がピンと張り詰める。変わらないのは質問を投げかけられたアソリだけだった。何も分かっていないのか、もしくは――全てを把握しているからか。

 暗闇の中、アソリの表情は読めない。その顔に夜の闇を落とすことで、少女は無貌となっていた。

アソリ「私? 私はまあ、言うなれば――被害者ってやつかな」

シャミ子「被害者……?」

 その問いに直接は答えず、アソリはゆっくりと右腕をあげた。水平に伸ばされた腕。人差し指がぴんと伸ばされ、ある方向を指向している。なんとなく、その場にいる全員がそちらへ頭を向けた。

 奇しくも朝日が昇り始めていた。水平線から巨大な光の塊が顔を覗かせ、夜を退散させていく。



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