もしもシャミ子が葬送のフリーレンの世界に飛ばされたら
1- 20
7:1[sage saga]
2024/11/01(金) 18:39:52.45 ID:4JAHijIv0
◇勇者ヒンメルの死から31年後 北部高原エルンスト地方

 べちゃり

シャミ子「ほぎゃっ! 高所から落下したような痛みと衝撃が!」

シャミ子「いたた、背中打った……あれ? 足元が地面……ここ屋外ですか?」

シャミ子(道の真ん中……っぽいです。舗装もされてないですけど。周囲は見渡す限り草原、森、遠くに山……明らかにご近所じゃありません)

シャミ子「っていうか太陽出てる! さっきまで真夜中だった筈なのに! これは……もしかして……」

シャミ子「……凄い長い間寝てた?」

ごせん像「違う違うちがーう!! 例の穴の先がここに繋がってたのだ! 出たら既にこちらは昼だったのーだー!」

シャミ子「え、その声は……ああっ、ごせんぞ! ごせん像フォーム! どうしてここに?」

ごせん像「うむ。桃やミカンの助けが来るまで、余の握力がもたないと思ってな。とっさに枕元にあった始祖像となんとかの杖を穴に投げ込んだのだ」
ごせん像「またまたダサ像に戻る羽目になったわけだが……穴が閉じかけていて、等身大依り代では入れなかったから……」

シャミ子「あ、お父さんの杖! す、凄いですごせんぞ! ファインプレーです!」

ごせん像「そ、そうか? ふははは! そうであろうそうであろう! 余の機転を褒めまくると良い!」

シャミ子「で、ごせんぞ。ここはどこですか? どうやったら帰れますか?」

ごせん像「皆目見当もつかん。というか、余達が住んでた世界じゃないっぽいぞここ」

シャミ子「ええ!? 確かに桜ヶ丘じゃないみたいですけど……異世界転生なんですか?」

ごせん像「転生はしておらんだろう別に……空気中に存在する魔力が濃すぎる。余が封印された頃でもここまでではなかったぞ」

シャミ子「ほえぇ……くーきちゅーのまりょく……」

ごせん像「そう。というかお主も感じぬか? ここまで濃厚な魔力が漂っているというのに……」

シャミ子「えっ? うーん、まりょくーまりょくー……はっ、そういえば空気がそこはかとなく美味しい気がします!」

ごせん像「いや、もうよい……魔力感知能力がゲロ弱でも、お主には他に良い所がいっぱいあるからな……」

シャミ子「すみません、精進します……」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
141Res/228.19 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice