もしもシャミ子が葬送のフリーレンの世界に飛ばされたら
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50:1[sage saga]
2024/11/01(金) 20:02:53.55 ID:4JAHijIv0
 
◇アソリの家

アソリ母「それでね、シャミ子ちゃんは毎日お水を出してくれるし、お料理も手伝ってくれて……」

フェルン「なるほど……聞いてる分には良い子そうですね……」

シュタルク「水出してくれるのもいいなぁ。水袋って地味に重いんだよ」
シュタルク(まあ魔族の出した水は怖くて飲めねえけど……)

アソリ母「そうでしょ? 水汲みの仕事って朝一にやんなきゃだから前は起きるのが憂鬱で……」

フェルン(フリーレン様がこの村の魔族について情報を集めておこうというから、魔族が根城にしている家に来ましたが……)

シュタルク(なんか親馬鹿話を延々と聞かされてる気分だなぁ……これってなんかの参考になるか?)

フェルン(さあ……ただ、相手が単独でないと分かったのは思わぬ収穫でした)

シュタルク(ご先祖様って奴か。っても石像に封印されてるんだろ? 実質ひとりじゃねーか)

フェルン(会話が出来るようなので、通常の封印とは違うようにも思えますが……その辺を聞こうにも……)

フリーレン「……」

フェルン(見ての通り、フリーレン様は魔法の解析で手一杯です)

シュタルク(口半開きで虚空を見つめてる……晩年のおばあちゃんかな?)

フェルン(おばあちゃんは禁句ですよ……)

アソリ母「……ねえ、フェルンさん達は魔法使いなんだよね? やっぱり、その……シャミ子ちゃんを退治しにきたの?」

フェルン「え? ええと、その……どうなんですか、シュタルク様」

シュタルク「え、俺ぇ!? いやまあ、そりゃあ魔族は退治しないと……」

アソリ母「でもさ、シャミ子ちゃんは私たちをダイアウルフから助けてくれたし、とってもいい子なんだ」
アソリ母「噂じゃ魔族は人を食べるって聞いてたけど、シャミ子ちゃんは普通のご飯を食べてるし……」

フェルン「確かに魔族は人以外も食べられますし、それで生きていくこともできますが……」

アソリ母「なら!」

シュタルク「あー、でもさ? その魔族が嘘をついてるかもしれないぜ?」
シュタルク「旅の途中で、ある町と和平を結びたいって言ってきた魔族がいたんだけど、やっぱり嘘だったってことがあって……」

アソリ母「大丈夫だよ、シャミ子ちゃんはアホの子だから嘘なんてつく頭は――」


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