もしもシャミ子が葬送のフリーレンの世界に飛ばされたら
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41:1[sage saga]
2024/11/01(金) 19:53:11.04 ID:4JAHijIv0
 
ごせん像「それについてはおいおい考えていくとして、目下の脅威は魔法使いの方だな」
ごせん像「まぞくを討伐しながら北方諸国を巡回しているらしい。余達も見つかったら危険だろう」

シャミ子「フレッシュピーチハートシャワーとか使ってくるんでしょうか……」

ごせん像「こんな村だからな。魔法使いに関する具体的な情報はほとんどなかった。どんな戦法を使ってくるのかも不明だ」

シャミ子「……そもそも平和な村には魔法使いなんてこないのでは?」

ごせん像「確かに可能性としては低いであろうが、用心するにこしたことはあるまい」
ごせん像「余達にできるのは隠れていることくらいだろうがな。幸い、村人たちからの余達に対する評価は悪くない。匿ってくれることを期待しよう」

アソリ「シャミ子ー、そろそろ暗くなってきたから寝るよー」

シャミ子「あ、アソリちゃん。分かりました。すぐ片付けちゃいますので」

アソリ「あいあい。ところでシャミ子は明日暇かい?」

シャミ子「? そうですね。畑の草取りは今日やりましたし……」

アソリ「じゃあさ、明日鹿狩りにいかない?」

シャミ子「えっ、アソリちゃん鹿狩れるんですか?」

アソリ「いや無理。弓持ってるの猟師のおじさんだけだし。でもさ、シャミ子なら魔法で仕留められない?」

シャミ子「え、どうでしょう……ミカンさんの武器コピーモードならいけるかな、矢だし」

アソリ「お、いける感じ? いやー、実は結構前から考えてたんだよね」
アソリ「でも村の皆がシャミ子に慣れるまでは魔法とか使わない方がいいと思ってさ。いまなら大丈夫っしょ」

ごせん像「こやつ、意外にしたたかだな……猟師がいると言っていたが、勝手に狩って良いものなのか?」

アソリ「明日、猟師のおじさんに許可は貰うよ。多分大丈夫だと思う。仲良いんだ。たまに解体手伝ったりするし」

ごせん像「ならば良い。領分を侵して余計な軋轢を生みたくはないからな」

シャミ子「ちょっと待ってください。なんか狩る流れになってますけど、私が鹿撃つんですか?」

アソリ「頼むよー、シャミ子。病弱な母さんに肉を食わせてやりたくて……」

シャミ子「アソリちゃんのお母さん、夕食のスープ2杯くらいお代わりしてませんでした?」

ごせん像「やるのだシャミ子よ。余もお肉が食べたいぞ。ベジタリアンな生活からはおさらばだ」

シャミ子「ごせんぞまで……いや、でも生きてる鹿撃つんですよね? 鹿は角が生えてるので実質まぞく……」

ごせん像「しかしお主、この前牛肉は食べていたではないか」

アソリ「え、シャミ子牛肉食べたことあるんだ……いいなぁ。私みたいな寒村の住人はきっと一生食べることはないんだろうなぁ。せめて鹿肉食べたいなぁ」

シャミ子「うぐぐぐ……分かりました! 頑張ってみます!」

ごせん像・アソリ「いえーい!」

 ……そういえば明日でもう一週間になりますが、私をこの世界に呼びつけた人は一向に姿を現しません。

 もしかしたら魔法少女とかに狩られてしまったんでしょうか?



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