もしもシャミ子が葬送のフリーレンの世界に飛ばされたら
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36:1[sage saga]
2024/11/01(金) 19:48:23.85 ID:4JAHijIv0
 
◇村の広場

 がやがや

アソリ「ほらシャミ子、みんな待ってるよ。目を開けて目を開けて!」

シャミ子「むにゃむにゃ……おはようございます」

村人「あらアソリちゃん。今日もシャミ子ちゃんの手を引いて……妹でもできたみたいねぇ。すっかりしっかり者になっちゃって。前は水汲みもよくサボってたのに」

アソリ「やめてよそんな話ー。それより待たせちゃったかな? できるだけ急いだんだけど……」

村人「いいのよ。シャミ子ちゃんのお陰で、だいぶ楽になったもの。それじゃあシャミ子ちゃん、今日もお願いできる?」

 朝、村人の人たちは日が出ると同時に瓶をもってめいめい川へ向かうのが習慣でしたが、最近は広場に集まります。

シャミ子「<みずのつえ>ー!」

 ……こうして杖から出したお水を配給するのが、私の朝の仕事になりました。

 毎朝村人全員が来るわけではありませんが、なかなかの重労働です。魔力鍛錬にもなります。きたえられます。

村人「シャミ子ちゃんが水を出してくれるようになってから、朝の時間に余裕ができたわぁ」

村人「それにシャミ子ちゃんのお水、川の水と違って生臭くないのよね。スープが美味しくなった気がするの」

村人「ありがとうねぇ、シャミ子ちゃん。わたしゃ最近水汲みの仕事が辛くて辛くて……」

 まぞくの水は煮沸しなくても飲めるので、薪の節約にもなると好評をいただいています。ありがたいかぎりです。


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