もしもシャミ子が葬送のフリーレンの世界に飛ばされたら
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11:1[sage saga]
2024/11/01(金) 18:43:19.64 ID:4JAHijIv0
 
◇街道 夕方

ごせん像「とかなんかとかやってる内に日が暮れてきたな……」

シャミ子「あれからかなり歩きましたが、やっぱり誰ともすれ違わないし、人里っぽいものも見えません……」

ごせん像「このままだと今夜は野宿か……?」

シャミ子「でも杏里ちゃんが、冬の山で寝ると死ぬって言ってましたよ? あっ、もしかして草原なら大丈夫ですか?」

ごせん像「いや、普通に死ぬと思うが……お主も寝てる間は危機管理モードを維持できまい。あの薄手のパジャマに戻ってしまうぞ」

シャミ子「……あれ? 結構大ピンチなのでは?」

ごせん像「なーに、余に任せよ。シャミ子よ、杖を何かに変形させて火とか出せるか?」

シャミ子「えーと……できますよ。ほらチャッカマン」

ごせん像「よしよし。ではいざとなったらそれで草っぱらに火を点けよう。良い感じに乾燥してるから簡単に燃え広がるであろう」
ごせん像「暖かくなるぞ〜。まあ新聞に載るレベルの大火事になってしまうかもしれんがそこはそれ」
ごせん像「むしろ誰かが火を見て駆けつけてくれる可能性すらある」

シャミ子「洒落抜きで投獄コースじゃないですか!? 駆けつけてくるのは消防士さんと警察官さんです!」
シャミ子「却下です却下! ほら、<おやつタイムの杖>! はい、暖かい紅茶が出ましたよごせんぞ! お供えです!」

ごせん像「ずずず……うーむ、ショウガ入りか。これは温まる……」
ごせん像「……うん? なあシャミ子よ、お主これ」

『――たすけてぇえええええ!』

シャミ子「! ごせんぞ! 悲鳴です! 人の声です!」

ごせん像「言葉は分かるのだな。たまさか同じ言語なのか、魔力契約の影響か……」

シャミ子「そんなことより助けにいかないと! 尋常じゃないですよあの声は!」

ごせん像「いやちょっと待て、助けてってことは何かに襲われてるわけで――あああ揺らすな揺らすな紅茶が逆流するぅぅうう……」


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