もしもシャミ子が葬送のフリーレンの世界に飛ばされたら
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103:1[sage saga]
2024/11/01(金) 21:13:53.89 ID:4JAHijIv0
 
 あれから数日後。フリーレン一行とせいいき桜ヶ丘組は修復作業の為、村に滞在していた。魔法使い二人、魔法少女二人という超馬力の存在のお陰で、村の復旧は急ピッチで進んでいる。

 『村を襲ったのはシャミ子とは別の魔族で、桃達はそれを追っていた戦士と魔法使い。シャミ子とリリス、およびウガルルは人と共存しようとする良い魔族』

 結局、あの日の出来事はそんなカバーストリーで誤魔化すことになった。

 フリーレンと桃の戦闘は村人に目撃されていたが、村人は家から飛び出してすぐに眠らされた為、桃の姿は見ていない。

 彼らの認識としては、フリーレンが"何か"と戦っていたというものであった為、そこに架空の魔族の存在を当て嵌めたのだ。家を壊した責任もその魔族に全部負わせた。

ガタイのいい村人「おう、アソリにシャミ子ちゃん! 頑張ってるな! さっきミカンちゃんが鹿を大量に仕留めたから、今夜は肉が振る舞われるってよ!」

アソリ「おっ、ラッキー! こんな調子なら、シャミ子達ずっと村にいてくれればいいのにな!」

シャミ子「あははは……」

 夢魔の力が解けた為、村人達が抱いていたシャミ子への猜疑心が復活するのではという心配は――結論からいえば杞憂となった。

 あの夜以降も、村人からシャミ子への態度が変わることは無く、友好的な関係を維持している。

しおん「シャミ子ちゃんの能力は、いまはまだ深層心理に働きかける程度のものだから……シャミ子ちゃんがこの村で一生懸命お手伝いしてたのは村のみんなが見てたんでしょ?」
しおん「根拠のない猜疑心と、実在する記憶なら後者が勝つってところだろうねぇ」

 と、合流したしおんはそんな仮説を立てていたが。

 誰も気にしていないが、復活した桃のトラウマもいつの間にか消えていた。<かいふくのつえ>の効果なのだが、その事実には誰も気づいていなかったりする。

リリス「――そして余の張ったバリアが、邪悪な魔法使いの魔法を防いだ! びびびー! カキーン! ふははは、余は無敵! 最強!」

子供達「うそくせー!」「せきぞうの時のがまだかわいげがあった」「なんでおねえちゃんは働いてないの?」

リリス「余は特権階級なので労働を免除されているのだ! くくく、羨ましかろう!」

アソリ母「リリスさーん? ゴミ捨ては終わったんですかー? 働かざる者食うべからずですよー?」

リリス「あっ、はい。いまやりますー……」

子供達「だっせー」「こんなおとなにならないようにしよう」「おてつだいしにいこう」



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