108: ◆VLsOpQtFCs[saga]
2024/10/09(水) 14:55:11.10 ID:Uilm7vzvO
『余は この光線銃で 下僕を増やしている 見たことはあるか 余の軍勢を』
軍勢?
そういや見たことないな。
『ならばついてこい 見せてやる』
そうチャットを送ったベーダモンは、ウニョウニョという奇声を発し始めた。
すると…
蛾と蜂を足して二で割ったような姿の昆虫型成熟期デジモン、フライモンが舞い降りた。
ベーダモンのお気に入りの手駒だそうだ。
『乗れ』
私はデジドローンをフライモンの上に移動させた。
ベーダモンもフライモンに乗り、奇声を発した。
すると、ベーダモンとデジドローンを乗せたフライモンは飛び立った。
やがて…
ベーダモンの拠点が見えてきた。
なんと言えばよいだろうか…
土でできた、大きな砦である。
そこに十数体のデジモンがいた。
ガジモン、グルルモン、セピックモン、などなど…。
これら全員ベーダモンの洗脳光線で操られた下僕か。
『こいつらには 食糧調達や 砦の建設を命じている 驚いたであろう 汝ら』
…正直あんま驚いてないけど黙っておこう。
機嫌損ねたら嫌だし。
『これぞベーダモン文明だ』
ベーダモンは誇らしげに言う。
「いや…これ別に文明じゃないッスよね?」
し…シン!何を!?
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