949:名無しNIPPER[sage]
2025/04/13(日) 21:40:48.78 ID:YSr8nhiJ0
9
950: ◆UEqqBEVZVY[saga]
2025/04/14(月) 01:06:09.84 ID:OW9FxR1r0
本日はここまでです
ありがとうございました
951: ◆UEqqBEVZVY[saga]
2025/04/14(月) 19:34:43.49 ID:7VsEFsOWO
熱気に当てられた体を冷まそうと、
男は教会の中へと入っていった
運び込まれた照明はわずかで、
薄暗い中、気弱少女は祭壇に向かっていた
952: ◆UEqqBEVZVY[saga]
2025/04/15(火) 02:49:51.43 ID:7JJ6JBca0
男「うん?」
気弱少女「こんなに美味しいものですから……神様にも捧げないと」
953: ◆UEqqBEVZVY[saga]
2025/04/15(火) 02:55:58.14 ID:7JJ6JBca0
気弱少女「……私も、なんとなく捧げてるだけですから。なにが欲しいのかなんて、分かりません」
男「……そうか、確かにそうかもな」
気弱少女「あなたは、分かるんですか?」
954: ◆UEqqBEVZVY[saga]
2025/04/15(火) 02:57:05.00 ID:7JJ6JBca0
本日はここまでです
ありがとうございました
955: ◆UEqqBEVZVY[saga]
2025/04/15(火) 19:58:35.90 ID:DkrGi2V+O
気弱少女「こんなに多くの人と過ごすなんて、初めてかもしれません」
男「……確かに、その歳だとそうかもな」
気弱少女「あの子は、慣れてそうでしたけどね」
956:名無しNIPPER[sage]
2025/04/15(火) 20:22:06.60 ID:UWeDFG6W0
……元々は帝国で秘密裏に様々な人体実験を行う為に集められた孤児でした……
あの子とは同じ時期に『実験体』に選ばれた事もあって幼馴染や血の繋がらないきょうだいに仲が
良かったです。
957: ◆UEqqBEVZVY[saga]
2025/04/16(水) 00:51:20.95 ID:/ruBGtX80
気弱少女「……元々は帝国で秘密裏に様々な人体実験を行う為に集められた孤児でした……」
男「えっ……」
958: ◆UEqqBEVZVY[saga]
2025/04/16(水) 00:55:47.49 ID:/ruBGtX80
その内容について聞くことは、当然憚られた
気弱少女「……彼は芯のある人です、生き延びたのも、納得できますね」
959: ◆UEqqBEVZVY[saga]
2025/04/16(水) 00:57:00.37 ID:/ruBGtX80
本日はここまでです
ありがとうございました
960: ◆UEqqBEVZVY[saga]
2025/04/16(水) 19:48:09.97 ID:/ruBGtX80
気弱少女「そうでしょうか?」
男「あぁ、そうさ。神様がいるんなら、そういうこともあるだろう」
気弱少女「そうですか……あっ」
961: ◆UEqqBEVZVY[saga]
2025/04/17(木) 01:10:36.79 ID:LbyQd9rM0
彼女は祭壇の前に歩み寄ると一礼して、
その皿を取り上げた
男「食べ終わったんだな」
962: ◆UEqqBEVZVY[saga]
2025/04/17(木) 01:20:21.30 ID:LbyQd9rM0
本日はここまでです
ありがとうございました
963: ◆UEqqBEVZVY[saga]
2025/04/17(木) 19:46:54.78 ID:LbyQd9rM0
それから、集まった皆は一旦野宿をした
子供たちだけは教会で寝かせたが、
まだ中の片付けが行き届いておらず、
ほとんどの場所で人が寝るには適さないためだった
964: ◆UEqqBEVZVY[saga]
2025/04/18(金) 00:26:48.99 ID:wkzOvk0k0
氷魔「……どうしたんですか……?」
いつも、彼が料理をしているときは楽しそうだ
真剣な表情をしていることこそあれ、
965: ◆UEqqBEVZVY[saga]
2025/04/18(金) 00:31:26.00 ID:wkzOvk0k0
やる気「珍しいっすね?」
野宿で固まった体をほぐしながら、
やる気も起きてきた
966: ◆UEqqBEVZVY[saga]
2025/04/18(金) 00:48:16.93 ID:wkzOvk0k0
本日はここまでです
ありがとうございました
967: ◆UEqqBEVZVY[saga]
2025/04/18(金) 18:46:16.88 ID:LfB3TRTAO
やる気「多分、あいつらの信仰する神はここにいるっすからね」
ぶりっ子「害意を持つ人が来たら、雷で焼いてくれますしねぇ」
怪盗「でも、折角教徒の主導権を得たんですから、むざむざ捨てるのは惜しい気もしますよ」
968: ◆UEqqBEVZVY[saga]
2025/04/19(土) 03:20:41.21 ID:1wwSFThK0
狙撃少女「男さんはどこにいるんですか?」
大体、意思決定を行う場に彼は現れる
だが、今日は現れていなかった
969: ◆UEqqBEVZVY[saga]
2025/04/19(土) 03:25:56.22 ID:1wwSFThK0
本日はここまでです
ありがとうございました
969Res/314.27 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20