6:名無しNIPPER[saga]
2024/09/07(土) 12:13:35.61 ID:d5CFnAaM0
一先ず、ハルヒを突っ伏した状態に戻し、わらわらと団長席の周辺に集まった団員の一人に話しかける。
「古泉、説明しろ」
不測の事態。こういった事態に我先にと説明をしたがる副団長様にこちらから先手をうってやる。
ほら、お前の得意分野だぞ。
「……いやはや、これは一体どういうことでしょう」
「分からないのか?」
「お恥ずかしながら、皆目見当つかずです」
こいつをもってしても皆目見当がつかないだと?
得意の説明口調はどこへやら、アルカイックスマイルを崩さず、朗らかに古泉は答えた。
「長門はどうだ? 何か分からないか?」
「分析中。しかし、すぐに解が出ることはない」
長門大明神様をもってしても、か。
となると最後は……。
「す、涼宮さん、どうしちゃったんですかぁ」
愛らしい先輩は今日も愛らしい。どうやらこうなる未来もご存知でなかったようだ。
つまり、この状況は───
「……やれやれ」
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