【ダンガンロンパ 】ダンロンでほのぼのと百合百合したい2
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◆AZbDPlV/MM
[saga]
2024/08/27(火) 01:33:16.34 ID:inNpO9Kb0
七海 「今日はどうだったかな?」
帰り道。負けた怒りが落ち着いたらしいセレスさんに訊ねてみる。
セレス 「そうですわね……とりあえず、格ゲーはまたリベンジしますわ」
うーん……まだ落ち着いてなかったか。さすがはギャンブラー。ホントの感情は隠してたみたい。
セレス 「ですが、やはり運より実力がモノをいわせるゲームですと、わたくしの才能も形無しのようですわね」
ふぅ、っと溜息を吐きながらも、これまで謎になっていた問題の答えが見つかったことで、すっきりしたようにも見える。
七海 「検証のお役に立てたようで、なにより」
七海 「それに、一緒に遊べて楽しかったよ」
クレーンゲームで獲れた、セレスさんと色違いの人形を顔の前でゆらゆら揺らす。
セレス 「その人形以外、わたくしのプレイの見学をしていただけではありませんか」
セレス 「楽しかっただなんて、ご冗談を」
七海 「プレイはしていなくても、見学するだけで充分楽しかったよ」
七海 「ゲームにはそういう良さもあるのです」
セレスさんは瞳を斜め上に動かして、なにかを思案してから頷く。
セレス 「オッズが絡む賭博の行方を見守るような楽しさでしょうか?」
セレス 「それでしたら、確かに手に汗握るほどの熱と高揚感が生まれても不思議ではありませんわね」
七海 「それは……違う……と思うよ?」
セレス 「でしたら、やっぱり解りませんわ」
理解できないと肩を竦めてしまうセレスさん。解らなくても、それでいい。時間を共有できたことで、仲良くなれる一歩になるかもしれないもんね。
七海 「気になるゲームでもあったら、また誘ってね」
セレス 「そうですね。いつか麻雀ゲームもやってみたいですし」
七海 「そうだ。今日やった格ゲー、ゲーム本体、ソフトとアケコン貸してあげるから、みっちり練習してリベンジしよう!」
セレス 「ふふふっ。わたくしよりも燃えてませんか?」
七海 「あわよくば沼に……」
セレス 「まぁ、恐ろしいですわ」
今後、セレスさんとの接点がもっと増えて、ゲーセン仲間になってくれないかなーなんて願いながら、寄宿棟まで帰った。
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