【ダンガンロンパ 】ダンロンでほのぼのと百合百合したい2
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28: ◆AZbDPlV/MM[saga]
2024/08/25(日) 16:06:42.10 ID:+0/HhRkw0
澪田 「ひゃっふーいっ!! さやかちゃんとのカラオケだーっ!!」

舞園 「はりきってますね、澪田さん」

 部屋に入るなり、真っ先にマイクを手にした澪田さんの第一声に、私は荷物や飲み物を置きながら笑う。

澪田 「だってだってー! さやかちゃん忙しい人っすから、なかなか捕まってくれないじゃ、ないっすかー!」

澪田 「待望のデートっすから! テンションだだあがりっすよ!!」

澪田 「このまま帰さないぜ⭐︎」

舞園 「うーん。それは困りますね。お店にも迷惑かかっちゃいますよ」

 ウインクをしながらの帰さない宣言に、本気の返しをしてながら、操作パッドを澪田さんに手渡す。

舞園 「でも、ずっと私とのカラオケを熱望してくれていましたからね。私もやっと澪田さんとの時間がつくれて嬉しいです」

舞園 「明日もオフですし、今日は時間いっぱい遊びましょう!」

澪田 「くっはー! さやかちゃーん! 今夜は寝かさないぜー!!」

舞園 「さすがに澪田さんの無尽蔵な体力には追いつけないですよ、私」

 澪田さんは私に抱きついて、ゆらゆら揺れる。とても無邪気で、裏表のない可愛い人だなと、自然と微笑んでしまいます。

舞園 「曲、入れなくていいんですか?」

澪田 「ふっふっふっ……今日はオールデュエットでいくっすよ」

 なぜか内緒話をするような小声と仕草でそう言った後、にやりと笑いました。

舞園 「オールデュエットっ!?」

 澪田さんのパワフルさには驚嘆してしまいます。さすがに喉が潰れてしまうかもしれません。

澪田 「一曲目は、さやかちゃんのグループの曲いっちゃうっすよー!」

澪田 「ほらほらぁ! さやかちゃんもマイク持って持ってっ!!」

舞園 「は、はい」

 勢いに圧されつつマイクを受け取ると、スイッチを入れて準備をする。そこで澪田さんに肩を組まれて、カメラを向けられる。

澪田 「さやかちゃんとのカラオケ記念っすー! イェーイ!!」

 澪田さんの猛攻が止まらない。今の澪田さんを止められる人なんて存在するのでしょうか? 存在するのであれば、きっと猛獣を飼い慣らすくらいの猛者に違いありません。
 でも、この天真爛漫さに、癒されて元気を貰えていたりします。呆気にとられたりもしますが、遠くにいても、澪田さんのはしゃぐ声が聞こえてくると、誰と何をしてるんだろうって微笑ましくなったりと、ついつい気になったりしちゃいます。

 同じ音楽業界にいながら《希望ヶ峰学園》に通っているという接点がなければ、こうして遊ぶようなこともなかったんだろうなと思うと、選抜してくれた《希望ヶ峰学園》には感謝ですね。

澪田 「間奏の間に曲入れちゃうっすー♪」

 次々にリクエストが表示される画面に戦慄する。
 私の喉……保ってくれるでしょうか?





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